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本気だったさ。君からそういう迷いを感じていたから、君なら俺の思いを理解してくれると思った。
だが、今の君の眼はそうではない。
俺とは違う答えを出したんだと感じた。
だから詫びた。
ナルキッソスも、そうだったんだろう。
君はバーサーカーの傍にいながら闇に引き込まれなかった。
ナルキッソスは、俺が闇に飲み込まれることを心配していた。
君にも、似たような思いを持っていたのかもしれないな。
[聖杯のほうを振り返る。もはやあのどす黒い聖杯ではなくなっていた。
ならば、やはりあの聖杯はこの俺の心の闇を具現化したものだったのかもしれない]
――…評価して貰って喜ぶべきところなんだろうけど。
…私が、おにーさんに謝ってもらう権利は、無いよ。
[――確かに、理解していた。ただ、それでも否定し続けたのは
己の黒い部分を、――認めるのが怖かっただけだ。
其れを事実だという事から、眼を逸らしたかっただけ。
きっと根底は酷く似ていたんだろう。
結果として、彼らと異なる答えを出す事が出来たとしても。
その手を取っていた可能性は 幾らでもあったから。]
――私が闇に引き込まれなかったのは、私だけの力じゃないよ。
…セムルクは、ずっと優しかった。
[ずっと、己が闇に触れぬ様に。 ずっと想ってくれていた。
彼が闇に飲まれるのを、心配していて、
…今、無頼がこうして目の前にいるのなら。]
ナルキッソスも、優しかったんだろうね。
・・・・・・そうだな。
[バーサーカーはそんな闇の力に最後まで負けなかったのだろう。ナルキッソスも自分を強く持っていた。
一番弱かったのは俺だったのだろう。やはり、英霊には敵わない]
・・・・・・そろそろ行く。
君は日常に戻るがいい。
[事実、どうなのだろう。
自分が、己の中の闇の存在を認めなかったのは
…ただ己が、遥かに弱かったからでしかない。
目の前の男が、本当に一番弱かったのか――
それは、誰にも判りそうに無い話では、あるけれど。]
――どこに?
[その場を去ろうとする背に、短く問う。
「君は」。男はそう言った。
ならば――無頼は、戻らないのかと。]
全てを、清算しにいく。
[背負ったものを守れなかっただけではない、父と同じく、志乃を・・・・・・同じ退魔の者を殺してしまった罪。
それだけではない、多くのものを破壊した。
そして・・・・・・この眼。
ラナを見つめるこの眼には、まだラナの魂が見えている。
これだけのものを抱えて、生きていけるわけが無い。
例えそれが逃げだとしても]
もう二度と会うことは無いだろう。
君なら心配する必要はないだろうが、俺みたいにはなるなよ。
[そう言って、ラナに背を向けた]
……、心配しなくても。
言われなくたって、ならないよ。
[背を向けて歩きだす男に、
一度だけ、薄く口を開きかけて――噤む。
再度開いた口から出てきたのは、別の言葉。
彼の目が見ている物を――見てきたものを、
知る事は、無い。 これから先も、ずっと。
一度だけその背を見つめて、踵を返す。
そうして振りかえる事無く――駆けて行くのは、男とは逆の方向へ。
空は、宵の色を端から白く染めて。
長い闇に覆われた夜は、 漸く、*明けようとしていた*]
[ゆっくりと、歩き出す。
背後でラナが反対のほうへ走っていくのを感じた。
そうだ、ラナは俺とは真逆の人生をこれからも歩んでいく。
日向の中を生きていって欲しいと願う。
自分はきっとこれからも、*月と太陽に背き続けるのだろう*]
―教会―
[意識が、混濁からゆっくりと浮かび上がってくる。
海の底、暗い部分から次第に海面へと向かうように、ふわりと軽くなる体。
同時に、痛み]
――…。
[名前を呼ぼうとしてとまる。
誰の名前を呼ぼうとしたのか]
……?
[目が、醒めた。
自分がどこにいるのか、一瞬わからなかった。
身をゆっくりと起こす。体が痛んで少しだけ顔を歪めた]
[右手の甲にあった令呪は、もう無い。一度それを見てから、辺りを見回した。静かな部屋。
同じように寝かせられたマスターの姿。
寝台から降りる]
教会、だ。
[ひどく懐かしい気がした]
なんで、アタシここにいるん。
誰かが、運んでくれたの、かな?
[ぽてぽてと歩いてその部屋を出て行く。
廊下を歩いて、次に開いた扉は礼拝堂。
誰かが、祈っている姿。一瞬だけ浮かんだビジョンはすぐに消えて首を傾げた]
[ポケットに入ったサングラス。
それをはめようとして、窓ガラスに映った自分の顔を見た。
違和感が一つ]
……。
どゆことなの。
何。アタシの知らないうちに何があったの。
[緋色をしていた眸は、紺の混じる色になっていた。
髪色にも、ほのかに金が混じる。
それよりも。
今、どうして教会にいるのか、そもそもここはどこなのか、どうして令呪が無いのか――。
覚えてなかった]
[正確には、覚えていたはずなのに、ぽろぽろと抜け落ちていく。
朝見た夢が、時間がたつごとに忘れていくように]
――――……。
んー。
よくわかんないけど。
早くでよ。
休んでたお礼だけは、言っておいたほうがいいかな。
[教会の人間を探してきょろきょろと辺りを見回した]
[姿が見えると、とりあえずはお礼を一つ。お世話になりました、とだけ口にして]
Ja, das ist Japan.
[一つ一つ、考えていけば思い出せたのかもしれない。
教会を出ようとして、ひどく後ろ髪を引かれた。
何故かはわからない。
誰かがここにいたはずなのに]
?
[指先を見た。わからなくて、二度三度掌をぎゅっと握る。
断ち切るように外へと足を踏み出した。
眩しい日の光。
誰かが、一緒だった光景]
[タクシーを拾って、どこへ向かうかと問われた。
一度首を傾げてから、住所を一つ口にする]
樹那町だ。ここ。
聖杯の、――。
止めて運転手さん! ここで、いい。
[見覚えのある看板にタクシーを止めて、車を降りる。
鮨屋の看板。
準備中の文字。
誰かと来た。それは覚えてる。
思い出せずにイライラとした]
締まってるし。後で着たら開いてるかな。
ごめん、やっぱり乗る。
[もう一度乗り込んで、うちへと向かう]
[たどり着いた場所は長く来ていないはずなのに、ほんの数日いなかっただけのような家。
玄関から中へと、キッチンにはまだ使われていない食材。
自分が食事を作るはずはなく、この家の管理をしている人が持ってきたのだろうかと思って、即座に違うと心のどこかで叫んだ]
待って、整理しよう。
Es ist der Heilige Gral Krieg, kamen hierher.
Jemand erinnerte.
Curse läuft nicht in Ordnung?
Die Kirche wurde verloren.
Du meinst, ich bin.
[考えても、わからない。
どちらにしても、負けたのならばもうここにいる必要はなく。
帰国の準備をしようと部屋を片付け始めた]
[あらかたの荷物をまとめて、部屋を片付ける。
もう一つ使われていた部屋に入ると、畳んである衣服を見て、――なきたくなった。
衣服を処分しようとして、出来ずに。
テレビをつける。
焦土と化した森林公園の様子が映っていた。ここ一週間のニュースをダイジェストで映していたらしい。
見た覚えはあったから、きっと忘れているだけなのだろう。
カーテンを閉めようとしてもう外が暗くなり始めていることに気づいた。
水色から、空が夕焼けに染まっていく。
その色を、知ってる。
最後に、見た色だから]
[誰かがいたのに、――おそらくは呼び出したサーヴァントだ――
思い出せないことよりも、いなくなって寂しく思っている自分に驚いた。
サーヴァントは、聖杯戦争が終わればいなくなる存在で、それほど心を傾けるべきではない。
いわば使い魔の上級版。
何があったのかわからないけれど。
こんな風に思う自分が新鮮で、これでいいのだと思うことにした。
空が朱に染まって、やがて紺色に変わるまで、窓をあけてずっと見ていた。
太陽が沈んで、朱色が消えるころぽろと涙が一粒落ちた。
首を傾げて拭う]
[誰を呼んだのかは知ってる。実際に呼べたのかまではわからないけれど、呼ぶのはその英霊だと決めていたから。
でも、呼ぶ名前はそれではなかった。違う呼び方をしていたはずなのに思い出せなくてそれがとても切ない。
窓を締める。
飛行機のチケットが取れたら、明日帰ろう。
そう思うのに、離れがたく感じる。
そのことに一つ、苦笑を浮かべた]
ばかだなぁ、アタシ。
ほんと。
[置き忘れてきた声はもう聞こえない。
代わりに、一つまたあそこにおいてきたのだと思った。
取りに行く術はもうない。
目を閉じる。
『アル』と自分を呼ぶ声が、耳の奥で聞こえた*気がした*]
―― 西ブロック/教会 ――
[薄灯りの部屋の扉を開ける。中央のベッドに寝かされているジュリア。
いまにも灰になろうとする掌で頬に触れると、そこには確かな血のぬくもり。]
………。
[言葉はない。表情もよくは見えない。だがヴラドの口元には穏やかな笑みがあった。]
−西ブロック・教会−
[長い夢を見ている。
アーチャーの矢に貫かれ、霞んでいく世界。
父の声。母の背中。彼の顔。
傷付いたレコードのように、延々と繰り返される景色。
――不意に、そのリピートが途切れた。]
……ん。
[ごく僅かな灯りすら眩しく感じて、瞼が力む。
視界が光に浸食し尽くされるのを待って、ゆっくりと目を開いた。]
……ぁ……オジ、サマ……?
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