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―――!
[サイドカーの縁をぐっと掴む。
体を低くし、振り落とされないように。
フロントガラスの破片がきらめき落ちる。]
成る程便利な道具、だッ
[片手を握りしめ、
銀貨を具現化させた。
あまり魔力を連続し消耗はできない。
己の影に落とし込み、二つの槍を生じさせる。
狙うは車輪。]
[引き離したかと思いつつサイドミラーを見る。
と、突然、フロントガラスが砕け散った。]
なっ……て、鉄砲は魔術師としていかがなものかと思いますね!んフー!!
[興奮しながらサイドミラーに写る狙撃手を睨んだ。]
そちらがそう来るなら、こちらにも考えがありますよ!
[サイドカーのライダーがアクセルから手を離したことで、いくらか距離が離れたことを確認すると、ハンドルをクンと曲げた。
車体が少し流れたところでブレーキを一気に踏み込み、テールを滑らせる。
同時にカウンターを当てつつギアをローに戻し、アクセルを目一杯踏み込むと、車体は華麗に180度ターンしていた。
タイヤの悲鳴は歓声のように鳴り響き、白煙は拍手のように立ち上る。
そしてそのまま加速を続け、サイドカーに向かって車を走らせた。]
[飛来した二本の槍は、直前まで後輪があった場所、すなわち真っ黒いタイヤ痕に狂い無く命中した。
平凡な運転であれば、間違いなく捕捉されていただろう。
ビンセントの額に一条の汗が流れる。]
んフ。
[槍は車輪を貫けず。]
ち、っ…!!
[舌打つ。
サイドカーの座席から
立ち上がり前方に足をかけ体を前に傾け]
ギイチ、避けろよ!
[だん、と踏み切り
暴走車に飛び移る。]
[目の前で急速にターンをした車が、目前に迫ってくる。
偽一はさすがに、体当たりをされたら持たないと考え、無理やりハンドルを切った。
その急な操作に、サイドドカーは耐えられず、スピンをし、路肩に乗り上げて止まる。]
−中区・元勢宮−
…ち
[駅前を離れ、一度身を落ち着けられる場所へと
無意識に向かった場所は自分の中の古い記憶と何も変わらない場所。
強いて言えば社殿が塗り替えられたり朽ちたりしていることぐらいだ]
…あの変態
[名前を思い出せないままであったが、
身をくねらせる様を思い出して息を吐き出し]
どこ行った
[仕留めた!と思った瞬間、辛うじて身をかわすサイドカー。
サイドカーから身を乗り出して飛び蹴りを放つサーヴァント。
その飛び蹴りを避けられる速度であるはずもなく――]
こ、これがジャパニーズ・ライダーキック……!?
[――車体は天井部分を失い、運転手は衝撃で車外に放り出された。
身体は中を舞い、程なくして容赦なく地面に転がる。]
がッ、ゲ、ぎ……。
……さ、さすがに、まずい、ですね。
“せ、聖杯の寄る辺に従い、命ず……
……我が、僕を、ここに”……ごフ。
[血の息を吐きながら、詠唱を完成させた。]
見つけたら───!
[ただじゃおかないつもりでいる。
けれどそれより先に、自分が呼び出されることになったらしい。
じり、と肌を滑る焼けるような熱を感じたかと思えば
主の転がるその前に白から赤に染まる鬼は身を躍らせていた]
づっ―――!
[蹴りは派手にフロントガラスを砕き、
ビンセントへ命中する。
が、ユダもその勢いのまま跳ね飛んだ。
体を幾度か回転させて辛うじて体勢を整える。
吹き飛んだ男とは距離が開いた。]
[離れていった車が止まったように見えた瞬間、女の姿が見えた。]
……しまった、呼ばれたか?!
[偽一の肌に悪寒が走る。
すかさずサイドカーを道へ戻すと、再びエンジンをかけ、ユダの方へと走った。]
一旦、退くぞ。飛び乗れ!
[頷く間も惜しい。
偽一の声に従い飛び乗る。
金色の、唇ゆがめる笑みが見えたか否か、
ユダは一瞬、其方を睨みつけたろう。
だがそれだけ。
ただ闇が沸き立つのを、確かに感じた。]
お前
[目を見張る英霊に向ける言葉を紡ぐ唇は赤い]
鬼を知っているな
[かまをかけたわけではない。
彼が歪みに似た何かを感じたとも知らない。
ただ、彼は確かに自分を見て鬼といった。
だから、隻腕にとっては鬼を知る敵に過ぎない。
黒い歪みが肉を沸かせ、失われた腕が黒くよみがえる。
それは確かに、聖盃にまとわりつく怨念に近い何かがある]
[左胸の一画が光を放ち、失われた。]
ん……フ、お、おそか、た、ですね……。
[既に瀕死である。
去っていく敵の姿が見えたかどうかは定かではない。]
――… 知っている。
[走り去る、前か。]
お前
聖盃の「穢れ」に関わるものだな。
[ユダの浸る赤黒い闇に、
この女――バーサーカーの声も気配もない。
では何故、この女から歪みに近い
「何か」を感じるのか。
穢れ。それに呼ばれたものが
盃を手にすればどうなるのか?
疑問。疑念。薄々、勘付いていて、それでも]
[見知らぬ女。
因縁は、ユダの知りえぬところで
深く根付いている。
本来英霊として呼ばれる筈の無い己を
引き寄せた「穢れ」が
蠢いている。]
…―― 「鬼」がなんであるなど知らない。
だがおれは。
必ず。盃を―――
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