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うん、昨日八百屋さんで、太くて良いのあったから。
ほくほくしてて美味しそうって、つい。
[蓮根を見てちいさく笑われれば、池のほうへ目を逸らし。
こんなピンポイントな話題の後に、食べることになると思わなかったのだ]
好き嫌い無いんだ? 偉いね。
…… そ、そっか。
[この弁当なら何でも、と言われ。
好き嫌いないんだから、そーゆー意味そーゆー意味、と思うものの。
つい、照れてしまいながら]
どう? …… あは、どーぞどーぞ。
[逆の順序に、くすっと笑ってから。
お箸を渡すと、自分は残りのサンドイッチを。
デザートのアップルパイ(4分の1切れ)を分け合うころには、眠気を感じるほど幸せな気分だった]
―― 夏休み・植物園 ――
ひまわりって、結構背高いよね。
迷路作れそう。
[夏季限定のひまわり畑を掻き分けて、自主的に迷ってみたり]
おおっ。この花、こんなちっちゃくて可愛いのに、木っぽい!
[濃ピンクの花を下から覗き込んで、意外な発見をしたり]
桜は咲いてないけど、これ桜っぽいね?
[花手毬を、ぽふっと手で覆ってみたり。
食虫植物に手を突っ込んでみたい、とうずうずしたり。
竹林で、国語でやった竹取の翁ありけりを暗唱してみたり。
日が傾き、植物園を後にしたのは、しっかり満喫しきってからのことだった]
来る機会もなかったけど、植物園も面白いものだねー。
誘ってくれて、ありがと。
[んー、と伸びをしながら、凌を振り返り。
夕闇が降りてきても熱気の残る風に髪を浚わせて、ぺこりと礼を]
でも、結局ぼくばっかり、はしゃいでしまって。
あまりゆっくり出来なかったかな? ごめんね。
それじゃ、お店冷やかしがてら、何処かで軽く食べて帰ろっか。
[スポーツ用品店の店先で、このバッシュいいな…… とちょっと釘付けになったり。
バイク屋の軒先で、7(20)分くらい動かなかったり。
ペットショップの窓硝子越しに、*06胡麻斑海豹*と目が合って、べったり張り付いていたり。
障害もあったが、喫茶へ辿り着けば。
凌くんのとこの珈琲のが美味しいなー、とか思いつつも、一服してから帰路についたのだった*]
――天舞、空蝉の術、覚悟ッ!!
[想定外のことが起こった。
午前中と比べてはるかに白熱した殺陣に熱中しすぎたのか、思わず実戦さながらに奥義を繰り出してしまった。
黒装束をまとった丸太がゴロンと床に転がった直後、空中から主人公に襲いかかるメイド服姿のくのいち――]
あ……。
ご、御免!!
[彼女が我に返った時、主人公が空蝉の術からの飛びかかり斬りを受け、演劇部員として素晴らしい倒れ方を即興でやってのけたところだった。
自分がやらかしたことに気付き、死んだふりをしている主人公に謝ってから駆け出して体育館から逃げ出した]
『悪の忍者軍団に倒されてしまった将軍、徳川家は、江戸の街はこれからどうなる!?
そして将軍にまさに冥途の土産を渡したメイド姿の少女剣士の今後の運命は!?
次回、演劇部特別公演、「華の大江戸、享保メイド忍法帖」は来年の文化祭だ、期待して待てッ!!』
[演劇部員の機転か、やけくそ気味な即興のナレーションによって強引に演劇は纏められなんとか終了した。
午前の部とは正反対に、公演は大成功だったものの芝居としては大いに問題あり、渦中の少女は今後しばらく多数の生徒から喝采を送られたが、演劇部から出入り禁止をくらうことになった。
もちろん、翌年の文化祭では続編など無かったことにされたのは言うまでもない。**]
―体育館―
[なんとか演劇部の公演には間に合った。
カメラを構える巨人メイド約一名]
(すげー、流華すげー)
[声には出さないが、バシバシ撮っていく。もちろん見栄をきっているところもしっかりと撮った]
よしっ
[かなり満足である。透への奢りを負担するだけの価値はあったと確信したのだった*]
― 図書室 ―
[文芸部と漫研の合同同人誌を売りさばいている。
オリジナルもあるが、学園の<<アミル=ルビンスキー>>×<<めざせFTRライダー 流海>>とか、
<<双子の妹 結華>>×<<二班体育委員 アーニャ>>とかのヤバい本とかもあったりして]
本人にバレたら大変だこれ。
[もし本人が見に来れば慌てて隠すだろう**]
―喫茶―
[大慌てでクラスに戻り、接客に戻る]
おかえりなさいませーご主人様。
お食事になさいますか?お茶になさいますか?
…ワタクシよりバンドで活躍した猫耳メイドをご所望ですね。
少々お待ちくださいませ。
[昂のところへ行き]
昂、ご指名だぜ
[ニヤリと笑い頑張れと背中をポンと叩く]
誰さ、買った人。
[頭を抱えた]
それと、腐向けがないのが不思議すぎる。
[さて、零斗に呼び出されれば受けるつもりでいるが……]
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