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[ 炸裂弾を射ち込む。
炸裂弾を射ち込む。
炸裂弾を射ち込む。
頭上からの攻撃に、化け物は怯み始めました。再び、右腕を変化させ、荷電粒子砲を化け物へと向けます。発射口先端がモストグリーンに発光します。]
《手助けはしなくても》
[ 見えた機影に通信を送りかけた所、その機影からミサイルが放たれました。僕は、荷電粒子砲を化け物に対して放ちながら、ハチソンナイフを迎撃ミサイルへと変化させ、射出します。]
[ 機影から放たれたミサイルは、僕のすぐ間近で爆発しました。スラスターの制御を一時失い、放り出されます。]
心を砕かれた、人ですか。
[ 海面近くで漸く体勢を立て直し、彼方の空を見上げました。救星軍移動基地からの応援ではなく、「人でありながら集積体に味方する人」。
再びミサイルが集積体を覆う壁へと放たれたのを見て、僕もまた迎撃ミサイルを放ちました。同時に、僕自身も機影へ向けて飛翔します。]
[ただ目前に迫る恐怖だけをひたすらに感じていた。
惨めなほどの無力。かつて微かに惹かれたことを悔やむほどのおぞましさ。
迫り来る。
掴まれた手が。胴が。するりと背を撫でる異形。
走ったのは、もはや痛みではなく熱だった]
ぃ、やっ……。
あぁあ!
[空が。とても近いと。
自分の喉から漏れている悲鳴さえ遠くに感じているのに、むなしいほど夏空が近かった]
…………行ってもーた。
[歳若い医療従事者が緊急信号を受けて喫茶店を立ち去った時、
男はカウンターに頬杖をついていた。
それにしても律儀な人、という店主の呟きの声色からすると、
どうやらそれなりに気に入られたようだ]
あぁ、律儀やな。
それに贅沢は敵やあらへんのをよー分かっとる。
[だが男は無糖派である。
ざり、と灰皿に煙草を押し付けて火と煙をもみ消す。
代わりにわだかまる思いがあった]
浜辺………って確か、
[迷子のようなガキもとい神父がいたはずの場所。
数瞬動きを止めた後出てきた言葉は、]
[霞む視界のなか、街へ迫る触手と、ぼんやりと人影がちらりと映る]
は、――。
ゃだ、みんなが……。
たすけて、とめて……。
[みじろぐと、鈍った感覚がわずかに戻る。
ひゅうと息を吸った]
くっそ、次から次に心臓に悪いことばっかり起こりおって、
今日は厄日か!
[ブラックの珈琲を慌てて飲み干すと、手提げ鞄を開けつつ入り口まで駆け足で到達。
ふと店主の方を振り返り、自分を指差しつつ告げる]
あぁ、言い忘れとったけど、今日は奢るつもりで来たんや。
釣りはいらんっつーことで、宜しくな。
[鞄から取り出した財布をカウンターにぺいっと放って、
男は喫茶店をあとにした]
[ ミサイルの雨が横殴りに絶え間なく降り注ぐ中、僕は機影の翼を狙います。慎重に計算を行って。]
貴方を殺す訳にはいきません。
[ 右腕を変化させ放った小型のミサイルは、翼に着弾。水平飛行から、酷くバランスを崩します。僕はそれに追いすがって。]
[ 一瞬の判断。右腕を元に、左腕を高電磁ナイフに再び変えると、コックピットを空中で露にする為に切り裂きました。
海面が迫ってきます。
パイロットを座席に拘束するシートベルトを引き千切り、元に戻した左腕も使って、両腕で男性を救出します。けれども、その時には。]
[ 男性を抱きかかえ、叫ぶ。]
ターン・オーバー!
[ 男性を守るように、僕の体全てが変化します。男性を中心に、汚染された海を隔てる丸い球体の壁を作り、海に落ちて。]
[ やがて、丸い球体と両側に翼を備えた姿が、海面に浮かび上がりました。翼だけを海面上にあげて、噴射を行います。
成人男性一人を内側に抱え、灼き爛れた触手が漂う海を後に、一度陸地を目指しました。]
[ 彼を、助ける為に。]
………………あーあ、
[厄日だ。やっぱり厄日だ。
喫茶店を出て直ぐに、おぞましい七色の肉塊を視界に捉えた男の中を、
しばらくそんな思考がループしていた。
我に返り浜辺の方へ向かえば、肉塊はさらに大きく見える。
それをなるべく視界に入れないようにしつつ、歳若い医療従事者の姿を見つけると、]
フラン嬢ちゃんは無事か………っておらんな。
いったいどうなっとる、
[そして、ふいに視界に入れてしまったがためか、傍らの青年に言われたがためか。
男は気付いた。
おぞましい七色の肉塊が夏の青に向けて掲げている少女が“誰”なのか]
あそこに――、……
[説明できるだけの言葉はなかった。
それがなくとも充分に理解できる状況でもあった。]
何なんですか、あれ……
どうやって……どうやればフランを……
[端末を先程見たが、心拍数が弱まっていた。
今はどうなっているのか見たくもない。
少女を助けるための手段が見当たらない。
人など通りすがる様子はなかった。]
[毒素を孕む虹の霧を纏わせ、集積体は海原を往く。
射ち込まれた幾つもの黒洞爆弾は、泡を消失させ、或いは光を吸い込んだようだ。内側に潜り込んだ爆弾は、膨大なエネルギーを泡(あぶく)で包み込まれて吸収、或いは物理的に素通りしてしまったように消えてしまう。]
[狙い撃つための重火器がない。
手を取るための梯子もない。
対策を講じるための知識もない。
ならば、医療者の自分に、
常に後手に回る自分にできることはないのではないか。
投じるための石を拾おうにも、足元は砂でざらついていた。
ただそれだけだった。]
[否。
動きはあった。
まるで分裂するかのように、球体の外回りが隔たり、空間より消失してしまったのだ。攻撃が効いたようにも思えるが、リュミエールの解析結果には、高エネルギー反応の値は上昇していると出るだろう。]
[集積体が、リュミエールが現界させたハニカム構造の黒い物質によって覆われれば、そのままで陸地へ向けて浮遊し続ける。虹の霧は、次第に拡散して行った。]
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