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聞いても無駄とは思ってた―――。
わたしが産出され、送られた以上は。
既にこの状態はどうにもならなくなっている。
[片手は後ろに、もう片手は人差し指だけ立てて口元にあてる。
エリーとフェイト、そして凝る怨念との争いの中、両目瞑り立ったまま。]
私とやり合ってるのは右下の奴だけど、できれば詠唱してる奴優先……一番厄介な奴が膨らんでるのも怖いけどさ!
私より扱いは熟練してるみたいだけど、詠唱しなおしてる奴がいる事を考えると、それぞれの顔は自分だけでは、2つの魔法は同時に操れないはず!
[自分の手を空けるか、相手の手を止めるか、膨らみ始めてる厄介な奴を潰すか……どれだけ撃てるのかは解らないから、3つ選択肢をあげ、1つしか出来ないなら、手を止めたほうがいい、とは提案する。それが吉と出るか凶とでるかは解らなかったけれど。]
[エリーから指示があったのはやはり複数箇所。
横撃ちのレーザーを拡散させれば、少なくとも右下・左下の顔には横一直線に命中するだろう。
しかし一番厄介な右上が後手に回る。]
――――…。
よし、めんどくせえ!!!
エリーはちょっと待ってろよ!
[考える暇があるのなら動けと、横向きの弓のまま弦を弾く。
レーザーは右下・左下の顔面へ刺さり、追撃ともう一度同様にレーザーを放った]
[ゆるりと両眼を開く。
マゼンタの光溢れ、黒髪が風もないのに舞い上がる。]
【【【――――― ィィン ―――――】】】
[高笑いを行う顔へ対し、視えざる手を伸ばした。
テレパシー。それを攻撃に転じ、対象の精神に使えば、精神破壊が行われ廃人にさせる事も可能だ。
今、行おうとしているのは対象の「右上」の顔の動きを停めること。
誰かが「顔」へ攻撃を仕掛ける事は、無論停めない。]
《膨らんでいる?貴様何を《セカイ”を手にする――《キケ!スベテハ――
《あらあら、気付かれちゃったのね?それじゃあそろそろお別れ――な、ナニコレ!ホホホ、ホーッホホホ!》
[詠唱の途中で、遣り合っている最中で、右下と左下の顔が、ぷちゅり、と潰れる。何か、言葉を紡ごうとするも、追い討ちで、止めを刺される。
高笑いの顔がくすりと微笑み、一気に膨らんで、顔の群れから、分離・独立を図る。
だが、それとて集中せねばならない事、途中で動きが止まる。
分離しかけて、長く伸びた、分離し切れなかった管一本で垂れ下がった状態で高笑いで干渉を打ち消さんとする。]
これで、終われ……!
[そして、ずぅっと風で地面に叩きつけようとしていたエリーは、そのまま、それを続行する――。
対等だった力関係が消えて、地面に、顔が叩きつけられる――――。]
[結局――、干渉を和らげても、高笑いの顔は干渉を打ち消す事もできなかったし、
潰れていた顔達はもとより、垂れ下がっていた高笑いの顔も、地面への激突で、あっけなく、飛び散る。
残った左上の顔にしても、ダメージが大きく、歪んで、声も出せずにいた。
呼吸音に似た音が、響く。]
…………え?
[エリーは、目を、白黒させて、まるで一枚の画像を見るような目で、その光景を、目にする]
……終わった、の?
[そう、エリーはまだ顔達から目を離さず、その光景を見つめていた。
まだ、空気の通る音を繰り返している、歪んだ左上の、顔。
虚空をじっと、見つめている。
何を考えているのか、解る事もできない。]
《……ヒュー……しゅー……》
[実際、左上の顔の思考は、散乱して、自分が生きた時代の、自分の理想と、かなわない苦痛が、入り混じっていた。
今でも未来でもなく、過去を見ていた。
走馬灯のように]
[エリーの攻撃でまだ終わらないようであれば、両眼の光を強める。
地面に押し潰すように、怨念達へ圧力をかけるかのように。
停めるのではなく、言わば意識体達へ精神攻撃を仕掛けてゆく。]
ん、フェイトくん、どうかした?
[フェイトに問い返す声は、読書中に声をかけられたような声。]
っ……あ、いや……
なんでも、ねぇ。
[おそらくは2人と考えている事が全く異なっているだろうからか、フランからの問いには歯切れ悪く返し]
さっきの質問って、結局……なんだったんだ?
[話を逸らそうと、戦闘中に問われた事を掘り返す。
宇宙の為に滅ぶ事は絶対の否、その答えを彼女はどう思い何を判断したのだろう、と]
[走馬灯は続く。
苦しみの余り、叶わぬ余りに、諦めた”理想”
一人の指導者が導く事で、優れた力を持つものが導く事で。
力なき老いた、そして判断を間違った指導者に、導かれて起きた悲劇を、繰り返さぬ為に。
彼こそが、最初の一人だった。
優れた力を死に物狂いで手に入れ、”理想”を持って人々を導こうとして、受け入れられなかった一人。
受け入れられないならば、未来へ。”理想”を託そうとした。
幾人かの『契約者』には受け入れられた。けれど、人々には、”セカイ”には受け入れられなかった。
――我は、間違っていたのだろうか?
その思念を最後に、フランの精神攻撃によって、潰れて、いった。]
聞いてみただけ。
だって、もう運命は決まってるから。
[フェイトへと。そして、少し間を置く。
その間にフェイトからまた話しかけられるだろうか。]
……音も、しなくなった、ね……。
[これで、終わ……ったわけでは、ない。
まだ、元から開いていた空の”孔”や、
ルッカ達を連れ戻す為の”孔”を開けなくてはいけない。
手元に残った、白い小さな杖に、力をこめて。
再び、空へと顔を上げる。
けれど、フランの答えも、気にかかった。]
決まっている?それは、一体……?
[”孔”を開こうとしながら、問いかける。
力をかなり失ったからなのか、それとも、”当たり”なのか。
中々、開かない。]
そ、か。
気が済んだならいいや。
お前が俺達の答えに納得したならそれはそれで良いし、
納得できなかったなら…何かやらかすつもりなんだろ。
でもそれは、フランの性格をトレースした行動じゃねえよな?
エイリアンつったか、お前自身の考えなんだよな?
[エリーを見守りつつ、視線は動かさずに再度フランへと問う。
極当たり前の事を言っているのかも知れなかったが、なんとなく確認はしておきたかった]
わたしはね、破壊する為に産出《プロダクツ》されたの。
分かるかな。
………。
[両目を閉じて開けば、マゼンタの光は消えていて。]
未来へ”理想”へ導く気持ちは間違いではない。
だけど、その"感情"は危機を招く。
[一度だけ、”孔”を開こうとするエリーが持つ、小さくなった白い杖へ視線を向けた後、]
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