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次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
しかし、それを見分ける手段はない。
村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。
無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは……。
最後まで残るのは村人か、それとも人狼か。
現在の生存者は、執事 エリック、メイド シャーリー、貴族 ゲオルグ、メルダース家長女 イルゼ、庭師 ターシャ、逃亡者 コーネリア、黒帽子の兄さん モンジ、青年 ヨアヒム、踊り子 ヤスミンとアイーシャ、ハルフォード家長男 ロバート の 10 名。
ア:え?
[見るとそこには無残な姿のアーヴァインが。
アイーシャは悲鳴をかみ殺して立ち尽くしている。
ヤスミンは厳しい表情になると、アーヴァインのそばに近づき、脈を取った]
ヤ:死んでいる……わね。
[劇場で踊りを見終わり、興奮冷めやらぬまま広間に戻ってくる]
アーヴァインさん、まだ寝てるの?
何かおかしく……
[ソファに近づこうとして、異変に気がついた]
〔モンジは酔っている〕
お?こりゃ主人じゃねーか?
こんなとこで寝てたら風邪引きますぜ!!
風邪で死ぬかもしれないぜ。
…息してない?
[皆の最後方を歩き広間に戻ってくると、そこにはアーヴァインを前に立ち尽くす皆。
『皆、何を言ってるの?』と思いそっとアーヴァインに近づこうとして]
ひっ―――!
[状況を理解すると小さく悲鳴を上げた]
[低い声音で静かに答えた]
ヤ:死ん……お亡くなりになっているようです。
ええと……シャーリーさん。シーツか何かを持ってきてもらえないかな?
このままにするのは、ちょっと可哀想だと思う……。
あと、女性陣は外に出たほうがいいかもしれない……血の匂いが、すごいから。
やっと解けた…。
[結び目を解くと、それをコーネリアさんに手渡す。]
大事なものなのに、使わせてしまってすみません。えーと…手当てしてくれて、ありがとうございました。
あの…その…う…嬉しかった…です。
[しどろもどろになりながらも感謝の気持ちを述べる。]
いつか…僕も何か恩返し、しますね。させてくださいね!何でも言ってください、きっと僕は貴女の力になりますから!
[そう言うと、恥ずかしそうに俯く。]
さ…さぁ、もうすぐ踊りが始まります。僕らも遅れないように、行きましょう。
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