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―現在 B1F 水場―
[各々が思い思いに休息するのを見ながら、
傍に置かれていた背嚢から荷物を整理した
中身に手が付けられた形跡がない上に、
水場の出入口の先、再び暗闇は見通せなくなったから
ランタンも律儀に揃えて拾われていた事に内心感謝する]
[携帯食をかじる、味気ないなりに
"人間"を取り戻そうとする行動]
[意識を取り戻した後、胡座で深く頭を垂れたナバールに会釈を返す。]
見ていて気持ちのいい技ではなかったでしょう…許してください。
[それから、命を落とした者や、吸血鬼になった者、行方知れずになった者の話を聞く。
指先で聖印をまさぐって祈った。]
[彼らからもらった情報は大きかったが、人と吸血鬼の境界を行き来したナバールに、さらに問いを投げる。]
ナバール、吸血鬼になっている間に、始祖と面会しましたか?
始祖の棺の場所がわかれば、無駄に探索を続けずに済むのですが。
[眠らずに済む吸血鬼に対して、持久戦は挑みたくない。]
―地下2階―
[こちらを睨み剣を構えるアレクトーに>>119]
いかにも、我はノスフェラトゥ。
呼んだのはそなただが。
何用か?同朋になり得る娘よ。
[口調は穏やか、アレクトーが起き上がったところで、
始祖のマントはまるで意思を持ったように彼女の元から始祖の元へ戻る。
何故自分に会いたがるのか理由を尋ねた。]
[体力が戻れば、怪我は多くない。
手掌に布を巻いて固定すると、手袋はできなくなった。
棍を握り皆が休む火の傍を離れる]
――ひゅ ゥ
[金属の感触が手の上を躍り、風を切った。
いくつかの基本の”型”を問題なく振るえることを確かめ、振り返る。
もう行く、 告げる為に]
[シェリーを探さなければならない。彼女の夫が家で待っている。
カークも。ムードのないキスへの返礼と、
ジョセフを、見つけたと伝えなければ>>4:64]
――な
[気配、霧、消える娘。
駆け寄る暇もなかった。
何も出来ないうちに、アレクトーはいなくなる]
………ん、だと…
[安全な場所なんて――そう言ったのは自分だったか>>4:150]
[何人もハンターを失って、酸の雨を、霧を掻い潜って、ようやく辿り着ける、そんな存在だと思っていた。
その所為もあり、自分が幻覚でも見ている様な感覚に陥ってしまう。]
…どんな存在なのか、興味もあった。
それだけ。
[静かに、警戒の色を強めていく。]
[伸ばしかけの手]
……。 ――
[開き、 掴み
唇は何かの言葉のかたちに揺らめいた]
[踵を返しながら顔を上げて最低限の荷物を取る
直ちに出発しようと言うのが明らかな動き
情報交換の中で、踏破された道や地下3階への道程も
頭の中には入れていた]
ナバールは始祖のねぐらは見ていない ということですね。
始祖の血を与えられたのでもないとなると、血脈を辿ることもできませんし…
やはり歩き回って探すことになりますか。
[アレクトーからの情報で、地下3階への階段はわかっている。
ただ、問題は毒性のある霧。
どう対処するかと考えながら、流暢に型を演じるジェフを見ていて ── 壁際の異変には気がつかなかった。
ナバールの声に振り返った時、アレクトーの姿はもうそこにない。]
… え 、
[櫛の歯が欠けるように、零れて、抜けて、失っていく。
探し人が、また増える。
息を吸う――喉が奇妙な音を立てた]
行く
[右手を一度、顔まで上げて前髪をぐしゃりと掴むと、そう声を発した。
来るか、と尋ねる視線は、荷を取るナバールよりも、そして忠興よりもアルベルトへ向く。
視線が合わなくとも手は松明を取り、接ぎ変えた焔を確かめる]
[すぐに、出発を]
―地下2階、小部屋―
[アレクトーの返答に、くつりくつりと嗤う]
確かに…――
しかし、そなたは同胞に近づいた者。
…我がそなたを同胞とする事もできるが?
[ニヤリと嗤い、アレクトーを見据える]
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