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[少し、待った。反応は、ない。ただ、気配だけはまだ、そこにある]
そう――残念ね。とてもとても、残念ね。
それなら、私は、あなたに出てきてほしいから――……こうするわね?
[すっと、腕を掲げて。白い指を、ぱちりと鳴らした]
きっと出てこないのは、エウロパが生ぬるいからだね。
僕ならそうだなあ。
[刹那、あどけない少年の表情がぐにゃりと歪む]
この町の人間全部、人質にするかな。
君は一瞬でこの町を灰に出来るじゃないか。
[更に呼び掛けてくるライダーに返事をする必要などないとしながら場所を変える。
おびき寄せる訳ではない。気配を消し去る訳でもない。
ただ、ライダー達を中心に周回移動をするが如く。]
[イカロスの言葉には、小さく笑みを]
そうね、そうするわ――おいで、タロス。
[応じるように、咆哮がひとつ。
地面から、湧き出るように出現する巨体。その肩に、さっと乗って。
青銅巨人、タロス。その巨体が、町の只中に、完全に屹立すれば。
唖然としたように、見上げる数多の視線。
「映画の撮影か?」「ままー、にじうはちごうがいるー」などと呟く声。
晴れ渡った空の如くに純粋な笑顔で、それら有象無象のひしめく世界を見下ろした]
――これで、出てくる気になったかしら。
[隠れ移動し続けても離脱するのでなければ埒が明かない。
距離はまだ十分ある。木の合間から顔だけを覗かせて、二人へと]
胡蝶じゃ。
再三話しておるから知っておるじゃろう。
人目のある中、事を構える気はない。
儂をどうこうしたいなら、場所を変えぬか。
[はて、セイバーをどうこうでなく、マスターの方に執着を見せるとは意外。
再契約相手を探している様子ではないし、無頼とはうまくやっているのだろうか。
挑発的な笑顔も麗しいその英霊に、反対に消沈を隠すほど唖然としていた姫倉を思い出して、胸が痛んだ]
それと、買食いの行儀の悪さは英霊が聞いて呆れる。
郷に入りては何とやら、食事は定められた場所で、じゃ。
ゴミのポイ捨てなぞ以ての外じゃぞ。
いやあ、胡蝶殿。
[突如、出現した巨大ロボを見上げ。]
これは逃げるであるよ。
[何故か嬉しげに言えば契約主を抱え…幾許かの後に逃げ惑うであろう人混みに混ざった。]
……っ!
それが無頼の方針か。
[カルナが以前龍と対峙していたのを見たという、巨人が現れる。
夜とは言え、人波の途絶えぬ駅前で。
以前なら、姫倉がマスターであれば、決してなかったであろう行為]
残念じゃな。
おぬしも、人間を虫けらの如くにしか考えていない神と同じとは。
[セイバーに制されようと、その挑発は短気な胡蝶には効果的過ぎた。
何とか中心地から離れた西の方へ、誘導したいとは思うものの]
[あの学校横の林でも、こうしていればよかったのだ。
子供が巻き込まれたところで、なにほどのことがある?]
ああ――逢いたかったわ、コチョウ。ようやく、夜に逢えたわね?
[傍らの黒い英霊にも、ちらと視線を]
ああ……セイバー。
毎度毎度、やる気を失くさせて。悪いことをしたわね。
――ごめんなさい、今夜は満足させてあげるから、許してね?
――場所、ね。
やっぱり、あなたはそうね、コチョウ。考えていたとおりの女の子。
私、考えてたのね。
ずっとずっと――あなたがどんな声で啼くのかって。
どうやったら、一番よく啼いてくれるのかって。
それでね――こうすることにしたの。逃がさないんだから。
[くすりと微笑って。また一度。白い指を、ぱちりと鳴らした。
タロスの腕が、ゆっくりと、近くに停まっていた車を掴んで。
無造作に、それを、人混みのなかへと――投げ込んだ]
じゃが、あやつ等放っておけば
人を巻き込んで暴れ……、
ええい離せっ!
[抱えられて暴れる。
かと言って、集団を守る術もなく、応戦すれば被害は広まるばかりと分かってはいるけれど]
こ、の……!
[腹癒せに、抱えられたまま手裏剣を、巨像の肩で悠々自適のライダーへ向けて放った。
せめて、追い駆けてこいと]
さらばであるよー。
[話し掛けてきたライダーにそれだけ告げて、怒りを露わにする胡蝶を抱えたまま人混みに紛れ………。]
そぉいっ
[投げつけられた車を蹴り返した。]
[突如動き出した巨人兵が手荷物のように車を放って、何のアトラクションかと立ち止まっていた人々は蜂の巣突付いたような大騒ぎになる。
一般人に害為すことを令呪で禁じられたセイバー、これだけの人を守りながら戦うのは難しい。
せめてさっさとこの場から人が避難してしまえばいいのに。
逃げるセイバーは、その時間稼ぎをしているのだろうか]
儂のことはいい、
一人でも被害が少なくなるよう、
一刻も早くあやつを倒さねば……!
[噛んだ下唇から血が滲んだ。
甘いのは分かっている。戦局は、セイバーの方が余程理解しているだろう。
忿怒の燃える双眸は、彼女が見たかったという色に染まりゆく]
ふうん、マスターは血気盛んな生娘っぽいけど、あのサーヴァントは賢いね。ちょっと興味が沸いたな。
・・・・・・で、エウロパは追いかけないの?
[けっこうコンソメパンチが減ってきていた。とんでもない食事量]
[さらに幾らか人混みを掻き分け、そろそろ事態に気付いてきた民間人の中で声をあげる。]
ブルワァァァ!冗談じゃねえ、まだ死にたくないであるーーー!!
[その叫びが恐怖を波紋させる。茫然としていた人混みが人を慌て叫び怯え逃げ惑う。突き飛ばすもの転ぶものはぐれるもの泣き崩れるもの。その混乱の最中に胡蝶を放す。]
姿を出さぬよう、堪えるであるよ。
[伝えた言葉は、それだけに。]
[そうしてから。まるで話に聞くジャイアントロボとやらの如き巨人とその肩の美女を見上げれば。]
――ドラキュラなれば。
[美女の招きには応じるべきと、黒衣の姿が霧散する。]
待たせたであるよマドモワズェェゥル…!
[具現化するは美女の真上。切っ先をその首筋へと突き出した。]
[胡蝶の手から放たれる、異国の暗器。
至近なら、避けれはしないだろうが。
距離と高さがその勢いを大きく削いでいた。
ひょいと身体を傾けて、それを避け]
ふふ――お・か・え・し。
[主の意志に、巨人が応えた。
電柱を一本、引き抜いて。地面を滑らせるようにと。
跳ね転がる電柱は、運の悪い何人かを血の詰まった革袋に変えながら、胡蝶とセイバーへ]
――そうねえ。じゃあ、コチョウのリクエストどおり、追ってみましょうか。
[イカロスの言葉に、頷いて。
巨人を踏み出させる――逃げ惑う人々のなかへと。
紅い花が、幾つか咲いた]
― 西ブロック→ ―
[滝川を連れて、ランサーを捜す。
彼女が感じる令呪の繋がりを頼りに歩いた。
曲がり角が来る度に傘を握り直し、
一つの筋を抜ける度に酒瓶を確認し直し、
照明を潜る度に、腰での鍔鳴りを聞いた。]
…俺とライダーも大概やったけど。
滝川さんも、ようホンダさんとはぐれますね。
[少しだけ、笑う。
戦場へ向かう途中なのに、そんな冗談が言える自分に驚いた。
きっと心が定まり始めたお陰だろう。
彼がどれだけ兄に似ていようとも、否。
似ているからこそ、打ち倒す覚悟は出来ている。
それに――]
[飛び交う悲鳴と怒号、パニックを起こした群衆の中に取り残されて、悔しそうに顔を歪める]
堪えろ、じゃと……?
[それが正しいと分かっている。自分では、どう足掻いてもサーヴァントに勝てないことも。
なら、自分に今できることは何だ。
怒りに我を失いそうになりながら、必死に考える]
……蝶よ。
知らず現の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に現と為れるか。
昧き翅で現と夢の境目を惑わせよ。
蝶よ――――!
[髪飾りに触れ、闇を喚ぶ。飛び立つ無数の胡蝶の群に、逃げ送れた人々を隠して]
……逃げるのじゃ。
[腰を抜かした一人の女性を支え、駆け出した]
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