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[とりあえず戻ってくるだろうし、静かにまってよーかー、と休んでいたところ、双眼鏡をルッカにわたされ、そうっと双眼鏡と頭少しだけ出る程度の位置で首かしげて確認する]
……?……なかったような。どーする?
[ハンターなのかもしれないし敵性勢力なのかもしれない。とりあえずはわからないといった顔で双眼鏡をルッカに返し]
―瓦礫のビル街―
…………
………
あ。
サインもらうの忘れた…。
[その場にがくりと膝を付いて、落胆する。
とはいえこのまま此処で遊んでいるわけにも行かず、一旦回線を開いて通信を試みる]
―――こちらHaniel、応答して下さいやがれ。
なんか立て続けにデカいメカやら陣桜市の市長やら輸送機やらと遭遇つーか見かけたんだが、他になんかウロついてそうな反応はないか?
言っとくが、さっき送ったデータは全部省いて見ろよ。
今からメガマリオンの映像も送るけど、そっちもだな。
[3(30)秒後、それはそれは早い内に周辺のデータが送られて来たは良いものの、巨大な反応とすぐ近くに在る小さな反応に首を傾げた]
―― 卯月から、少し距離 ――
……げ。
[よくよく見てみたら、その機体の方には白いふりふりが見えた。
何か、苦い顔をした。
魔力とかそういったものを感じた訳ではなかったが、その衣装に、苦い顔をした]
あれって所謂、アニメの……。
[一瞬、脳裏に過る、不穏な影。
《あの時みたいに長い銀髪と悪魔の羽を背負って、戦ってみたらどうだ》、
あたかもかつての首領がそう囁いているかのような錯覚]
[その錯覚を覚ましたのは、その場に見えたメガマリオンと、テルオの姿。
《ヒーロー》、その言葉が、思い出されたのだ。
はっと正気に返ったところで、目にしたのは――]
[メイドに視線を向け、ひとつ、うなづく]
【機甲兵装>部分装纏】!
「認証します」
[メイドは、いつも持ち歩いている大きなトランクを、開いた。
そこに仕舞われているのは、様々な大きさ・形状・素材のパーツ。ふいにそれらは浮かび上がり、ひとりでに組み上がり、複雑な形に変わりながら、青年の体に装着されていく]
[エーヴリー機関。
『武具を最小スペースに収納する』ことを、ひたすらに追及した博士が作り出したシステム]
んだこりゃ。
テメェ、メガマリオンは省けっつっただろ!?
…ぁあ?違う?その近くの反応を追いかけたら入った?
これってさっきの子じゃないのか。
[同僚からの返答は、NO
聞き終わらない内に天使はふわり舞い上がり、メガマリオンの
向かった方角へと速度を上げて飛んで行く]
流石に外見まではわかんねーか、ちょっくら見に行ってみる。
…とりあえず、どっちにしても逃げて問題ないと思うなぁ。
ハンターだったら逃げたら微妙に失礼かもしれないけど怒りはしないと思うし、
敵だったら絶対逃げるべきだし。
[そう言ってテルオ達が来るのを待つ。
いくらメガマリオンが有ればあまり危険は無いといえ、
流石に置いて逃げるのは人として駄目だろう。]
とりあえず、いつでも逃げれるようにはしときますか…
[四本の足を折って力を溜め、
いざとなったら跳躍して逃げられるようにしておいた。]
【機甲修理工ユージィン>換装!】
[それは、市長と戦った時とは、全く違う外観の機甲。
腕と頭部のみを覆う機械パーツ。その重量は、外骨格のようなパーツが支えている。
攻撃力・防御力・移動力はほぼゼロに近い。
代わりに強化されたのは、精密かつ精緻かつ高速の腕の動き。そして判断力]
[青年は、その姿のまま、人間離れしたスピードと正確さで、自分が壊した機械を猛然と修理し始めた]
言われてみればそれもそうか。
けど、そんなとこそうそうないわよ?
[陣桜市に行きたいわけじゃない、という言葉には素直にうなずく。かといって、陣桜市に怪獣が来ないわけでもないが。そこはひとまず話題がずれるから棚上げしておく]
ジュリエットさん? ってメイドのその子でしょ?
[ヒント、と言われて、出てきた名前に一瞬だけ首をかしげた。ものの]
…あー…はい、はい、はい、はい、はい。
分かった。たぶん。あんたも大概難儀なやつね。
[修理工としては明らかに不自然なメイドの存在。二人連れの目の前の青年と、単独犯だった襲撃者。それに、先ほどの言葉が組み合わさって。なんとなく答えが見えた。気がした]
さっきの言葉は撤回。うちに来て休んでもいいわよ。
ジュリエットさんの面倒、きちんとあんたが見てるんならね。
/*
おぉ…今日はちっとも灰を使ってないぞ…!
とりあえず、シルヴァクロックを拾ってもらえていてちょっと悶えました。
自分が作ったのを拾ってもらうって、ちょっと恥ずかしいような嬉しいような。
元は「銀時計」そのまんまなんですけれど、昔の軍の学校とかで成績優秀な人に与えられたものだとかなんとかで、そっから引っ張って来ました、まる。
アカデミーの名前は全然考えていなかったのですが、フランさんから同僚関係のお話を振ってもらったので、彼女の主席な部分をちょっと意識してみました。
訓練生 フェイトは、余り物 になれるよう、再び天に祈った。
さんきゅ。
それだけで推理できるなんて、さすがその若さで市長やってるだけはあるね。
……ただ、市長のとこに行くかどうかは、考えさせて。
[ロボから一切視線を外さないまま、少女市長>>382に答えた]
えっ?
[何か聞き覚えのある声>>379がした気がして、振り返る。
その瞬間、地面から不自然に盛り上がる黒い影が、一瞬だけ見えた]
うわぁっ!
[どこかに引き摺りこもうとするかのように手を伸ばしてくるそれから、必死に離れる。
声の主が誰だったのか、ゆっくり考えている暇はなかった]
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