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飛び降り……
自殺、か。
[伝えられたその言葉に己が腕を抱いた。
風花の闇に飛び込んだのだろう、誰かが酷く寒い気がして]
……君はここにいるのか?
どうせなら、騒いだりしないように
見張っていたらどうだ。
>>16
ここにいると思うか?
[ロランの言葉に、また嗤いを作った。]
――……殺しにいくさ。誰かをな。
ククク………。
[そして、出て行く奴にばいばい、と手を振る。]
人間を殺されたくないんなら……。
騒いでみたらどうだ?
それとも、お前が持ってるその火薬。
使うか?
[利く鼻はとっくに火器の存在など見抜いていて…。]
― 食堂車 → 一等車両内 ―
[小さな灯りを頼りに、食堂車から客車へと脚を踏み出す。
自分の居た二等車両に比べ、足裏に伝わる感触は少しだけ上質な物]
……足元、気をつけて。
[同行するナタリーの足元に灯りが届くように燭台を差し出しながら、注意を促す。
ふと、彼女は怖くないのだろうかと思った]
[一人は怖い。暗がりから何かが――奴等が襲って来やしないかと不安だ。
二人なら、どちらか一方が襲われれば、自動的にもう一方が怪しまれる。だからこそ、お互いへの牽制にもなる]
[けれど、襲われてしまえばそこで仕舞いだ。
奴等に人間が単独で敵うとは、とても思えない]
[自分は、怖くないのだろうかと思う。
……問うまでもない、怖い]
[ただ、正直なところ。
怖いのは、独りで居ること。この列車に居るという人狼を、みすみす外に送ってしまうこと]
[ここには護りたい者も居ない。自分を望む者も居ない。
だから誰が死のうと、怯える気持ちの裏の、奥の方ではどうでもいいと感じている]
[その筈なのに。
蝋燭の小さな灯りを通して覗き込んだ裏に視得たのは、全くの他人の姿。
色読めない瞳のサーシャの笑顔と。大切にしていた息子と、それに重なるように映るユーリーの像]
…………。
ここ、だろうか?
[詮無い思考を脚と共に止めると、炎が揺らぎ扉を照らす。
各人の部屋割りなどは知らないから、行き当たった部屋を片端から確認する心積もりでナタリーに形ばかりの問い掛けをする]
― 一等者・シュテファンの個室 ―
[暗い室内は、とても静かだった]
[生きた人の気配の無い、寒々しい静けさ。
倒れ臥した男の周りには、彼の愛機が無残に砕かれ討ち捨てられている]
…………ナタリーくん。
部屋を、間違えたようだ。
[小さな灯りに照らされた室内には、シャノアールは居ない。
代わりのように『在る』のは、生を失くしたシュテファンの肉体と、その傍らに立つ彼自身]
>>21
はぁ?
[ロランの言うことに怪訝な顔をする。]
お前、オレが怖くないのかよ。
オレはそんな銃は怖くないぞ?
[そして、手足が獣に変わっていく…。]
[彼は何も言わない。否、言えないのだろうか。
死後に生者へ伝える声すらも奪われるのか、人狼に襲われ亡くなった者は、何事も訴えて来ることはない]
[彼の胸に深く突き刺さったナイフが、蝋燭の光を紅く照り返す。
そのナイフが、シャノアールの胸に突き立てられていた物と同一だとは、己には知り得ないこと]
………………っ。
[血の臭いに、口元を覆う。
象牙の意匠の施された刃は深く刺さったままだというのに出血が激しいのか、辺りに血の臭いが立ち込めていた]
>>25
はぁ?
[嗤うと痛いと、胸が…そんなことを言い出す目の前の細い女に、顔を顰める。]
何言ってる。
そうか、閉じ込められて暮らした反動がそれか?
おめでたすぎるな…。
[そして、ふうっと息を吐くと、みるみるその身体は黒毛に包まれていく。
目の前の女は見ることになるだろう。まさに人狼という存在を。
眼は黒から紅く光る石になり、爪はそこらの刃物よりも鋭く。
牙からは唾液が滴る。
もちろん、ロランよりもはるかに巨大なそれ…。]
――……グルルルル
[言葉を発さない獣は、その前に立ちはだかった。**]
[嘲るような言葉に、きつく口唇を引き結ぶ。
彼の言っていることは的確なのかもしれない、けれど]
……何が悪い。
君のせいで痛いのなんて、私の勝手だ…!
[無茶苦茶なことを言った。
その間にも、彼の獣への変化は全身に及んでいく、針の様に煌く黒檀の毛並みと紅玉の眸。サーシャの高揚した声を思い出す、この力ある獣には確かに狂気を誘う何かが、ある。
力ある者の象徴のような鋭い爪と牙の輝きに、気おされる。威嚇の唸りに、見開いた瞳は、その紅を瞳孔に映しだした]
ミハイル――……
私を喰らう気に、なったのか?
[言葉を発さぬ獣に問いかけながら、
その身は小さく後ずさる、恐れと畏怖と――けれどやはり、痛みをもたらすものは消えず、残って]
[ロランとミハイル。言葉を交わした数の多い二人が去ってしまえば、食堂車は急にその空気を変える。
よそよそしく。広く。ぎゅうぎゅうの。ざわざわ。ぞわぞわ。]
……。
[いつも感じていたもの。何を言っているかがわからなくて、何を求められているのかがわからなくて。
空想に逃げればより一層遠くなるし、膜で隔てられているような気がするのに、突き刺さる痛みだけが通り抜けてくる。]
……食べられたら、死んじゃうけど、食べてもらえる。
[答え損ねた、ミハイルの問い>>3:99の答え。小さく呟いて、彼の唇の動きを思い出そうとする。
『いい子だな』と言ってくれた低い声。舞い上がるような幸福を呼び覚ますはずの……人狼の声。
けれどそれは、回想の中でさえ、ロランの悲痛な声にかき消された。]
……なんでかな。
[彼が人狼だと、確信が持てていないから?
理屈をつけてみる。うまくいかない。狂った感覚が、彼を狼だと告げている。]
わかんない。……わかんない。
[ぶつぶつと小さなつぶやき。自分の中に完全に入り込んでしまって、周囲の騒ぎには気がつかない。
アナスタシアが出て行ったことも。ユーリーが愛を語っていることも。
……ましてや、別の部屋で、ロランが危険にさらされていることなど、気づけるはずもなく。]
がたん、ごとん。がたぁん、がたぁん……
[揺れる列車の音をいつしかなぞり始める、その瞳の焦点はどこにもあわないまま。**]
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