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私は、そう思いません――。
死に絶えた生物の代わりに新しく生まれた命があった。
海も色を変えただけで、枯れた訳ではない。
夜空に輝く星は今も変わらず。
ただ、地球から人が居なくなる、それだけのことでしょう。
世界は人の為に存在している訳ではない。
人にとって集積体の齎した変化は多大なものだったでしょう。
けれど、きっと集積体にとって、
いえ、神にとって、地球にとっても、宇宙から見てもそれは――。
[少女の言葉を>>73>>75を耳を傾けている内にまた頭がぼんやりとし始めたのを感じた。それでいて、ひどく頭が重かった。少女の声がガンガンと頭に響く。
まともな思考が働かず、しばらくの間、ぼんやりと少女を見つめた。口から思考が垂れ流れるのを止められなかった。少女の言葉に>>73言い返す。>>79
信仰を否定され、とても必死だったように思う。かなり追いつめられた表情をしていた。
目の前の少女と違い、…にとってそれが全てだったから。
早口に言い切って、ようやく虚ろな視線を巡らせた。
そしてぼんやりとした視界に入ったのは、変わり果てた手だった。]
[追い詰められた表情からは、切迫感が感じられて。なんとなしの違和感が、徐々に強まっていく]
ジムゾン、さん……?
[信仰しかないから何処までも行けるのだと語った神父。宗教の無知など関係なく、彼が信じるものは自分が思っているものと違う、と直感した。
冷や汗が背を伝う]
地球から人が居なくなるのが、『それだけのこと』?
――あなたが、信じているものは、なに……?
[虚ろな目と、異形となった手。
数瞬、場が凍った]
[あまりに理解が及ばない時、咄嗟には悲鳴をあげることすら出来ないと知った。
不可思議な変化ののち、襲いかかってきたそれから辛うじて逃げ、ぺたんと座り込む]
ぁ……なに、これ……。
いやっ、来ないで!
きゃあぁあ!
[右腕を掴まれ、締め上げられる圧迫感と焼けるような痛みに、ようやく声を出せた。
爪を立て、引き上げられた勢いを利用して振りほどく。
生々しい色をした肉を露出させたそれが、次第に七色に輝きはじめたのを見て、投げ出されたままに後退りながら悟る。
――これは、虹色の滅びに属するものだ。
空っぽのさみしさにうちひしがれた時、右腕が疼いた時、一時だけ元へ戻った海が再び汚染された時。
七色の海に、奇妙に惹かれたこともあった。けれど、今やおぞましいものにしか感じられない]
[咄嗟に紺色のコートを投げ掛け、ジムゾンの視界を塞いで浜辺を転びそうになりながら走った。
恐怖とあちこち歩き回ったせいで、膝がガクガク揺れる]
フラットさ……。
でも、こんなとこに呼ぶなんて……。
[砂を蹴りながら、端末に表示された、緊急の病人が出た時のための連絡先を見つめる。――巻き込んでしまう。
でも、こんな状態のジムゾンを、他に人がいる場所へ行かせる訳にもいかない。一人でどうこう出来る気がしない。怖い。……どうすればいい?
青いカードをギュッと握りしめ、手放さないように懐にしまいこむ。
躊躇いに鈍ったために追いついた異形の手に弾かれる直前、端末はフラットへのSOSを発信していた**]
[何が起こったのか瞬時には理解出来なかった。
突然視界に現れた奇妙なもの。生々しい色をした肉を露出させたそれが、次第に七色に輝きはじめた。
それは集積体が現れて、死に絶えた生物の代わりに新しく生まれた生き物達と良く似ていた。故郷で見た集積体の姿にも似ている。
目の前にある七色の輝きに目を奪われる。綺麗だ。と思った。
直ぐ側から少女の叫び声が聞こえ、
それを最後に視界がブラックアウトする。]
[…の腕から生えた触手。腸を思わせる肉色の管が、鞭がしなるような音を立てて風を切り、少女を襲った。触手が少女の右腕を掴めば、肉が焼ける臭いがしただろう。
少女が辛うじて触手から逃げ延びると、手をこまねくように宙を踊る。生々しい肉の塊であった触手は、次第に七色に帯びていく。
…の意識は其処で途切れた。力なく頭が重力に従いかくりと落ち、項垂れる。しかし意識を失っても身体は倒れる事は無かった。
足首を隠す程長いキャソックから覗き出るものがある。足下から這い出る肉塊が…の身体を支えていた。
砂浜の表面にべっとりと貼り付いて広がる肉塊は、少女が咄嗟に…に投げつけ、…の意識が途切れるのと同時に落ちたコートの上を這う。直ぐに紺色のコートは肉塊の中に飲み込まれた。
腕から生えた触手と同様に、その肉塊は次第に七色に輝き始める。ごぼごぼと泡を吹くような音を立てて、空気と粘液の混合物を吹き上げながら次々触手を生み出していった。]
[数えきれない程の数の触手が次々と生えていく。その内の数十本の触手がその粘つく胴をの…身体に巻き付ける。…の身体もまたたく間に肉塊の中へと消え、後には七色に輝く肉塊だけが残った。
「奪われたくない」と言った少女から
全てを奪う為、襲いかかるだろう。**]
――とある喫茶店――
………そう固くならんでええ。気楽に行こうや。
[歳若い医療従事者が、店の雰囲気に馴染むのを手伝おうと、
のんびりとした声をあげる]
闇市………。
[真面目一辺倒だと思っていた相手からそんな言葉が出たことに少なからず驚いた表情を見せるも、
直ぐに気を取り直し、]
この青年に、一番合いそうな煙草を。
[大真面目な表情で歳若い医療従事者の肩をぽんと叩いて告げた。
その後自分用にブラックの珈琲を注文。
店主が嬉々として店の奥に引っ込むと、
男は店の一角にしつらえられた水槽に視線を移した]
[そこには色とりどりの魚達の姿はなく、
店の名前の由来にもなった水草がゆらゆらと揺れているだけ]
この星もいまやこの水槽と似たようなもん………か。
[消えた魚は自分達の未来を思わせるかのよう。
水槽から出ることもできず緩やかに滅びへと至る]
違う部分があるんなら、外に畏れや憧れを抱く奴がおる………そんくらいか。
[アクアリウムの魚の中にも、外の世界に憧れや畏れを抱くものがいたかもしれない。
しかし男には分からない――ただ想像することしかできない]
[今や至福の喫煙タイム。
形の崩れた煙草に火をつけて、白い煙の軌跡を追う]
憧れは………“無い”とは言い切れへん。
この“内側”が“外側”―――、
集積体の側からどう見えとるのか確かめとうて堪らん………なんてな。
[夢と現の狭間にいる時だけでいいから、と、
後先考えずに思ったことはある。未だ叶わぬ夢ではあるが]
[やがて煙草やブラック珈琲等の注文の品が到着したところで、
自分の分の煙草を頼んでいないことに気付いた。
どうせもう無いだろう、との諦めが未練に移り変わろうとするが、]
………………何か鳴っとらんか?
[突如聞こえた音に、諦めも未練も脇に置いて、
きょろきょろと辺りを見回した**]
[異様な緊張に昂っているために、痛みは遠かった。ただ、焼かれた右腕から嫌な臭いが立ち上っていることだけはひしひしと感じていた]
は、っ――。
ジムゾン、さん。ジムゾンさん!
[無駄だろうとは思いながら、反射的に叫ぶ。コートの末路を見やり、背筋が凍った。
異常な命が生じていき、やがてジムゾンさえも七色の肉塊と化す]
や、ダメ!
街の方へは行かないで!
[「来ないで」と叫びたくなるのをこらえ、流木を挟んで身を交わしたり、誘導をかけたりを試みる。
武器も、力も持ち合わせていない無力が身を苛んだ。
取り付いてきた触手を掴んで払おうとし、焼かれる痛みに悲鳴をあげた**]
[目の前に置かれた煙草の箱を、しげしげと見つめた。
半ば自棄で言ったことながら、このような娯楽を欲したことはなかった。]
ええ、と。
意外とまともで、その、あ、意外というか。
変な薬やってるようなところかと、いえ。
[一体患者をどう思っているのだと言われそうだ。
やはり落ち着かず、視線を天井にやる。]
[ 腕に備えられたのは、MBH砲。
極小さなMBHは、その性質より生成から一瞬で蒸発する。
スラスターを展開させ、集積体から距離をとるように後方へ飛翔し、続けざまに、キャノンから射出する弾は、見た目は何かの装置に見えた。着弾と同時に、装置が作動し、集積体が放っていた光が、虫喰いのように消える。]
……元々、フラスコの中だったんですよ。
ただ僕らが、科学技術を過信していただけで。
フラスコが透明に見えるようになって、
それで僕らはそこから自由に出入りできると思い込んだ。
しかし、高次元のものがあった。
それだけです。
……そうでも考えないと、やってられないですよ。
[珈琲を注文しかけて、思い直しカフェオレにする。
ミルクたっぷりとまでは期待できないが、
たまには甘いあの味を思い出したかった。]
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