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[落ちてくる、
のは、一瞬の、こと。]
――、――――!
[なにかを叫んだ気がするが、聞こえない。
なにも聞こえない。]
[近付く影が次第に大きくなり、
質感と重量を伴って身近になり、
手の届く範囲にまで戻ってきたのを――
全身で受け止めた。]
嬢ちゃんっ!
[銃撃を受けて少女を手放す肉塊。
自分に対してでかした、という思いは来なかった。
まだ終わってはいない。
肉塊が吼える。
膝をつきそうになるのを堪え、再度肉塊に照準を向ける]
次はその便利そうな触手吹っ飛ばして、
[かちり。
通常弾が切れた音]
っ!
[次弾装填までのタイムラグを思い、
青年と少女を思い、
吼声に意識を向ければまるで、ないているかのようで]
う――
脈、よし。呼吸……よし。意識、なし。
あはは……は。
[少女を抱えたまま、安心のあまり。
いくらか、気を失っていた。]
………………逃げろっ!
[それは誰に向けた言葉か。
がしゃん、と音を立てて銃底がスライドした。
だが、弾が収めてある手提げ鞄までの距離は僅かに遠い。
その距離を一刻も早く縮めようと全力で背後に跳んだ]
[「とてもとても、さみしい」と言った彼女を救いたいと一度思った。しかし所詮それは自己愛に過ぎなかった。奪われたくないと言える事が羨ましかった。何も持たない…には言う事は出来なかったから。]
ーーーーー、
ーーーーーー!
ーーーーーッ!
[肉塊は吠える。
断絶魔のような叫びをあげ続け、触手を伸ばし、触手の矛先は――。]
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