884 まよひがのおばけ達
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天の説教（村建て人）
ふーむふむふむ。
人間とな？
雲外鏡にでも頼んで、
人里まで送っておこうかの。
それとも、豆腐小僧にでも送らせようか。
ここは、人が住まう屋敷ではないからの。
ほっほっほ。
妖怪になって出直すが良いぞ。
[園児の手には、おにタローミルクパンが持たされただろう。]
雲外鏡 死暮
宴…
美味いものでもあるかの
[のそのそと縁側にあがりこみ。履物をちゃんと揃えて部屋の中を見渡した。
袖口から石屑がぽろぽろと崩れ落ち]
猫又 瞬火
[ふにふにうにうに]
小生はぺったんじゃから羨ましいのう｡
[動きやすい方が好きなのだった]
よだれ出ておる…｡ む なんじゃ幸せそうじゃのう｡
ぶちころすぞ｡
[くちぐせ]
付喪神 白雪
[2、3まばたきをすると、大粒の涙がぽろりとこぼれた]
んー…。
…ふふ、もうこんな時間。
[瞬火から涙を隠すように縁側のほうに顔を向けた。
翡翠の背中しか、白雪からは見えていないようだ]
雲外鏡 死暮
む。白雪か
[じろじろ眺めて目を覚ました様子に瞬いた。目なんて見えないけれど]
いらんわい
[もそもそ。藤紫の声を背に受けて奥へと進む]
酒、酒
酒は良いぞ
付喪神 白雪
[じゃれあいのうちに涙もとまったのか、いつもの柔らかな笑みを死暮に浮かべている]
ね、死暮さん。
また時計なくしちゃったんだ。見つけたら教えてくれないかな？
雲外鏡 死暮
時計…またか
俺の目を見たら何処にあるかわかるかもしれないがねぇ…
[白雪の言葉にくく、と喉を鳴らす。しかし死暮がその瞳を晒すことは、ほとんど、ない]
まあ、…わかったぞ
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