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14人か。
[ベルナルトの言葉に頷いて、その場にいる数を数える。おそらくは、みんな集まってきていたのだろう。]
いまところは揃ってるってことでよさそうだな。
[乗客が自分に疑いの眼を向けているのに気づき――そうして、自分が失言した事に気付く。]
あ――……
[ポケットに手を遣る。
水晶玉。
紅く、紅く光る、賢者のおんなの背景。
……覚悟を、決めた。
自分の失言によって、人狼には自分が占い師と知れてしまっただろう。
きっと、このままでは殺されてしまう。何も成さないまま。]
シャノアールさんは、人狼であると、水晶が告げたの。
わたしの職業は、占い師よ。
ただし、前の村でも信用されずに、夫を処刑台から救えなかった、無力な。
>>172 いや、一対一で戦うと言うよりもですね。
むしろ相手方に武器が渡ると面倒だと思ったのですよ。
…もっとも、最初から武器を持った人狼なら意味がありませんねぇ。
反面、確実に人間だという人物同士で共有できれば、心強いとも思ったものですから。
[シャノアールの言葉>>164 の最後は耳に届いてはいる。
しかし取り得る対抗手段であるとか、不可抗力であるとか、そんな言葉を言外に滲ませる。]
[イヴァンとシャノアールの遣り取り。
それに続く>>154に、また震えそうになる身体を叱咤する]
……シャノアール君、だったか。
[少し離れた場所から移動することは無く、努めて落ち着けた声を掛ける]
君の能力の及ぶ範囲がどの程度のものか分からないけれど……
対象が近くに居ないと能力が使えないと言うのなら、君が予兆に気付いたのはいつ頃だい?
[その頃の感知範囲内に居た者の中に、対象が――人狼が居たのではないかと問いを投げる]
……いいや、残念ながら。
[シュテファンの問い>>161に、頭を振り否定を返す。
小さなトランクには、金銭と僅かな生活用品程度しか入ってはいない]
フツーなら朝にならないと分からない筈なのに、急に輝き出した…妙な話だな。
[シャノアール自身、想定外であったかのような表情。
誰かが彼女を"女優"と称したが、それ程の演技力を持っているのだろうか。
否、そうでないにしろ己には見抜けないだろう。
悲しいことに、女の嘘を見抜く能力に欠けていた。]
ただ、狼サンは余程腕に自信があるんかなーと。そういう印象は俺も受けてる。
密室みてーなトコに若いのや経験者をこれだけ集めておいて、それもこんなに早く動き出すってのは…何てーか強気。
[彼女の仮説>>154に対しては、一理あると頷く。
事実、あの村が滅びるのも早かった。抵抗出来る若い力が揃っていたにも関わらずだ。
しかし、言語化の出来ぬ違和感もある。
賢者だとか難しいことを言われて仕舞えば、反論のしようの無い感覚ではあったけれど。]
それが水晶が反応した理由になるかと言えば、納得は行かないけどよ。
>>180
[女は、実は誰よりも彼女を注意深く見ていた。それが、自らの敵だと既に知っていたからだ。だからうろたえることなく、言葉を吐き出す。決して視線は合わせずに]
力を行使するのに必要な、いくつかの制限の内の一つ。
「占い師」が近くに二人以上存在する場合……お互いの力が阻害し合い、片方の力は失われてしまう。
つまり……自分以外に「占い師」を見かけた場合、それは間違いなく、人狼の手の者である。
じゃ、ここに人狼がいるなら、他はいねぇってことになるな。
[そして、湯のみをおいて席をたつ……。]
一応、他に、その獣ってのがいないかどうか見てくるよ…。
[そして、後部車両に向かうドアに向かった。]
>>168 そうでなくては、今のこの状況をどう説明できますか?
[先ほどから傍らに居てくれるナタリーに笑いかけようとするが、やはり硬い声音になってしまう。
にたり笑いすら出てこないのが、我ながら情けない。]
運転手…… は、何だか……
[アナスタシアの口から、はっきりと告げられるその言葉に]
[水晶に手を延ばすイヴァンの手を思わず掴んで制した]
まぁ、待てよ。
武器は……ナイフ、鉛筆削りにしか使えないけど……。
[コートのポケット、小さなナイフを撫でる。……ほんとうはもう一つ。夾竹桃の毒薬が小瓶の中にあるけれど、告げない。]
……あ。
[少し離れた場所では、シャノアールとイヴァンを中心とした騒ぎ。白が出れば殺せなくなるかも知れない、そうなったらやっかいかな、と迷ったそのとき、事態が動く。]
占い師……二人目……。
[ニィ、と笑んだ。]
>>183
気付いたのは……丁度列車が走り出した頃からです。
そして今も、予兆は感じます。
人狼が全て、私の近くからいなくなれば、これは感じない感覚ですね。
淀みの中でしか使えない力のようなものですから、例え人狼とすれ違っていたとしても、すぐにわかるということはないんです。
私は多くの知識や経験の果てに、このような力を身につけましたが……それはずいぶんと不便で、ままならない力なんです。
[悔しそうに]
だから北の集落についてから、十分な準備をしたかった……それなのに……。
……変なの。
[ざわめきに負けないよう、声を通す。]
占い師、普通は、真っ先に食べられちゃうのに。
……生き残った占い師、三人も居るなんて。
[狂気にとろけた目で、見つめる。シャノアールを、続いて、アナスタシアを。]
……俺の水晶は割れちゃって、もう占えないけど。
ねえ、二人はなんで、生きてるの?
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