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[赤光が、轟音と共に破裂した。
燃え盛る空。燃え盛る大地。
焼けた炎の中で、熔けた鉄と化した男は、最期に一言、呟いた。]
−北区・山の麓−
[既に元のソロモンの姿に戻っていた。
ホテルを目指して跳躍したが、力持たず。
人目につかないようにアンネリーゼを抱えながら物陰に座り込む]
はあっ、はあっ・・・・・・
[心臓に該当する箇所がずきずき痛む。
まだ大丈夫だ、少し時間を置けばやれなくはない。
しかし、根本的な魔力不足が解決したわけではない。
腕の中にいるアンネリーゼは意識を失ってしまっている]
[刹那。爆発音。
遺跡群のほうで真っ赤な光が破裂するのが見える]
なっ、一体何が!
[耳をつんざくような爆発音。
暫くすると音も光も止み、また静寂が訪れる]
行って見る、か。
[アンネリーゼを背中におんぶし、遺跡のほうへと歩いていく]
―東区―
な、なんだ?!
[偽一は北の方角に瞬いた赤い光と、かすかな爆裂音に気づき、サイドカーを停める。
ユダが飛び降り、北を見つめながら、1歩歩み出た。]
本当は帰って体を休めたいところだったのだが……。
仕方ない、ユダ、北へ向かおう。
何が起きたか確かめる。
[サイドカーの上から、そう声をかけて手招く。
今日は長い1日になりそうだ、と思った。]
―中区・埴駅前広場―
[足下がふらつきながらもメフメトを捜す。
いっこうに収まらぬ胸のざわつきと、吸い上げられる魔力に自分自身も限界に近かった。
あれだけ特徴のある男だ、人混みにいれば見つけ出すのは容易なはず、だった。が、見つからぬ!!
ふ、と…思い立ち携帯のギイチのボタンを押してみる。
彼の、あの青年ならもしや、と… 呼び出し音が鳴る。
――、ドクン…胸が鳴った――
見上げる夜空
北の方角から太陽が現れたかのような閃光
その光はやがて赤く夕日が落ちてゆくように
夜の闇に吸い込まれていった。
取り落とした携帯は、切れていた。
乾いたアスファルトの上幾粒も零れ落ちる涙… ]
−北区・遺跡群−
[眼前にはクレーター。
どれほどの威力であったかが伝わってくる。
以前アンネリーゼが言っていた、恐ろしいまでの出力の英霊。
その英霊の実力がこれなのだろう。
しかし、周囲に英霊の気配は既に無く。
むしろ・・・・・・英霊の魔力の残り香のような、まるで空気に溶けていってしまったような感覚を覚える]
メフメト、なのか?
[答えは判らないまま。
しかし、もうメフメトには出会えないような気がした]
−中区 車の中−
[残されたわずかな魔力で傷口周辺の細胞組成を変化させ、なんとか止血させた。]
ん、フー、……魔力さえあれば、腕の一本や二本簡単に生やすんですが……バーサーカーめ、おしおきが必要ですね……んっ、フ。
[息も絶え絶え、と言った様子で、ぐったりと身体を休めている。]
―東区→中央区―
[偽一は、東区から中央区を経由して、北へ向かうため、サイドカーを走らせていた。]
む……?
[用心のため、人通りの少ない道をとばしている最中、わずかな令呪の反応に気づく。
どうやら、前方に停車している、車からのようだ。]
魔術師がいるようだ……一体誰だ?
[ユダにそう言うとスピードを落として、接近を試みる。]
とりあえず、栄養補給をしなければ……。
[近くにある自動販売機でトマトジュースを購入すると、車内に戻ってぐびぐびと飲み干した。]
……んフッ、んフッ、ぷハーッ。
ひとまず、人心地つきましたか……んフッ!
こ、このムネの高鳴りは!
[苦しそうに左胸を押さえながら窓の外を見ると、サイドカーが近寄ってきた。見れば、先程の英霊がちょこんと座っている。]
し、しつこいですね。
仕返ししてやりたいところですが、バーサーカーも居ないし、万全でもありませんし……。
仕方が無い、逃げますか。
[アクセルを目一杯踏み込むと、残された左腕でハンドルとギアを操作しながら器用に発車した。]
もしかして、昼間、街で暴れてた奴か?
追うぞ!
[走り出した車を見て、偽一もサイドカーのアクセルを限界までひねった。
前を走る車に追いすがり、斜め後ろ辺りにつける。]
――――何?
[眼を凝らす。
確かに魔力の気配がある。
だがそれは今にも揺らぎそうな。
ヘルメットを取り、
いつでも動けるように腰を浮かす]
あれは、…!
ギイチ、バーサーカーのマスターだ。
[横目に偽一を見て]
逃がすな。
[車を走らせながらサイドミラーを見ると、サイドカーがぴったりと付いてきていた。]
んフッ、本当にしつこいですね!
片手では埒が明きません……ハッ、こうすれば。
[左腕を触手に変化させ、二つに枝分かれさせる。
それぞれがハンドルとギアを操ることで、操作性が向上した。]
んっフッフッ、“コーンウォールの風”と呼ばれたこのアタシのドライビングについて来れます……かッ?
[急激にハンドルを切ると、タイヤが悲鳴を上げ、テールが流れる。
しかしハンドルをくいくいと操作しながらカウンターを当てて、直角ターンを成功させた。]
鬼と暴れていた彼か、では遠慮はいらないな。
[目の前の車が、華麗に急カーブをターンしていく。]
捕まれ!
[そう叫んで、ハンドルを切り、スピードを増す車の後を追いすがった。]
運転は向こうの方が上手か?
手に入りにくいから、あまり弾は使いたくないのだが……。
[左手でハンドルを固定しながら、すかさずショルダーホルスターからべレッタを抜く。
そのまま、ほとんど狙いをつけず、車の窓を目掛けて発砲した。
銃撃音と共に、砕け散ったフロントガラスが、辺りに散乱する。]
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