884 まよひがのおばけ達
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八咫烏 珊
あぁ。高天原の入口は、海の上だからさ。
見た奴居たよ。
んー……。
翡翠を抱えて……あとまみ位なら、なんとか？なるか？
……つか、船で行けばいいんじゃね？
鎌鼬って、風関係じゃなかったっけ。
[船と風は密接な関係。
それに、もしも木まで切れちゃったりするなら。
船が見つからなくても、作れるよなぁ、なんて。]
座敷坊主 翡翠
………。
よしっ。
[サクラの疲れたという言葉を聞いて地味に気合を入れる。
みんな、材料探して疲れてるだろうから…ボクも頑張らなきゃね。ね？]
がんばろ。
[小さな声で]
鎌鼬 藤紫
神速で駆け抜けられる。
でも、船を押す風は難しい。
[八咫烏を見上げる]
八咫烏と鵺が行く？
それと童と狢と
[じー
八咫烏の頭に
ちょこんと乗る想像図]
座敷坊主 翡翠
………。
………。
[意識を会話に戻すと、同時に聞こえてくる言葉と浮かぶ想像図]
………や、やっぱりボク…お留守番してま…しょう…か？
[おどおど]
貉 まみ
[尻尾ぱたくる。
翡翠の声が聞こえると、顔をそちらへむけて、]
ひすいちゃんさっきがんばるってー
[いってたような、と。聞こえていたらしい。]
座敷坊主 翡翠
え？
が、がんばるって…言いましたけど…その…が、がんばります…。
[弱気に行ってから珊に視線を向けて首を傾げる。
ホントに迷惑じゃないかな？という確認を込めて]
貉 まみ
ひすいちゃんはー
ざしきわらしー
幸運をもたらしてくれるうー
[くだんのそばに丸まったまま。]
きっとひすいちゃんがいたら百人力だねー
[尻尾をぱたぱたした。]
貉 まみ
[ごろんと横になる珊をみると、てってってと近寄って。
頭に鼻先をすりよせる。]
さんもおつかれさまー
やっぱりとおかったー？
さくらやたちばなもー
おつかれさま
[炬燵でゆっくりしてる面子に擦り寄った後、
もう一回地図を見るように踏んで、またくだんのもとへともどった。くだんを見上げる。しっぽをゆるゆらさせた。]
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