情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
さらさらと流れる水の音。
同時に、がたがた動きだす水車。
鎖された門は、どんな力でも開けることはできない。
どうやらこのなかには、むらびとが1にん、じんろーが3にん、ヒソヒソきょーじんが1にん、きょーめいしゃが3にん、てんまが3にん、きゅーこんしゃが2にん、おたけびきょーじんが3にんいるみたい。
[きらり、視界の隅に何かが光った。]
[番人は首を傾ぐ。
不思議そうにじっとその一点を見つめた後、
ゆうるり、視線を元に戻した。]
[ほっと安堵の息を吐く妖精の姿は、
番人以外の誰の目にも留まらぬだろう。**]
―――ヨールカの側で―――
[ゆう、と身体を駆け巡る、音
狼の、遠吼え
どこか懐かしい、どこか頼もしい、響き
くるり門の外へ向く焦茶
大きく見開かれたそれに映る、しんしんと降り注ぐ雪
何も無い、何も見えない
背中が痛んだ
真一文字に刻まれた爪痕
それは、いつも正しい、的確なアドバイス]
[唇が小さく開かれ、暫し
何も発する事無く、閉じられる]
[焦茶は、ひし、と外に向けられたまま
その光は、漣のように揺らいだ]
[いつか、“今の彼ら”にもう一度
会いに行く勇気が持てるだろうか**]
[食器を片付けキッチンを後にする。
廊下に出て、歩いていると階段が目に入る]
2階…
[何があるのか、昔の古い教会にはごく幼い時に連れられて来たきり。
子供のような好奇心で階段を上る**]
あの……私、リディヤ、です
[少年の方は、既に聞いているだろうけれど
(そして呆れ顔をされた気がしたけれど)
自己紹介は、主に少女の方へ]
お二人は……?
お友達なんですか?
[ここは、仲の良い男の人と女の人が多いなぁ]
[小さく笑いながら、尋ねてみた**]
-ちょっと前-
[ウートラを発見。捕獲――といっても、ただ一方的に話しかけただけである]
…あんたはあんたなのね。
なんだかさっき会ったお姉さんは記憶と違うような雰囲気があったんだけど―…
[異世界かしら、なんて、なんとも信じがたくて口に出来なかった。]
…はて。
水音がする――
[水車の軋む音。きっとウートラはいつものように無言だろうけれども、構いはしなかった]
[ふと、イライダの言葉を思い出した。
「食べたいと思ったら材料が―」]
……試してみるか。
[エート。と天井を見て考え、軽やかな動作で手のひらを翻す。]
「クワス」
[そこには+裏+
表:クワスの入ったグラスが 裏:グラスだけ]
………。
[手のひらには細工の美しいグラス。だけ。]
……自分で汲みに行けってことォ?
それとももっと修行しろってこと?
[ぶーぶーと頬をふくらませ、まったく魔女さまを舐めてやしないかしらと文句を言いながら、グラス片手に廊下をさまよう**]
にはいたずらめいた表情で知らんぷり。
>>0:338イライダの言葉には相変わらず?と戸惑いがお。
男が気にする風もないから小首かしげるにとどめて。
>>0:341名乗り返す様子のない男には視線だけで咎めるように。
自然とそうした自分の遠慮のなさには内心ふと違和感を覚えてみたりしたけれど、まぁいいかとプリャニキを手に取る]
>>12上段ていせい。
[>>0:325誰と問うからツインテールの少女の名を告げたのに、男の関心は相変わらず薄いようで>>0:334視線だけで問う風なのにはいたずらめいて知らんぷり。]
― 村の入り口付近 ―
[何故かいくつもの小さな雪だるまが並んでいた]
――寒い、な。
[さしてそう思って居なさそうな顔をして、彷徨う**]
― 一階廊下 ―
[少し進んだ所で、そういえば肝試しの時に
この辺りでよく弟がみんなからはぐれていたことを思い出す。
何度も繰り返された出来事だけど、不安でたまらなかった。
弟の手を握っていたキーラには、どうして一人にさせたんだと
半泣きになりながら抗議していた。
彼女が言い返してくれば、言い負かされて更に泣きそうになって。
そんな仲間割れしかけたところに、、
落ち着いた調子で宥めに入ってくれたしっかり者は――――]
っ!
[その時、眼前を横切った"何か"。
思わず肩がびくりと跳ねてしまったのは、
決して怖がりが治っていないからではないと
誰に見られたわけでもないのに心の中で言い訳した。
しかし目をよく凝らして見れば、それは――**]
[リディヤと別れて、教会の中へ。
廊下を歩いてホールへ向かう。]
……あら?
[ころころ、ころん]
[足元に転がってきたのは、掌のなかにおさまるくらいの、
銀色に光る三角形。 ――なにかしら、これ。]
…………あららら??
[拾ったとたん、きらきらしながら飛んでっちゃった。
追いかけると、きらきらは聖堂の扉の前で止まって――]
これ、星かしら?
[聖堂の扉に、星の形のくぼみ。
まんなかには銀色の五角形が埋められていて。
さっきの銀色の三角形が、ひとりでにくぼみにはまって、
星の角のひとつになった。]
あと4つは…… どこ行っちゃったんだろ?
[首を傾げて。
それからまたビーニャの手を引いて。
ホールへ向かうことでしょう。**]
―HAPPENING!―
聖堂の扉に埋められた銀色の星。
角がどこかへ行ってしまったようです。
4つ全部見つけると、いいことあるかも?
{[[ 1d10 ]]を振って、 5 以上なら角が見つかります。
見つけた角は、手で触れるとひとりでに飛んでいって
聖堂の扉のくぼみにはまるようです。}
[グラス片手に廊下をふらふら。その途中で>>#0を…9(10)見つけられたかどうか]
…紅茶でも、ソークでも、なんでもいいけど…
[空のグラスはキラキラ光っていて、それはそれで綺麗なのではあるが。]
[ガタ。ガタガタタッ]
…?
[天井から何やら物音。ねずみ?と上を見上げるときらっと銀の輝きが矢のように目の前をかすめた]
ヒャッ…あっ …ぶなー…
[コロコロカラン。とっさに身をのけぞらせ、受け止めたのは手のひらのグラス。銀色のさんかくがそこにきれいにはまった]
…なにかしら、これ。
危ないわね。こんなに綺麗なのにガタ来てるのかしら。
[むっと頬をふくらませ、グラスに入った銀色を指で触ろうとすると――]
わっ
[ひゅうん。キラキラと輝きの尻尾を振りながら、銀色のそれは飛んでいってしまった]
な…なんなのかしら…
[あっけに取られて、追いかける暇もなかった]
[「何?」の声にグラスから視線を正面に向ける。そこにはすらっとした長身の女性が。銀色のことをさしているのだと気づくと]
わからないわ。
急に上から落ちてきたの。
この教会、罠がしかけてあるのね?
[肩をすくめてこたえた]
罠!?
すごい! 大丈夫?
[ガキ大将、完全に違う所に反応しました
焦茶の瞳がきらきらと輝く
かつて肝試しで探検し、その都度逃げ帰ってきた教会だが
もしや当時のあの恐怖の原因を暴けるのでは――と独り合点]
ほんとここ、何なんだろう
昔来てた時はもっと汚いし怖かったのに
キミは何してるの?
こんな時間から、お酒?
[名乗るよりも前に、彼女のグラスに目を向けた]
― 2階 ―
[歩いているうちにテラスを見つけ外に出てみる]
何か見えるのかしら
[>>#04(10) 雪の煌きに目を細めつつ手すりに近づく]
[テラスには何もなかったようで、外を眺めるも高い塀に囲まれて敷地の外は見えない]
見えるのはヨールカくらいね。
[そして気づく異変]
変ね、寒くないわ
[そういえばここに来る時も寒さを感じなかった。
ここは一体なんなのだろうかとしばらく考え込んだ**]
[>>29には、少し首をかしげたあと]
満たすものを探し中。
クワスを頼んだんだけどグラスだけだったわ――
…もしかしてこれはギャグのつもりだったのかしら?
[でもよく考えたらクワスの気分じゃないなあ、何かあるかねぇとぼやいて返しただろう。そのままなにか伝えられれば、談笑でも始めるつもり**]
エカチェリーナさん……
……………………カーチャ さん
[愛称で良いと聞けば、控え目にそう呼んだ]
いちばんのおともだち かぁ
[羨ましそうな視線を向けた]
[私の大事なお友達
今はどこで、何をしているんだろう?]
[少年の名も聞けたなら
どこか懐かしそうに、ラビさん、と復唱したのだろう]
― ヨールカ傍 ―
[やがて少年少女と別れて、教会の外へ
けれどキーラの姿はない]
おねえちゃん……?
どこいっちゃったんだろう
[すれ違ったのだろうか
それとも教会の外へ行ったのだろうか]
[ヨールカの傍には、何かあったかな?7(10)]
……………………?
なんだろう……
[樹の傍で、何かがチカリと光った気がして
そろそろと近付いて、
手を伸ばしてみる]
[銀色に光る三角形のそれは――]
…………わっ
[触れた瞬間に、教会の中へと飛んでいってしまった]
…………?????
[何が何だか、わからない……]
[暫し呆然と立ちつくした後、少し外を見てみようと
門の外へ、ひょこっと顔を出してみる]
[煙草のにおいの人は、そこにまだ、いる?**]
[>>14女から聞いた少女の名前と、>>0:335目の前の名乗る少女が一致すれば、]
…… うまい。
[リディヤへ感想をぽつりと。
伝えるのは、言外に次回の催促を含んでいたのだが。
>>12女の小さな咎めを、さほど気にしたふうでもなく。
しかし、視線に気づけばじいっと見返して、名前だけを手短に名乗った。
プリャニキを食べ、ホットミルクにまで満足すれば、ようやく立ち上がる。]
…… 此処、どこだ。
[事ここに至って、この場所の不思議さに思い至ったように首をかしげた。
>>13フィグネリアから提案をうければ、頷いて教会内の散策へ繰り出すことに。]
[犬?へちょっかいをかけたあと。
特に気になるものはないが、見覚えがあるようでない教会の中を、ふらふらと歩き回っている。**]
― テラス ―
[ふと視線を変えるとウートラの姿]
あなた、ウートラさんね。ここは…どこなの?
[普段から無口な彼が口を開とは思えなかったが、聞くただけ聞いてみた。
そのまま答えがなければ、また視線はヨールカの辺りへ**]
[左目が痛いのか痒いのか、
なにやらくしゅくしゅ前足で擦ったり、ぱしぱし瞬きしていると、]
?
[毛をひっぱられた。
痛がるそぶりは見せないが、
ぐるるると喉鳴らし、男への警戒心は抱いた模様。]
[男の手が離れたなら、首許の硝子をからからいわせて、
全身ぶるぶる振った。 10(10)]
これはなんだ?
[星の角のようなものを感じ、拾い上げようとしたが、その手を離れ、何処かへ飛んでいった]
不思議なことも、あるものだ。
[淡々と。もし誰かに会えば自己紹介と、出身の村の名前を挙げて知っているかどうか訊ねただろう**]
―聖堂―
さぁて、と。
[男からすれば6(6)時間程その場で寝そべっていたように
思えるが、実際にはほんのひととき。
いい加減に次の行動を起こそうと、のろのろと起き上がり]
また後でな!
[ステンドグラスをもう一度見上げて手を振った。]
―聖堂前―
えーと、だ。
確かこっから右に行けば、物置だとか控え室だとかが
ある部屋だったような気がする。
で、左に行けば飯!!
…じゃあそっちから上に行くか。
リーリャがなんか作ってくれてるって言ってたしな、
俺の分もあると嬉しいけど、どうだろ。
[ホールとキッチンとをまとめてそう覚えていたようだ。
目的地の2階へは少々遠回りになるが、きっと其処に
お目当ての物があるのだと妙な確信があったから
男は慌てない。]
[それにしても。
何処からか、響いてくる声は、何なのか。
どこか、聞き覚えのあるような、……]
………?
[ちらちらと目の端に映る、何かの光を、不思議そうに見つめ。
結局、プニャリキの誘惑に負け、紅茶をカップに注ぎ。
服の端を掴むオリガにも、それを薦めるつもり。**]
[>>38 彼女の名前をきき、簡単な挨拶の後。]
そうよ、魔法かもしれないって思ったわ。
でも魔法ならあたしが気づかないはずがないからね、
人間の仕業じゃないんじゃないかと――
[グラスもったまま、腰に両手を当てて胸をはりながらも、虚勢なのだろう。言いよどんだ]
……このグラスも勝手に出てきたの。
[秘密を打ち明けるようにわざとらしく小声にして、目を瞬かせた。…と、新しい人間の声>>56]
[>>56の男性の方を向くと、二人は知り合いかと気づく。
しかし続く言葉に思わず]
…ふ。
コドモのイタズラなんかじゃないのよ。
ヴィエーディマ・アリョールの魔法はね、
正当な、伝統的な、秘法であって、
くだらない遊びに使っているのではないのよ。
町の人間なんかまったく相手にならないくらいの―
[初対面の人間に向けるにしては、不思議ちゃんすぎるセリフだったかもしれない。
気がついて、演説は途中で打ち切り。]
もちろん…楽しいことは好きだけどさ?
[同意を求めるかのようにキーラに視線を向けた。]
[それから、ヴァレリーの容姿をぶしつけながらまじまじと見た]
(不思議だわ、他の人とは違う生命の臭いがする。
…気がする。)
[気のせいなのか、キノセイなのか、今はまだわからない]
[しかし、何が起こっているのだろう。
全く解らないまま、そっと立ち上がる。
オリガが拒否しなければ、その手を引いて、ホールを出る。]
[少年に撫でられれば、狼はまたおとなしく尻尾を振る。
撫でられるのに夢中で、銀色のなにかにはまったく気づかない。
鈍感ここに極まれり。]
そうだ、ヴァーリャ。
…まだ、細工道具、見つかってなくて。
えと、これから、部屋、見てくるんだ。
[ちょっと、休憩してしまったけれど、と。続けつつ]
ヴァーリャも、用事、か?
…ホールに、紅茶、あるよ。あと、…パニーニ?も。
[それだけ告げて、階段の方へ歩いていく]
―回想―
[レイスが転ぶのを見て、慌てて腰を浮かし駆け寄るが……
ふと、脳裏に蘇る光景]
(……これと同じような事が、前にもあった……?)
[目を瞬かせ、記憶の糸をたぐるが……それと意識した瞬間、その糸はほつれて消えてしまった。
たぐれぬもどかしさを胸にしまいつつ、そっとレイスの頭を撫でる。
言葉が伝えられたならば、彼に大丈夫か尋ねただろうが、今は心配そうに見つめるのみ]
[途中、キッチンを覗き込み。
黒い狼と、少年…、だろうか?のセットを、見る。]
……くれ…
[名前を呼びかけて、くちを噤む。
そういえば、カーチャは“覚えてないのは、わからない”と。]
[きっと、“思い出さなくて、いい”のだと、感じたから。
しかし、彼を何と呼べば?]
………い、いぬ、……。
[本はしこたま読んだ。が、それを発展させることは、無かった。]
あぁ、そうだ。
折角名前聞いたんだし、俺も一応な。
俺はヴァレリー、雑貨屋兼ガラス細工職人の見習いみたいな事をやってた。
今は――――…なんだろな、無職?
[死んだとは伝えずに、曖昧にぼかして伝える。
彼女もまた何処かから此処へと辿り着いた何かである事は
確かだが、死んだ者とは断定出来ないからだ。]
此処がなー、見覚えのある場所と同ように見えてな。
ちょっとぶらぶらしてた。
へ。
[話し相手のむこうから>>64の唐突な声。そしてきらきらとした瞳で見つめられ、彼女は――とりあえず全力でたじろいだ。]
え”
あ、いや、その、それは。
えー…だから、そのう…?
[まさかの誤解に口ごもる。普段けしてまともに受け取ってもらえない自称をまに受けられて、
「実はそうなのよ!ハーッハッハッハ」と言えるほど彼女は自信家というわけではなかった]
[口をモゴモゴさせている間、純真なカップル二人からのピュアアイズに攻撃されていたことだろう。
こほん、咳払いをひとつ。]
…彼女サンと会えたのはそれはよかった。
しかし青年、えーと、それはあたしのではなくて、……すまん。
多分「他の魔法」だと思う。
[バツの悪そうな表情を浮かべた。そして]
で!
でも!魔女なのは本当なのよ!
[レイスに力説した後、さらにヴァレリーに向かい]
少なくとも知り合いはそう呼ぶわよ!?
[聞く人は、「語るに落ちている」と取るか、どうか。
彼女をよく知る人間なら苦笑しただろうが、奇しくもここは不思議な世界。
嘘を言っても通用しそうなのがなんだかちょっと怖かった]
…それなりよ。
まだ若いからそれなりには使えるわよ。
[嘘は言っていないのだ。と自分を慰めた]
……へえ、職人さんなの。
[興味深そうに頷いた。まだキーラはそばにいただろうか。解散するまで魔女は話に加わるつもり**]
― 物置 ―
[先程目の前を横切った"なにか"については、
とりあえず害を与えるものではないらしいとわかったので一安心。
その手に受け取ったものは、どこからか現れた
円筒形のガラス瓶の中に入れると鞄へ大事そうにしまう。
そして現在。
おそらく入ったことがないだろう部屋へ
足を踏み入れているのだが]
…………珍しいものは特にない、か。
[どうやらここは物置らしいが、
建物自体が新しいせいか中はえらくこざっぱりとしていた]
一応、地下に繋がってる階段は見つけたけど…。
一人で行くのは、勇気がいるな。
[物置の奥にあった階段も、ひとまずはその先に進もうとしない。
良く言えば慎重だが、悪く言えば臆病な性格だった。
あとでキーラあたりにでも話せば面白がるだろうかと考えつつ]
あ……レイスさん、オリガ。
[物置から出てきた所で、
ちょうど二階に向かっているらしき様子の二人と出会う]
― 現在・キッチン ―
[少年が名を問うならば、自分の名とオリガの名を伝えるつもり。
棚をごそごそと漁るまでもなく、気が付いたら、テーブルには目的のものが、あった。]
…これ、もらってく、けど、
[所謂、酒の瓶である。
キッチンに居た事から、彼も料理人の関係者だと思っているらしい。]
[なにやら黒狼の方を見て、目をきらきらさせたりへらへら笑ったりしながら、そっとその背を撫でる。]
…オリガも、撫でる?
[なにやら、いいことがあったらしい。]
そうなんだ…
[それだけをいい、もらっていくと言われて、こくりと頷いた。
レイスとオリガの名前を聞き]
僕はナタリー…
[と小さく微笑んで、黒狼を撫でていた]**
ナタリー、…あの、…。
よろし、う、わあああ!
[ちょっと、挙動不審気に、目線をうろつかせつつ。
何かを踏んで、すっころんだ。1(10)]
………。
[頭は打たなかったものの、二度目の転倒は、さすがに、…。
これでも、28歳の、はず、………。]
[靴の下敷きになったのは、砥石らしかった。
狼の傍に落ちた欠片には、まるで気付いていない。
鈍いというより、とってもどんくさい男だった。]
―キッチン―
[レイスにつれられて中を覗けば、黒狼とナタリーの姿が。
初めて見るナタリーに、軽く頭を下げ……名乗ろうにも名乗れず、再びエプロンの前ポケットに手を入れ、そこにあったアスチルベの花を差し出した。
挨拶出来ぬ事をもどかしく思い、申し訳なさそうな表情を浮かべながら。
レイスが名前を伝えてくれたなら、ホッと安堵の表情を浮かべ、それにあわせ頷いてナタリーに微笑みかける事だろう]
[ちょっと不振な男に、
少女のような少年に、
花のように愛らしい女性に、
撫でられまくって狼はしあわせそうだ。
ぱたぱた尻尾を振っている。]
[傍らに花が置かれれば、すんと匂いを嗅いだ。
花のにおい、以上の区別はつかなかったけれど。]
[なんだか黒狼の前で、わたわたと身振り手振り。
そのあとやたら笑ったり、目を輝かせたりしたのち、
名残惜しそうに手を離し、立ち上がる]
オリガ、部屋、行きたいんだ。
いっしょに、行こう、か。
[彼女が満足すれば、また手を引いて歩き出すつもり。]
―回想―
[アリョールとレイスのやり取りを見て、自然と笑みがこぼれる。
大がかりな魔法は違っていても、そういった事が出来るというだけで、アリョールを見つめる視線がつい頼もしい物になってしまうようだった。
途中で感じた視線には、軽く目を瞬かせ。
少し申し訳なさそうに笑みを向けた]
―回想終了―
[撫でていた手が離れれば、尻尾を振りながらも
名残惜しげに、くぅんと鳴いて。
狼はお座り状態で、いなくなる二人を見送った。]
[そうしたのち、ナタリーの顔を見上げる。
どうやら彼が動かないのであれば、
狼もここに留まるつもりらしい。]
……煩ぇ。
[ 思わず音声でもその言葉を発してしまった。
扉の中に入ってみたものの、やはりそこにいたのは知らない人間ばかりで。
輪に加わる気にはならなかった。
壁に凭れてただ、白がヨールカを覆うのを見つめていた。]**
?
[発見についての答えは、"喜ぶ"の理由が掴めずに
頭の上にクエスチョンマークが2(5)個はつきそうな
勢いで首を傾げた。
キッチンとなると、何か美味しいものでもあるのだろうか?]
…キッチンに行けばいいことがあるんですね?
教えてくださってありがとうございました。
[彼がオリガと身を寄せ合う様子に、
互いの想いの強さを改めて実感して。
お邪魔にならない内に、二人に丁寧に会釈すると
ホールのある方角へ向かった**]
ん……あぁ、お前ら。色々話…出来たか?
[興味深くアリョールの次の言葉を待っていると、
すぐ後ろから聞き覚えのある声が掛かり
一旦視線はそちら…レイスとオリガの方へ。>>64]
お前も探しもんが見つかってないのか…。
俺も探しものがあって、2階に行こうと思ってな。
でも先に何か食いもんがあると嬉しいなと
そっちに寄ってから……
…ホールに紅茶と、パニーニだな。解った。
[リーリャの作ったものではないとは察したものの、
とにかく美味しそうなものが其処に在ると解れば、>>66
男の表情も引き締まるというもの。
2人が去って行くのを、食い物見つけた!という
歓喜の笑顔で以って見送るのも仕方ない。]
[門の外からは人の気配はなかったけれど
一度外へ出て、教会奥に見える森を見渡してみた。]
[森も、森の側に見える水車も
どこか懐かしく、表情が和らぐ]
[自分はむかし、あそこで暮らしてはいなかったか?
いや、暮らしていたのは自分ではなくて、――――]
…………おねえちゃん、教会の中かな?
戻ろう。
[降りしきる白が、記憶にも白を塗して
思い出すには至らなくて]
[少女の足は、教会の中へ**]
[つまりは「おまじない」を掛けてくれと言う事だ。
彼女がそれを受けるかどうかの結論は急がない。]
ま、返事はまたガラス細工が見つかってから…改めて
聞いてからでもいいぜ。
それじゃー、俺ちょっと食い物漁りに行ってくるな。
2人とも悪戯の成果はちゃぁんと報告するんだぜ!!
[じゃーな、と手を挙げて男は再び廊下を一人歩く。
今度こそ、ちゃんとキッチンへと辿り着くだろう。**]
―2F・テラス―
[魔女が現れ、去り。
女将が現れ、去っても。番人は黙したまま。
ただ、長いローブの裾のあたりをじっと眺めていた。]
『きゅるるる っぷい』
[……この得体のしれないものは、なんだろう。
蛙のような顔をして。
トドのようなからだをして。
それでいて、存外と可愛い声で鳴くもので。]
[番人は屈み込み、膝までの丈ほどしかないそれに、
手を差し伸べる。]
『るるるるるるる』
[ひゅっ、と、
その鈍そうな見た目からは考えられないほどの速さで、
それは物陰へと避難する。]
[宙に伸びた手を、顎に。
番人は思い出す。 幼い頃に――
もうどれだけ昔かもわからない頃に、聞かされたお伽話。
丁寧に丁寧に、思い出す。
蛙のような顔をして。
トドのようなからだをして。
水車の羽根の下に棲む、悪戯好きの妖精のお伽話。
名前は、たしか――――**]
[仲の良かった可愛い女の子
いつも森の花の中一緒に遊んでいたけれど…
みんな少しづつ大人になっていく
少し上のロランやナタリー達みたいにお互いに恋しあったり、遠くの街へでていったり、俺みたいに母親を養うために馬鹿みたいに働いたり…
みんな大人になっていくのに
いつまでも赤ちゃんみたいだったカーチャ
そんなカーチャをみていると
いつも心が痛くなってきて
自分のその感情がなんだかわからなかったけど
保護者ぶって構ってみたり
からかったり 意地悪してみた]
[上着のポケットをごそごそと探る。
指先にさわるつるりとしたまあるい感触、取り出せば真っ赤に熟した赤いリンゴ]
ほらよっ…
思い出せよ
お前のいちばんのお友達っ
[カーチャの頭の上に無造作にリンゴを置くと]
鈍くさいカーチャ!
それおとすんじゃねーぞ
[からかう様に笑い声をあげて
少女をその場に残して協会の中へ走りさった]
[男が返事をしたかどうか
どう返事をしても、悪びれもせずに笑っているだろうけれど
軽く頭を下げれば、その場を辞して]
リーリャ?
[何となく辿り着いた調理場で、妹の姿を見つけるか
妹に探されていたなど、考えもしていなかった]
リーリャ、プリャニキ出来た?
あと、パニーニも有る、って……
[声が途切れた
キッチンの中にも、人影
妹と変わらないような、少年
そして、黒い――狼]
[じ、と狼を見据える焦茶]
[やがて、ゆらり、と狼へ近寄って]
[少女の姿は、キッチンのなかにあったか、外にあったか
狼がそれを確認する暇もなく、
現れた女性…………の格好をしたひと。
紅い眼は、不思議そうに見つめて――]
がう。
[差し出された手に、思わず前足のせた。]
― キッチン ―
[そこには既に、ヴァレリーやメーフィエの姿も
あっただろうか?
キーラが入ってきたのは、
彼らへ会釈して、プリャニキの籠を差し出そうと
していたところだっただろうか]
あ、おねえちゃん!
プリャニキ出来たからね、おねえちゃん捜してたの
[そう言って駆け寄った。
もし少女に尻尾がついていたら
ぱたぱたと嬉しそうに振っていただろう]
プリャニキ、好きなの食べてね
ホットミルクもあるから
バニーニは、えっと、ホールに置いてあるって
私も後で食べに行こ、…………?
[黒狼へ視線を送るキーラに、首傾げ]
[お手、と左手を差し出す様子を、きょとんと見つめた**]
[狼の前足が、左手に乗る
ずしりと重い、それ
獣の紅の瞳を覗き込む
炎を思わせるようなその色は
しかしその奥に氷が揺らめくような、そんな印象を抱いて]
わ、凄い!
かしこいね、キミ
[にか、と笑うと、手を離して狼の頭をわしゃわしゃと撫でる
つやつやでもふわふわでもない、ぱさぱさした毛並み
わしゃわしゃとかき混ぜるその感触は、どこか懐かしいような]
キミさ、狼だよね?
だよね、犬とはやっぱ違うよねその身体は
[わしゃわしゃと同時に、司書の知識を引っ張り出す
狼と犬は結構色々違うのです]
でもさー、なんか……ぼろぼろだしさ……
[わしゃわしゃ]
狼ってさ、本でもそうだけど、もっと気高いもんじゃない?
[わしゃわしゃ]
[わしゃわしゃ撫でられ、尻尾をばたばた。
もっと褒めて、といわんばかり。]
[しかし]
[その後に続く人語に]
きゅーん
[がっくりうなだれた。]
ここの人たちって変わってるわ…。
いや、そもそもあたしのいたところがおかしかったのか?
[魔法をすんなりと受け入れるのは、常識とちょっぴりの不思議で彩られた
故郷ではめったにないことで。そんなことを思わずつぶやいた。
同時に、あしらわれることに慣れすぎていた自分にすこし腹が立つ。
>>109 ヴァレリーの言葉を聞けば、おやと首を傾げる]
なあに。
誰かにプレゼントでもしたいの?
[つがいが多いわねとばかりにヴァレリーの顔を覗き込む]
[ふむふむと話を聞く。お守りを作るくらいなら、日頃からしているので慌てる気持ちも抑えられたか]
職人がおおいのね。
探してるってことは…なくなったの?
…ガラス細工がなくなる、ってこと自体が不思議な気もするけど。
いいよ、見つけたらね。
―でも何か代わりに美味しいものをくれる?
[交換条件]
わ、なんか……言葉分かってるみたいだねキミ
[しゅーんとうなだれたしっぽがちょっと可愛い]
こらー、へこまないでよ
もっとかっこよく遠吠えしたら、狼に見えるかも――じゃん?
[顎の下をふにふにと撫でつつ
鼻にデコピンを放とうと、指を構えて、にやり]
[>>117のキーラからの攻撃には、意図が見えたとみて、肩をすくめる]
そりゃあ――まあ―なんというか――
でもよ。
こんな謎の教会に突然連れてこられて、
それ以上にすごい魔法って見せられると思う?
[口を尖らせ、妖精に対して負け惜しみか。
それぞれ解散するのにあわせて自分も見を休めるところを探すことに。]
(甘い匂いがするなー…。
人の気配はいっぱいあるのに、誰も彼もココハドコワタシハダレ。)
[ホールの横を横切って、そのまま進んでいく。]
…そういえば、さっきの職人は
役場のおっちゃんに似てたなー…
あれか。
ポルターガイスト―…じゃなく…
…なんだっけ?
[ドッペルゲンガー。]
― キッチン ―
[廊下から聞こえてくる知り合いの声。
既にそこには先客がいるらしい]
キリル、リーリャ。
君たちもいたん、だ………………
[ごく普通に扉を開けて、室内へ入って。
灰青が吸い寄せられるように向けられたのは、
幼馴染でもなく、その妹でもなく。
少女とも少年ともつかない子供
――――の隣にいる、黒い狼]
どんくさいね……キミ
[犬の鼻にデコピンが炸裂したのと
メーフィエが現れたのは同時ぐらいか]
お、メーフィエ
この犬、頭良いよ
[にい、と笑って犬の前をメーフィエに空ける]
ぎゃう!
[驚いて後ろに跳び、床に丸まって鼻を前足でおさえる。]
がふがふ、がう!
[なんだか抗議でもするように吠えて、
ぐるるると唸った。 危険人物と判断したらしい。]
[デコピン炸裂に、さすがの犬(狼とは認めない)も怒った]
だってさ、デコピン食らう狼なんてかっこ悪いじゃん
おー、その調子その調子
そーやって戦わなきゃかっこよくなれないよ
[にやにや笑いながら、煽る
吠える犬に、笑みを向けて]
うーん、何言ってるかわかんないよ
ごめんって、そんなに痛くなかったでしょ?
ごめんね。
見ての通りの悪ガキなんだ、彼女。
[丸まった黒狼に合わせるように、屈んで膝をつく。
なぜかキーラの行いを自身が詫びて]
…………きみ、ひどい怪我してるじゃないか!
だ、大丈夫…?
動いたら痛いとか、苦しくて我慢できないとか、ない?
[喜ぶより先に、身体中の傷跡を見とめておろおろとした表情。
かなりの心配性なのだった。
……がかつてキーラに悪戯された時に
ひどくうろたえていたのと、同じ仕草]
がう! がうがう!
[女性の格好したひとに向けて吠える。
……なんて言ってるかは、
きっとわからない方がいいんだろう。たぶん。]
[意地悪されてて気がつかなかったのか、
いつの間にかなんか弱そうなのが目の前に来ていて、
狼はびくっと震えた。]
[お釣りが出るくらいに心配されて、ふるふる頭を振る。
首許の硝子が、からから涼しげな音をたてた。]
見ての通り、って何ー!
ちょっとイタズラしただけじゃん、ねえ?
[む、とメーフィエにジト目
ちょっとやり過ぎたのかな、と思いながら
意地になってるので、メーフィエが謝ってるのを見ても
キーラの口から謝るなんて絶対にしない]
その怪我は私じゃないよ?
[一応自己弁護しておく]
それ、は……。
ちょっと、よく見せてもらってもいいかな?
[首元で鳴る涼しげな音。
黒狼を怖がらせないように、そろーりと更に近づいて
首の辺りを覗き込む]
…………っ、
[そしてわかる、硝子のいろやかたち。
灰青が滲みかけて、慌てて俯いた。
そうしないと、人前で(犬前で?)涙が零れてしまいそうだったから]
きゅうん?
[不思議そうに首傾げて、
近づかれればちょっと上向いた。
相手がひ弱そうだからなのかなんなのか、
こっちには警戒心のけの字もない様子。
されるがままに大人しくしている。]
[黒狼の耳の付け根のあたりに手を伸ばして、ゆっくり撫でる。
まだ顔は、俯いたままで]
…………きみの持ってるそれ。
所々欠けてるのは仕方ないけどさ。
形はいびつだし……大きさも不揃いだ。
どこの誰が、こんな拙い細工を作ったんだか。
きみも、不格好だと思うだろう?
[撫でられる感触に目を細め、ごろごろ喉を鳴らして、
また不思議そうに首を傾げて、
問題のそれをからからいわせて首を振る。
そうしてもう一度、首を傾げた。
なぜ?とでもいうように。]
[俯いているせいでまともに前が見えていないが
硝子の鳴り方で、首を振ったのはわかった。
……どうしよう、自分の涙腺ってここまで弱かったっけ]
きみには、もっと綺麗なものをつけてた方が
映えるんじゃないかって……思ったんだけど。
それ、そんなに気に入ってる?
[ぱさぱさの毛並みを撫でる手は、
喉からお腹にかけての辺りへ移動する]
[頷いて、わう、と短く吠える。肯定の合図。
もっとも、硝子のこれがいったいなんなのか、
狼の頭でちゃんと理解できてるのかどうかは怪しいけれども。]
[くうん、と甘えるような声を出しつつ、
ふと、何か気になったのか、辺りをきょろきょろ見渡した。]
…………そっか。
それを作った不器用なやつが聞いたら、
多分、喜ぶんじゃないかな。
[やっと顔をあげて。
黒狼に見せたのは、涙を全力で抑え込んだ末の
どこか頼りなさげな微笑み。
辺りを見渡す仕草には、同じように周囲を軽く眺める3(10)]
…………――
まあ、おいしそうな林檎。
イライダさんになにか作ってもらおうかしら。
[忘れてしまっただれかのことは、思いだせないまま。
黒のフレアがふわりと翻り、
すながみの娘の姿は消える。
お目当てのひとを見つけられたら、
林檎を差し出しお願いしようと。**]
[メーフィエの姿を見ていたが
泣きそうになっていたのは気付いていないまま
リディヤからもらえれば、リモーネのプリャニキを口に――
しようとして、はた、と止まる
しばらく逡巡し、そして、一口
温かい味が、体中に広がってゆく
今度は、前みたいに、泣かないで済んだ
それにちょっと、安堵した]
美味しー!
焼き加減がちょうどいいし
もー、本当に、私より上手くなってる
やっぱり、教える事、もう無いよ
新年料理はもうリーリャに任せた!
[別の味のも貰えるだろうか、と籠を覗き込む]
今度はシナモンが良いな
[にい、とさり気なく次回注文]
[キッチンを見渡せば、5(10)
ナタリーの姿を目に留めれば、キーラと自己紹介
キリルと呼ばれても泣かない]
あの犬、キミが飼い主?
ごめんね、怒らせちゃって
キミ――犬と話せたり、する?
[微妙に意味不明な事を聞いた自覚は、有った]
[犬の横の辺りで、何かが瞬く]
ん?
[首を傾げつつ、そこを指し示した]
なんだろ、あれ……?
[焦茶が不思議そうに見開かれた**]
[ミハイルとふたり連れだってのんびりと歩みを進める時間は穏やかで、ゆったりと時間が過ぎる。
時おりかわされる会話はもっぱら話しかけるのは女のほうだったけれど、気にするふうもなく。
鍵がかかっていない2階の一部屋へと足を踏み入れる。
窓をひらけば流れるみずに軽やかにまわる水車。
からからとまわるその音に静かに耳を傾けた]
[不思議にはどこか感覚が鈍化したようで、夢に浸っている心地がした]
ぁっ・・・。
[いたずらな風が女のプラトークをさらっていく。
身を乗り出して捕まえようとするからだも不安定にゆれる]
[普通ならきっとありえないくらいに簡単に、するりと体が宙にうく。
差しのべられた男の手が女を+表+捕らえた/捕らえられず]
[きょとんと何が起こったかわからない体で下を見下ろしてプラトークの行方を追う。
引き上げられたからだ、安堵の息をつく男に抱き締められて――ようやく事態をのみこむ]
ありがとう。
[男の首に腕をまわしてささやくけれど、どこか宙に舞うからだはふわりと浮くようだったから、危機感は薄く]
とべたんじゃないかしら?
[呑気な女にさすがの男も怒りをあらわにしたろうか?それともあまりの呑気さに笑ったかしら?]
[もしも目撃者がいて心配の言葉でもかけるなら、大丈夫とひらり手をふったでしょう。
いくら浮くようだったといっても自分から飛び降りる気にはならず、プラトークをひろいに外へと赴くわ]
[黒狼とメーフィエを暫く交互に見ていたけれど
やがてプリャニキの籠へ視線が移り
側のキーラを見上げた]
[どこか泣きそうな顔に映って
手を伸ばそうとしたけれど、その手は途中で止まり]
あの、おねえちゃん
プリャニキ、どうぞ
[ただ菓子を勧める]
ほんとう?
うれしいな
料理くらい……おねえちゃんの役に立たないと ね
新年の料理も、任せて
おいしいもの、いっぱい、作るから
[キーラが籠を覗き込めば、もっとどうぞ、と
差し出して]
[他にも求める人が居れば快く差し出すだろう]
シナモンだね
今度は別のお菓子の方がいいかな?
バニラやチョコの香りのも
作ろうと思ってるんだ
[注文は嬉しそうな顔で受け付けた]
[2階を歩いていて、ミハイルとフィグネリアが部屋に入るのを見ただろうか、仲睦まじい姿に微笑み、近くの階段から階下に下りる]
あら、カーチャじゃないの。
[下に降りた所でカチューシャが現れる、驚いていると、林檎を差し出され、可愛いお願いを>>164]
あら、美味しそうな林檎ね。林檎ならアップルパイね。
[ウインク一つ、カチューシャが来るというなら一緒に、そうでなければ一人でキッチンへ向かう]
あ……ナタリーさんも飼い主さんじゃないのよ
そういえば……どこのわんちゃんなんだろうね
[狼と言われても、少女の中での認識はわんちゃんでした]
[不思議現象が当たり前に存在するこの場所では
動物と話の出来る人が居ても
おかしくなさそうだなぁと、キリルの問いを聞いていた]
[心を凍りつかせてただ女が望んでいたのは親友が生き延びること。
そのためには敵わなくとも追い求めた目の前の男の―――否、人狼の死。
女がてにかけた娘の姿までが脳裏を駆け抜けて―――]
― キッチン ―
[キッチンに行くと何やら大勢の姿]
あらあら、皆さんおそろいね。
カーチャが林檎を持ってきてくれたの。
アップルパイをつくろうと思うのだけど…
他にも作って欲しいものがあったら作るわよ?
[微笑み、その場にいる人を見渡す。
何も言われなければアップルパイを作り、リクエストがあればそれも作るだろう]
[つらい、悲しい、いきて―――。
強い思いは人形がすいとってしまったかのようにすとんと抜け落ちる]
おひさしぶり?
[女の動揺に、男も傭兵も気づくことができたかどうか]
[死者の列に加わってまどろみに身を浸し、眠りのうちに癒えた傷もひとつのきっけでたやすく境界を見失う。
傭兵の存在はもはや弟を通しての、どこか間接的な感慨しかありはしないはずだったのに。
それほどにあの日々は女の身には重すぎた]
(……にしても、魔法かぁ…)
[本当にそんな事が出来るのなら、どれだけ素敵な事だろう。
後でこっそり何か頼んでみようかな……などと考えつつ]
―回想終了―
(……魔法、か…)
[この教会に居ると、自分が母の墓参りで何度も足を運んだ、あの廃教会を思い出す。
最初はそれと思って入ったものだが、内部はあの廃れた教会とは大きく違っていた。
それに、あの廃教会のように、変な“声”に悩まされる事もなく――。]
(………………声…?)
[自らの思考にハッとし、身を固くする。
聞こえるはずのない声に悩まされていた記憶。
この記憶は夢なのか、それとも……?**]
……すみません……私
パニーニ、いただいてきます……。
[甘いものの匂いに囲まれていたせいか
さすがに辛いものを取り入れたくなって]
[その場に居る人達へプリャニキと
ホットミルクを勧めて、
黒狼の頭を一頻り撫でてから
恥ずかしそうに、こそこそと調理場を辞した**]
― →ホール ―
[てのひらに乗せると、脳裏に浮かぶのは
首から薄桃色の輝石のペンダントを
掛けていた自身の姿
今は、それのかわりに林檎のブローチが
身に付けられているけれど]
[色は異なるけれど、この小さな粒も
だれかのとても大事なものに違いないと]
[ぎゅっとてのひらに握り込んで]
――――――――……?
[何かを捜すように、きょろきょろと辺りを見回して]
きの、せい……?
[首を傾ぎながら、ホールへと入っていった**]
んん、げふんっ。
ま、まあそういうわけだから。
[あの時、この教会と似た場所で起こった事、
あの後の永い時間の事。
全てを年輪に刻んで、覚え続けた。]
それでだよ。
別に俺にゃプレゼントしてー!っていう奴はいねぇよ。
もしも見つかったら、ちゃんと完成させて……
またどっかに放り投げるんだよ。
もう、売れねーし。
[誰かに、と問われると苦笑して手を振り振り。
ついでに首も横に。]
…………本当だ、おいしい。
これだけの料理を毎日食べられるキリルが羨ましいくらいだよ。
それに、なんだか食べてるとほっとする。
作ったひとの気持ちが、しっかりと込められてるからかな。
[口の中に広がるあたたかさ。
なぜか、すごく久しぶりのことに思えて
表情は幸せそうに綻んだ]
[新しく現れたイライダからアップルパイを作ると告げられれば
嬉しそうに微笑み、彼女の邪魔にならない位置に移動する。
入れ替わるようにホールに向かうリディヤも見送って。
少女から勧められたホットミルクを飲もうとしたところで]
確か、リーリャがあれを触ったら
飛んでいったとか言ってたっけ…。
[黒狼の近くにある謎の物体が視界に入った。
七個集めたら願いが叶う…なんて物体ではないだろう、さすがに]
―キッチンの手前―
[やはりというか何というか、真っ直ぐに向かわない男。
ようやくキッチンに辿り着いた頃には大勢の人が其処に集まって
いただろう。
男は入り口から顔を半分だけ覗かせてみる。
……既に出来た輪の中に入りにくいのは、今も昔も変わらない。]
…………あいつ。
[そこから見えた黒い犬、のような大きな獣。
記憶に違いが無ければ、今じゃれているメーフィエやキーラの
行動を見ているのが辛かった。]
綺麗な銀色だ。
これ、銀細工に使えないかな――――あだっ!?
[加工できないかと口に出した瞬間、
手の中から飛び上がる三角形。
おでこにばちーんとぶつかった後に
銀色の軌跡を描いて、逃げるように扉の隙間から出て行った]
…………なんだったんだ、あれ。
[ぶつかったのが三角の角じゃなくて、
面だっただけマシと言うべきなのだろうか。
じんじんする額を押さえながら、ちょっとだけ涙目*]
[男はキッチンを離れ、そのままホールにも寄らず
再び廊下へと歩を進めた。]
なんにも言うべきじゃねーな。
このまま楽しく過ごせりゃいいじゃねーか、なあ?
[誰にも向けない言葉は、男の姿と共に掻き消えた。
気が付けば、少なくとも1階ではない所を歩いていた。]
―2階・テラス―
………???
あれ?
[すぐ近くに、誰かが佇んで居る。
とにかく高齢な事だけは解る、ただそれだけ。
…此処は2階、テラス。
どうも、あの突如現れたカーチャと同じ移動が出来たようだが
その原因や条件は一切謎である。]
……アイツが俺の後を追って死ぬようなタマか?
[ 煙草を指に挟んで振って見せた。]
何で死んだか俺も覚えちゃいねぇンだが――俺を殺るなら、アイツだと思ってたからな。そうなんだろうよ。
[ さて女は、自分の――「ニンゲン」の敵を弟が取ったかもしれない可能性にどんな反応を示すだろうか。]
村の設定が変更されました。
― ホール ―
わ、いいにおい……
[机の上には、盛り付けられたパニーニと紅茶
飲み物はホットミルクを持ち歩いているけれど
折角だからと、紅茶もいただく事にした]
いただきます。
[両手を合わせ、ラム肉のパニーニもぎゅもぎゅ。
自分は小食のような気がしていたが
別にそんなことはなかったよ!]
……………………?
[突如、ホールに降り注ぎ始めた銀色のなにか
不思議そうに天井を見上げた]
[あまり過度に驚きはしなかった、けれど]
きれい……どうなってるんだろう
[ホールの外へ視線を移せば、
やはり雪に混じって銀が降り注いでいて]
― ホールの外 ―
わ、…………
[ホールを出れば、廊下にも、やはり降り注ぐ銀]
そうだ、アップルパイ作るの手伝……
あ、でもこれ落とした人が困ってるかも……
[銀を帯びてきらきらと輝く粒
それをじっと見つめて]
[落とし主を捜そうと、廊下を歩き回り始める]
[林檎のコンポートを作り、パイの生地を作る。
パイ皿に生地とコンポートを敷き詰め]
さ、あとはこれを…
[ピェーチに入れ、焼き上がりを待つ。しばらく経つと
パイの焼ける香ばしい匂いがキッチンを包み込む]
そろそろいいわね。
[恐らくここにいる人すべてに行き渡るであろう量のアップルパイができあがる]
ナタリーはずっとここにいるの?
ホールに行けばパニーニもあるわよ?
一緒に行かない?…そのクレストも。
[切り分けながらホールに向かうよう誘う。
カチューシャから聞いたナタリーの傍らにいる黒狼にも声をかけた。
恐らくそこにいる人にはみんな声をかけただろう]
― 廊下 ―
[ホールに向かうべく廊下にでると]
あら…まぁ、綺麗
[降り注ぐ銀の星>>#1に感嘆の声を上げる。
不思議なことに食べ物を避けるように降り注ぐそれにしばし見とれる]
―――見張りべや
[きらきら きらきら。部屋の中なのに「外が眩しいな」と顔を上げると、全てに星が降り注いでいた。銀の]
…―――なんてこと…
[言葉を失って、それに見蕩れ]
……バブーリャ…――
[きらきら。きらきら**]
― 物置近く ―
[メーフィエは、たしか、怖いものがスキじゃない、はず。
幼少期を地下かどこかの一室で過ごしていたレイスにとっては、
慣れたものではあったけれど。]
えと、…うん。そう、キッチン。
話、できると、いいと思う。
[穏やかに笑いながら、メーフィエを見送った。]
?
[周囲にきらきらと輝く何かが舞う。
どこからともなく現れて、雪のように降り注いで――
黒狼の頭に乗っていた一粒を、
(さっきみたいに攻撃されやしないかとやや警戒しつつ)
そっと掬って掌に]
…………不思議なことばかりだけど、
こんなに綺麗なものが見られるなら、全然悪くないな。
[掌の中できらめく小さな銀色の光に、
灰青を細めながら暫くの間見入っていた]
― →二階・11の部屋 ―
[階段の直ぐそばが、自分の宛がわれていた部屋だった。
内装が、幼い頃過ごしていたよりも新しい事に、気付かない。
どんくさいからと言うよりも、“そう言うもの”だと認識していた。]
[いつの間にか持っていた鍵で、部屋の扉を開く。
傍のオリガの手を、ぎゅっと握った。]
……あ、れ?
[―――部屋には、“何もなかった”]
[おろおろと荷物を探せど、トランクが見当たらない。
せっかく、ヴァーリャとメーフィエが居るのに。
そう思いながら部屋に足を踏み入れれば、ちらりと落ちる何か]
え、ゆ、雪…?
[慌ててオリガを抱き寄せようとするが、彼女はどうしたか。
自分の服に落ちて、なお消えないその粒に、不思議そうな目を。]
……雪じゃ、ない。
[きらきらしたそれは、とてもきれい。
記憶の中で揺れる金色の髪や、傍に居る少女の髪のよう。]
[きれいなものを見るのは、好きだ。
とても、…髪も、目も、美しいと評される色ではないのは
ちゃんと自覚もあるのだが。]
外も、降ってるんだな…
[彼も、これを見て居るのだろうかと。
そっと窓の傍に寄ろうとすれば、がんと足が何かを蹴った。]
……………っ、………
[それでも、すっころばなかったのは、少しの矜持。
ちょっとだけ、成長した。]
[少女が自分の頭を撫でてから出て行くのを淋しげに見送ったり
銀のきらきらが目の前で弱そうな男を襲撃するのに
驚いてぼろぼろの尻尾がさらにばさばさになったり
それがどこかへ飛んでいくのをぽかんと眺めたり
何かはわからなかったけど、甘い匂いに鼻をひくひくさせたり
さっきの銀みたいなきらきらが降ってきて、
身体を震わして払い落とすより先に、
伸びてきた手に掬われていくのをじっと見つめたり]
[していた黒狼。
甘い匂いの女性が呼んだ名前には、特に反応を見せず。]
あ、あった………。
[中身がざーっと出そうになりかけた、仕事用のトランクの片割れ。
――どうして、さっきは無かったのに?
疑問は、すぐに溶けて消えていく。
そういえば、飾りになりそうなものはあっただろうかと。]
………そうだ。
[昔、細工がすばらしくて、思わず模したものが、あったっけ。
トランクの隅で少し不思議な音を立てる、鈴。
傍の光を摘んで、少し弄ってその鈴につっこんでおけば。
隙間からほんのりと光が漏れて、少しは綺麗に見えるだろう]
[彼は、ヨールカの傍に居るといっていたっけ。
ついでに、こっそり飾っておけばいいか、と。]
[トランクを閉じ、光の入った鈴を手に。
ちょっと無理に、トランクに酒瓶もつっこんだ。]
オリガ。
…あの、…ヨールカのところに、行っても、いい、かな?
[オリガが嫌がれば、きっと一階のホールまで送り届けてから。
そうでなければ、また手を引いて、歩き出すつもり。]**
―2階・テラス―
[しばらくの間大はしゃぎしていた男も、
ひとしきり騒げば落ち着いたようだ。]
―――…あのさー。
……いや、やっぱいーわ。
[捕まえた星達はいつの間にか光の粒になって消えた。
いつかはこの温もりに満ちた場所も、
同じように消えて失われてしまうのだろうか。]
他に捕まえられる星ってあるのかね。
ちょっと俺中の方見て来るよ。
……あんたも中に入って何か食いに行ってみるといーぜ。
美味い菓子を作る子が居るし、他にも何か作ってくれてる
奴も居るみてーだし。
[未だテラスから動かない老人へ、そう言い残して
男は廊下へと身を躍らせた。]
終わらなければ良いのになあ、勿体ねぇ。
[男は再び独り呟いて、点々と姿を消しては廊下を歩く。
やがて辿り着いた場所の足元に、ひとつ転がる鋭く細い何か]
[そうして、男の姿がすっかり見えなくなったあと。
物陰へ近付いた番人はおもむろに屈み込み、
身を潜めていたそれを抱え上げる。]
『ぷきゅる?』
[不思議そうに一回転する蛙の頭に驚くこともなく、
再び手摺りの前まで戻って来ると……]
―――――…あった。
[ガラス細工をする際には必ず使っていた「道具」]
……これが此処にあるって事は、まぁなんだ…
まだ何かを創っても良いって事なのか。
天使のたまごは探すとして……
えぇー…何を創ろう、参ったな!!
創りたいものがいっぱいあり過ぎて迷うぞ。
[必要だからこそ目の前に現われた道具。
それを知ると、不意に創作意欲が湧き出て来て
男は廊下で独りで盛大に騒ぎ始めた。**]
『るるるるるるる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!』
[あわれ放り投げた妖精は、真っ逆さまに地面へ向かっていく。
その末路を見届けずに、番人は踵を返す。
スタスタと廊下へ繋がる出入り口まで歩き、
中へ戻ろうとその扉を開けた。]
『きゅるぷ?』
[平然と、それはそこに居た。]
[どうやらまたしても、番人に逃げる術はないらしい。
深く、深く、溜息を洩らした。**]
― 2Fテラス ―
……驚くだろう、か。
[一階の教会の敷地内にいた筈の彼は、いつの間にかそこにいて、番人と"何か"を交互に見て、呟く。切り分けられたアップルパイがひとつ、手に持っていた]
― そして ―
わあ。
[きらきらきらきら、降ってくるのは、なにかしら。]
きれい。 雪……じゃ、ないのね?
[ちいさなてのひらの上、
つもっては消え、つもっては消えを繰り返す。
きらきらに気をとられて歩いていると、
どこかでだれかと ぶつかったり、してね?**]
[>>216きょとり。傭兵の言葉に目を瞬く]
ああ。
[人形かかえたまま器用にぽんと手をうった]
そうだったわね。
[女は眠るままに逝ったから、自分のことはすぽんと頭からぬけていたらしい]
[>>218自身を死者だと語る傭兵にどこか不思議な思いがわく。
そう、傭兵の死を願ったのも自分、弟をよろしくと告げた言葉は傭兵にはとどいていたのか――それもまた幼い頃に立ち返った己であった]
……あなたたち、互いの手にかかって一緒に彼岸を渡るのだろうと勝手に思ってたわ。
[互いの生より連れていくことを選ぶだろうと。
―――星が降る]
[銀色を片手の平に受け止めて、きらりきらりと輝くそれを見つめる]
…変なところ。
[綺麗というよりおもわずそんな言葉がこぼれた]
[目をすがめた半眼で]
飲みすぎて脳溢血とかだったら笑ってやるわ。
[そんなことを告げつつすいと差し出すのはいつか4人で酌み交わした酒]
まぁ、待つのも悪くないわ。
[親友の悪態を聞くのが今から楽しみなのだと――自分でもあまりいい趣味ではない気はしているけれど]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新