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[次の魔力を練ろうとする隙に、現れた気配。
それは――妖精、と呼ばれるものだったか。]
…このままやとジリ貧か。
[懐へ扇子を戻し、傘を両手で握る。
ナルキッソスに起こる変化を見逃すまいと見つめながら、傘の先端に形を作り始めた。]
――っ
[彼の者を捕らえるべく空に舞った網は、その姿に届く前に散開する。]
……あれは、妖精?
[ナルキッソスの周りにふわりと舞う、淡い光を放つ何か。]
[びくり、と。
まだ十分な距離があるはずなのに、耳元で囁かれた様に声が響く。
思わず耳を手で塞ぎ、一歩後ろに飛びのいた。]
……滝川志乃。
ご挨拶もせずに、申し訳ありません。
[内心の動揺を隠すように、微笑を浮かべる。]
――は?
[身構えていたのも束の間、ナルキッソスのような、そうでないような声が、耳に響く。]
……。姫倉達生。
[空間圧の凝縮は止めず、それだけ答えた。]
[詠唱を感じて、間合いを取る──隙間はない。
赤く染まる大地 それから、大地から突き出る漆黒の杭。
串刺しの丘を築いたその杭は腹部を貫き、『鋸(ノコギリ)』を持った片腕を抉って、そびえ立つ。]
──…グ ァッ
ッ ハッ
[真紅に染まる視界。飛び散る唾液は血混じり。
そして、バーサーカーの嗤いは深く成る。腕に掛かる下からの圧力に正面から抵抗してそのまま『鋸(ノコギリ)』はセイバーに振り下ろされる。
正確には、セイバーが守る胡蝶に向けて だが、杭で身体を貫かれ上昇させられる中、そこまでは武器は届かない。]
[それがあの日の繰返しのようだと、頭の隅で考えた。
嘗てカルナの矢により倒れたジュリアの在った場所、ヴラドの腕の中に自身。
そうして、紡がれる――串刺しの死が香る、心象世界への入り口]
[くし刺し、貫いた手応え。しかし相手の絶命には至っていないのだろうか。
ぐらりと倒れるようにして。軋む身体を動かし胡蝶を抱えたままにノコギリを避ける。]
………く。
[そうして、なんとか半身を起こし、目隠しの英霊の姿をにらみつけた。]
[こんな愚かなマスターは捨て置けと、半ば自棄になるが、彼がそうできぬことはジュリアの件からも知っていた。
マスターを守らぬサーヴァントがどこに居るだろう。
ならば自分は、守られるだけの価値がなければならないのに]
――っは、――、
[呼吸すら許さぬほど、抱きすくめられ動けぬ身体から吸い上げられていく魔力。
感覚も失せたはずの左腕が、刻まれた令呪の箇所が、内側から爆けそうに震える]
――い、
[いや、実は。
そんなことを言いかけそうになって、頬を叩いた。]
…………。っ……!! 志乃さん…!
[彼の魅了は、何も姿だけのものではない。
傘を強く握り、意識を保つ。
だが、代わりに作り上げていた空間圧の凝縮が止まる。]
[錯綜する両者の叫びと兇器。
何が起きているか視界に収めることもままならぬまま、ただセイバーにしがみついて耐える。
ぱたぱたと降るのは、誰の流す血潮か]
[千切れる肉と吹き出す血も構わず、己を串刺す杭を無理矢理外す。]
──… ッ ァア
クックックッ
ハハハハッ ハッ!
[嗤いながら、飛び降り着地せんとする先はセイバーの上。同時に再び急速に回転を始める車輪の切っ先は、セイバーの首を狙わんと湾曲しながら迫り、]
何 だ?
……?
[相手の言葉に眉根を寄せる。
本当も、何も――
自分は紛れもないこの名前で、姫倉さん………も?
ふいに極小さな引っ掛かりを感じた気がした時、名を呼ばれて振り向いた]
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