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[青年は疑わしげな表情で色々と詰問してくる、どうやら高天原の秩序を維持する仕事を生業としているらしい]
えー?高天原は許可の無い者は濫りに立ち入ることが叶わない場所だー、えー?やっちゃんとたっちーは高天原に来てるはずだよー、じゃねっちゃんがそう言ってたものー、じゃねっちゃんは嘘とか言わないんだよー
[青年は苦々しげな表情だ]
え…?分かったんですか…?
[場所が分かったという珊に驚きの声をあげて]
………
………
ボ…ボクでも…お役に立てる場所…でしょう……か…?
[自信なさげにごにょごにょと。
なんだったらお弁当だけ献上しますよ…とか]
ね、みーちゃん、点心ちゃん。
あれホロホロさんだよね?
だって、主様が召し上がるものだもの、あの綺麗な鳥だよね?
[傍らの二人に、夢中になって話かける]
ねー ねー
まみもとっておき、 でもまみにはとっておきないやー
さくらにまかせるうー
はははー
じゃあ、まよひがにかえろうー
かえろうー
[貉の姿のまま、ぴょこぴょこてって、くるくるくる。
はしゃいでいる。]
そうらしいの。 わざわざ出て来たのだしの。
[少女の姿のまま飛び降りる。点心もお願いしたか]
のう。 鳥。 迷い家の主が病での。
ぬしの卵が要るのじゃ。 くれ。
[至極無礼だった。*11凶*]
[怒ってしまった不死鳥を見て、あわわ…]
[それでも、勇気を出して、声をかけてみる]
ね、ホロホロさん。
主様がご病気なんだ。だからね、卵がいるの。
主様がいなくなっちゃったら、みーちゃんと一緒にいられなくなっちゃうの。
ホロホロさん、卵わけて下さい。
[フルスイングで勘違いしたままだ*09末吉*]
[親族の青年は苦々しげな表情で説教をしている]
しーちゃんの事を悪い天狗だと思っているのー?
えー?しーちゃん悪い事なんかした事がないわよー
えっ?そこは疑ってはいないー?、賊にしては緊張感がなさすぎる?えーっ、しーちゃんすごい緊張しているよー、マヨヒガから外に出たの初めてだものー、迷子?違うよーここって高天原でしょー、しーちゃん高天原に来たくて来たんだものー、全然迷ってなんかいないよー
目的?幸せの白い粉を…
[親族の青年にギロリと睨まれる]
[台所から、急須持って戻ってきた。]
つか俺、弁当食ってない。
腹減った。
[湯飲みにお茶注いで、お弁当箱をぱかり。
中身はおにぎりとサラダでした。もぐもぐ。]
あぁ。蜂は海の上だけど。
巣は近くの島とか、岩陰とかなんじゃないの?
分かんないけど。
[見つけたら、後を追えば良いんじゃないかなとか。]
人型なら、一人位抱えて飛べるけど?
元気、元気!
よかったねー、とーし
[主とまよひがへの思いは、ちょっと似てると思ってるから。
改めていう。]
他のみっつも大丈夫だようー
だってみんながさがしてるうー
[うきうき。貉の足取りは軽く、しっぽも軽くふさふさゆれた。
てってってー。さくらの後を着いて歩く。見上げた場所には共に歩くくだんの姿。足取りはさらに嬉しそうになる。]
おたのしみー おたのしみー
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