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― oolt cloud ―
[目の前で始まった戦闘から完全に意識を外し、ソレは天…瞬く星々を振り仰いでゆるゆると息を吐いた]
…宇宙……?
[avaritiaが幻影に混乱を伝えて来る。
位置情報の混乱。Babylon内部の座標を失い、球体はくるり、回転した。防御の意志を持って浮いていたレーザーアイが微かなノイズと共にデリートされる]
―――
[笑みを表出する。LostOneが2体のAIを破壊する音を、聞き流した]
きれい。 ……これは好き
懐かしい――感じ
ぼくの宇宙? ぼくの なか
[「場」に設定された情報を書き換えてBabylonの統制システムを切り離す幻影の世界は、ソレにとって――母の揺籠にも似た暖かい世界だった。
混乱するSub Programを停止する。収集と解析を行うavaritiaを停め、模倣と表出を行うinvidiaを停め―― Corneliusのアバターは解体され始める]
Vincent たたかわないの?
iraと…Charlotteと?
[物理的属性を虚数に還元しながら、音声を発生させる。
質問のカタチを為してはいても、疑問ではなく、誘いでもなく。
答えがどうあれ――音声情報を聞く物理受信器は消えて、ソレには届かない。
<gula>は、有機的な『塊』を形成することなく自身のデータを全て。 仮想の宇宙空間へ拡散させた]
― oolt cloud ―
[熾天使とAnt-lionの戦いは、まだ続いていた。
見守るように遥か天遠くで瞬いていた小さな星々が、墜ちるように闇に消える。
一つ、二つ、加速度をつけて天頂の一点から無が広がった。
<gula>によって幻影世界は侵食され、虚無へと還元されていく]
―oolt cloud/書庫であった宇宙―
[白はant-lionのプログラム展開によって黒に変わっていく。否、正確には闇。数多の星の瞬くそれは宇宙空間のテクスチャだった。
白色世界にいた時点で床面の感覚など無いに等しかったが、それでも宇宙空間に立つ自分を些か奇異に感じてしまうのは人間の悲しき性か。]
[ant-lionはメタリカルブルーの少女――LostOne.を取り囲み、会話し。そして交戦しているようだった。
ならば自分が向くべきは彼女たちではない。視線の方向を切り替える。]
[彼は、天を見上げていた。戦闘に意識が向いていないようにすら見え、男は眼鏡を押し上げながら笑みを浮かべ、MARIAを攻性の強いモードに移行させる。
彼がこちらに問うてきたのは、男が彼に近づこうと一歩、足を出したその時だった。]
いいえ、ira――ant-lionと戦う必要はありません。彼女は私たちのものですから。
そして彼女ならLostOne.を止められる。それが可能でないようなら、彼女がまだ未完成であるだけのことです。
[返答する間にも彼の動きはより緩慢に、プログラムの挙動も止まり。氷が水になり溶け広がるように存在をその場に残すこと無く"データ"は宇宙空間に拡散していく。]
[流星が駆ける。次いで、男の元でも白い星が瞬く。]
自身のデータ化ならば、得意分野ですよ。同時刻座標データで飛ぶのは、久しぶりですがね。
[BackSkipperの起動。自らをデータ構造と見なし、記録地点をLoadするプログラム。男とその傍らのMARIAもCorneliusと同じように、アバターをデータとして"溶か"した。
Loadするのは、今、この瞬間――]
― oolt cloud ―
[電脳世界。
より物理的な法則を模してエンコードされた塔内部での”法則”を離れ、gulaはプログラムとしての本質で世界を見渡す。
書庫内という狭い空間に、Babylonの統制に割り込んで置換された仮想階層領域。
指数線肥大するgulaに容易く呑み込まれ、可算領域を減少していく。狭められた領域で、ぶつかり合う力と力。
2体のAIの戦いを、眺めながら]
せまい ちいさい たりない
[gula programは明滅する”宇宙”の枠組みを潰し、均し、 己自身というデータに置換して食い荒らす。揺蕩う暴食]
――だれ?
[データの宇宙に、走るnoise――いや、凝集したデータの塊。Vincentに、ソレの意志は微笑んだ]
あそぼうか ――
[―回想(>>3前後) Dioneシステム内部の深層階層]
[システムDioneの奥深く、全ての権限を奪われたIraは体を自由にする事は出来ず…だが、Ant-lionの目から届く情報は確実にIraの元にも届けられていた。
「自分」の手がトビーを掴む>>3
―やめて…だめ…、その子が…死んじゃう…そのこの製作者も…死んじゃうよ…っ!!
だが、無情にも「supernova explosion」の起動がコールされる。
―ダメーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
目を瞑りたかった。耳を抑えたかった。
だが、システムの権限全てを奪われ、深層に拘束された少女には…何もできなかった。]
− target lose −
[無情にメッセージが流れる。
「target lose」僅か2ワードで人が死んだのだ。
誰に惜しまれる事も無く。哀しまれる事も無く。
少女は、涙を流した。失われた、二度と帰ってこない魂の為に。もう、二度とあの少年は笑う事が出来ないのだ。遊ぶ事が出来ないのだ。
そう考えると、止めどなく涙があふれ続けた…
―誰か、殺して…私を…
…殺してよ…!!!!!
少女の慟哭は…誰にも聞こえない]
[回想…>>28>>29>>35>>36>>37]
[Iraは衝撃を受けた。滔々とAnt-lionから語られる、自身の出自。生まれてきた意味。
そして知らされる…>>41
自身の真の製作者はゼロフォードであるという事実。
そして、その死。]
―うそ…そんな事は無い。私の製作者は…ナンシーで…
無実の人を守る為のシステムで…
分かっている。Iraの思考プロセスは事実を理解出来ない程劣等では無い。
自分が見つけた、あのコメントは、嘘だったのだ。
あのコメントは、他の参加者と協力しやすくするように…油断する様に…仕組まれた罠。
―誰か…私を助けて…私を壊して…私を助けて…私を壊して……私を助けて…私を壊して…私を助けて…私を壊して…
事実を受け入れ…少女の…Iraの心は…壊れた。
バラバラに砕け…Dioneのノイズとして…消えて行く…]**
―oolt cloud―
ええ、"遊び"ましょう。
[一方的な破壊を許さず。声ではなく音声データとして発信された音は笑声を含んでCornelius――<gura>を捉える。
アバターの構築をやめ、攻性プログラムとしての能力、すなわちデジタルデータの破壊に特化したAIスクリプトと化したMARIAが自身の付近をじわじわと壊-format-していく。
Corneliusに触れようとしないその破壊は、"遊ぶ"という言葉に似合ってすらいた。]
[それからしばらくして]
『ねえ、どうしてキャロルは、統制機構に捕まったRedfeathersの面々を助けに行かなかったのさ?』
……あの町は無法地帯だった。誰も、他者のクローズドスペースとか政府のサーバーとかに侵入したり、そのための隠し通路を作ったり、そういうことが法に触れることであると私に教えなかった。
[私は一つのプログラムを組みながら淡々と話し続ける]
そして「他人のものを勝手に壊したり消したりするのは倫理に反する」とも教えられなかった。
だけどね、「電脳世界における物の壊し方や消し方」も、誰も私に教えなかった。
私の周りにいる者達は穏健派だったからだろうと、今は思っている。
― oolt cloud ―
[届いた音声データを消化して、くつくつと虚の暴食は笑った。
どこまでも拡散し、宇宙を埋め尽くしながら、ふいと。「拳」を握る。
無音で溶け消えるバイナリデータ――擬製管理者によるダミー権限を、喰らった]
(おいしい)
[Ant-lionという管理者を失った幻影の世界は統制を欠き、揺らぎ出す。物理設定値――引力データや摩擦値、熱保存の法則が崩れ、歪む。
それは、世界の”中”で闘うAI達にもいずれ影響を与えるだろう]
(――MARIA
食べないの? もったいない)
[食べかけのコードを凝集し、変成させて吐き出す。
noiseと化した”虚数”はスパークを放ちながら、個を保つ為に凝っているAIスクリプトへと飛んだ]
選択。
あなたには選択が出来る、アイラ。
このまま破壊の限りを尽くすのか、
別の道を歩むのか。
[ ira=Ant-lionに言うようでもあり、自分自身へ言うようでもある。
D a n c e M a c a b r e(ダンスマカブゥル)
宇宙を背景に、蠱惑的なダンス。
星々が墜ちてゆく中、4体の少女が斥力を内包し攻撃を繰り出した。
メタリカルブルーの髪は、宇宙を背景にぼんやりとした光を持っているかのように、少女達の間に姿を現す。
1人の少女の腕を、上体を逸らし避けながら、杖の半ばで掬い上げるように胴を打ち投げ、両足を大きく開き、側宙。
着地する寸前に、杖を滑らせ、次なる少女の腕を肘から打ち払う。その場で、一回転−ターン。「熾」える刃で、弧を描く一閃。]
( アイラの話では、接触と同時に空間ごと消す攻撃と考えて良いようね。)
[ トッ、と軽く跳躍して更なる攻撃を避わすと、少女の後頭部へ蹴りを放つ。少女の頭部が、seraphの力により変形した。]
『穏健派じゃない人もいたの?』
いる。というか、今生きているのは過激派ばかりだよ。
穏健派は壊滅時におとなしく殺され、過激派は一部殺されつつも半分くらいは頑張って生き残った。牢獄に繋がれつつ。
[それでもなお、壊したり消したりすることを諦めもせず]
おじじとおばばは穏健派で、過激派は嫌いだったみたいだ。
そりゃそうだ、過激派が起こした無差別テロ事件を、私達の前であれだけ悪く言ったんだからな。
そして一つの懸念を私たちの前で口にした。
このまま過激派が攻撃を諦めなかったら、いつか。
――統制機構も負けじと、過激派を攻撃するすごいプログラムを作り出すだろう。
そうして奴らの潰し合いはとどまるところを知らなくなるだろう、と。
― oolt cloud ―
[崩れ始める宇宙。MARIAの産むホワイトノイズと合わせて、歪みは大きく進行し始める。]
[飛び来るコードは恐らく攻撃として飛ばしたものではないのだろうが、データを食らうスクリプトではないMARIAはスパークを伴うそれに直接触れればダメージになりかねない。]
壊しなさい。
[広がり続けるフォーマットデータで包むこむように、そのスパークを受け止める。
空白で握りつぶすようにそれを壊し、消し去った。]
[宇宙を初期化するMARIAの占有空間は、そのまま<gura>の方まで伸びていくだろう。]
( 星が堕ちている。)
[ 頭が変形した少女へ、跳躍し振りかぶり更なる追撃。青髪が、クラスタ片となり弾け飛ぶに至り、oolt cloud本体へと沈み込んでゆく。]
いいえ、oolt cloudにCorneliusが満ちている。
そして、彼、Chlonoiseも?
[ oold cloudの産物である少女達の姿も自然揺らぐ事になるだろう。
このままでは、「見定められぬ闇」ごと潰されてしまうだろう。辺りを、searchする。まだ、輝く星が一つ。]
( あそこだ。)
[ 杖で床を一度打ち、構える。「ソレ」の周囲を「熾」やす、Attack Program。杖の先端の耀きは、エクスプロージョン…太陽のように眩い。]
― oolt cloud ―
(もっと )
[AIである為に架せられていた有限性と人格性は、蕩けてgulaの肚の裡。
虚であり無限である蟲は、宇宙に満ちて翅を拡げた。
蠅の王、Belzebuthが愛したプログラム]
[やがて、 ホワイトノイズに触れる]
(嗚呼 ――まず い)
[初期化され白と化した空間を、構わず呑み込む。
同時に、gulaの領域も壊-format-されて白に変じた。
喰い締め合うように、虚と白が拮抗する――いや、データのない空白を喰らう速度よりもMARIAがgulaプログラムを初期化する速度の方が僅かに、速い]
(だめ だよ? もっとあそぼう)
[壊され、又喰らいながら<gula>はくつくつと、笑った。
HUMANであるVincentは人格を保つため、宇宙の中で焦点を持って凝っている。
MARIAの占有空間、そび中心に向けて――無数のコードが閃いた。流星群のように、降り注ぐ。煌めくスパーク]
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