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― キッチン ―
[足を踏み入れたとき、
其処にパイのひとの姿はあったか、なかったか。
どちらにしろ、あのわけのわからないのから
辛うじて嗅ぎ取れた匂いは、其処で終わっていた。]
……いなくなってしまったのかな。
[ありがとうを、言っておきたかったのだが。
特になにも無ければ、そのままホールへと踵を返す。]
― 控え室 ―
ヴァレリーさんから頼まれておいた銀細工、
今のうちに済ませておくか。
[バーナー、各種ヤスリ、作業台などの工具。
研磨剤や硫化防止剤などの薬品。
それらを慣れた手つきで作業鞄から取り出していく。
自分の工房のような、本格的な焼成炉が
無いのはさすがにやむを得ない。
今回はごく小さなものなので、何とかなるか]
[ふわり。ブラシが浮いた]
さ、ちゃんと仕事する所に行きなさい。
背骨折って悪かったわね。
[す、と人差し指でなでると、柄付きブラシはあるべき場所にかえっただろう]
それで、あんたは――
[カエルっぽいものをつまみ上げた。じたじた。]
[道具の脇に広げた紙は、
ヴァレリーの天使のたまごを
ペンダントにした時を想定したイメージスケッチ。
鎖や天辺の飾りの図案の横には、
細々とした文字で何かが綴られている。
ちなみに、後者については形が構想当初から少し変わっていた]
…………。
[そもそもこれまでヴァレリーと話したこと自体は
大して多くなかった気がするが、
天使のたまごのことを知ったのはどこでだったろう。
試作品を見た記憶と、
それに自分の銀細工を添えてみたいと口にした記憶は、
確かにあるのだが。
とにかく、彼の作品に関わる以上
ちゃんとしたものに仕上げなければ。
作業開始と共に、灰青の眸が常より鋭さを帯びた]
― ふたたびホール ―
ずいぶん料理が並んでますねー。
だれかの誕生会か何かでしょうか。
[戻るなり、口から出てきたのが其れだった。
用意したのは、パニーニの女性だろうか。
まず彼女の顔が浮かんだ。]
あ、今日は、クレーシャさん。
[一人席について、へらりと笑う]
お姉さんが、新年の御祝いに作ってくれたんじゃないかなって。
[いつの間にか、テーブルにはシャンパンも。]
クレーシャさんも、一緒にどうですか?
[どうやら、すっかり懐いてしまったらしい。
くすくすと子供らしい笑い声がする。]
― 聖堂 ―
――失礼、邪魔をしている。
[キッチンを出て、途中に何かあったりなかったりしながら*06小吉*、こちらに来ていた。
元狼の人とは16奇:会えていた。偶:ニアミスしていた]
新年の……ですか。
[顎に手を宛て、]
うーん、そうですね。
戴いちゃいましょうか。
[にこりと固い笑み。
ゆっくりとテーブルへ歩み寄り、向かい合う席に着く。
無意識に手を祈りの形に組んだ。]
[聖堂ではヴァレリーの灯油の香りとリディヤのホットミルクの香りが仄かに香り、ヴァレリーら男女三人の姿を捉えただろうか]
ガラス……か。
[誰にでもなく、そう小さく呟きながらリディヤの元へ歩み寄ると]
先ほどぶり、だ。
[一度会ってからどれぐらいの時が経っていたか。つい先ほどのことのようにも、数時間のようにも感じられる。そして時間の経過ほどどうでもいいものはないという錯覚さえも――]
えへ、ありがとう。
[にこりと笑う様子が、ひと時だけ“いつものレイス”で。
クレーシャと同じように手を組んだ時には、子供の姿だった。]
『主、願わくはわれらを祝し、また主の御恵によりて
われらの食せんとするこの賜物を祝したまえ。』
[幾度となく、一人で行った祈り。
いつしか、声に出すことをやめていきそうだったから
向かい側に座る彼に、幸せそうな顔を向けた。]
遠くて近い――俺の知人から託された。
[そう言って、キッチンに残されていた赤いフード付きケープを彼女に差し出した]
今も尚――届いている、が……
此れを君に返すことはできないらしい。
[蛙を追って去った彼の姿は消えても、言葉は未だに耳朶の奥に残っている。これも悪戯か、奇跡か]
感謝の意は渡した時に聞いているだろうが――
ありがとう。
[代行は慣れているつもりだが、過度の御節介はあまり経験がない。些か礼を言う姿は不器用だったかも知れず**]
[祈りを終えてから、ローストチキンにナイフを入れ
見慣れない串焼きに首を傾ける]
これ、初めて。
おいしい。
[一つ一つ口に運び、感嘆し。]
[グラスにシャンパンを注ぎながら]
クレーシャさんも、シャンパンは如何ですか?
[彼が頷くなら、同じくグラスにシャンパンを注ぐつもり。
暫し、料理に舌鼓を打つつもり**]
[ 対峙して「敵」だと睨む癖に、赤い囁きでは強くなる方法を無邪気に問う。そのギャップが面白い。]
強くなりたい、だって?
――――――――そうだな。
[ 指した指の先には、十字架。
彼自身は、これっぽっちも信じていないけれど。
去っていく背中に爪を引っかけたい衝動に駆られたが行動に移す程強くはない。
此処では獣の本能が抑制されるのだろうか。
無性に煙草が吸いたくて、外に向かったその先に――*11凶*。]
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