人狼物語(瓜科国)


577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】


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陽気な女将 サンドラ

[...は、ユーリーの顔めがけてウォッカの瓶を投げつけると、彼がひるんだ隙に横に転がり、全力で後部車両の方へ走り出した**]

( 86 ) 2010/11/27(土) 16:54:54

医者の娘 ナタリー

[けれど、父は人狼ではないと言った。
父が死んだ同じ晩に、村長の娘が襲撃されたからだろう。
「この村には狼が二人紛れ込んでいる!」と意気揚々と告げたのも
また“霊能者”だったから。

実際には何人紛れ込んでいたのだろう?
沢山人が死んで、でも、村に平和は訪れたのだ。]

めでたし、めでたし、か。

[思わず身震いする。随分体が冷えた。そろそろ戻ろう。]

もう誰もいなければいいけど。

[そう呟きながら、サーシャの眠る部屋へ*]

( 87 ) 2010/11/27(土) 16:55:13

沈黙の カチューシャ

>>85
[こくりと頷き、施錠を行った。]

……。

[部屋の中で、ベルナルトと二人きり。しかし少女は、傷ついた彼を献身的に看護し続けた。まるで、今死んで貰っては困る、とでも云うかのように。]

( 88 ) 2010/11/27(土) 17:03:37

講師 ダニール

― 後方部通路 → 食堂車両 ―

[ふわりと、前方からシャボンの香りが漂ってくる。
食堂車からは不似合いな――そして、この血臭に侵された車内には不釣合いな、その香り]

…………ぅ。

[酷い香りだ、と、そう思う。
日常の香りから、途端に麻痺した鼻が自身にこびり付いた血の臭いを意識してしまう]

[吐き気を耐え、漏れて来る振動に揺れる灯りを頼りに、食堂車へと脚を踏み入れた。
そして、目の前の光景に目を見張る]

( 89 ) 2010/11/27(土) 17:05:25

講師 ダニール

……ユーリー君。

…………サンドラ、さん?

[追い詰められた様子の、サンドラの姿。
追い詰めるユーリーの瞳は、尋常には見えなくて]

――――。

[意識が、故郷の村へと立ち戻る]

( 90 ) 2010/11/27(土) 17:05:45

講師 ダニール、今来たばかりの後部車両へと駆け出すサンドラに、よろめいて。

( A11 ) 2010/11/27(土) 17:05:59

講師 ダニール

[自らを占い師だと告げた息子は、小さな少女を狼だと断じた]

[泣き叫び何かの間違いだと訴える少女の父――親友の言葉を退けて、少女を殺した]



[そして、恨めしげに己を見る少女の魂は。

――ヒトの形をしていた]

( 91 ) 2010/11/27(土) 17:14:55

講師 ダニール

…………嘘はいけないと、あれだけ教えていたのに。
どこで間違ったのかな、私は。

[ぽつりと、言葉と共に涙が落ちる]

死んで詫びるべきなのは、君なのかな。私なのかな。
ねえ、イーリャ……

[サンドラが逃れる際に体勢を崩したユーリーへと、息子の名を呼び掛ける。
乳白色に煌く象牙のナイフを*握り締めたまま*]

( 92 ) 2010/11/27(土) 17:15:15

医者の娘 ナタリー

−後部車両−

[サーシャが眠る部屋。今は誰もいない。
床に広がる血だまりと壁に飛び散っている血しぶきが
先ほどまでの惨劇を物語っている。]

入ってすぐ…。

あ、あった。

[そう呟きながら、扉の傍の物陰から目的の物を見つけ出す。
ロランが持っていた小型拳銃。その光る銃身を眺める。]

なんだかオモチャみたい。

[でも、これがミハイルとロランの命を奪い、
ベルナルトも負傷させたのだ。
使い方は聞いたけれど、使えるかどうか。
威嚇にはなるだろうか。でも、誰に対して?
殺してやりたいほど憎かった相手は“彼”が殺してくれた。]

( 93 ) 2010/11/27(土) 19:19:54

医者の娘 ナタリー

[無茶な襲撃だったから相討ちになってしまったけれど。
一緒に逃げようと言ってくれたのに、私の我が儘で。
だから、彼がくれた力というのがどういったものかは、
この汽車に乗るまで気づかなかった。]

…サーシャさん、ごめんなさい。
教えてあげればよかったわね。

[誰と誰が人狼か。どうすれば良かったか、いつも後から気づく。
小さく溜息をつくと、銃を先ほど持ってきたスカーフで
軽くくるんで、ポッケへとしまいこんだ。]

( 94 ) 2010/11/27(土) 19:20:08

医者の娘 ナタリー

−後部車両廊下−

[目的を果たせたから部屋を出た。
いつまでも単独行動をしていてもしょうがない。]

みんな、何処にいるかな?

[先ほどここを離れて、自室やデッキと移動する間、
誰とも出会わなかった。]

とりあえず食堂車に向かえば、誰かいるかも?

[そう結論づけて、先に進めば、
向こうから駆けてくるサンドラの姿がみえた。>>86]

あ、サンドラさん。今まで何処に…?
どうして走ってるんですか?

[何かに追われているような必死の様子に、
心配そうに声をかけたが、彼女の反応はどうだったろうか*]

( 95 ) 2010/11/27(土) 19:25:40

沈黙の カチューシャ、放蕩息子 ベルナルトの頭を優しく撫でた。

( A12 ) 2010/11/27(土) 20:14:14

沈黙の カチューシャ

[少女は、地獄のような人生を歩んで来ました。
. 自ら望んで、地獄のような人生を歩んで来ました。
. 少女は、ずっとずっと昔から少女のままでした。
. ―――この車両に居る全ての人間が、生まれる前から。

. 謀略と裏切りの中を生きて来ました。
. 血と涙の中を生きて来ました。
. 或る目的を持って、ただ生き続けて来ました。
. それが、叶わぬままに。

. 車内では、色々な思惑が動き出しています。
. 人が、死ぬかも知れません。
. 人狼が、死ぬかも知れません。

. ただ、どちらにせよ―――。
. この夜は、もうちょっとだけ続きそうです。]

( 96 ) 2010/11/27(土) 20:48:19

放蕩息子 ベルナルト

― 少し前 ―

[部屋には、ダニールとカチューシャが残された。
 薄靄のかかった天井を見上げていた目がダニールを捉え、ふと口を開く。]

 さっき、お前さんは俺に「人狼じゃなさそうだ」と言っただろ。

[意識を失って、彼に助け起こされた時の事。]

 ……人狼に与し、ヒトを殺し、街を一つ潰してる。
 何時か郷里に帰ったら、ぶっ殺してやろうと思ってる奴も居る。
 ……そう言うヤツは、人狼じゃないとしても、果たして人間だと言えるのか。

( 97 ) 2010/11/27(土) 21:52:16

放蕩息子 ベルナルト

[何処か遠くを見るようにして、口の端を上げる。]

 自分でも分かんねぇのさ。
 だから、答えなかった。

[苦悩の中で人を喰らう人狼も居るかも知れない。
 しかし、生き残る為に躊躇なく人を殺す人間も居るのだと。]

 してきたことに後悔はない。
 ただ……サーシャには、悪いことをしたな、と。

 ……独り言だ、忘れてくれていい。

[うわ言のように呟いて、外を見てくると言われれば>>85頷いた。
 ダニールの手に握られたナイフを見詰め、その背にもうひとつ声を掛けようとして―――意識を束の間、落とした。]

( 98 ) 2010/11/27(土) 21:54:13

放蕩息子 ベルナルト

―少しの後―

[小さな手が頭を滑り、瞳を薄く。]

 ………ん。
 お前さん、まだ此処に居たのか。

[恐らくはダニールの言付け通りに、しっかりと施錠をされた部屋。寝台の傍には少女が一人。
 眠っていたのか、気を失っていたのか。数分か、十数分か。扉の向こうへと意識を向けても、喧騒は聞こえて来ないようだ。
 暫くの間カチューシャの手に頭を委ねていたが、]

 カチューシャ。

[やがて、少女の名を呼ぶ。]

( 99 ) 2010/11/27(土) 21:58:53

沈黙の カチューシャ

……?

[少女は握る手に軽く力を込め反応し、首をかしげる。]

( 100 ) 2010/11/27(土) 22:07:13

賭博師 ユーリー

-回想:食堂車withサンドラ-


[>>79サンドラからはアルコールの臭いがした。あぁ、これはウォッカというやつか。今まで飲んでいたのだろうか]

[間合いを詰めながら、彼女の話に耳を傾ける]

まだ冷静って…至って俺は冷静だよ。
あぁ、聞くよ?
言ったじゃん、『信じさせて』って。

[『幾らでも人間証明』という言葉には、片眉が上がる。
自分が人間だと、言葉で伝えるのだろうか。誰もが言ってきた。「自分は人間だ」と。
それでも火で炙ったり。棒で何万回と叩いたり。手足を引き裂いたり。
人狼であったなら狂喜し、人であったのならやけに冷めた目で死体を片付ける…。

ねぇ、サンドラ。言うのかい? 自分は人間だって。あぁ、でもそれなら、俺はシンジラレナイヨ…]

( 101 ) 2010/11/27(土) 22:07:31

放蕩息子 ベルナルト

 何故、サーシャに追いかけられてた……?
 
[問いを発するのに、罪悪感にも似た感情を覚えるのは何故だろうか。慣れぬそれに内心で舌打ちをし、疑念でなく疑問だと自身に言い聞かせる。]

 食堂車に、メッセージを残してただろ。
 サーシャとミハエルが人狼仲間だ、って。

[握る手に力を篭められると、少し押し黙る。
 そして、幾度か躊躇った末に]

 ……サーシャは、ロランが撃たれたと言ってた。
 いや、俺だってお前が銃なんざ扱えると思っちゃいねーけど。
 サーシャの叫び、あの目――本気でお前がロランを撃ったと信じているみたいだった。

[扉から出てきたカチューシャは、銃を手にしてはいなかった。尤も、直後の乱闘で部屋を調べる暇も無かったのだが。]

( 102 ) 2010/11/27(土) 22:09:59

放蕩息子 ベルナルト

 ………ロランが死んだのは、銃が原因なのか?

[自分はロランの遺体を未だ見ていない。
 サーシャがロランを殺したのであれば、カチューシャを殺そうとする理由がない。
 激昂したミハイルがロランを殺すのであれば、死因が銃であるのも不自然。

 あの場に居たのは、4人。
 だとしたら、撃ったのは誰だ―――?]

( 103 ) 2010/11/27(土) 22:13:21


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