585 【恋愛村：神楼学園高等学校４】Ｒ１５
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Mr.雑用人 エルリック
[そうして幾杯の紅茶のおかわりと、勉強をこなして。]
ん〜〜っ！ こんな時間か。
だいぶ捗ったなぁ。
紅茶ごっそさん、今日も美味かったぜ。
あぁ片付けは俺がやるよ、松葉杖ついてるときぐらい優しくされとけって。
[そういってティーセットを洗い、片付けを済ませる。
翠が手伝いを言い出せばお互い遠慮することなく好きに手伝わせて。
やがて帰るときになって……]
南雲、帰り大丈夫なのか？
松葉杖で電車乗れるのかよ……俺、居たほうがいいか？
[登校はできたのだから下校もできるはずだが、足の自由が利かない女の子１人を帰すのは躊躇った。
特に、朱音を１人にするのは……いいイメージが沸かなかった。**]
南雲 朱音
>>182 総吾
[駅で総吾がさりげなくガードしてくれていることには気付いて感謝した。しかし総吾の口から「雨宮」の言葉が聞こえると、提案したのは自分なのを棚に上げ、なんとも言えないもやもやした気分になるのだった。その気分の正体を、朱音はまだ気付けずに居た。
だけどまた沈黙すると余計な心配をかけると思い、考えないように思考を閉じ込めた]
お出かけ撮影？すごい、本格的だねー！
わたしも連れてってくれるの？もちろん行くよ〜
あ…でも山登りはパスした方がよさそうだね（笑）
[何気なく視線を上げると総吾と視線がぶつかったが、逸らすようなことはしなかった]
南雲 朱音
>>206 エル
[てきぱきと片付けるエルと、それを手伝う翠に素直に甘えることにして教科書やノートをリュックに詰め込んだ。普段は学校指定の鞄を使っているが、松葉杖用として両手が空くリュックに一時的に切り換えているのだ。
いざ帰ろうとするとエルが心配そうに声をかけてくれた>>206]
心配してくれてありがとう〜、でも大丈夫。
荷物はリュックに入れてるし、だいぶ慣れたから。
[それでもエルには迷惑ばかりかけているので、きっと必要以上に心配してくれてるんだろうなあと思いながら]
ほんとだよ？
それにどうしてもピンチになったら母に電話で連絡することになってるから、心配しないで（にこ
[エルは納得いかない様子だったが、これ以上迷惑かけるわけにはいかないと思い、そう言った。
一方頭の片隅で、駅まで送ってもらった方がエルが納得するだろうか、とも過り。正直前科が前科だけに、エルの申し出を断固断るというのは無理そうだとも思った**]
雨宮 翠
―11月のとある放課後―
[ミルクティを最後の一滴まで飲み干して、
エルリックの言葉>>206が号令のように、小さく手を伸ばす。
目の前のノートはだいぶ埋まっていただろう]
よかったーだいぶ終わった。
朱音ちゃん、ここの辺り教えてくれてありがとう。
紅茶もご馳走様でした。
[当然のようにティーセットは一緒に片付ける。
エルリックの申し出と朱音の返答>>209を隣で聞いていたが、
窓の外の暗さと松葉杖を眺め、呟くように]
送って行って貰ったほうが、いいんじゃないかな。
[とだけ、口を挟ませてもらっただろう。
あきらかに動き辛い朱音をこの時間にひとりで帰すのは
心配だったし、それ以上の考えなど浮かばなかった]
雨宮 翠
[ふたりは結局、一緒に帰ることになっただろうか。
教室を閉め、校門まで3人でゆっくり向かってから、立ち止まる]
わたし、駅の反対側なの。だから、ここで。
[今日はお疲れ様。と淡く白い息とともに小さく微笑って]
また明日、さようなら。
[深くいつものように帽子を被り、ひらりと手を振ると、
たたっと早足で家への道を行くだろう。
途中、去り際のふたりのシルエットを思い出し、
ふいにここで初めて浮かんだ想いに、鞄をぎゅっと握り締め**]
Mr.雑用人 エルリック
>>209 朱音
そっか、そうだよな。
南雲なら大丈夫だよな。
じゃあ駅までな、どうせ俺には通り道なんだし。
気にすんなって。
紅茶カパカパ飲んだお礼ってことにしとけ。
[あの手この手で押し切ったろうか]
Mr.雑用人 エルリック
[そんな話をしていると総吾がやってきて]
おい坂田、校門の外で待ってろ。
い・い・か・ら。
[そんな会話を朱音の前でやるのだからさらに困らせただろうか。
片付けの手伝いで奥に行っていた翠にはよく聞こえなかったか。]
Mr.雑用人 エルリック
[無理やりに総吾を押し出して]
お、どうした雨宮？
何でもねぇ何でもねぇ、*09西表山猫*と*07手長猿*が紅茶飲ませろって押しかけて来たんだよ。
[思い切りすっとぼけた。]
Mr.雑用人 エルリック
………………チッ。
[とても小さな舌打ちを残し、結局は校門まで４人で帰り、あとは総吾に任せたろうか。]
おい南雲。
坂田と一緒に帰りたかったから心配すんなって言ってたのかよ、そりゃひでーなぁ。
それならそれで言ってくれよ、誘った俺が恥ずかしいぜ。
[思い切り肩をすくめた]
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