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『持ち運べて、武器に見えない武器、防具に見えない防具』
[それが父の研究テーマだった。
物心つく前から、父の研究所に入り浸り、玩具代わりに工具をいじり、絵本代わりに設計図を読んだ。
父を偉大な発明家だと思っていた]
[しかし、反抗期を迎えて、父が夢ばかり追う金食い虫だと気付いて、憧れは失望に変わった。
僕がなろうと決めたのは父と同じ発明家ではなく、もっと堅実で安いながらも毎日稼げる修理工という仕事だった]
今から 修理工 ユージィン は 機甲修理工 ユージィン だッ!
[其処まで距離がある訳でも無く、
4(20)秒もすれば、輸送機の近くまで行く事が出来た]
お楽しみの最中、申し訳ねぇがよ。
──嬢ちゃん、ここは些か危険ってモンだぜ?
[軽い口調をパイロットに向けて。
しかし、器用に戦闘機の攻撃を避けながら]
嬢ちゃんが良いって言うなら、幾つか戦闘機を貰い受けても良いんだが。
[どうする?と、顔を向けて尋ねた。
返答次第では、視える限りの戦闘機を駆逐する、そのつもりで]
市長少女 明朱佳 がきたらしいよ(7人目……だったかなあ?)。
―極東地区・海上人工防衛都市・陣桜市―
[極東に位置する島国をあらゆる外敵から護るため、海に浮かんだ巨大な防衛機械郡。それが陣桜市だった。
けれども本国から持ち込まれた土には緑が芽吹き、人々はそれぞれに日々の営みを送る。わずかばかりの平時に流れる静かな時間は、地球が今なお危機に晒されていることさえ忘れさせてくれそうな……]
[ヴィィーーッ!ヴィィーーッ!!]
[そんな時間を、けたたましく鳴り響く警報のサイレンが引き裂いた]
―陣桜市・市庁舎四階・市長室―
はぁっ!?
第二防衛線を突破されたぁ!?
軍の狗どもは何やってんのよ、うちの年間予算よりよっぽど予算食ってる癖して、んっとに役に立たないんだからっ!
[市長室の豪奢な執務机に、ばんっ!と手を置き、少女が吼える。電話口の相手も、気おされながらも報告の義務を全うしようと必死だ]
防衛線超えてきた連中の数と種別は?
…ッ
ああもぉ厄介ね。“魚”じゃなくて“アメンボ”だったらまだ楽だったのに…!
…市民の避難誘導急がせて!
例の“アレ”を使うわ!
…未完成? 使えるとこだけ動けば十分よっ!
[矢継ぎ早に指示を出し終え、一息ついたところで後ろに倒れこむ。少女の体には不相応なほど大きな革張りの椅子が、その体を支えた。
けれど、少女の仕事はこれで終わったわけではなかった]
……もしもし?すぐやる課と危機管理課の連中に待機命令出しといてくれる?
ああ、すぐやる課の方は避難誘導で出払ってる余りの人間だけでいいわ。
手は打ってあるけど、切れるカードは多いに越したことはないもの。あたしの機体の整備も一緒にね。
んじゃ、よろしく。
[がちゃんっ。
内線電話を切った少女の目前で、執務机に点ったランプが緑色に点灯していく。各所に設置されたシェルターが、規定の人員を収容した合図だ。すべてのランプが点灯したことを確認して、先ほどまで電話を手にしていた少女が、今度はマイクを手に取った]
…総員、近くの安全索に体を固定しなさい!
耐衝撃用意!
……起動!
[各シェルターと市庁舎の全館にマイク越しの声を響かせ、少女の手が執務机中央にしつらえられた巨大なボタンを強く押し込む]
承
認
[少女の目の前で、そう書かれたランプが煌々と輝いている。…更なる大きなゆれの後。
人工都市は、 立 ち 上 が っ た]
あいにく楽しんでる余裕無いよこっちはっ!
ったく、人を呼んどいてラブコールの一つも無しなんだから…
[人が飛んでいると言う不条理な光景も、
こんな仕事柄慣れてしまった。
愚痴をこぼし終える前に聞いたのは、渡りに船の一言で。]
むしろこっちからお願いするわっ!
とにかくこの状況なんとかして!
[幸い、弾薬と食糧ならば人に渡せるほど積んでいる。
多少目減りしても頼まれた量には十分足りるだろう。
もし助けられたらそれらを礼の代わりに渡すつもりで、
コンテナをまた一つ戦闘機にぶつけながら目の前の男性に向けて叫んだ。]
ダイシチョー、発進っっ!!
[ ぎ
ご ご
ご ご
おぉ
ぉ]
[少女の言葉に答えるように、大きな、巨きな体をもたげ、機械の巨人が、海の中に立ち上がった]
[チャリチャリと、銀髪の青年が歩くたびに軽い金属音がする。
背はあるものの、痩せてひょろりとした体躯を包むのは、膝近くまである長いコート。その中には、使い込んだ数々の工具や道具が、順序と理由を持って並んでいる]
……どうしたの、ジュリエット。
[振り返ってかける声は、彼の2歩後ろを歩いていた女性。
濃紺色の長い髪をした女性だ。
不思議な色の髪の次に頭、肩、胸、膝を覆う真っ白いフリル……エプロンに目がいくだろう。ちょうちん袖に詰襟、膝下までの黒いロングスカート。典型的なメイド服だ]
「緊急救難信号を受信しました。座標は……」
[メイド姿の女性──ジュリエットのあげる数字を聞いて、主人である青年は苦笑をこぼす]
僕に何をさせたい?
「私は、事実を申し上げただけです」
……仕方ないな、人助けだ。
[彼は苦笑をこぼし、進路を変えた]
訓練生 フェイト がきたらしいよ(8人目……だったかなあ?)。
[3(10)機も潰せば、残る戦闘機も、輸送機から此方へ狙いを変えて来るだろう]
そんじゃな、約束通り、こいつら貰って行くぜ!!
[聞こえているかは定かではないが、伝える物は伝えたと。
戦闘機に追われ、輸送機から離れる様に《飛ぶ》]
[“それ”の身の丈は3mあるか、ないか。
百合の花冠を模した装飾を施した頭部、
天使の翼をイメージし設計されたのだろう、背面。
右腕には大きな弓を象った兵装に、
全身を覆うパーツはローブを思わせて。
そのシルエットは傍目から見ると女性そのもの。]
……あー、痒い痒い。こんなの俺じゃねえ!!
なんでぇ?なんで天使型パワードスーツしか無かったワケ?
もっとごついの寄越せっつーの!!
ハァ、他のは全部大破。さいですか。
あーあ…もう。
んでぇ?座標は此処だっつってんだけどなんもねーじゃん。
そっちの計測ミスだろ、オイ。
折角痒いセリフ吐いて降りて来てやったのにそりゃねーだろーよ。
[その見た目と裏腹に、残念な口調の言葉が響く。
声色は穏やかなままな為に残念さは大幅にアップしている]
ヒュゥっ…
[戦闘機を素手で叩き落として行くさまには、むしろ感嘆すら覚える。
呆然として行くうちに彼が離れていく事に気がついて、
無線を繋ごうとしたが周波数を知らず。]
なんか入り用なものがあったら調達屋のルッカまでどうぞっ!
おにーさんなら、だいぶオマケしとくよ―っ!
[外部のスピーカーで叫んだ言葉は果たして届いただろうか?
そんな事を叫んだ少し後に彼女を呼んだ取引先からの連絡は届き、
パラシュートをつけた物資を投下したのは別のお話。]
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