602 【飛び込み歓迎】 宇宙コンビニの乱！？ 【完全ランダ村】
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パンダ ぱんたろん
――……
[言葉を発するために。
口を開いて、けれど、何も言わないままに閉じて、1秒。
ふ、と笑みを浮かべると、]
……それがあなたの望みなら。
[鈍く痛みの残る肩口に苦笑いを浮かべ、返事をしました。]
お目付け役 セイラン
貴方に逢いに。貴方が心配だから。
…何が出来るわけでもないのに。
[退かない。掴んだ手も離さない。
其処までずっと真顔のまま、感情を押し殺したような様子で告げて]
―――――――――…って言ったら、信じます？
[小さな声で付け足しながら、
何処か情けないような笑顔を浮かべた]
元ケルベロス艇首領 ケヴィン
…………――――お前はやっぱり、馬鹿な奴だ。
[紫の光を湛えたままで。その笑顔は幼い頃の面影を残す。]
やっぱりお前には、
俺は殺せんな………。
開発部のお騒がせ屋 コダマ
――――やっぱり。そう言うと思っていました。
[口調を元に戻してコダマは笑って言った。
やはり彼は十何年の時を経ても変わらないでいた。「呼べば来てくれる」と約束した時も、指きりをしながらそんな風に言っていたっけか]
ついでに言うと、驚きもしないでそう言うだろう、とも思っていました。
即そう言ったのはさすがに予想外ではありましたけれど。
パンダ ぱんたろん
読まれていましたか。
[そう言いながらも、嫌そうな表情ではまるでなく。
予想外の言葉には、口元を緩めた。]
では……すぐに、向かいます。
待っていてください。
お目付け役 セイラン
[馬鹿な奴と言われても今回は否定せず、
ただ、大きく一度瞬けば笑みは消え去る]
―――――いえ、タイミングの問題です。
必要に迫られていたら、試みてはいましたよ、私。
貴方は、「貴方の船に乗る限り、私の命は貴方の物だ」と言った。
でも貴方は船を降りてしまったから。
だから、私の命は「次の船長」の物になった。
ただ、それだけのことです。
[酷くまじめな顔で、そんなことを言う。
それは一種の刷り込みに近い]
単純に、戦力面で負けるだろうとは思っていましたけど。
お目付け役 セイラン
まあ、もう船は降りることにしましたから。
制約が無くなりましたので、やりたいようにしているだけです。
[ゆっくりと、掴んでいた腕を離した]
ケヴィン様。……殺して欲しいのですか。
元ケルベロス艇首領 ケヴィン
………、お前が言った事は当たっているのかもしれない。
その可能性はもっと考慮すべき事だった。
俺の意思が捻じ曲げられているのではなく、
単に元在る場に戻るだけか。
[ぽつりと。]
MAD PEOPLE.
はは、それだとケルベロスの事は説明はつかないが――…、まあいい。
[セイランに笑み、]
開発部のお騒がせ屋 コダマ
あなたがいつまでたってもボクの知っているあなたであるという、その可能性を多く見積もっただけのことです。
[あえて堅苦しい口調でそう言ってみると、コダマも口元を緩める笑みを見せた]
……――待ってるからね。
[聞こえるかどうかあやしい小さな声でそう言うと通信アウト。
カフェスペースに視線をやると、+裏+
表：普通に店員にブラックコーヒーを注文した。
裏：元店員の性か自分でブラックコーヒーを淹れた。出来栄えは*13半凶*くらい]
元ケルベロス艇首領 ケヴィン
「暗黒の森の番犬」に乗ったからには、だ。
ま、それでも構わん。
お前が選ぶならな。
……、
[殺して欲しいのか、その問いには+裏+]
表：俺の意思が誰かに捻じ曲げられたままなら、
裏：[意識を途絶えさ―――…]
元ケルベロス艇首領 ケヴィン
[がくっと頭が前のめりに落ちかける。
それを何とか片手で支え、]
ケルベロス、待機より起動。
[コンソール室の全モニタが表示を切り替える。あるモニタへは、付近異相次元に近づいたラムダ監視艇が表示されていた。]
旅の薬屋 ディング
― 港 ―
[飛び立つ船を見送った。
防寒着でだるまみたいになったまま]
……あー…
[行っちゃった。
見送った。きょろきょろしてた。
コンビニからここまでついて来てしまったのは、無事な出港を見届ける為なんだ、と思っている]
パンダ ぱんたろん
[堅苦しい口調には僅かに目を伏せ。
切れた通信機を見やりました。
最後の言葉は、通信切断のノイズ交じりで上手く聞き取れないまま――]
……保護者はそろそろ終わる、
つもり……だったのですけれどね。
[１人きり、
誰にも聞こえない呟きを、誰かへと向けました。]
旅の薬屋 ディング
[ごそごそと、着込んだ防寒具を探って。
提げた端末にアクセスする]
目的地に付くまで。
あの船を追尾するヤツがいないかどうか見守ってて。
――あいつ。λ、の、ことは…
[相棒に囁く。
16年一緒に居たAIに、二度目の”無理なお願い”。
一回目は出会ったときだった。二度目は、ひょっとして別れるとき、になるかもしれない]
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