情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[その銃口が倒れたサーシャに向けられれば、息を飲んだ]
カチューシャ……!
だめだ、それを返して。
[撃鉄の挙げられた銃の危険性はわかっていながらも、咄嗟に手を伸ばす。よもや今度は銃を奪おうとする側になるとは予想できるはずもなく]
[それを予想していたかのように銃口をローラお兄さんの腹部へ向けると、二度連続して引き金を引きました。
乾いた音が連続して鳴り響き、腹部へと二発の弾丸が吸い込まれていきます。
それは少女には不似合いなほど、慣れた動作でした。]
う……
[小さなうめき声。青年が、まだ生きていることを示すもの。
ああ、自分は今何をしていたんだっけ。視界はぼやけ、揺らいだまま。思い出せない。思い出せない。]
あ……
[視線をかろうじて動かす。なんだか黒いものが見えて。まぁるいもの。穴の開いたもの。なんだか見覚えのあるもの。]
ぁあ……
[ロランに、謝らなきゃ。
そう思う。頭をかばうようにのろのろと、動かない手を動かした。]
[ロランは声を上げただろうか。なんだか全てがスローモーションに見えて。
まだ半分見えない視界。血が足りなくてしびれた腕。力の入らない足。……構うものか。カチューシャへと飛びかかる。]
殺してやる殺してやる殺してやるっ!!!!
[先ほどロランに向けたものとは比べものにならない、明確な殺意。ポケットのナイフを抜いた。]
[それが、果たして当たったのか、逸れたのか。
わからない内に身を翻し、羊さんを拾い上げ走っていきます。
部屋を出て、食堂車の方へと。
怖いおにーさんが追って来るので、躊躇わず、全速力で。]
[デコッキングレバーへと、咄嗟に伸ばした腕は間に合わない。けれど、撃鉄を起こすシングルアクションのリボルヴァーに、連続射撃は不可能だ。1発弾丸を撃てば、次発までに間が開く]
――……、ッ
[腹に打ち込まれた弾丸、衝撃に吹き飛ぶ体。
意識を失わなかったのは、何故だろう、くず折れながら足は外へ**]
[やがて、血臭を嗅ぎ付け現れた獣。
獣の唸りともヒトの言葉とも呼気ともとれる、不気味な音がその口元から零れている]
[先客の存在など歯牙にも掛けず、彼は倒れ臥したままのシュテファンへと向かう。
蝋燭の灯りが、やけにゆっくりと獣の口元を映し出し、死肉に沈む鋭い牙を照らし出す]
……や、やめろっ!
彼は――私たちは、君たちの餌などでは……!!
[静止の声を上げる。
けれど、それは間に合う筈も無く、そして間に合わせる為の覇気も足らず。
震える声は途中で途切れ、じりじりと後退する足元でぴちゃりと濡れた音が上がる]
[離れていた意識を引き戻したのは、何処か近くで起こった硝子の割れる音。>>92
それに続くようにして起こる何かが割れた音>>104、それに銃声]
[気付けば周囲には、元の通りナタリーと己の二人きり。
これが白昼夢の類であればとの想いは、変わり果てたシュテファンの姿が否定してくれる]
………………。
[血臭の満ちた部屋で、震える身体を叱咤し息を整える。
耳元で強く刻まれる鼓動に眩暈を起こしながらも、周囲へと視線を走らせて]
……すまない。
[腹の中を曝したままのシュテファンの遺体。
そこに半ば抜け掛けながらも、辛うじて留まっている刃に指を掛け、引き抜く。
彼の身は既に大量の血を失っているというのに、こぽりと血が溢れ出した]
[ぎゅう、と手にした凶器を握る。
鞘の無い剥き身の刀身は、紅く濡れている]
[紅に濡れた黒い獣。陶然とそれを見詰めるサーシャの瞳]
――止めないと。
[独りごち、扉へと向かう。
辺りを薄明るく照らす燭台は、遺体からナイフを引き抜く際に床に置いたまま]
[ナタリーが後に続こうと続くまいと、其れを気に掛ける事は無く。
既に嵐の去った隣室へ、そうと知らず向かう]
― 一等車両・シャノアールの個室 ―
[其処に残るのは、獣の爪痕と諍いの痕跡。
割られた窓からごうごうと吹き込む夜気と雪とが、冷たく頬を打つ]
[転々と廊下へと続く血の跡は、月明かりが途絶えた先まで続いているのだろうか]
…………誰かいるのか?
[最早無人と思えた室内に、人の気配がする。
灯りを持ってくれば良かったと早速後悔しながら、月明かりを頼りに気配を辿って]
ベルナルトくん?
……おい君、起きて、何があった!?
[気を失う青年>>102の姿に駆け寄り、肩を軽く揺する。
近くにシャノアールの遺体もあるのだろうけれど、やはり彼女の意思は視えないままだった]
― 列車外・屋根 ―
[身を休める。
と言っても、傷から出ている血が凍るのを待っていたか…。
強靭な身体は、身に鉛を持ったままだが、そのことが急速に命を脅かすことはなかった。]
グルルルル……
[そして、ゆっくりと動き出す。
最後尾までたどり着くと、そのタラップに降りた。
姿は、半狼といった感じで。]
― 最後尾から自室へ ―
[傷は一旦凍ったとはいえ、また自らの熱で溶ける。
ただ、噴出すほどではなく、ぽたりぽたりと背中から血を落としながら、自らの部屋に入った。
そして、クローゼットを開け、簡易な寝具を見つけると身に着けた。
そう、今は、人間としての割合が戻っている。]
っ……はぁ……はぁ……っ!
[息が切れる。ナイフを構え、少女を追いかける青年。……どちらが悪役か、誰が見たって一目瞭然。]
ろらんを、ろらんを!
[足の遅い青年。それに加え、全身の怪我。割れた頭。……追いつけない。倒れるのが先か、取り押さえられるのが先か。]
ろらん……!!
[視界が揺れる。走る少女の背に、ナイフを投げつけた。
……血のにじむ腕に、投擲用では無いナイフ。届くかはわからなかったけれど。]
―個室―
―――…ッ、
[惨劇の部屋から、遠くはない個室に逃げ込んで、
鍵をかけたところで少し気を失っていたらしかった。
焼けるような痛みで覚醒する、出血はそう多くない。
掠めた弾丸は臓器を傷つけてはいないようだ。
もっとも手当ても出来ずに放置したままでいれば、
どうなるかは明白だったけれど――]
―――………、
[朝まで持つか、持たないか。
時を待たずとも喰らいにやってくるものがあるか。
薄暗い室内と同じく、先は見えない]
………っ、
[彼方で呼ぶ声がする。身体を揺さぶる手で意識を引き戻せば、は、と大きく息を吸い込み、そして吐いた。
寒いのは、割られた窓から絶え間なく冷気が吹き込んでいる為だろうか。]
ダニール……か?
[未だ少し朦朧としているか。頭が重い。
呼びかける声の主に、顔だけを向けた。]
何が……ああ、
[言葉の意味を理解するまでに、少々の時間を要した。]
人狼がこの部屋で暴れてやがった。
カチューシャが人狼に襲われかけてて……後ろでロランとサーシャが何か揉めててな…縺れ合って倒れた所までは見たけど、そっちはどうなったか分かんねー。
どっちかが攻撃たのか、人狼が急に苦しみ始めて、窓が割れて………それで、…それで?
あー……
獣の爪受けちまったもんで、其処から先は…悪い、覚えてねー。獣は死んだか逃げたかしたんじゃないかと…窓から。
[茫漠とした意識、説明をしようとする言葉も断片的で要領を得ないものにしかならなかったが、倒れる直前に見た物をダニールに伝える。
そして、この部屋で見た者が消えている事に気づくと、表情を曇らせた。]
― 自室 ―
[ロランが撃たれたことはさすがに知らない。
ただ、ロランから撃たれたというのに、彼女のことを恨む気など微塵もないことに気がつく。
むしろ、撃たれて、今も流れる痛みが、確実に正気を保たせていた。]
――……ッ
[人狼としてではなく、人間としての意識が高まれば、顔は歪んだ。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新