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何を今さら?
[心底愉しそうに口元を歪めた。
それでも不意を打たれて頬にキスを受けると、ぷいと視線を逸らした]
ともかく、早く着替えろ。
それとも、着させようか?
[満面の笑みで提案した]
ナノ
『……その人は、とてもとても数奇な業を背負ってるの。
お兄ちゃんのクラスに居てくれたの、お姉ちゃんのクラスにも居てくれたの。
そしてわたしのときもきっと居てくれるの。
でもすぐいなくなってしまうかもナノ。
全部違う人だけど、違わないの。
こんなに長く留まってくれることはたぶんもう無いの。
最初で最後のチャンスナノ。
お姉ちゃん、今こそバーニングするの』
[……と、ミリに囁いた]
お待たせいたしました、ご主人様ー。
[トレイに料理を持って部屋に戻ってきた。トレイの上には…
(通常の48(50)倍の唐辛子入りの激辛)カレーライスと、
(通常の9(50)倍の砂糖を投入した激甘)おしること、
(クエン酸入り激苦)青汁だった。
もちろん、( )内は、食べるまで分からない]
わたしの「思い」がたーっぷり入ってますからねー。
はい、あーんしてください。
[まずはカレーライスをたっぷりスプーンに大盛りでフェイトの口に差し出す]
[エレノアが持ってきた料理を見て、青ざめた]
えっとさ、このaquamarine◆色したのって、何て料理?
ご飯系か…
[見た目にもカレーには見えなかったらしい、それをスプーンであーんとされたので覚悟して口を開けた]
[ふい、とそっぽを向かれた事には少し笑みを浮かべ]
……いや、一人で着替えれる。
むしろ一人で着替えてくるから、そう迫るな!
[着替えを持ったまま、とりあえずトイレへ
はぁ、と相変わらず溜息を零して]
…どうすっかなぁ。
[とりあえず、着替え始めた]
[一瞬の間があって、...は大騒ぎ]
辛ぇ!!!何これ。
マジ勘弁!!
み、みず…!
[手を伸ばした先には青汁(クエン酸入り劇苦)があった]
[目に付いたコップをひったくるように取ると、一気に飲んだ。
苦さと辛さの相乗効果に、...はのたうちまわった]
バカ野郎!おいしいわけなかろう!!
お前、人に飯食わせる時は味見しろ!
[料理のまずさに愛は勝てなかったらしい]
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