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― 教室にて ―
…―― 、
[あのひとたちの大事にする、名誉とは何だろう。
品格とは何だろう。家柄とは何だろう。
少なくとも、それに埋もれていた頃よりも、今のほうが、何もかも素敵なのに。
無意識に撫でる頬よりも、今の景色を無くしたらと考えるほうがずっと、痛んで。
やっぱり、姿勢だけで、授業はまともに聞いていなかった]
――バレンタイン前日――
『今から生徒会の学内放送を始めます。テレビを付けて、xxチャンネルに合わせてください』
[授業の終わりを告げるチャイムが鳴った後、そんな放送が入った。
テレビのスイッチが入ると、誰もいない部屋とマイクスタンドが映し出された。
5分ほど経った後だろうか。そこに良くも悪くも知られた赤毛の学生がやってくる。
1-Bの教室を見渡しても、その姿はない。いつの間にか抜け出していた]
こんにちは。生徒会1年書記のブリギッテ・ヴァイマルです。
本日は、明日2/14の注意事項をお知らせします。
[完璧すぎて不自然な営業スマイルを見せた]
明日は由緒正しきバレンタインデー。
今恋人がいる方も、片想いに身を焦がしている方も、受け取った数を競おうとしている方も、関係ないといいつつ靴箱をどきどきしながら開ける予定の方も、明日を待ち焦がれているかと存じます。
ですが、我が校ではチョコレートの持ち込みは禁じられております。
非常に残念です。遺憾の意という奴です。
[とてもわざとらしくため息をつくと、一転、朗らかに笑いかけた]
というわけで、生徒会はこのゆゆしき自体に一石を投じました。
その結果明日のみチョコレートと名の付くものの持ち込みを、全面的な許可が下りました。
[さらりと言った。
当然、そんな許可など出ていない]
あ、ゴミは落とさないでくださいね? 食べ残しも包装紙も、愛情と一緒に持ち帰ってください。
生徒会一同、皆様がバレンタインデーを愉しく過ごせることを、心よりお祈り申し上げます。
[画面が暗転した]
[生徒会や教師陣が放送室に行っても、なかなか扉は開けられないだろう。訂正放送も遅れることになる。
開けたとしても、自分はそこにいないのだが。]
うむ。上出来だ。
[当人は、もとナギサの部屋――――保健室控え部屋でテレビを見ていた。放送は、事前に撮ったビデオを流しただけだった。
現保険医には既に話を付けてある。今日はここで仮眠を取る予定だった。
ユウトやゼタが転校した後。1-Aの放送委員はじめ様々なところに伝手は作ってあった。二学期以降、学園生活の大半を、そのような根回しに費やしていた]
……うちのクラスの放送委員は、もういないしな。
[寂しげな呟きが漏れる。シルヴィアもレーモンも、転校してしまった。
それでも、すぐに暗くなった自身の頬を叩いてテンションを戻す。
別れは今でも嫌だ。でも、怖くはない。
恐れを感じる部分があるのなら、変えてしまえばいい]
片膝をついて弱音を吐く時間は終わった。
今の今まで私を退学させなかったこと、後悔させてやるぞ?
[最初の転校以来、ずっとお淑やかに過ごしていた自分に騙されていた者達は、今頃大慌てしているだろう。
扉一枚隔てた先にある生徒会室を見据えて、歯を見せて笑った]
[そして、1-Bのクラスメイトや、何人かの信頼できる者達にメールを送る。ナタリアやユーラスにも行っていたかもしれない。
タイトルはない。本文もわずか二行。]
『好きに愉しめ。』
[そして二行目にはURL。
開けば、校内の地図が表示されるだろう。
進入地点だの陽動だの、安全な受け渡し場所だの*07手長猿*地点だの、様々なメモが付記されていた。
これを見て安全地帯を捜すも、はたまた火に油を注ぐのも、すべて当人に投げていた。**]
−三学期、2/13の教室で−
[>>36授業が終わり、突如、放送が流れた。
とりあえず備え付けのテレビのチャンネルを指示通りに廻すと。
そこに現れる、緋色の君]
……あれ? ブリギッテ、さっきまで授業受けてなかった?
[ぽつり零し、教室を見回してみるけれど。
彼女の姿はそこにはなく。あれ?と思いながら放送を最後まで見る]
―バレンタイン前日―
[校内放送の後、テレビ画面には、見慣れた赤毛の子が。あれれ?と振り返ると、リギーの姿はなく。黙って話を聞いてると、ナタリア先生が飛び出していく姿が映る。ああ、またやったのねー、と含み笑い。そう言えば、リギーの暴挙は、しばらくなりをひそめていたなと。こんな形で復活をみるとは。
クラスのみんなも似たような反応だったかも。ケインやユウトが居れば、おもしろコメントが出ていたことかと思うが、そんなツッコミをするメンバーもほとんどいなくなったということが、少し寂しかった。リギーもそう感じていたのかも知れない]
[その後、メールがリギーから送られてくる。
好きに愉しめとは、生徒会選挙の時のリギーの言葉。まもなく高校生活の一年が過ぎようとしていたこの時期に、リベンジを果たすかのようなリギーの行動。まあ、先生達も慌ててるだろうなと、内心で。
即、リギーに返信。
『了解。かき回します』
さて、肝心のチョコは、どうしよう…?]
[ブリギッテの放送を聞いて、男子生徒は快哉を叫んだ。
教室を見回すライに近づいて、悪戯っ子の笑み。]
チョコ、ボクも用意するから明日交換しよう、学校で。
ゲルダも、友チョコ交換しよう。
[ブリギッテからのメールに、笑みが深まった。]
[ただ、バレンタインデーについては、実は年明けからの懸案であり、ものすごい悩みでもあった。
何故なら、手作りチョコは、絶対にフェイトの方が作るのがうまいだろうし、父のチョコをそのままプレゼントするのも、芸がないし。
さて、どうしたものかと、悩んでいる内に、前日を迎えていた。結論には達してない]
んー。どうしようかなぁ…?
[頬杖をつきながら、独りごちた]
― バレンタイン・イブ ―
学内放送……?
[何か行事でもあっただろうかと、首を傾げつつ。
学級委員長も不在の教室では、誰か気づいた者がチャンネルを合わせたのだろう。
暫く不在の画面を、いよいよ不思議そうに見つめていたが、やがて現れた、見間違える筈も無いいろに、更に不思議そうな視線を向ける。
他のクラスメイトも同様なのか、行きかう視線の先、中央右寄りのその席は、空席だった]
[>>37最後まで放送を見終わって、一言]
わー、そんな許可、取ってないくせにー。
[にやり。そうして送られて来たメール>>40の文面。
URL先を開けば、一瞬、ひょい、と眉を上げるけれど]
まあ、ご丁寧に、お祭りのお膳立てを。
[ぱちりと携帯を閉じて、視線を窓の外へと。
きっと、まず真っ先に色んな意味で1−Bに注目が集まるだろう。
どう陽動しようか、と考えている時に、リアン>>44の声]
……チョコレート……? ……、ああ。
[そうして、半ばぽかんとしたまま、画面越しの彼女を見つめていたのだけど。
友人の誕生日、というのはちゃんと覚えていた。が、そういえば元はそういう日だっけ、という、たぶん女子としてあるまじき認識で、ぽん、と手を叩き。
まるで、ベテランのニュースキャスターみたいに放送を終えた彼女を、暗転した後も、暫しぼうっと見つめていて。
リアンの声>>44で、はっとした]
あ、はい。私ので宜しければ、喜んで。
[そう頷くのと、メールが着信を訴えていたのに気づくのと一緒で。
参加はしなかったけれど、全員が揃っていた、あの林間学校の夜みたいだと思えば、くすり、笑みが零れた]
バレンタインデーと誕生日が一緒ってのは、送る側としても、面倒な話よね…。
[などと、独り言してみるが、言っても始まらないことで。
誕生日プレゼントの方は目算があるので、こっちだけにしてしまおうか、なんて甘い考えもあったけど、フェイトの半ベ顔が簡単に思い浮かんだりしたので、やっぱり何か用意しなきゃな、なんて、ここ数日繰り返しの日々]
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