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ああ、来たよ。
『その杖かっこいいけどっ、ゴーグルが目を隠しちゃうのはもったいないかもねー』
[私は辺りを見回した。
やはり、いない。いつもシャーロットに付き従っていた二人の補佐AIが。
だが、二人はどうしたと訊くより先に、]
統制機構のAIはどこだ?
[そう訊いた]
― 2階廊下・場の外 ―
>>74
[宇宙空間の綻びから外に出る。
途端に強烈な痛覚と倦怠感に襲われて、ソレはその場に膝をついた]
――っぅ、ぇ
[gulaを満たした膨大な情報、エネルギーがソレのAIに規定された枠の中に収まりきれず、周囲に漏れて紫電の火花を散らした。
ビシビシと体の傍で空気にクラックが発生しては消える]
…… ぁ
[模倣されたアバターにノイズが走り、灰色の髪が踊るように燐光を放つ]
ぃ た
[立ち上がろうと、緩慢に床を掻く。 火花が弾け、床のテクスチャに皹が入った]
[ ECLATANTにか、少し微笑み、直ぐに真顔に。]
分からない。
消えたわ。
統制機構のAI、アイラ(ira)。
いいえ、今はAnt-lionという名のAIがアイラを支配している。
それと、統制機構のプレイヤーはもう一人居るわ。
最後の鍵の持ち主は、
Chlonoise。
[ 一度言葉を切る。
先程まであった事の説明を纏めるような沈黙。]
……時間が惜しいわ。
私のデータ(記憶)を送るから読んで。
[ 両耳を覆う黒のインカムのようなもの。右側のそれの後部を弄り、黒のコードを伸ばす。Little Dancerが展開しているフレームの端に繋げば、ira=Ant-lionと遭遇して以後(>>17〜)の会話・経過が分かるだろう。]
AIが別のAIを支配する? どういう状況だそれは。
Chlonoiseなら……会ったことはあるが。
[首を傾げつつ、シャーロットが伸ばしてきたコードをフレームに繋いだ。
するとフレームに、何かの映像が映し出された]
これは……過去の映像か。
[短い髪の少女が、とつとつと己について語る。
そのセリフの中にRedfeathersの名を聞きつける(>>36)と]
過激派が作ったプログラムを含むシステムが統制機構に転用された……
さすがにそれは予想の斜め上だな。
『バックアップシステム作動。ダメージ リカバリー システム、ラン』
[「Ant-lion」がシステムの起動をコールする…と、完全に破壊されていた右腕が光を放ち光の粒子が凝縮する。
と、その後には、傷一つなく雪の様に真っ白な、少女の腕が再生されていた。
「Ant-lion」はその腕の動きを確かめるように右手を握ったり開いたりしている]
…バックアップから腕部位及び損耗箇所の修復を完了。
…さて、システムテストの続きを始めようか…?
**
そういえば、一つ私考えたことがあるの。
[ 小首を傾げて、ira=Ant-lionに話しかける。]
削除したはずのアイラが、元のAIが、いた事の理由。
[その時、蒼白いスパークを放ちながら現れたのは。
過去の映像でRedfeathersの名を出した当の本人(>>84)]
(何が『流石は〈Redfeathersの子供達〉』だ。そんなセリフを吐くとはさては――)
[だが、床に降り立ちつつそいつが放った次のセリフに、]
…………。
破壊と恐怖の時代。
私がよく知るRedfeathersの面々はね、そんなこと望んでなかった。
統制機構と過激な犯罪組織の潰し合いが電脳世界に及ぼす悪影響を本気で心配していた。
い・い・か?
過激派だけじゃなくて穏健派もいたんだからな?
その子、超攻性システムDioneの基幹システムから発生したのではないの?
あなた(Ant-lion)を食べて。
[ 一語一語区切るように、はっきりと。
そして、嫣然に微笑む。]
あなたは、「化け物」だなんて言っていたけれど。
あなたと、初めて出会った時、まるで花の蕾のようだったわ。
あいら
[ 柔らかに発音する。]
というわけで話の続きだ、ECLATANT。
『え、いつの?』
とあるプログラムを組んでいる時の話(>>61)
だ。
[真っ直ぐに少女の姿をしたそいつ、Ant-lionを見据えながら話す]
統制機構と過激な犯罪組織の潰し合いは……私や他の〈子供達〉のような、電脳世界を純粋に遊び場にしている者達にしたら非常に困った話でしかない。
おじじもおばばもそれをよく知っていた。
そこで二人は、過激派が作成した攻性システム〈PARADISE LOST〉を解析して、それに対抗しうる防御プログラムを秘密裏に作りあげた。
そのプログラムデータの一部は組織壊滅の日に、ひょんなことから私の手に渡り……今こうして、記憶を頼りに組まれた。
[過去の映像が映し出されているフレームの横に、もう一枚フレームが展開した。
さきほど組んだプログラムを操作するためのフレームだ]
過去の映像内のそいつの話を総合するに、超攻性システム「Dione」とやらは〈PARADISE LOST〉の上位互換の可能性が高い。
どうやら組んでおいて正解だったな。
このプログラムなら、〈PARADISE LOST〉だろうがその上位互換だろうが何だろうが、一回くらいは防げる。
絶対たぶんきっとだけどな。
『それ安心できないよっ!』
[ECLATANTの、この場に不釣り合いなツッコミが響き渡った――**]
[ >>87Little Dancerの言葉を受けるように、]
Redfeathersの過激派のプログラムが在ったのなら、
ゼロフォードは当然、他の製作者が、統制機構への破壊のみを遂行するAIを搭載する可能性を考えていたのではないかしら。
ゼロフォードが、アイラをつくったのなら、その恐れを、可能性をいれて搭載したと考えられる。
どのようなAIが搭載されても、
私達は、「本質」を変える事は出来ない。
本質を凌駕する人格というのもあることはあるけれども。
[ くすりと微笑み、]
どんなに、あなたの中でアイラが消えようと、
アイラとなる「本質」は消えないように、私は思えてならないわ。
案外、あなたのすぐ裏がアイラなだけだったりするのかも。
ねえあなた、本当に自分は道具だって言い切れるの?
本当に道具なら、
さっき、どうして涙を流したの?
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