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[空虚。
それから、フランから発せられた疑問形。
あまったるい、とも彼女は、口にした]
…………
[己の胸に置かれていた手は未だそのままだったか。
咳込む姿が見えていようと、構うことなく。
悪魔は、フランを支えていた片方の手を離し、その手を彼女の手をはたくように振った]
だま れ
さわる、な………っ!
[傷ついたフランへの心配、不安]
[良案を思いつけない自分への苛立ち]
[異形の声が響くやましさ]
[微かな動揺を覚られた、なんて焦り]
[弱くて幼いままの己を、守らなきゃいけない妹に聞かれてしまった、なんて強い焦り]
[そして……喪失]
[悪魔はフランの身体を、地に突き放すように離した。
そして、後ずさって、俯いて頭を抱えて――]
あ ああぁああああぁあ ………っ!
[数多の負の感情に、取り戻した印章のパーツの魔力が作用する。
地に足を着けたまま、悪魔の翼がばっと大きく広げられて。
その瞳の表情を、"入坂結理人"では無い、人ならぬもののそれに変えていく**]
だって、待ってたって… おにちゃ は帰ってこなかった
ヒーローなんて、いなかった…!
[兄の胸にあてたフランの片手が、服を握る。
その言葉はフランの弱さ。強さに付帯するもの。
宇宙怪獣を倒すヒーロー達はいても、兄を探してくれる人は居なかった。あの時は、行方不明者も沢山居て、そして今もそんな人々は増えている。]
だから、 だから、わたしがわたしの手で
うごかなきゃ なにもならなくって
皆を救いたくって… …!!
[それは、フランが秘めていた想い。
兄が行方不明となって居なくなった後の行動の軌跡のよすが。]
[唐突の出来事。
弾かれた手を自分自身の胸元に。
涙が浮かんだ目で、兄を見た。それが、引き金。
開く、距離。
入坂結理人が抱えている”闇”。]
―――――ッ
[地に投げ出され、フランは両手で身体を支える。
兄の抱える闇が、”イル”を呼び出す。
呆然とした様子で、フランは兄の変貌を見ていた。]
-はしけ上-
[因子を持っているからか、意識を失っているからか、それとも苛まれる精神が----からか…
倒れていた...に怨念ゴーレムは見向きもしない。
…微妙に髪が伸びたりしたが、被害の内には入らないだろう。多分。]
うぅ…頭いた…
って、なによコレ。
[目が覚めると、周囲には大量のヘドロとソレを振り払うメガマリオン。
…とりあえず、メガマリオンから距離をとるようにこっそり端の方へ移動した。
怨念ゴーレムよりメガマリオン(の妨害装置)の方が怖かったから。]
[…暫くそうして物陰に潜んでいたが、
はしけが接岸した事が分かればくすりと笑う。
メガマリオンを襲撃しようとした時失敗したのは、
妨害装置が自分の門に向いていたからだ。
それなら…]
…戦闘中で、アタシの門以外に装置使ってれば襲撃できるよね。
きっと。
[微妙に伸びた髪を雑に切って、
メガマリオンの後を追いかけた…
………後に、誰のものか分からない髪を
怨念ゴーレムの攻撃扱いされた事実なんて知らずに。**]
……すぅー…
……ふぅ……
[大きく呼吸をして気を落ち着かせる。あつい。
普段気になりもしないコクピットの狭さや、額に張り付く髪が酷くうっとうしく思えた。
…疑念や不安は理屈と理性でいくらでも押さえつけることができる。けれどちょっとした苛立ちや悪寒、ささくれ立って不必要に鋭敏になった感覚までなかったことにはできない]
……ここまでの持久戦になるとさすがにクルわね…。
『各自、待機人員との交代のローテーションを早めなさい。
分かりやすい外傷と違って、ダメージに本人が気づきにくいわ。
無理しようとする人間がいたら引っ張ってでも休ませること。いいわね』
[指示を出すことで少女自身の気も紛れる。間違いなく消耗はしていたが、包囲は確実に狭まっている。少女も少し休もうかと、交代人員に声をかけようとして―――その目の端に、動くものが写る]
…民間人!?
[それは怯えた表情をした小さな子供たちだった。逃げ遅れたか、痺れを切らしてシェルターから抜け出したのか―――互いに互いを支えるようにして、迫る怨念ゴーレムから逃げ惑う。その姿を。保護しようとして。少女のジンロボが足を進めかけ―――]
――――な、わけないわよね。
[小さな死角となっていた右手前方の角に、束にしたクラッカーを押し付ける。
どぱぱぱぱぱぁんっ!!という派手な音に追いたてられて怨念ゴーレムが飛び退き、同時に子供たちの姿が霧散した]
うちの避難誘導と避難訓練なめてんじゃないわよ!
そんな幻覚、見せんのが一年ほどおっせーのよっ!!
[苛立ちをこめて、どどん!ぱぱん!とクラッカーで追いたてていく。十分に怨念ゴーレムを引き離したところで]
……
[精神攻撃は間違いなくダメージをためていた。すぐ近くまで接近された、たった今の攻撃がそれを決壊させ、嘔吐という物理的なものとなって吐き出されていく。コクピット脇のダストボックスに嘔吐しながら、それでも少女の目はモニターを見据え、その手が止まることはなかった]
……っはぁっ…よしっ。出すもん出してすっきりしたわ。
みんな、あと少しよ!
油断せずに片付けちゃいなさい!
[最後に、びっ!と手で口元を払い、青褪めた顔を引き締めながら指示を飛ばす]
ええ、行ってきなさいっ!
[途中聞こえてきた声>>44には、その背を叩き飛ばすような勢いで声を返す。もっとも、すでにジャミングの範囲に入りかねない本土の少年に、その声が伝わったかどうかまでは分からなかったが…]
…見えてきたかしら。
[開けた場所に出た少女の目に、赤い壁が映った。主要道路にまで包囲の輪が縮んできたのだ]
『エリー?聞こえてる? もうじき包囲網の余剰人員にも余裕が出るころよ。その場は職員に任せても大丈夫。お疲れ様、協力感謝するわ。先に市庁舎で休んでて頂戴。
気晴らしがしたいならカラオケのほうに寄って行ってくれてもいいわよ?』
[その提案は、人手不足などは関係なしに、単純に気晴らしの勧め。どちらでもかまわないニュアンスは軽い口調から伝わるだろう]
まぁ、あたしは寄ってくけどね。
[通信の最後にそう付け加えて、通信を終えた。 今回の襲撃は、規模こそ予想していた範囲だったが、やはりそれなりに精神に負荷が溜まっていた。すっきりしたい気持ちがあったのだ。
無論、いつでも通信や報告を受けられるよう通信機の備えは怠らなかったが。
少女の機体は市外を離れ、『お客さん』の隔離先として開放された、コンテナシェルターへと歩を進めていった**]
―本土上陸―
『行ってきなさいっ!』
[少女>>57の威勢の良い声を最後に、耳障りなノイズで満たされた通信を切る]
……酷い事になってるな……。
[改めて見た本土の惨状に言葉をなくすも、立ち止まっている訳にはいかない]
ナビゲーション・システム起動。目的地は詩論シティ、ソフィア・パーク!
[メガマリオンに搭載されている新機能の一つを、音声で呼び出した。
ナビゲーションが使い物にならなくなる前に、現在地と目的地の座標から進むべき方向を割り出す]
よし、それじゃあ――
[モニタ上部に、竜のような鳥のような怪物が映った。
少年は足元の瓦礫から、よく飛びそうなものを選んで拾い上げる]
行っくぜぇっ!
[そして市長のグレスパを飛ばした時の要領で、怪獣に向けて投げ付けた。
バランスを崩し落ちて来た鳥の腹を踏み付けて前進する。
逸る気持ちのせいで、物陰に潜んでいた、そして今も自身を追い掛けている影>>53には、気付くこともなく――]
――陣桜市・中央通り・市長が来る前――
[灼熱の壁で蒸し暑く。落ちる陽はなおさら焼けるように赤く照らしつける。
光が落ちていく――、沈んでいく。
まるで、怨念たちが希望を押しつぶすかのように。
炎の向こうに、人影が見える。ゴーレムに混じっていた、ソイツは、嘲哂う顔をした自分に見えた。
……両の手には何も持たず。自由であるかのように振舞っていた。
けれど、自分じゃない、というのは、解っていた。]
………………後悔がないわけじゃない、けど……燃えてろ。
[炎の壁から火を押し出して。
焼きつぶす――ゴーレムごと。]
[自分の姿を焼く事に、抵抗がないわけじゃあない、けれど。]
――何度、やろうと思ったと思ってる。そんなの、今更の話だ、っての。
[精神力は保っても、体力の方がいかんともしがたい。
自分で起こした熱による自滅ダメージなのが少し泣けてくる。
そんな折に入る連絡に…念のため、周りの職員を見回す。
頷いてはくれた。それに、頷きでもって返して、足を、3,2,1、と鳴らし。
ようやく、高熱から離れるように後ろへと下がり、制御と維持を失った炎が消えていく。そこへ、穴を埋めるように職員たちが入っていく。]
そこでようやく、離れた路面へと転がり、自分に溜まった熱を解放する]
『よー、やくおわ、ったー……
気晴らしとかそれ以前に、色々冷やしたいわ……
後水とか氷水とか。
……水浴びれるならどっちでもいいや。』
[精神的ダメージよりも、汗だくで、この状態を何とかする方が優先したかった。がゆえにこんな通信。
どの道、しばらくは離れた路面に転がったまま、体力の回復を待つ。
それから、シャワーを浴びれるならカラオケ会場へと、浴びれなさそうなら、まずはシャワーを借りに、市庁舎へと向かう事にする。**]
―― 元ソフィア・パーク ――
―――…、。
[頭に載せていた両手を、そろりと下げて。
怪人 イルは俯いたまま、黒から紅に変色した瞳だけを、地に放り出したフランへと向ける]
何ぼーっとしてる。
泣く暇があるなら、とっとと逃げでもしたらどうだ。
[それから、瓦礫の上に転がっていたレーザーガンを片方、屈んで拾い上げながら、ゆっくりと口を開き始めた。
その顔はまた少しだけ伸びた髪に隠れ、その場の少女に表情を覚らせない]
ああ、そう言えばお前とは、ここで話をする約束をしていたな。
俺に、何があったか。詳しいことは後で話す、と。
丁度良いから話してやるよ。
お前の、大馬鹿なたったひとりの兄の話をな。
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