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[食堂には食事の用意はされているにもかかわらず、誰も居なかったか――居ても数人ばかり。
首を僅かに傾げながらも、用意された茶器で紅茶を入れて席に座る。
もちろん添えるのは薔薇のジャム。]
皆さん、食事を取らないのかしら?
[そんなことを考えながら、ジャムを指で掬って舐める。
指先には棘の刺さった傷。薔薇の香りと甘さに、微かに混ざる鉄の味。
その傷口をもう一度舐めてから、カップを手に取った。]
[改めて見れば、用意された食事は今この城に居る人数分――つまり、ニコライの分はない。
しかし、それに気付くことなく。暫く紅茶とジャムを交互に舐めながら待っていれば、人が集まってきただろうか。
その時に、漸くニコライのことを聞いただろう。]
そうですか。ニコライ様が。
[この城に来てから、僅かな間に二人もの死者が出た事に溜息を吐く。]
―大広間―
[人を見つけやすい大広間でユーリーを待つ間思考を巡らす――知るところ吸血鬼は二人。
いずれも女性……片方は名前を知れど、手は出せず。]
まあ、怪しいからなー。
[ベルナルトを前に動かなかった理由はただひとつ。
――如何にして吸血鬼を殺すか?
それを試すことのできる状況にはなく、『心臓を串刺しにする』というのも確実だとは言い切れない。
記憶にある吸血鬼伝承――主に、戦場で聞きかじったものだが――何度も確認するように。]
大蒜、十字架、聖水、聖餅――教会関係は当てになるかなー?
[何となく胡散臭い――所詮は生臭坊主が権威を振り翳す為の創作ではないか?]
ああ、それと火か……。
[それならば、あり得そうかもしれない。
報告するまでに、支度を整えておいても悪くはない。]
……あの人、礼拝堂で葬式やった後何してたんだろう?
[ニコライが身を投げたとは思いもよらなかった。
武器庫を探しに行ったのだとしても――三階に来る理由がない。
不可解そうに首をひねりながら、ふとハンカチに記された名前を見やった]
……あれ?
ユーリーさんが持ってたハンカチ、だよな、これ?
――…ええ。
[短い応えをトリスに向ければ視線は外され]
精々気をつけるとするわ。
眷属との約があるから、
容易くはやられたりしない。
[危険が増えるのを承知で武器庫を解放した城主は
ゆらりと影に紛れトリスの部屋を辞する]
[気づけば、とっぷりと日が暮れつつあった
昨日を考えると、そろそろご飯時なのかもしれない]
今日も美味い肉が出れば良いが
ーーー辛い物が食べたいな、それでいて熱ければ言うこと無しだな
[そう言って食堂に向かう事にした
オリガにも伝えねばなるまい、先程の密約を]
―― 城門 ――
[お腹が空いたというよりも、
そろそろ薬を飲まなきゃな…と思い、食堂に行こうし。
其の途中でふと気が向いて、城門へと足を向けた。
跳ね橋は相変わらず動く気配を見せず、
堅牢に、檻の役目を果たしている。
此処を渡ったのはほんの昨日のこと。
なのに――なんと変わってしまったことだろう。
この場の空気も。自分自身も]
ダニール?
……借り物、って。
[そういえば、ユーリーは宴の際に服装を違えていたことを思い出す]
その方と、何か……?
[何かひっかかるものを感じつつ、問うて。
先に夕食に行くことを提案されれば、そうですねと頷く。
あのような態度を見せた手前、ユーリーに会うことを考えると少し気が重かったが]
じゃ、地下ですね。行きましょうか。
[促しながら、階段の方に向かって一歩踏み出す]
[吸血鬼に食べられようと門をくぐった自分は。
吸血鬼からの誘いを断って、
寧ろ人として生きることを選んでいる。
心の半分は既に闇に堕ちたというのに、
それでも、闇からではなく、今の位置から――共に在りたいと。
其れは闇を拒否しているからではなく。
寧ろ闇と、]
友達に?
…なんて、戯言かなあ。
[眷属ではなく、対等な…位置で。
ふふっ…と青年は笑う。]
[ユーリーに対し、先程自分が綴った言葉を思い出す。
大言壮語? 誇大妄想?
そうかもしれない。
でも、理想を語るのは多分勝手だ]
ほら、俺ってさ。身勝手な人間だから――…
[いいじゃないか、とか思う。
死を前にすればきっと何だって出来るのだ。想いが有れば]
宴が早く終われば、いいのにな。
そうすれば城主さんもまた眷属を表に出してくれて――
ラビとも逢えるようになって。
そう。俺は、結局自分勝手なのかも。やっぱり。
だって……宴が終われば、其の先に待つものは…
[城を振り返り、其の最上階を眩しそうに見上げた]
君は、其処にいるのかな。
また、逢えるかな。
ねえ…ラビ。
何か?
ダニールは…
[ハンカチを一度握って、指を開く。乾いた血は掌は汚さない]
ちょっとおつむの弱い馬鹿男よ。
私の兄。
どこぞで遊び歩いてるみたいだから、無理矢理にでも連れ戻さなきゃって思ってるの。
向こうは嫌だって言うかも知れないけどね。
虚空に手を伸ばし、何かを掴むように指先を曲げる。
幻に視るは――…紅い、……
与えられるよりも、
欲しいものは自分で手に入れにいかなきゃ、 …ね?
[ベルナルトと共に食堂へ入った。
頭数は少なかっただろう。
会話を聞かれていたかのように、テーブルにはソバの実のお粥(カーシャ)が置かれていて、苦笑する]
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