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そっか、道理で……。
[話が噛み合わない事についてだったのか――
目の前の人物から感じる魂のあり方なのか――
自分でもどちらに対しての言葉なのかはわからなかった]
貴方の言う通りの人だったよ。
俺が今着てるローブを見れば洗濯板を貸すとかいうし、
ハンバーガーのただ券をくれたりと、色々と世話になったよ。
だけど、約束したんだけどなぁ。
[思い出すのは夢の最後の瞬間。
どっちかというと嘘だと思い込んでいた。
姫倉達生は、生きている。
むしろそれを確かめにここに来たのかもしれない]
わるいね、姫倉さん。
ずうずうしくも上がりこんで飯までご馳走になっちゃったよ。
[兄さんとは呼ばない。
それはこの人物に向けて使う言葉じゃないから]
それに、俺が原因で妹さんは死んだかもしれないよ。
余計なことに巻き込んじゃったからね……。
ねぇ、俺は代償として何をはらえばいいかな?
[自分でも気持ちがよくわからない。
ただ何度か話しただけ、むしろ敵マスターだ。
それでも、なにかをしてやりたいと思った]
[オルグロスが語る彩香の話に、静かに相槌を打つ。
…そういやあんまり食べられないくせに、ハンバーガーとかそういうジャンクフードが好きだったなあと思う。
自分でも酷薄だと思うほど、淡々と振り返った。]
…あいつが約束したんやったら、代わりに果たした方がええことやし、半分は気紛れや。メシのことなんかは気にせんでええけど。
[視線を上げて、半眼で彼を見つめる。]
何があったかは知らんし聞かん。
やけどなあ。
――代償言うもんは、そう易々と語るもんとちゃうぞ。
それが人の生き死にやったら尚更や。
人の命になんざ、値段なんぞつけられん。
相応の覚悟――出来とる言うことでええんかい。兄ちゃん。
約束ってのはした本人と果たすものだと俺は思ってるからね。
だから、姫倉さんではなくて兄さんと果たしたい。
俺はそう思ってるんだよね、だから姫倉さんにご馳走してもらうのはなんか違うんだよ、やっぱり。
それに、覚悟なんて何時だって出来ているさ。
生き死にだからこそ代償を払うべきじゃないかな?
値段はなくたって出来ることはあるかもしれないっしょ?
[そう、覚悟は何時だって出来ている。
同一視することではないけど、封印指定を受け入れた時だってそうだった]
――――。
生き死にに払える代償があるんやったら、俺が知りたいわ。
[例えその死が、事故であろうが他殺であろうが。
命を以って償ったところで、自分に言わせれば無駄なことだ。相手が物言えぬ姿になってしまった以上、結局は自己満足だろう。
そう、自分は思うのだが――]
…………。
[舌打ちをしそうになる。
浮かんだのは、猛反発する彩香の姿。]
[……19年の空白はあったが、母の話と、雑記と、そして彼の話が、自分が知る彩香と何ら変わっていないのだろうとは分かる。
そして――彼と似たようなことを言うのであろうことも。
死んでしまっては何も伝えられない。
だから生きている間に伝えられることは伝えたいし、もし救えなかったなら、その想いを出来るだけ汲みたい。
何度も雑記に出てきた言葉だ。
……ああ、妹といい、こいつといい。
なんでそう軽々しく代償だのなんだの言うのか。
そして盛大に苛ついている自分も、理由が分からない。
……分かってはいるけど、確信したくないというか。]
はー……………。
[溜息を吐きながら、頭を掻いた。]
………あんたが出来ることなんざ、俺が知るか。
自分で考えたらええやろ。
[鋏を持って、立ち上がる。そうして、少年へ背を向けた。
部屋を出て行こうと、縁側に続く紙戸を開けた。]
[――剪定の途中の庭木が見える。
彩香があの下でよく昼寝をしては、虫に悩まされていた木。]
………………。
[陽だまりの落ちるそこへ向かおうと、一歩を踏み出して、]
―――、墓やったら、道なりに行ったとこの寺。
あいつが遊んどった空き地やったら、屋敷の裏手。
……後は好きにせえ。
[言って、紙戸を閉めた。
――今日は、一段の日差しが眩しい。*]
だよねぇ、俺が悪かった。
[正論だ、答えを他人が知るわけがない。
誰かに答えを求めるなど、ただの甘えに過ぎない。
それに、自分の中では答えはまとまりつつあった]
ありがとう、行ってみるよ。
[あんな最期じゃ、墓に何かが残っているわけはないけど、
それでも、気持ちの区切りの為に向かうのは悪くないと思えた]
―墓前―
[墓石の前に佇む。
線香を上げることもなければ、
花を供えることも、拝むこともない。
そんなことをするために来たのではないから]
まったく、勝手に死ぬなよな、兄さん。
しょうがないから、俺が蘇らせてやるよ。
その代わり、ちゃんと今度こそ飯をご馳走してもらうからね。
姫倉彩香にねっ!!
―彩香の空き地―
ちょっとだけ、借りるよ。
[姫倉彩香の起源ともいえる空間。
本来ならば、他人が立ち入るべき場所ではない。
だけど、少しだけ英気を養う為に借りることにした。
進むと決めた道は険しいものだったから。
草原に転がり眼を閉じる、頭に浮かぶのは、余計な心配ばかり。
だけど、あえて何も考えないことにした。
今はただ、この心地よい空間、草の香りを堪能したかった**]
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