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[ありがとう、という環の声は涙声で。>>366]
[やはり困らせてしまっていたのだろうか。
反射的に腕から解放する]
[堰を切ったように涙を零す環を見ていると、胸が締め付けられるような気がして]
[何度も怖くないよ、と言う彼女の言葉>>368からはただ恐怖から解放されたものとは別の意味が感じられたものの、
それが何かまではわかるはずもなくて]
[それがどういう意味なのか、笑顔を作ろうとしながらも涙を零し続ける彼女に聞けるはずもなく]
……ん。怖くないから。
大丈夫、俺がいるから。
ね、ダイジョウブ──
[そんな言葉しかかけるしかない自分を焦れったく思った]
― 回想:肝試し・復路 ―
[お札も納めてなんとか任務終了、アミルととぼとぼと帰路に着けばバケ*11岩燕*の張りぼてやらコンニャクやらで疲労感が91%アップ]
うぅ……もうやだ、帰りたい。
[半泣きでアミルの服の裾をちんまりつまみながらとぼとぼ後について歩き、やっとの思いでゴールする。
スライムはきっと9回中6(10)回くらい回避したはず]
アミル、ごめんね。
うるさかったでしょ?
[多分彼も相当疲れただろうなと思い声をかけた]
─ きもだめし(帰り道) ─
うっっわああああああ?!きもちわりーーーーーーーーーー!
[スライムが首にねっとりと。そして頭上からもスライムに襲撃され]
……。
[着替えどーすんだ、これ。とか思いつつ。こんにゃく攻撃は華麗にスルーした]
のおっ
[シベリア虎からはタックルを食らったものの、塩辛蜻蛉はなんとかやり過ごした]
[次々繰り出された罠にまんまとひっかかったが、環が笑ってくれるなら安いものだと思わないとやってられない気がした*]
[スライム爆弾を3発ほど受けて首筋やら脚やらが気持ち悪い]
キャンプファイヤーの前にお風呂行こう……。
[体力はすでにレッドラインを越えている気がする、肉体的な疲労よりも精神的に疲れ果てたのが大きい。
<<アミル=ルビンスキー>>か<<アミル=ルビンスキー>>か<<双子の妹 結華>>(女子のみ)の手が空いていればお風呂に誘ってみる]
東風谷 透は、アミルは女子……?じゃないから振り直し<<めざせFTRライダー 流海>>か<<幽霊 『薫子さん』(友情出演)>>か<<めざせFTRライダー 流海>>
[誰かを誘おうと思ったが、みんな忙しそうだったので一人で入る事にした]
はぁ……。
[全身を洗ってから湯舟に浸かる、喚き過ぎたからかなんだか喉が痛む。
肝試しはアミルに負担ばかりかけてしまった気がする]
そういえば……。
[バスの中でもアミルと一緒だったし、アキが倒れた時にも駆け付けてくれた。
今日も空腹で倒れそうな時にカレーをご馳走してくれたし、肝試しにも付き合ってくれた]
アミルとは良く一緒になるなぁ。
[ぽつりとそんな事を呟いて、お風呂から上がってキャンプファイヤーへ]
え、えぇ!?
ボク?!
い、いいよ、ボクダンスなんてしたことないし!
[両手の平を零斗に向けて首を左右に振って断ろうとするが、大丈夫と言われて突き出した両手を掴まれて立ち上がる]
零斗……?
[なんだかいつもの零斗らしくないような気がして少し心配そうに彼の顔を見つめながら簡単な踊りを躍って零斗は他の参加しづらそうなクラスメイトの元へと向かって行く]
どうしたんだろう……。
[首を傾げて呟いてから、先程よりも近くで燃えているキャンプファイヤーを見上げていた]
[別にお風呂は流海とふたりきりで入らなきゃいけないわけでもなかったし、キャンプファイアーの前でも後でもよかったのだが。
キャンプファイアーの後に入ることにした]
ふー、疲れたね。流海ちゃんも疲れたでしょ、キャンプファイアーの時寝てたし。
[このまま寝たら気持ちいいだろうな、と思いつつ]
ね。流海ちゃんが寝てる時、零斗君が心配そうに見てたよ。
[ちょうど外してて上着をかけたかどうかまでは見ていないが]
こんな事言ったらまたわたしが零斗君のこと好きとか思われちゃいそうだけど、
ちがうよ。
強いって言われて、わたしのことなんにも知らないのに、って思ったけど、わたしも零斗君のことあんまり知らないって気づいたし、知らない人を好きも嫌いもないよ。
[掌に掬ったお湯に顔を沈めた]
― キャンプファイアー ―
[焼けた木の弾ける音、匂い、煙、踊る炎、熱]
うわぁ
[すごいな、と思った]
ダイオキシンとか大丈夫なんだろうか。
[ロマンチックからは程遠いようだ]
ー 肝試し中 ー
[ どうやらこの地蔵が肝試しのルートに含まれているらしい、生徒たちはお札を奉納し帰って行く。
その際に自分に気付く子たちも少なからずいたりするわけで。]
ハァーイ。
[ 手を振ってあげたりもしたけどそこまで認識できる子はさすがにめったにいないようだ。
青白い影で驚いたりするリアクションを見て楽しむ一方、怖がりすぎる子の時はすぐ離れて気のせいを装ったりもした。]
あんなに抱きついちゃって……可愛いわぁ。
[ 環の反応が特に気に入ったようです。>>333]
ー 露天風呂 ー
うーん、やっぱり腕落ちてるわねー……しょうがないか。
[湯船を叩くように腕を何度か振る。
まず腕が動くという視覚イメージの操作があり、水を動かし、飛沫を跳ねさせ、ぱしゃりと音を鳴らし、水面に波紋を作り出し、波を送る。
身体の表示はもちろん維持しないといけないし、腕に合わせて肩なども動かしてやらないといけない。
質量のない幽霊が人間として振る舞うことは、想像を絶する苦闘が必要なのだ。
念願も成就し楽な日々になった以降は安らかに時を過ごしていて、力が失われたのか執念に欠けたのか、今では水の動きは再現できそうになかった。]
ーー生きてるだけでめっけものなんだから、あなたは楽しく生きて素敵な恋をしてね。
[ここでの人間のふりは断念して姿を消していると入ってきたのが、先ほど肝試しで見かけた女の子。
霊感があまりないようで、すぐ傍に幽霊がいることに気付かないのをいいことに、ため息とか独り言とか聞かせてもらって。>>408
出て行くときに呟いた励ましの声も少女に届くことはないのだろうけど、新たな後輩の幸せを願った]
−キャンプファイヤー会場−
すごい…。
[少し遅れて到着。ほとんどの生徒が集まっていた。皆一同に炎の前でワイワイ。ダンスも始まっていた]
林間学校ももう終わりなんだね…。
[誰にともなくつぶやいた。
なんだかいろいろあったような気もするけれど。
キャンプファイヤーの炎は火柱をあげ、みなをシルエットに描きあげていた。
そして、それはこのクラスで初めての共同生活の終わりの合図でもあったのを寂しげに感じていた]
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