884 まよひがのおばけ達
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八咫烏 珊
[秋の庭で、暫くまったりしていたが。
やがて起き上がると、んーと伸びをして、炬燵部屋へ戻った。]
翡翠ー。あの果実ときのこは？
…………。
[書庫で調べようと思ったのだが、机の上には6等分（しかも1つ欠けている）になったきのこがあるのみ。]
座敷坊主 翡翠
―冬の庭・縁側―
さむっ…
[膝を抱いて座りながら地蔵を見ている。先ほどの会話を思い出しながら、離れた地蔵に問いかけるようにポツリと]
幸せって…なんです…か？
[幸せが何かも分からないのに、幸せをもたらす怪異なんて。
前に、ボクと出会ったあの子は幸せになれたのかな？
何を幸せと思ったのかな？
ホントに幸せだったのかな？
その子が幸せになった分、他の誰かが不幸になってたら。
ボクは不幸ももたらしてるのかな？
分からないのに。幸せなんてもたらせるのかな？*]
八咫烏 珊
………………食った？
[小さく息を吐いて、後頭部をかき。
書庫のある((ちろー))の間へ行こうとすれば、春の庭から声が聞こえて。]
おまえら……。
[食べたいものをリクエストしながらも、まったりしてる白雪と瞬火を見て呟きつつ。
飾られたテーブルを見れば、小さく息を吐いて。]
じゃ、小枝と葉っぱ？持ってくるよ。
[言って、再び秋の庭へ。]
八咫烏 珊
[わさっ]
[秋の庭で、木の下の落ち葉や小枝を拾って袋へ]
こんなもんでいいのかな。
ん？
[ひらり、一枚舞った落ち葉に頭をあげた。
一瞬、さくらがどーんと落ちてきたりして、なんて頭を過ぎったが。]
柿？
[呟いて、4(5)個、ついでに持って帰った。]
八咫烏 珊
― 春の庭 ―
これで足りる？
[点心に、落ち葉と小枝をぱす。]
あと、これも。
[柿もぱす]
[色々作るなら、柿も何かに使えるかなと。
そのまま食べてもいいけどね。]
座敷坊主 翡翠
[もしもそれが分かったら]
ボクも…
………。
[よっと立ち上がって、地蔵に背を向けて。
春の庭が賑やかっぽいとトテトテと近寄る。
綺麗に飾り付けられてるのを見て、誰に言うでもなく感想を漏らす]
あ、すごい…です…ね。綺麗です…。
………？
お皿…ないんです…？
取ってきましょう…か？
[返事も待たずに踵を返して、食器を取りに]
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