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「シームルグがいいです」
[と、メイドは言い張ったが、青年は必死に説き伏せた]
あのね、人間には執着というのがあってね……!
たぶんね、シームルグを食べたり、奪ったりしたら、あの艦長さん、地の果てまで追ってくるよ。鬼の形相で。
だから、ダメ。シームルグはダメ。
その代わり、この辺りの戦闘区域を通ってれば、爆撃機なり戦闘機なりの残骸はあるだろうから、見つけたら食べさせてあげるから、我慢してね?
[というわけで、結局はラジオ・チューナー・炬燵・空気清浄機など、「あったら嬉しいけど、なくても困らない」家電関係を「拝借」して、「食事」としてメイドに与え、青年は倉庫を漁って見つけたバイク>>0:278を引っ張りだした]
……僕、すっかり犯罪者だなあ。
― 現在/詩論シティ/シルヴァクロック・アカデミー屋上 ―
[屋上の柵を両手で握り、空を仰ぐ。
一年前のあの日あの時から、
地球の空には宇宙怪獣の姿がない日は殆どなかった。
フランが見つめる先には激戦空域、それに、通常空域に近い空。
魚眼レンズのように広がる空は様々な顔を一度に見せている。]
―――――
[音が聞こえた。
空の罅割れる音が。
戦いの音は何処からでも聞こえてくる。
街の喧騒も聞こえてくる。その中に混じる、澄んだ音。
空が渦巻く、空が歪む、空が色を喪い暗渠のような孔が生まれ始めている。]
―― そして、拡声器と光弾は放たれた ――
[改造人間 イルが、黒い影が消えていく瞬間を確りと見ることはなかった]
だれ、だ、ばっかやろう……っ、
[銃器も手放して、両耳を塞いだ状態で、青年は蹲っていた。言葉の内容はよく把握できていなかった。
聞こえない……気づかない、というのも恐ろしいことなのかもしれない。
拡声器の少女が、あの影に向かって「死んでまで」と口にしたことも把握できてなかったのだ。
辛うじて面を上げれば、その場に残された呪符のようなもの>>23が見えて。
上空から落下するものにも気を払えないまま、ぼろぼろのそれに、手が伸びる]
それじゃあ、艦長さん。
せっかく掃除して貰ったのに、泊らず仕舞いでごめんね。
……これに懲りたら、会ったばかりの他人に、留守を預けるのはやめた方がいいよ。
[罪悪感を慰めるため、聞こえないと解ってる忠告をして、後ろにトランクとメイドを乗せると……土ぼこりが上がり、戦闘が行われていると思わしき場所へ背を向け、走り出した。
行き先は……詩論シティ」
[咄嗟に動かしたメガマリオンに、明朱佳の操るジンロボ>>29がぶつかってくる]
え、やば……!?
[咄嗟に反対方向へ動かそうとするが、これだけの質量をもつ物体が即座に切り返せるはずもない。
激突の音が響き渡る――]
あ、明朱佳さーん!!
[あのジンロボには人が乗っている。
そう思ったら顔面蒼白になって、危険も忘れたように駆け寄る]
ちょおおおおおお!?
おま、おまえらの方がアブネってええええええ!!
すっげぇ嬉しいけどさあああああああ!!
[メガマリオンの身の丈遥か上空から墜落しているのを
受け止めようとしてくれている2機がぶつかったその上へ、大きな音を立てて背中から落ちた]
〜〜〜〜〜〜〜………っ
ってぇ……
じゃなくて…市長、えーと…メガマリオンの!
わ、悪い。足手まといになっちまったみたいだ、な。
う、うぅ…まだ頭痛ひ…
[若干よろよろと起き上がる。
周囲を見渡せば、溜息をついて居たり焦っていたり何かに手を伸ばして居たり。]
…コレ、先シームルグ行ってたりしたら駄目かなぁ。
[現実逃避ぎみにそんな事を呟いた。]
[詩論シティ――内陸部平野に位置する、混乱も混迷も発展も黄金期も魔法もメカも超常現象も秘密結社も古代遺跡もある全てを一緒くたに混ぜ合わせたような中心都市。
極亜地区における首都。
優しげな表現として「しろんシティ」と平仮名でも書かれる。]
あ、お兄さん大丈夫?
[落下してきた天使>>36の声に、ひとまず安堵する。
中の人の負傷具合はわからなかったが]
お、オレは平気だよ! メガマリオンはわかんないけど。
そ、それよりも、市長さんが!
[この状況では、下手にロボットを動かすのも危険だろう。
安定した姿勢を保たせつつ、更に近寄ろうとする]
いたた…
あー……やっぱ警告なしに無茶やるもんじゃないわね…
…ああ、そりゃ凹むわよね。やっぱり。っはぁー…あたしのポケットマネーで修理費足りるかしら…
[緊急用手動ハンドルで、少女がのそのそとコクピットハッチから這い出してくる。少女の乗機は装甲のあちこちがべっこり凹んでいたが、メガマリオンのほうは多少表面に擦り傷がついたくらい。
量産型と一点ものの格の違いをまざまざと見せ付けられた気がする]
ああ、別に気にしなくていいわよ。今のはジュウゼロであたしが悪かったんだし。
[フェイトに謝られたら手を振って答える]
むしろあたしがごめんなさいよ。
そっちの機体は大丈夫なの?
……えーと。……とりあえずルッカにはチャンスではあるよ?
修理材売りつける。
商売人思考になれば大丈夫じゃない?
[とアドバイスぽつり。]
もしくは、落ち着くまじないでもしよっか?
[と指一本立てて]
[青年は、バイザー付ヘルメットだけを部分装纏し、バイクを走らせる。長いコートは、羽ばたかないようにベルトで締めてあった。手袋は少し厚めの物に変えてある。
後ろのメイドは、メットすらせず、横乗りで主人の腰に片手を回した姿勢だ。スピードメーターは100kmを越えているが、まるで自転車に乗っているかのような気軽さである。
その理由は、メイドとトランクの重さで、バイクの前輪が浮きぎみになっていることからも、明らかであろう]
(思えば、もう三カ月なんだなあ)
[彼女が送られてきて、青年の人生は一変した。
けして豊かではないながらも、地域の頼れる修理工だったはずが、今や犯罪者の仲間入りだ]
(でも、仕方ないなあ。
……ジュリエットさんに、一目惚れしちゃったんだから)
あ〜……なんとか。
頭わんわんしてっけど、このまま地面に落ちるよかずっと
マシだった、マジあんがとな。
[こちらを気遣うテルオの声>>40には、ぱたぱたと手を振ってそれなりには大丈夫だと見せた。]
って…そうだよ、市長!!!ああ、大丈夫かよ……!
俺のせいで、ほんとなんて言ったらいいか。
[自力で出て来た市長へ、何度も何度も頭を下げる天使。
続けて問われたこちらの状況については>>41]
いや…俺、何度か出力最大で飛んでたんだよ。
そん時から痛んでたんだよ、きっと…それに気付かないで全力出してたから壊れたんだよ。
市長のせいじゃねえって。
それに、コレだけ転送したら修理してもらえるし。
気にしないでくれ、ホント。
あ、明朱佳さん!
[這い出して来た少女>>41の姿に、へたりこんでしまいそうなくらいほっとした。
メガマリオンの傷は思ったよりも浅い様子だったが、そちらが意識に上る事はなく]
良かった……ごめんなさい……。
まさか、こんな風になるなんて……。
[起こる確率は決して低くはない事故だった。
それなのに、少年は全くこれを想定していなかった。
――思えば、元々の発端である、影に取り憑かれた事もそうだ]
おーい、おーい、無事ー?
[とりあえず、落ち着いて話しているようにみえるので、事故現場に呼びかけ]
んでもって、それ、そっちだけで体勢立て直せる?できそう?(と、問いかける。できなさそうなら手を貸した方がいいんだろうけど……。
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