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空同好会 ケイン は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
保健医 ナギサ=ハマノ は 15にんからうしろゆびさされたみたい。
保健医 ナギサ=ハマノ は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
あれれ、いやがらせがなかったみたい。
のこってるのは、番長 ゼタ、帰国子女 ユウト、剣道部 シルヴィア、落語研究会 レーモン、陸上部 エレノア、生徒会 ロイ、生徒会 ブリギッテ、天文部 ラインドール、美術部 ホリー、家庭部 フェイト、吹奏楽部 レリア、図書委員 クラム、空同好会 ケイン、演劇部 リアン、弓道部 ゲルダの15にんだよ。
−夏休み、最後の日曜−
[みんなでやった花火は、とても思い出になった。
足りなくなった花火を買出しにいっていると、ユトが奏でる音楽が、会の終わりを告げているようだった。]
また来年もみんなで花火したいね。
[そうつぶやきながら、帰宅するだろう。
夏の終わりを惜しみながら、二学期を迎えることになるのだろうか]
>>3:743
[寄りかかってくるクラム。それだけゼタ嬉しいけれど、何かが違う。
うつむいて礼を言うクラムは、今のクラムと違う。
もっと以前の、ゼタ可愛いけれど気弱な頃の、自分の表現がとても苦手な頃によく似ていた]
……。
…………。
………………。
[やがて体が離れて、無言で帰る準備を始めるクラム。
荷物をかばんにしまうと立ち上がり、ぺこりと一礼して襖を開けて出ていこうとした瞬間――腕を伸ばした]
待てクラム――!!
[背後から抱きしめて、いつも気遣って手加減をする余裕をも注ぎ込んで、クラムを繋ぎ止めるべく強く抱いた]
ゼタ無理なこと言ってるのは分かってるがよ……オレ様、クラムのこと……ゼタ帰したくねぇ…。
─夏休みが終わり、そして、二学期を迎える─
[生徒会の2人は、二学期早々、招集をかけられた。生徒会室に向かうと、少々重苦しい雰囲気。
会長より直々に、ある事実が伝えられる。それは重苦しく、ある意味命令に近かった。反論は許されない。
それは──────
B組から、数名の留学生を出すことだった。]
>>2
[名前を呼んで見上げてくるクラムの瞳、強い光。
頷くクラムに唇を落とそうとした……時だった]
ミリ「こぉぉぉの、バァァァカ兄貴がぁぁぁっ!!!」
[全身是バネといえる跳躍力で、クラムの頭を通過する非常に打点の高いドロップキックがゼタの頭に突き刺さった。
再び部屋の中にすっ飛んで行くゼタ]
ミリ「……ったく何考えてやがんだこのクソ兄貴!
そんなこと言われたらクラムさん困ってんじゃねぇか!
困って……あれ?」
[困っていたところを助けられた、という表情と違うクラムを見て]
ミリ「えーと……あたい、また勘違いしちゃいました……?
ひょっとして、オーケーとか? あは、あはは……」
―【妹】自宅―
>>6
[カッコいいとか優しいとか単語が並ぶのを、腕を組んでうんうんと頷いていたら、トドメの一言に衝撃を受けた]
ミリ
「な、な、無いッス!
もうそこまで兄貴のこと好きって言われたら、あたいからは何にも無いですから!」
[恥ずかしそうにぶんぶん手を振って。
やがて少し神妙な顔つきに]
ミリ
「ここからの話なんですけど……ほら、ウチの家って軍人じゃないですか。
だから定時連絡とかには価値観的に無視出来ないんで……ホントごめんなんですけど、泊まるって家への電話だけはしてほしいんです。
あ、あたいが友達役やって口裏合わせますんで!」
[最後はビッっとVサイン]
>>7
ん。わかったの。
[家に連絡するために、携帯を取り出し、電源を入れる。
すでに、帰りが遅いことを心配するメールが何通か来ていた。
電話帳から、自宅の電話番号を呼び出すと、電話をかける。
数回のコール音のあと、電話がつながる。]
もしもし?おばあちゃん? うん。ボク。
え?ああ、うん。ごめんなさい。
えと、その、泊まっていかないかって話になってて。
うん。そう。友達の家。
え?かわるの? ……わかった。
[そこまで言うと、電話をミリに渡す。
電話の相手は、迷惑をかけて済まない、や、よろしくお願いします、などの事を言うだろう。]
―【妹】自宅@クラム電話―
ミリ
「あ、どうもお電話代わりましたー。
あたい、神楼学園(に入学予定)のミリ・スアイと申します、クラムちゃんにはいつもお世話になっています。
えぇ、クラムちゃん可愛いんでどうしても泊まってけーってあたいが無理に頼んじゃったんです、連絡の方遅くなって申し訳ありませんでした。
あ、それと羊羹ごちそうさまでしたー、めっちゃ美味かったッス! あーいえいえ、お礼言うのはこっちですし、はい、ではお預かりします、失礼いたしまーす」
(ピッ)
ミリ
「ふぅ……これで大丈夫かな?
あ、ちょっと手を出してくれますか?
あー、もっと上にあげて、そう、そんな感じ……てゃっ! へへーん」
[電話を返すとそんな指示を出して、意味がわかってないクラムが手を挙げるとハイタッチ]
― 夏休み最後の日曜 ―
[来週から、また学校生活が始まる。気持ちのスイッチを切り替え。
終わった花火をバケツに詰めて、レリアを送る帰り道]
あー……
宿題、写さなきゃ。
[空を見上げて、つぶやいたのだった*]
……?
[言われるがままに手をあげると、ぱちんと手のひら同士を叩く音。
きょとんとしていたが、ミリが笑うのにつられて、くすりと微笑んだ。]
―【妹】自宅―
ミリ「うぅわぁ…クラムさん今のすっげ色っぽいっていうか綺麗!
ちょっとハズイ話なんですけど……あたい、ついこないだ初恋って経験したんです、よ。
えーと……好きになった人と抱き合ったりキスしたりするの、凄く嬉しいのも、離れたくないのも、今なら分かります!
それ分かってなかったら…あたい、たぶんクラムさんの気持ち分からなくて、帰れって言ってました!
だから…クラムさんのこと応援します!
あんなバカで横柄でどうしようもないクソ兄貴で……ほんのチコーっとカッコよくて優しい兄貴のこと、末永くよろしくお願いします!」
[そう言って勢い良く頭を下げて]
ミリ「……それに、もし兄貴と上手く行ったら、あたいもクラムさんの妹になりますからね、だから遠慮なく用事言ってくださいっ!
あたいもクラムねーさんのこと好きになりましたから!」
[そう言って柔らかくクラムを抱擁すると、ちょっとたどたどしく手の甲にKISSした。誰の影響かわかってしまうかもしれない]
ミリ「んじゃ、あたい晩メシの用意しますんで! おーい、ナノー? もういいよー」
ナノ『……時間稼いだの、そろそろ起きるの』
―花火大会終了後・新学期―
[長いはずの夏休みもあっという間に過ぎ去り。
朝食の魚を焦がしてライとリアンに苦笑いしたりして、
初日の朝はそんな感じで始めてしまったのだけど。
夏までと同じようで、――皆どこか変わっているだろうか。
まだまだ残暑の厳しいまま、新学期は始まっていく]
……先生、行っちゃったんだ……。
[学校で知った事実に、寂しげな表情で。
またいつか絶対に会えることを、心の中で祈った]
[体も動くようになり、手持ち無沙汰に。
台所を覗くと料理に励むクラムとその隣のミリが仲良さそうに談笑していて表情が緩む。
ナノの勧めで風呂に入り、出てきたらちょうど食卓が揃っていて……]
うわぉ……。
[相変わらず見てくれが酷い(その割に味は*10末小吉*ぐらいだが)左半分はミリが作ったものに違いない。
そして右半分のを……指でつまめそうなのを1つ拾い上げて口へ運んだ]
旨ーっ!
[クラムの作ったものだから当たり前なのだが]
ミリ「いただきますぐらいはしようぜ、ねーさんのミリミリした盛り付けの方が美味そうに見えるのはわかるけどよ
―夏休みのとある日・水族館―
[>>725のあと、具体的な場所や日程をメールし合って。
行くのを楽しみにしているうちに、いよいよ明日は当日だった]
……今からこんな緊張してて、大丈夫かな。
[パジャマ姿で、ベッドの上を転がってみる。
どうにも落ち着くことが出来なくて、ついエレノアに電話をし、
服装の相談でもするつもりが違う話題に興じてしまったり。
そんな感じで、目覚まし時計より85分早く起床した]
お弁当って、どうだろう。うーん。
[結局迷った末、簡単にサンドイッチを作ってみた。
玉子焼きとウィンナーを添えて、保冷材と共にランチボックスに。
ライとリアンにも食べて欲しいなと、テーブルにも置いただろう]
行ってきます。
[動き回ることを考えて、いつもより活動的な服装で。
白のシフォン素材のブラウスに、下はデニムのパンツを
膝下までロールアップし、少しだけ背伸びした踵のあるサンダル。
髪は暑くないようにポニーテールに纏めた。
あまり着慣れない格好の為、少し不安に思いつつ家を出る。
ライやリアンが起きていたなら、行ってきますの挨拶をして]
おはようっ。待たせたかな?
[学園最寄りの駅には、待ち合わせ20(30)分前に着いた。
その時レーモンの姿が見えたなら、大きく手を振っただろう]
― 二学期・初日 ―
[長い夏休み――ベルギーの夏休みは2ヶ月あるので本当は短いはずなんだけれど。密度が段違いすぎた――も終わって、今日からは二学期。
学校でシルヴィアや、他のみんなに会えるのだから、本当は嬉しいはずなのに。かけらも気分は高揚しない。
すべては、昨日の深夜、親父からかかってきた電話。]
「ユト、ベルギーにもどってきてくれ。父さん、日本行きがキャンセルになった」
……は?なにいってるの、父さん。いまさら戻ってこいって、学校はまだ2年以上も。
「高校には、もう連絡してある。留学制度の適用にしてくれるそうだから。じゃあよろしく」
おいちょっとまてクソ親父、おま、ふざけるな、いい加減その無秩序無計画無節操な未来設計をまず土下座して……切りやがった。
[あらん限りの罵声と罵詈雑言と呪いの言葉を電話口にたたき付けるも。電話からはツーツーと無常な音が鳴るばかり]
[ようやくなじみになった、通学路。目を瞑っても路面がわかるようになったそこを、いつものように自転車を漕ぎながら。思うのはひとりの顔]
戻るのはいいよ、別に。
もともと、卒業したら戻るつもりだったし、なにやるにしたって、あっちのほうが環境いいんだから。
…――でも、いま戻れ、って、つまり。
[シルヴィア。彼女と、離れ離れになるということで。
日本と、ベルギー。それはこころがおれるには十分な距離]
……それだけは、たえられ、そうに、ないなぁ……
[教室にはいって、いつもなら真っ先に向かう、斜め前の席。でも、今日の気分では、それは辛くて。]
……寝る。
[真っ直ぐに、なにもみずに、なにもかんがえたくなくて。
自分の机に突っ伏して、世界をふさぐ。
まるで、あのころのように]
― 夏休み・旅行のこと ―
[どれだけでもそうしていたいと、シルヴィアを抱きしめていたけれど。さすがにそうしているわけにもいかず]
……ルヴィ。優しすぎる。
[そんな照れ隠しを口にしながら、軽く体を離して。落ち着いた視線を向ける]
そろそろ食事もくるし。
なにかしたいことあれば、いまのうちのほうがいいかも。
―二学期・初日―
[ピンキーリングはチェーンに通して十字架と共に服の下。アンクレットは鞄につけて。
久々の通学路をゆっくりと歩いて学校へと向かう。
学校についてみんなと挨拶を交わして。ユウトが来るまできっといつものように本を読んで。]
あ、おはようございま――………ユト…?
[扉が開くたびそちらを振り返り、挨拶を交わすとまた本へと視線を戻す。それを何度振り返っただろうか。
ユウトの姿が現れれば嬉しそうに挨拶を。述べるけれど。
どうもおかしいユウトの姿に本をおくとどこか不安げに傍へと。]
―夏休み・旅行時―
…ユトだって。
[軽く身体が離れた時、つん、と照れ隠しにほっぺをつついて。]
ん……ユトにくっついていたい、です。
[えへへ、とはにかむように笑ってぴと、とくっついて。]
ユトはなにかしたいことあります?
― 二学期・屋上 ―
[シルヴィアの手をとって、屋上へ。
顔をあわせるのが、つらくて。いつもなら笑顔がみたくて、合わせたままの視線は、今日は床に。]
[風に吹かれながら。フェンスにもたれかかって。
ああ、そらがあおいなぁ、と。
そんな現実逃避を始めたのは、責めないでほしい]
ルヴィ。あのね。
[口から流れ出る言葉。つむぎたくないけれど。いわなくてはいけない、ことば。それはきっと、また、傷になって]
…………
………ベルギーに、帰ることに、なった。
……たぶん、来月あたりに。
[ぽつりと。]
―二学期―
[屋上への道を歩きながら、ふと合格発表の時も思いだした。
けれど。
あの時より近い距離なのに。隣を見やっても視線が絡むことはなく。
何があったのだろうと、不安が募る。
そして屋上へと辿り着いて。風に吹かれる。
ふと空を見上げて、ああ今日も晴天だと。同じようなことをユウトも思ったのには、流石に気付かなかったけれど。
ユウトから言葉がかかるまで、じっと空を見上げていて。
どれくらいたったのか、それともそんなに時間は経ってなかったのか。わからないけれど。
やがてユウトが口を開けば、そちらに視線を移した。視線は、絡んだかどうか。]
………え、と。
[いつかベルギーへ行ってしまうんじゃないかと、思っていなかったわけじゃない。
けれども、流石にこんなに早くだとは、思ってなくて。意味のない音が、口からもれて。
ふと、水族館へ行った時の会話が、頭をよぎった]
― 屋上にて ―
親父が、またドジったらしい。日本行きが、キャンセルになったって電話がきて。もう学校には連絡済だから、って。
[くちからながれでるのは、そんな無表情なことば。
いわなければいけないことは、べつにあるのに。]
ええと、だから、その。
俺たち、離れ離れになる、わけで。
[普通に考えれば、いうべきことは一つ。
だけど、そのことばだけは。こころが、いやがって。
ぐいっと、傍らの恋人を、乱暴に。抱き寄せた]
…――離れたく、ないよ。傍にいたいよ。
ルヴィの傍に、隣に、いたいよ。
[くちからながれでたのは、そんな感情。
いうべきこととは逆の、本音。]
―旅行―
[ユウトの腕の中でごろごろとその温もりを堪能していた時。
仲居さんがやってきたノックの音が聞こえて。その時のユウトの慌てようが珍しくて、どこかかわいくて。食事が用意され終わるまでずっと笑っていたのは、きっとしょうがない事だろうと思う。]
おいしいですねっ
[旅館ならではの料理にほくほくと食事をしているといつしかユウトの手が止まっていることに気付いて。]
…ユト?どうしました?
[不思議そうに首をかしげて、頬に軽く手を伸ばした]
―屋上―
[ユウトの言葉に、耳を傾けるけれど。
初めて、ユウトの言葉を聞きたくないと、思ったかもしれない。
――離れ離れになる
そう、言われた時。
思わず涙が、ぽとりと落ちて。
乱暴に抱き寄せられると、少し腕が痛んだけれど、それよりも、きっと心が痛んだ。]
い、や、です…やです、離れたくないです、ずっと隣に、いるんです、いや……
[ユウトの腕の中で、ふるふると首を振って。
離れるのはいやだと、ただ、それしか浮かんでこなかった。
溢れる涙が、ぽとりとコンクリートの床をぬらす。]
― 屋上 ―
おれだ、って。俺だって離したくなんかないよ!
けど、けど……
[自分には、まだ。なんのちからもなくて。
水族館のあの日のように、冗談でさらっていけはしても。
本当にさらっていけるような、ちからがなくて。]
約束、したけどさ。
……したけどさ。
まさか、本当にベルギーにさらっていくことは、できないから。
俺に力がないから。なにもないから。
おれひとりじゃ、なんにもできないから……
[ただ、そういうのが精一杯で。]
>>48
[胸元に埋まるクラムの髪を梳きながら、気付いて見上げて来るまでじっと見つめていた。
単にお互い珍しい制服を着ていたからというだけの始まりから、こうして必要とする間柄になって]
クラム……。
[大事なひとの名前を呼んで、きつく抱きしめて、どうしようもなく優しく口付けた。
何度も繰り返して、そうすればそうするほど、クラムがもっと必要になって。
そんなサイクルが次第に短くなって……最後は1つの感情になった。
クラムを抱き上げて、柔らかくベッドに横たえて。
できるだけ体重をかけないように覆いかぶさった。
鼓動だけ突付け合わせてじっと見つめて。
最も、愛しい人を必要とする言葉を伝えた]
『 クラムが、ゼタ欲しい―― 』
―屋上―
[わがままだと、わかっている。
まだ15,6の自分たちには、どうしようもないことがあると、わかっている。
けれども、あの日頷いたのは、約束したのは、覚悟したのは、本気だったから。]
約束、やぶっちゃ、や、です…ひとりにしない、で…一緒に、……いたい、…
[ユウトだって、辛いのに。やぶりたくないこと、わかってるのに。
それでも、言葉は、気持ちは止まらなくて。
きっと、抱きしめられていなかったら、へたりと崩れ落ちていただろうと、思う。
強く、強く抱きついたまま、ただただ溢れる想いと涙。]
― 屋上 ―
[わがままだと、わかっている。
自分に、なんのちからもないことはわかっている。
けれど、この気持ちは本物だと信じられて。きっとシルヴィアも同じ気持ちでいてくれると思っていて
だから、涙のかわりに。どうしようもないわがままを呟いた]
……ルヴィが、だれよりも。
俺の傍にいたいとおもってくれて。
なにもかも、置き去りにして、
それでもいいと、思ってくれるなら。
一緒にいて、あげられる、けど。
二人でなら、なんでもできるって気持ちは本当だから、さ。
……それでも、一緒にいたい?
[自分まで、ないてしまうわけには、いかないから。
支えると、誓った誓約は、絶対に。果たしたいから。]
―屋上―
[ユウトのわがままに、涙でぬれた顔をあげて。
色々なものが、頭をよぎるけれど。
それでも。
一番大切なのは。
一番手放したくないのは。
目の前の、自分を抱きしめてくれる、優しい温もりで。
ぽとり、涙がひとしずく。
少し背伸びをして。瞳を閉じて。
言葉にならない気持ちが伝わればいいと。
いつもはすぐさま離れてしまうけれど。
ユウトの服をぎゅっと掴んで。
くちびるを重ねた。]
― 屋上 ―
[かさなったぬくもりだけで、十分で。
気持ちは、それだけで、溢れるほど伝わって。
だから、そっと抱きしめて。
本当は、いうべきではない、言葉。
だけれど、こころからの、ことば]
ルヴィの親は俺が説得する。
言葉は俺が通訳する。
街は、全部案内する。
住むところも、うちにすめばいい。
どんな問題も、なんとかする。
……だから。
[手元で小さく十字を切って、人差し指でノック三回。
それは、勝負の、合図]
>>56
[全てを、認めてくれたクラムに、一緒に頷いて。
この一夜から、新しい世界を歩もうと、もう1度口付けて]
あー……。
[真っ赤な顔になっても見つめてくれるクラムにこっちも恥ずかしくなって。
クラムの全部を求めるなら――光は、必要がなかった]
……ゼタサービスで、ドッジボールの真髄を見せてやる。
ゼタ初公開だぜ…だっ!
[ベッドの傍らに置いてあったスーパーボール。あの祭りの時のもの、自分のラッキーチャーム。
クラムと抱き合ったまま壁に向かって投げた]
クラム……ゼタ愛してるぜ。
もっとゼタ近くでクラムを感じさせてくれ……。
[( コン コン ガチャン! )床と壁に跳ね返ったスーパーボールが天井から吊り下げられている蛍光灯を見事に直撃し、部屋は真っ暗になった。
割れ落ちる破片が、差し込む月の光に跳ねて微かに輝いた――**]
―屋上―
[自分から触れたぬくもり。
離れたのは、どちらからだっただろう。
ユウトの胸に顔を埋めて。
ユウトの言葉を、気持ちを全身で感じて。]
――はい。
[顔をあげて。頷いて。
常の一瞬触れるだけのくちづけを。]
― 屋上 ―
……約束、したからね。
誓った、からね。
もう、いやだっていっても。
連れて行くから、ね。絶対に。
ふたりでなら、なんでもできるから。
[かすかに触れた熱に。
今度は、自分から。顔を近づけて、くちづけを交わす。
きもちが、うれしくて。
そばにいてくれると、わかって。
――だから、なんでもできると、おもって。
そのおもいを、とどけたくて。]
―屋上―
いやだなんて、いうはず、ないのですよ。
[ふわり、まだ涙でぬれた瞳で笑って。
不安は、たくさんあるけれど。]
ふたりでなら、なんでもできますもんね。
[きっとそれは、ふたりでなら、乗り越えて行けるから。
ただこの温もりを離したくなくて、感じていたくて。
瞳をそっと閉じた]
― 屋上 ―
[どれほど、そうしていただろう。
チャイムの音も、学校の喧騒も、なにも、なにも。
聴こえるけれども、聞こえなくて。
――腕の中の、ぬくもりを、ただ離したくなくて]
[きっと、何時間にも、何日にも、何年にも感じた、刹那の時間。
そっと、くちをはなして。]
ありがとう。傍にいてくれて。
ありがとう。傍にいさせてくれて
ありがとう。俺を選んでくれて。
[にこりと。きっと今までで一番の、いつもの微笑み。]
……最大の難関は、ご両親かな。やっぱ。
いっそ婚約しました、とか言おうか。
[くすりと、笑って見せた。心から。]
―2学期初日―
[ハマノ先生が学校を去ったと聞いた。
居ない間にあったことを誰かから聞いたかもしれない。]
―やあ、レーモン。長らく待たせたね、改めてようこそ。そしてみんなも、3ヶ月以上の間ご苦労だった。
…お久しぶりです。こちらこそよろしくお願いします。
[入院していた落研の顧問の先生が戻ってきた。先輩は自分以上に喜んでいるようだ。人数は相変わらず自分含め4人位だが、顧問が帰ってきて部室に活気が戻ってくるだろう。]**
―夏休み・水族館―
[服装についてはいたってシンプルなので割愛するが、其処まで流行おくれしてないとは思っている。]
うん、今来たところだよ。
[気づいたら67分前に来た。ホリーを見かければ>>22分るように手を振っただろう。]
[ホリーの服装と、普段見ないポニーテールに言葉を一瞬言葉を失ったが、直ぐに照れくさそうに、と。]
その…似合うよ。かわいい。
やべちょっとどきどきしすぎだから俺…。
[往来のど真ん中でれっつ抱擁をするわけにもいかずやきもきしたが、そのまま手を取って駅へと向かっただろう。]
―屋上―
[世界から切り取られたかのように、音も、景色も、ユウト以外は入ってこなくて。
ありがとうと告げられた言葉。
ただ、ふわりと笑って受け止めて。]
……ん…そ、れは、どうなんでしょう
[ユウトの言葉に、真剣に悩みだしたりする。]
…あ、ユトの方の親御さん、は、大丈夫なんですか?
[そも、自分のことを言っているかどうかすら、わからないけれど。少しだけ気になった]
― 屋上 ―
俺の親?
[いわれて、くすり、と微笑む]
……俺の母さんのことは、話したよね。
あのひとは、俺がなにかを相談したり、なにかを打ち明けると、きまってこういうんだ。
『貴方の好きにしなさい、ユト。助けてはあげないけど、拒みもしないわ。でも、自分の言葉には責任を取りなさい』
……だから、今回も、きっと。大丈夫。
日本で、最高の恋人ができたって、言ってあるしね。
[あのクソ親父には文句なんかいわせない、と本気とも冗談ともつかない口調でぼやいて、そう応えたろう]
―屋上―
じゃあちゃんと責任とって一緒にいてもらわないと、ですね。
[ユウトが語る母親の言葉にくすりと笑んで。]
…ってあぅ、そんなこと言ったんですか?
[最高の、という言葉に照れたように笑っって。ぼやく姿にはくすくすと笑みながら頭を軽く撫でただろう]
― 屋上 ―
ええ、ええ。とりますとも。責任。
ちゃんと、きいといてね。そのかわり。
[ひらり、と。その頭を抱きしめて。その耳元へ]
…――愛してます。シルヴィア。
一生、傍を、離れないから。
一生、傍に、いてください。
それが、誓約。
[ふ、と。目線をあわせて。最高の恋人の、その顔を見つめる]
[電車の中は空いていて、隣同士で座る事ができた。稽古の話を聞かれれば涙ながらに語り、逆にホリーの絵のほうはどうなったのかと聞くだろう。]
そういえばエレノアとフェイトってどうなったの?
もう付き合ったとか、余り聞いてないんだけど…。
[傍目から付き合ってるように見えるのだが、真意がやっぱりわからなかった。]
―屋上―
ん、はい。
[抱きしめられて、次の言葉にじっと耳を傾けて。
耳元で告げられた誓約の後。
絡んだ目線を外さずに。]
わたしは、シルヴィアは。一生ユウトの傍にいますよ。
[ふわりと、とても幸せそうに微笑んだ。]
― 屋上 ―
[返された、言葉に。ふわりと微笑んで。
いつものように、手をとって。]
いこ、授業サボりすぎるとみんな心配する。
まぁ、もう怖いものは、ないけどね。
今日ルヴィの家、ご両親いたっけ。できるだけ早く話しないと。きちんと。
……何十発殴られる覚悟しとけばいいかなぁ。海外だもんなぁ。旅行のときとはわけがちがうよなぁ。
[そんな、いつもの調子で。しっかりと。
シルヴィアが、傍にいてくれるなら、なんでもできると。
かたをならべて ふたりで あるく*]
―屋上―
[手を取られれば、ぎゅ、と握り返して。]
そうですね。それにもう今更かもですが、英語、せめて英語を…
[成績が悪いわけではないが、しゃべれるわけでもなく。
次の授業は何だっけ、というかそもそも次は何限なんだろうと思ったりするけれど。]
ん、今日ですか?えっと…少し晩くなるかもですがいるにはいますよ。
………どう、で、しょう…
[ユウトの言葉に少し不安を覚えるけれど。手の温もりをぎゅっと感じながら。
二人で一緒に教室へと戻っていく*]
――二学期――
[二学期に入っても、特に心情の変化はない。
学校生活も夏休みも、自分にとっては地続きだ。どちらも愉しく在るように挑むことは変わらない]
それにしても。学期始まって早々招集とは、忙しないものだ。
[生徒会に呼び出され、教室から1Fへ。ロイも共にいただろうか。
途中、ふと立ち止まり]
……嵐みたいな人だったな。
[受験日から花火の日を思い返して、保健室をちらりと覗く。
新任の教師は不在のようだった。空っぽの部屋を見て、嘆息する。
「嵐」という言葉の前には、「良くも悪くも」という接頭語がつくけれど。
彼との別れもまた、上手く受け入れられる気がしなかった]
−2学期−
[部活の練習で、ほとんど学校にきていたレリアに取っては、学校が始まっても違和感は感じなかった
ただ夏休みはみんなと出かけたりして楽しんだので、寂しい気持ちになっていた]
でも学校が始まれば、ケインに毎日あえるしなー!
[そう思うと足早に、学校へ向かった]
−2学期、保健室−
[学校に到着すると、保健室を覗き込んだ。保健室にはナギサ先生ではなく、なぜか他の人が保健室にいたのだった]
ナギサ先生は、いないのかな…。
[レリアは保健室に、入ることはなく、教室に向かって駆け上がっていっただろうか]
―二学期・初日―
[珍しくホリーの玉子焼きが焦げた朝。
焼いてる時にレーモンのことでも考えていたのかなって、微笑ましく思った。
焦げた玉子焼きは、塩を入れ過ぎた玉子焼きや、黒く焦げ付いたトーストよりはよほど美味しく。
ふと、そんな料理の腕のユリンがどうしているか気になった。
ちゃんと、ご飯食べているのかと。
B組の教室でA組の男子にユリンがどうして留学したのか、どうして内緒にして行ったのか聞かれたから、
その時教室にいた人はユリンの留学を知っただろう。]
−2学期、部活−
はい!そろそろ演奏会も近づいてきたので、気合を入れてがんばりましょうね!
『はい!』
[演奏会が迫った2学期。先生からの激も気合が入っていた。
いつものレリアなら「まあ練習どうりにやれはいいんじゃない、おおげさなー」っと思っていただろうが、今回は違っていた]
よーっし!がんばるぞー!!
[ケインが見に来てくれるのだろうから、かっこ悪い所見せられない。
がんばって演奏して、ケインに喜んでもらいたい!っと思っていた]
――生徒会室――
[平時と空気が違うのは、扉を開けた瞬間に分かった。ひどく、重い。
それでも余裕の笑みをいつものように作ると、定位置に座る。この程度の圧迫には慣れている。落ち着いていれば何の問題もない。
はずだった。]
留学? 転校? 学校間の交換、ということですか? ――違う? 期間はいつまで?
――未定? そんな、馬鹿な話。
[B組から転校生を出す、という命令調の言葉に笑みを消す。
聞きたくない言葉がいくつも耳をざわめかせ、渋面を作る。何の冗談だ、とあからさまに会長をねめつけた。
しかし、誰かが"転校伝説"のことを呟くのを聞くと、目を見開く。彼らが本気だと知る。]
そんな……!
[がた、と椅子を蹴倒す。激しく机を叩く音が室内に響いた。
彼らが告げたのは、端的な事実。
ユトの転校はもう決まっていると。提案したら、家族にその予定だったと言われたと。
歯噛みして、この時期の転校のデメリットを説いた。論理的に、しかしひどく冷静でない言葉を吐き散らす。
それでも会長の表情は、微塵も揺らがない。
揺らがぬまま、ゼタとクラムの転校予定を告げる]
――――!
[反論はした。机まで蹴倒して会長の胸ぐらを掴むくらいの勢いで、まくし立てた。
実際にそうしなかったのは奇跡みたいなものだった。あるいはロイが止めたからか。それくらいでないと止まらないくらい、熱が、必死さが、あった。
それでも場は、動かなかった。以上だ、と強制的に会議を終わらせると、会長は去っていった。他の者もその場を辞す。
それを、睨みつけることしか出来ない自分が、ひどく弱く思えた]
…………。
[どれくらい立ち尽くしていただろうか。ふらりと、教室へと戻る。途中誰に話しかけられても、無表情のまま先を急ぐ。
ユウトとシルヴィアが戻ってきた後くらいに教室へと辿り着き、授業に混ざる。
それ以後は、表情はいつも通りに、かたち作られていた**]
[>>89続]
「おーい!レリアくーん」
[部長がレリアに声をかける]
あ!先輩!!
「やあ、僕も進路で忙しくってね。様子をあまり伺えなくなっていたんだが…。出来はどうだい」
はい!がんばってます!
「そうか、それはよかった」
[部長は安堵の表情を浮かべた]
「君を中学の演奏会に見かけたときは、ほんとうにびっくりしたんだ。飛びぬけて違うレベルのすごさにね」
そ、そうですか…。
[照れることもなく、そうなのかなーっと思いながら部長の話を聞いている]
「だから入学式で君を見かけたときは、ビックリしたよ。僕はぜひ君に入部してもらいたいと、思っていてね。
やーほんとよかったよ。君のおかげで僕の念願の『惑星全曲制覇』は達成されたんだからね。あれは難しいんだよクラっシック編曲だしね。」
―夏休みのとある日―
>>21
[ホリーからの電話は、とってもウキウキの声から始まった]
何着ていこう…って、わたしに聞かないでよ。わたしの服のセンス知ってるでしょ?
[といいつつも、レーちゃんは結構純粋だから、あまり着飾るより、自然な感じがいいじゃないかとか、ポニーテールがいいかもねとか、そんな話をしていた。
フェイトとは、どう?とか振られたが]
う、うん。どうかな…?特に進展はないけど…。ただ、前みたいには喧嘩してないよ。今度映画見に行くことにしてるの。先日の合宿>>3:14>>3:15の穴埋めでね。
映画観に行くのって、去年の春、ホリーと3人で行った時以来だよね。あの時のホラー映画覚えてる?二人できゃーきゃー良いながら観てたよね。
フェイトのことだから、またホラーが好きとか言いそうなのがちょっと、アレなんだけど。
[と苦笑]
水族館かー。いいなー。ロマンティックで。こっちはホラー映画だよー。
[と言いつつも、まんざらではない感じ]
―夏休み最後の週―
[フェイトの自宅で宿題をやるという名目で、ただひたすら写しまくっていた。途中途中でフェイトが、考えてやれー、とか言うのにも耳を貸さず。
それでも、途中何度も休憩を入れつつ、フェイトの本棚から漫画本を取っては読んだりしていたので、夕方遅くまでかかったことだろう。
フェイトの持っている漫画本の中には…2(4)
1.ちょっとエッチなのがあった
2.へそくり5,000円が挟まっていた
3.エ●本があった
4.少女漫画が入っていた]
漫画本に挟まっていた5,000円を発見!
[フェイトに奪われる]
なにすんのよ!わたしが発見したのに!
[とか、なんとか色々あったはず]
─二学期─
[二学期に入ると、秋の予選大会が近づいてきた。いわゆる新人戦。来年のレギュラーを取るためにはできるだけいい成績がほしかった。
しかし、夏以降エレノアの成績はあまり上がらず、少しスランプであった。夏前に1分縮めたタイムがそのままあがらず。できればあと11(30)秒程度は縮めたいところだったのだが]
『ウィルソン!お前、走りすぎだ。もう少しセーブしろ』
[大出先生からはそのような注意を受けていた。けれど、どうしてもタイムを縮めたいエレノアは、先生に隠れて練習していた。自宅の近くを走ったりして]
[そんなある日、先輩から呼び出しを受けた。あの、フェイトにアタックしようかとか言っていた人だ。高跳びの選手でローザと言う]
『ちょっと、あんた、フェイトくんったら、あんた好きだっていうじゃない。まったく、私、すっかり恥かいたわよ』
え?
[ちょっと硬直。本当に告ったというのにも驚いたが、フェイトがローザに自分のことを言ったというのにも驚いた]
ご、ごめんなさい。
[フェイトの気持ちを伝えられてから、ずっと保留にしていた自分が悪いことは分かっている。また、先日ローザから言われた際に、照れ隠しで「関係ない」と言ってしまったことも、後悔していた]
『いや、いいんだけどさー。あんた、フェイトくんの気持ち知らなかったとは言わせないよ』
あ…。え、えと…。
『ちゃんとしてあげなよ。もし、本当にあの子が受け入れられないなら、はっきり言ってあげた方がいいし、気持ちがあるなら、ちゃんと答えてあげなきゃ。
あのまんまじゃ、蛇の生殺しよ』
[生殺しという表現もなんかなーとは思いつつ]
わかりました。ごめんなさい。
『わかったならいいんだけどね。いい、わたしみたいに、さっぱりした子だけじゃないんだから、ちゃんとしとかないと、あんたの為にもならないわよ。うちの部にも、結構意地っこいの多いからね。気をつけておきな』
あ、ありがとうございます!
― 後日 ―
[クラムの体調を気遣いながら駅まで見送る。
家に戻ると、蛍光灯割ったことでミリがゼタ怒ったこと以外は表面上変わらない時間が流れる。
もちろん、狭い家に彼女が泊まっていったのだから本当に変わっていないとは誰も思わない。
すぐ顔にでるミリがニヤニヤしっ放しで気味が悪かったのと、そのミリから読み取るのを嫌がったのかナノが眼帯を二重にした程度の差はあった。
国家元首交代に伴なう観艦式で急に忙しくなった父親はなかなか家に戻って来れず、保護者不在なためクラムと外に遊びに行くのも難しくなった……が、代わりにクラムはよく家に来てくれるようになった。
結果、夏休みの宿題がすべて片付くという快挙を成し遂げ、スアイ家8/31恒例の風景はミリだけとなった]
―夏休み中―
[ホリーがサンドイッチを作ってくれてレーモンと出かけた日。
普段、疎遠になってる従兄から連絡があった。
ライの従姉と結婚した従兄だ。
聞けば、育児ノイローゼ気味でたまには遊びたいから、生後5+1(3)ヶ月の娘を預かって欲しい、と。
安請け合いをして、後悔したのは預かってすぐのこと。
ライとゲルダを巻き込んで、小さなお姫様に振り回される一日だったとか。]
[神楼学園総ドッジボール化計画は、演劇部が練習の一環として対戦オファーを受託し試合が成立した]
♀1
「これで…良かったのよ……どうか、♀2さんと幸せになってあげて…私は、あなたにこうして最後に抱いてもらえて、幸せでした……」
♂1
「♀1…? お、おい…嘘だろ……なぁ、目を開けてくれよ…! いつもみたいに冗談って言って笑ってくれよ…! ♀1ーーっ!!!」
[アウトになった人は即座に死ぬ演技を行い、周りもそれに乗っかるという練習内容で、誰が狙われるか全く分からないので咄嗟の演技力が鍛えられるとのこと。
オレ様は誰を狙うのかは(形式上は試合なので)自由裁量なわけだが、こうしてドッジボールを真面目に考えてくれる演劇部に敬意を表して、演技しやすいよう男女比が偏らないよう投げていった。
やがてエスカレートして、こっちに投げ返してくるときに復讐の鬼と化した演技まで飛び出て、練習は期待以上の成果を挙げて大成功に終わった。
もちろん、空気を読んで当たってやるつもりは毛頭なかったが――
参加メンバーは主に2年生だったが、この光景をリアンはどう思っただろうか]
―二学期初日―
[ユウトから話を聞いて、教室に戻ってきた後。大好きな理科の時間だったけれど、少し上の空だった。]
(最後の試合、でしょうか。今度のは。)
[ふと、窓の方に視線をやる。あまりよく見えないが、端の方に剣道場が映って。
9月末、地区でちょっとした大会があって。個人戦、団体戦共に出場することになっている。きっと、最後の、試合となるのだろう。
首元に手をやって、普段は隠れている二本の鎖に軽く触れて。ちらりと先生の目を盗んで斜め後ろを振り返れば彼はどんな表情をしていただろうか。
今日は初日だからまだ部活はなく。きっと授業が終われば共に家に帰ることになるのだろうか。
少し不安を感じながらも、無理やり授業に意識を戻して。板書をノートに写し始めた]
― 二学期初日 ―
[授業のことなどそっちのけで、斜め前に揺れる、桃色の髪を眺めて過ごす。
ちらりと脳裏をよぎるのは、剣道場を覗いたときのこと。とても愉しそうで、とても生き生きとしていて。
――できれば、向こうでも、やっていてほしいなと。]
[振り返ったシルヴィアに目線が合えば、ちらり、と手を振って返し。ぼんやりと、ブリュッセルにある剣道場の場所を思い出そうと、記憶と格闘をはじめるのだった]
[いつか、ゼタ先輩とドッジする約束をしていたから、ドッジ自体は不本意ではないのだが。
ドッジボールが当たり、撃沈する瞬間。]
是非も、無し。
[そう言うのが精一杯で、演劇部の先輩方からお説教を食らったとか。]
>>76
[涙ながらの修行話を、興味深く聞きながら慰め。
自身の絵について聞かれたなら、少しだけ考えて]
……うーん、今、何枚か平行で書いてるの。
それは完全に趣味で、部活とは関係ないんだけど。
で、少しレーモン君にお願いがあって…。
骨格とかそういうのを見たいから、時間がある時…
二学期になってからでも、モデルになってくれないかな?
着流しを着てくれると、嬉しい。
[明らかに何かを隠しているような目の泳がせ方で。
しかし説明に必死な...は気づいてはいない。
レーモンの返事が了承であれば、笑顔で喜んだだろう]
エレノアとフェイト?
喧嘩はしてないけど、あまり進展はない…って、
昨日エレノアに電話したら>>99言ってたかなぁ。
あ、でもね、今度一緒に映画館に行くらしいよ。
ホラー映画らしいけど。
[ふたりらしいよね、と微笑みながら。
そうこうしているうちに、目的の駅へと着いただろうか]
[チケットを買い水族館の中へ。
ここはアトラクションも併設された、大きな場所らしい。
案内板を共に眺めながら、きょろきょろと見回して]
どこから回る?
1:南国の魚 2:北極ぐま 3:イルカ 4:ラッコ 5:海豹
6:セイウチ 7:ペンギン 8:クラゲ 9:エイ 10:イワシの大群
3(10)とか、少し興味あるかも…。
[自分で聞いたくせに、レーモンの手を引いて歩き出す。
周りを全て水槽で囲まれたエスカレーターがあったりして、水中散歩をしているような心地に、小さく歓声をあげたりしながら**]
[それからの夏休みの間、ゼタの家によく行くようになった。
とは言っても、門限はきちんと守るようになったが。
その分回数を重ねた。
その結果、八月の半ば頃には、全ての宿題が終わっていて。
それ以降、遊びに行っては、のんびりと二人の時間を過ごした。]
――球技大会――
[それから、表向きは平穏に進んだ。
いつもの教室。いつもの喧噪。自分から見たその景色は、特にユト達への視線は、少し変わっていたけれど。転校のことについては、まだ、誰にも言えていない。
転校を認めたくない自分と、せめて変わらぬ日常のまま彼らを楽しませようとする自分が結託して、触れないようにしていた]
さて、今度の球技大会だが……、
[そうして、球技大会の時期になった。生徒会から簡単な知らせを皆に伝える。
今回の種目はドッジボール。早くから1-B書記として生徒会会議で推したこと、夏休みのゼタの提案が一部で好評だったことが功を奏したらしい。
男女別でクラスを二つに割り、同学年クラスとの総当たり。あとのまとめは厚生委員のフェイトとラインドールに任せた]
―二学期初日・放課後―
[授業を全て終え、荷物を片づけると斜め後ろを振り返り。]
…ユト。
[鞄を手にしてユウトの元へ。机に手を置いてユウトの瞳をじっと見つめて。]
……来ます、か?
[軽く深呼吸したのちに首をかしげた]
― 2学期開始直後 ―
[父親が持ち帰った話は、3人の子供達を驚かせるには充分すぎる内容だった。
人事関係でトラブルが起こり、父親の転属が決まったのである]
……そうかよ。
[それ以上は言い様がなかった。
次のポストを聞けばお世辞にも昇進と言えない異動であり、拒絶は不可能だろう。
自分だけならともかく、妹もいる以上はどうしようもなかった]
─―二学期・陸上部新人戦の少し前―─
アイツ大丈夫かよ……?
なんかいつもと違くねえーか。
[バイトに行こうと急いで学校から出ようとして。
トラックで走っているエレノアに視線がいった。
陸上の事はよくわからないが、ずっとエレノアの走りを見てきた...には彼女の不調に気がついた。
不安だったがバイトの時間が近づいてきたので、その場を後にせざるを得なかった**]
>>131続き
ミリ「兄貴……クラムねーさんどうするんだよ。
あたいたちのために……なんてイヤだかんな!」
[妹とクラム、どちらが大事かとは断言できるはずがない。
下宿して学園に残ればクラムとは一緒に居れるが妹を守れない]
ナノ『……おとーさん、単身赴任してもらうの。学校から遠くなるのは大丈夫ナノ』
[ナノの提案は、父親だけ単身赴任で引越しして、子供たち3人とも残る内容だった。
今は官舎に居住なので、父親が異動すれば転居の必要はある、これを気に学園の近くに引っ越すのが手だろうか。
クラスのみんなにときどき面倒を見てくれるように頼めば不安は無い。ミリにしてもナノにしても今通っている学校に通うにゼタ遠くなってしまうのが欠点だが……二人とも了承し、家探しが始まった。
この頃までは、クラムと離れ離れになる恐れはかなり薄かったのだが――]
[二人で手をつないで、自転車を押しながらシルヴィアの家への道を歩く。きっとあと3年間、続くと思っていたこと。まさか、あとたった1ヶ月だけのことになるとは、思っていなかったけれど。
場所は変わっても、同じことはできると、すると、決めていた]
[いつものように歓迎されて、いつものように食事をご馳走になって。でも。
その時間を終えないと、いけないと判っていたから。切り出した。]
……お父さん、お母さん。あえてそう呼ばせてもらいます。
大事な、大事な話があるんです。真剣な。
[人差し指でノックを三回。とととん、と。いつものまじないは、勝負の始まり]
[取ってくれた手>>132をぎゅ、と握って。]
はい、予告しに行きましょう。
わたしはユトと一緒にいますから。大丈夫、ですよね。
[半ば自分に言いきかせるように。祈るように、述べて。
手を繋いだまま、家へと向かうだろうか。
家へと向かう間、いつもより口数が少なかったかもしれない。
家が近づくほどに、不安や、いろんな感情が溢れて来て。
繋いだ手を強く握りしめた。
やがて、家について。
いつものようにチャイムを押すまで、時間がかかっただろう。
深呼吸して。チャイムを押して。ドアを開けて。]
……ただいま、です。
[そう告げる口調は、いつもどおりにできたか。少し、自信はないけれど。
母や姉にユウトが来たことを伝えて。もう少ししたら父が帰ってくることを聞いただろうか]
― 弓道場にて ―
あ、いえ。そういうわけではないのですよ。
[弦の張り直しを手伝って貰っていたら、調子が悪いのかと尋ねられ。
そういうつもりではないのだと、首を振るも、確かにここのところ不調なのは分かっていた。
そして原因も。
整備を終えて、誰かが買ってきた*07天王星*のグラベルチョコ、とかいうのを摘みながら休憩していると、何やら体育館のほうへ向かう人の流れ。
息抜きしてきたら、と薦められて、厚意に甘えることにした]
― 体育館にて ―
えっ、そこで*10雪兎*さんと*10雪兎*さんが、まさかの共闘……?! *14蜜蜂*さんを巡ってのらいばるがっ。
[途中入場のため、まったく状況と設定が分かっていなかった。
更に、別の部活の先輩方の名前なんて分からないから、服の色と柄で勝手に呼び名をつけて応援してたりした。
そこへ、隅っこの方に居るから気づかなかったのだけど、見覚えのありすぎる姿>>119が、当たって>>121]
リアンさーんっ!
[武士っぽいことを言って、ぱったりした友人の姿に、思わず叫んでしまって。
息抜きになったのかならないのか分からないまま、真っ赤になって早足で体育館をあとにしたり。
そんな経緯も個人的にあったので。
ブリギッテのお知らせ>>128は、何だかすごく、納得してしまったのと。
体育委員としては、雑用以外のお仕事はなさそうだ、という不謹慎な感想を抱いたのだった]
>>134続き
[生徒会がゼタの転校(というより追放)を決定したのは、懲罰的な意味合いがあった。
理由は夏休みの海。
神楼学園の生徒が海軍保養施設を利用したこと自体は問題ないが、このときトラブルが発生した。
施設警備の軍関係者が、施設利用者から犯行予告にしか聞こえない謎の予告(>>2:430)を受けて密かに騒動になったのだ。
蓋を開けてみれば近場で花火が上がっただけなので事なきを得たのだが、予告を受けて警備体制の強化命令が出されるなど軍司令部の一部が混乱したことが問題に挙げられたのだ。
結果、施設利用を申請した父親は半ば左遷気味の異動。
学園側もお咎めなしにはできなかったが、その当事者が不在になっていたということで、言い出しっぺのゼタが槍玉に挙げられたのだ。
ユーラスやナタリアの嘆願により処分ではなく留学扱いにはなったが……これで、学園に残るのは不可能になった――]
―自宅―
[帰ってきた父とともに食事を取る。
いつもよりも箸のスピードが遅いことに家族は気付いたかどうか。
やがて。
ユウトが話を切り出せば。
ぎゅ、っと手を握り込んで。]
「……なに、かしら?」
[ユウトの、そしてシルヴィアの様子にきっと多少の違和感は感じていただろう母はユウトの目を見ながら問いかける。
父は父でユウトとシルヴィアの様子をそれとなくじっと見つめていただろうけれど]
―球技大会―
[ゼタ先輩の説明を聞きながら]
ああ、うん。あの時、つい後ろに逃げたな。
[ゲルダが呼ぶ声が聞こえて、恥ずかしくて3分死んだふりを続けて踏まれた。]
……実は。ベルギーに戻ることになりました。
[ゆっくりと切り出す。親父の仕事の都合、状況。もはや確定事項であること。
――そして、自分の想い]
無茶を承知で、わがままを承知で、お願いします。
シルヴィアさんを……ルヴィを、連れて行きたい、です。
俺にできることは、なんでもします。守ります。
一回の高校生が願っていいことでないのも承知のうえ、です。
信用も、信頼も、力もないことはわかっていますが、その上で。
……――どうか。お願いします。
[それ以上なにも言うべきことはない。本心を。
ただ、真っ直ぐに切り出した]
― 球技大会にて ―
[ゼタの説明を聞いて、にしゃりと笑う]
自転車選手の動体視力なめるなよー?
目の前30cmのボールだってよけてやるさ。
ま、キャッチは苦手だけどね。
[きっと、この学校で最後のイベントになるはずだから。
大暴れしてやろうと、いつかのブリギッテとの話を思い出しながら、笑ってみせた]
―球技大会前日―
[自宅でくつろいでいると、一本の電話がかかってきた。]
もしもし? ……お母さん?
え……? 戻ってくるの?
[いつになく明るい声で電話に応答していたが、その話を聞くにつれ、声が沈んでいく。]
え……? 転校……?
うん……うん……。
……やだ……。
転校なんて……やだ……。
[最後はすがるような声になり。
思い浮かべるのは、ゼタの顔。
寂しそうな顔になって電話を切る。]
ゼタ……。
[さくっと投げたフェイトに苦笑しつつ、席に座る。
ゼタのアドバイスを聞くと大きく頷いた。]
そう。愉しく、が一番だ。
[意気込む隣のゼタとユウトに目がいって、わずかに表情を曇らせた]
−球技大会−
[生徒会内部でどよめきが起こっていることなど、知らず。
そうして1−Bにもその余波が襲ってくることなど、知らず。
球技大会の説明をブリギッテ>>128から受け、
フェイト>>138と一緒に、指揮はほぼゼタ>>146に丸投げた]
ああ、なるほど。横に動くのは、言われてみれば、確かに。
とにかく全員で愉しめばいーよ。
正式なルールや、細かいことは、今回適用しないみたいだし。
[資料をぺらりと捲って、ゼタにサムズアップ。
以前彼から聞いた「外野同士のパス」などは禁止事項の項目になかった]
――球技大会当日――
クラムは預からせてもらうぞ。
男子は任せた。
[試合開始前にゼタに声を掛けると、にいと笑って手を振った。
振り向くと、コートを見据えて歩き出す。身体を動かしている最中は、集中して忘れられる。]
――ドッチボール大会の日――
[みんなであれやこれや話していると、「静粛に」という体育教師の声が聞こえた]
ん?そろそろ始まるか?
選手宣誓からやるのか、本格的だな。
ということは――お前の出番じゃね?
[ドッチボール大会なんだからきっとと思ってゼタに視線の向けた]
―球技大会―
総当たり戦ってことは、勝ち抜けばどこかでライたちのチームとあたるのか。
[ライ率いるチームが勝ち抜く前提で考えている]
―球技大会当日―
[朝、沈んだ表情で登校。
けれど、心配は掛けたくないから、無理に表情を作って教室に入る。
自分の席に力なく座っていると、球技大会についてゼタの言葉が聞こえた。]
愉しめ……か。
[顔を上げるが、すぐにうつむいて。]
弓道部 ゲルダは、陸上部 エレノアに、ぽーんとボールを投げ返し。表:ちゃんとエレノアへ 裏:<<落語研究会 レーモン>>にとんでいった +表+
―自宅にて―
[ユウトの語る言葉>>154を、両親はじっと聴いて。
言葉が切れるとしばし静寂があたりを支配して。
その時間が短かったのか、長かったのか。それすらもわからなくなるような、緊張感。]
「……ヴィーア。」
[やがて、口を開いたのは父だった。
名前を呼ばれ、父の方に顔を向ける。ぎゅ、と手に力が入って。手を開いたら爪痕が残ってるかもしれない。]
「流石にここまで育ててきて、お前の性格をわかっていないわけじゃない。
生半可な想いで今ここにいるわけじゃないんだろう。
だが、敢えて聞こう。二人ともまだ高校生になったばかりで、ユト君はともかくヴィーアは初めての土地。英語だって成績は悪くなかったはずだがそこまでしゃべれるわけでもない。話を聞くに、知らない土地、言葉の通じない土地での苦労は、一番ユト君が知ってるだろう。
それでも、ヴィーアをここから連れ出して、私たちの加護から抜け出して。守ると。守れると。」
[きっと、ユウトの前で父がここまで饒舌に話をしたのは初めてで。
ゆっくりと、けれどしっかりと紡がれた言葉。視線は真っ直ぐに、ユウトへと注がれていた。]
――…っと、ん。
[フェイトに話してかけていた所でゲルダからボールが回ってきたのでなんとなく<<演劇部 リアン>>にボールを回してみた]
ん? 試合は男女別だぞ?
だから両方優勝もできるわけだ。
まあ、あとでエキシビションを行って、男子をぼこぼこにするのも面白いと思うがな?
−球技大会、会場で−
[ことり、マイクでアナウンスを流す。運営委員として廻ってきた役回り]
えー、これより球技大会を始めます。
静粛に、各々は整列してお待ちください。
では、まず、教員からの挨拶です。
[先生の話が24(30)分されたあと、滞りなく式は進行し]
──では、これより選手宣誓を行います。
代表者は、前に出て来てください。
[真剣なまなざし。だから、きちんと受け止めて。
微笑みを、返した。]
……ええ、きっと。
誰よりも知ってますね。その苦しみは。
だから。守ります。守りきります。
守る、守れるでなく。MayでもCanでもなく、Mustで。
[人差し指が踊る、とととん、とととんと]
……支えると誓いました。守ると誓いました。
遠い異国に放り出される、その苦しみから俺が抜け出せたのは、誓ったことを果たしてきたからです。
そして、なによりも。傍にいると誓いました。
だから、これは。本当はお願いでなく、犯行予告です。
たとえなにがあっても、連れて行って。
――絶対に幸せに、わらっていられるようにしてみせるという、犯行予告です。
……だから、お願いします。
俺に、守らせてください。ルヴィを。誓いを。
全部投げ打ってでも、果たします。
[ただ、頭を、さげた]
[いつもどおりに長い先生の話を、浮かない顔で聞き流したあと、トボトボとコートに向かう。]
……はあ……。
[昨日から数えて幾度目かのため息は、近くにいた誰かに聞こえたかもしれない。]
(>>184続き)
……オレ様がドッジボーラーを志したのは、小学4年生の時だった。
みんなの小学生時代もそうだったろうが、小学生男子の間にドッジボールが流行っていただろう。
当時のオレ様も休み時間になれば校庭に出てドッジボールで遊んでいたさ……でもそれ以上の意味があってやってたわけじゃねぇ、所詮は流行り遊びに過ぎなかった。
4年生の夏にな、うちのクラスに転校生が来た。
メガネかけた大人しくて気弱な男子だった、今の1−Bで言えば入学当時のニコラスやクラムに雰囲気ゼタそっくりだったよ。
見ての通り鈍そうで運動は苦手な感じだったが、男子は全員ドッジボールやるって風潮だったから、そいつもオレ様が無理矢理に参加させてた……思い返せば、そいつには断る勇気そのものが無かったんだろうな。
(>>184 >>188 続き)
そんなある日、日付はちょうど今日……6年前になるか?
いつも通り昼休みにドッジボールやってたんだが、ある時オレ様が投げたボールが、そいつの顔に当たってな……。
そいつ吹っ飛んでダウンしてな、メガネも割れるしよ……たまたま教師が近くにいてオレ様即正座させられたんだが……あぁそれはゼタどうでもいいな。
それでよ、みんながそいつ取り囲んで、大丈夫かって口々に声をかけるわけなんだな。
別にプライベートでそいつと話してたヤツなんていないんだけどよ。
覗き込んだら、ちょうどそこにボール当たったのか鼻血噴き出しててよ、保健の先生呼んでこいって騒動にまでなっちまった。
(>>184 >>188 >>190続き)
それからほんの少し経ってから、そいつが急に起き上がったんだよ。
みんなが大人しくしてろって言うんだが、そいつみんなの腕振り払って立ち上がって……こう叫んだんだ。
【顔面セーフ!!】……って。
確かに顔面セーフだけどそういう問題じゃねぇだろってみんな言うんだけどよ、そいつにとっちゃ、自分がアウトになるかそうじゃないか、チームが勝つか負けるかってことの方が大きかったんだな、鼻血噴き出してまでだぜ?
運動神経が良いわけでもなくても、周りとチームワークがあったわけでもねぇ、ドッジボールしてても独りの世界で生きているとばかり思ってたヤツがさ、誰よりも熱い魂持ってたってのがオレ様衝撃だったわけだ。
それから、オレ様はそいつとゼタダチになって、できるだけ構うようにした。
ドッジボールでしか自分を表現できないのを、できるようになってほしくてさ。
ま、結局そいつまたすぐに転校しちまったんだけどな。
(>>184 >>188 >>190 >>192続き)
だからオレ様は、ドッジボーラーとしての道を選んだ。
自分を愉しめないで生きてきた、でも本当は誰よりも強くて熱い心を持ったヤツに、ドッジボールを伝えるために。
ニコラスにもクラムにも、伝わって根付いてくれていると信じている。
どんなスポーツにしろ、全員が公平に楽しめる競技やルールなんて存在しねぇ。
上手いヤツの中に下手なヤツが混じったプレーしたってゼタ面白くねぇもんな。
でも、どんなに下手で鈍いヤツでも、心の底から愉しむことができるってのをドッジボールは証明したんだ。
だから、これを聞いたみんなはそれぞれ好きなように愉しんでくれ。
歌うのも踊るのもゼタOKだ!
これ投げて当たったら付き合ってくれってゼタ好きな子にコクるのも何でもアリだ!
ドッジボールを介して、それぞれの自分をゼタ好きなだけ放出してほしい。
……人間とドッジボールの間に不可能は無ぇ!!
―自宅―
[ユウトの微笑みを真直ぐ受け止め、父はただじっと黙していた。
ユウトが頭を下げた時、シルヴィアもお願いします、と頭を下げて。
じっと、親が口を開くのを待った。
やがて聞こえたのは父が深く息を吐く音。
それを耳に受けながら、胸元から本来の場所へと移ったピンキーリングを見つめていた。
父は何か言うでもなく、席を立ち。
二人の後ろに回って。
がし、と二人の頭に手を置いた。若干―特にユウトの方は―強めだったかもしれないが。]
「正直行かせたくない。だが、無理にここで引きとめたら、きっとヴィーアの笑顔を消してしまうんだろう。
もうこうなったらヴィーアの心はユト君にしか守れない。私たちではヴィーアの“笑顔”を引き出せない。」
[父は家でシルヴィアがユウトのことを語るのを、反応こそしなかったもののちゃんと聞いていた。何度かユウトが家に来た時、ほとんど口を開かなかったものの、二人の笑顔をちゃんと見ていた。
なんとなく、将来連れていくのはユウトだろうと、感じていた。流石にこんなに早いとは、思っていなかったけれど。
でも、数年早まっただけだと無理やり納得させる。]
「それだけ言いきったんだ。絶対守れ。」
[ただ。せめて。
言葉と同時にぼす、と背中に手刀をいれたのは。許して欲しいと父は思った。]
[ゼタの選手宣誓というか──彼の言葉を聴き終えて目を細めた。
進行役なので、それ以上の反応は、いまは出来ないけれど。
ゼタの言葉に発奮し、わあっと盛り上がる場内を、アナウンスで遮る]
静粛に願います。
選手代表、1−Bのゼタさん、ありがとうございました。
えー、本日は男女各9チームの総当たり戦です。
男女共に計36試合を消化する、疲労困憊デスマッチです。
1試合25分、インターバル5分の計30分。
1セットごとにコートチェンジして、2セット目を開始してください。
各クラスの厚生委員は審判を勤めてください。
以上。うん、進行上必要なことは、告げた。告げたよ。
[ばち、と大袈裟に進行表を床に叩きつけ、マイクを手に取った]
今回の大会も顔面はセーフ!
細かいことは気にするな! 愉しんだもん勝ち!
いままでクラスに馴染んでなかった、そこの君たち!
思う存分、本領発揮するとよいよ!
散! 健闘を祈る!
[ゼタの言葉を重ねて、教員からマイクを奪われるまで、
笑いながら生徒達をけしかけた。さて、お祭りの始まりだ]
[ゼタの演説が終わると、立ち上がって大きな拍手を送る。
最後の選手宣誓というより宣戦布告には、今日初めての素直な笑顔が出た]
……送られる側がこの覇気で、送る側がこれではいかんな。
[深呼吸をして、意識を集中させる。
コートに立ったときには、平時の気力が戻っていた*]
― 球技大会 ―
[ゼタの演説を聞き終えて。周囲が大拍手のなか、ただひとり黙して。のんびりとコートに向かって。ボールを拾い上げた。
きっとゼタは拍手より、全員がドッジボールを愉しむほうが、喜ぶだろうから]
よーし全員、勝つよ!愉しめ!
[その声で十分のはず、と。]
[ゼタの演説に顔を上げ、]
ぐずぐずしてても始まらない、よね……。
うん……。球技大会が終わったら、ちゃんと話そう……!
[と、固く決意すると、ちょうど試合が始まる時間となった。]
[4(10)回戦目には、<<生徒会 ロイ>>(男子が出たらシルヴィ)に渡したパスがうまく通り、一気に1(4)を殲滅。パーフェクト試合だった]
やったねー!
− 試合中 −
『オレ様無双』はゼタ簡単だが、それやっちゃゼタつまんねぇよな。
[ゼタがボールを持つと、相手チームが津波の予兆かと言うほど引いていった]
おいおい、怖がるなよ。
代わりに、誰に投げるか先に教えてやるよ……学生らしくな。
[ドッジボールを指の上で回しながら、ぽそっと]
『問題:銀閣寺を建立した足利義政は、第◯代将軍?』
10……9……8……(中略)……2……1……正解はテメェだ!
[8のビブスを着ていた相手へ思い切り投げてやった。
合っている自信は無かった]
[決意はした。
したのはいいけれど、小説みたいに突然上手くなるワケでもなく。]
ひゃっ!?
[飛んできたボールに身をすくませる。]
あぅあぅ……。
危ないのですよ。
[それでもなんとかコート内には残ってたり。]
[初期外野に立候補すると、内野を信じて移動する。
ボールが飛べば、すぐに駆け寄って当てるために投げる。ただそれだけを繰り返す。
瞬発力には自信があった。3(6)人くらい外野送りに出来ただろうか]
ゼタのように器用には振る舞えない、な!
[男子コートの歓声を聞いて、彼が何か行っているのをちらりと見て苦笑する。
今はただ、ひたむきに身体を動かしていたかった]
さすがに30試合を超えると、疲れるねー。
[ただ走るのとは違うので、疲れ方が違った]
フェイトー、水分補給ー。ドリンクちょーだい。
― シルヴィア家 ―
[掴まれた頭と、背中にはいった手刀。そして向けられた言葉。]
[礼を言うべきとは思えなかったし、謝罪も求めていないだろう。だから。]
謹んで、誘拐させてもらいます。
……ルヴィ。おいで。
[ただそれだけを。口にして。隣のシルヴィアに。
手を差し出した]
[ぴぴー、と笛を吹く。
審判役を仰せつかってるので、1−Bの試合を気にしつつ、
それ以外の試合も見なければならなくて、それがちょっと残念だけど]
はい、試合終了、3−Bの勝利です。
お疲れさまでした、休憩の後は、第1コートへ移動してください。
あ、怪我……だいじょぶです?
[先程ボールが当って転び、ひじをすりむいたひとに、声を掛けるけれども。
返って来た言葉は──当ったボールを受け止めてくれた人がいたから、セーフなんだ、と。
目を細めて、次の試合へと意識を向けた]
[ちらりと送られた視線に気がついて、シルヴィアの方に小さく手を振って。]
わるい、いまいくー。
[自分の試合が始まる呼び出しに答えて、軽く駆けて行く]
[試合の合間に、男子のコートへ。ケインはどうかなーっと思いつつ]
ケイン!がんばれ!!
[っと大きな声をあげてみただろうか]
―自宅―
[置かれた重みから感じる父の想い。
ユウトの手とはまた違った温もりに、少し視界が滲んだ。
ユウトの背中に向けられた手に、思わず制止の手がでそうになったけれど。きっと、それはユウトも望んでいないから。
ぐっと堪えて。母にちらりと視線をやった。
母は視線に気付くと軽く肩をすくめたけれど。表情はどこか優しいものだった。]
――はい。
[やがてユウトの口をついた宣言と、差し出された手。
迷うことなく、その手に自身の手を重ねた]
[4+3(5)回戦目、相手の投げたボールを3(3)
1.よけようとして、コケた
2.受けた勢いで倒れた
3.変な体制で受けて、足をくじいた]
[応援の中に誰かを探すシルヴィアや、休憩中に飲み物のやり取りをするエレノア。
それから、思いっきり向こうのコートの応援をしているのが聞こえるレリアらに、くすっと微笑ましげな視線を向けてから]
当たったら…… 告白、です?
[何も持っていない手を、振りかぶり。
腕に加速度がつけられようとした瞬間。
休憩時間の終わりの笛。
ひとつ頭を振って、すたすたコートへ戻っていった]
[そうして、最後の試合は1−B vs 2−C。
ぼくは参加していなかったけれど、レクのときの因縁のクラスだ]
『あーーっ、おまえら、あの時(レク)の!』
『あの時は面白かったな』
『今度こそ決着を着けてやる!』
『優勝は渡さない!』
[なにやら男子の方は盛りあがっている様子。
それでも各々、ほんとうに愉しそうに、開始のホイッスルが響く]
―ドッジボール大会―
[ゼタの宣言に感動して、大きな拍手を送る。
ライの進行の上手さに、すごいなぁと思いつつ、
大の運動音痴のために14(50)くらいしか役にたっていない]
……いや、でも頑張る!!
[やる気だけは十分のようだが、球はヘロヘロだった。
途中で間違って見方の<<空同好会 ケイン>>に当ててしまったりしたかも。
一応編集委員として写真も撮って回っている]
ふうん。
クラス対抗戦ってことは、
ゼタと対決できないってことかな。
つまんないね。
[体育祭は適当に参加して、適当に結果を見て終了する予定だった]
[>>232フェイトがエレノアを連れてゆくのを、見て。
エレノアの様子が気になるけれど、自分が離れるわけにもゆかず]
ああ……親分の分担されてる審判は、ぼくがやっておくよ。
だからゆっくり、ちゃんと、付き添ってあげて。
よろしくね、親分。
[声をかけて、ふたりの背中を見送る]
[そうしていくつか試合を重ねる最中。
予想外の方向から、クラムの方にボールが飛んできた。
咄嗟に手を伸ばす。+表+]
[女子の方が早めに終わり、1(6)位という結果が出た。
男子の決勝戦なら見られただろう]
いえ、そこは謝られるとこじゃないのですよ……!
[はやくはやく、とフェイトとエレノアを急かして見送り。
穴は大きいけれど頑張らないと、と思いつつ、次の対戦相手を見]
……あ。
[どうも春先はお世話になりました、いえいえこちらこそ。
なんて、近くに居た2−Cの先輩と、和やかなのかそうでもないのか分からない挨拶を交わし。
ホリーの球が飛んでいった先に、何故かゼタたちとは反対側に加わっているケインの姿。
球が不在のこともあり、ちょっと一部始終をぽへっと眺めてしまった]
んー。このへんにいるとちょうど当てに来るから……あ、来た。
[言ってるそばからとんでくるボール。横に交わせば後ろにはゼタがいる]
ゼタせんぱーい、あとよろしく。
[さっきからこの調子である。囮役とチームプレイならお手の物だ。自分でキャッチするつもりなどさらさらないのだった]
[ボールは上手く取れたが、その後別のところで当たり。
その後は他の者に見せ場、もといパスを作ることに専念した]
……ま、わたしらが本気を出せばこんなものだ。
[1位、という結果を見てにやりと笑んで、その場の仲間とハイタッチ。
その先のことを忘れて、朗らかに勝利を喜んだ]
[男子の試合を見ながら、先に終わった女子の試合に意識を向けた。
1−B女子は、運動をしている女子が多かったのも幸いしてか、優勝したらしく
(自分はフェイトほど器用ではないので、審判役に専念して参加してない)]
……さて。じゃあ、表彰式の優勝挨拶を、だれに頼もうかなあ。
[常なら、ブリギッテに任せるのだけど。
でも今回活躍していた運動系のシルヴィアやゲルダ、
エレノアなどに頼むのもありだなあ、と思いながら]
[保健室で休憩している間に、1B組女子優勝の報を知った]
すごいね。みんな、おめでとー!
[それだけみんなに伝わるようにして、その日はそのまま病院に向かう**]
[女子が優勝するシーンを隣のコート(試合中)から見ていた]
……ま、ゼタ当然だよな。
アイツらもオレ様と同じ1−Bなんだからよ。
もう……ゼタ面倒見てなくてもいいな。
[余所見するのだってハンデの一部]
[ボールを避けた回数、数えるのは無理。
ボールを当てた回数、<<図書委員 クラム>>(男の子なら<<陸上部 エレノア>>か<<弓道部 ゲルダ>>)のフォローに助けられたりもして6(10)回。
そうして自分なりには頑張ったと思える試合の結果、いつの間にかB組は一位になっていたようで。
実感の湧かないまま、ぽーっとブリギッテとハイタッチをしたりなんかして。
そうしてやっと、ああ、勝ったんだ、なんて頭が理解した]
えと、勝った……ですか……?
[ぺたりと床の上に座り込み、肩で息をする。
視線を男子のコートに向けると、ゼタが縦横無尽の活躍をしているのが見えて、嬉しそうに微笑んだ。]
[先に終えた女子が、観戦に加わる。飛ぶ声援。活躍する男子。
──そうして、2−Cの最後の一人がボールに捕らえられた瞬間]
ぴぴー、ぴぴぴー。
試合終了、勝者、1−B!
[終了のホイッスルと、勝者を告げる自らの誇らしげな声]
―ドッヂボール開始―
[ゼタの選手宣誓を静かに聴いていた。その後に沸く歓声に自然と声を出していた。]
皆思い思いの動きしてるみたいだし、僕も3(3)の作戦で動いてみようか。
1:避ける中心
2:突撃中心
3:ネタに走る
[始めはゼタのサポートに入ろうとしていたが>>241ユウトが上手に使っているようだ。なら好きに動いて楽しもうと思った。]
──お疲れさまでした、ありがとうございました。
[試合の終わったみんなに声をかけて。
自分は、運営に廻る。そろそろ全ての試合結果が出揃う頃。
女子の優勝は1−Bと先に知らされていたけれど、男子の優勝は──]
ああ、うん、さすが、ぼくらのクラス。
[試合結果が記された神を見て、目を細める。
マイクを取ると、進行のアナウンスを流した]
──お疲れさまでした、これにてすべての試合が終了しました。
休憩のあとは、表彰式と閉会式です。
お疲れのことと思いますので、先生方の挨拶は極力省略させていただきます。
[怒られたのは、言うまでもない]
ここはネタに走る―!
大丈夫、きっと皆が何とかしてくれる!
[他力本願全開に、試合の流れに乗った。目立たぬように動いておいて、タイミングを狙い続ける。]
―今だ!
[機が来た。相手が勢いづけて投げようとするタイミングに合わせ、彼に向かって走っていく。そして全力で叫んだ]
僕ラクゴケンキュウカイィィィィィ!!!
[結果+表+ 表:相手は意表を突かれヘロヘロ玉に。、自分チームのボールに。 裏:思いっきり直撃。現実は無常である。]
[怪我をしたというエレノアに駆けよろうとするも、フェイトが向かったのを見れば任せるべきかと足を止め。少し言葉を交わしたのちに保健室へと向かうのを見てとればほっと息を吐いた。
その後もエレノアの穴を埋めようと更に気合を入れて立ち回る。戦力は駆けたもののそこは上がった士気で持ち直し。
みんなで協力し合って、決勝戦でも勝利を収めると。]
わ、優勝です!?わぁわぁ…っ
[傍にいた人たちと手を取り合って勝利をたたえ合った。
そしてそのまま男子の決勝戦を応援しに行って]
ユトーっふぁいとですーっ
[ひらりひらりと囮となって避けに回るユウトに届くかどうかわからないけれど声援を送った。
そして。
見事最後の対戦相手も1−Bのボールの前に敗れ。
1−Bが優勝を独占したことに、一緒に応援に来ていただろうだれかと喜びを分かち合っただろうか。]
−閉会式、表彰式−
[休憩の後、怪我をしたひと以外は全員が整列し。
ざわめきに包まれているものの進行する式、そうして表彰式となる]
──では、これより表彰式を行います。
時間の都合上、優勝したクラスだけとなります。
みんな疲れてるっしょ? 文句言わない。
表彰台に立ちたければ全力で優勝するとよいよ!
……ハナシが脱線しました。
では、まず、女子優勝クラス1−B代表、シルヴィアさん、お願いします。
[静かに目を細め、名前を告げて、マイクを整えた]
[奇策を食わせた相手が全力でこっちを睨む頃には、ゼタの一撃を食らってアウトになっていた。すごすごと外野に行く彼に向かって言葉を放つ。]
そこの6番、聞こえていたら、貴様の部活の不幸を呪うがいい。
―何、不幸だと…
君は実にいいボールを投げるが、君の所属が演劇部なのがいけないのだよ。
―は、謀ったな!落研ー!
[これが元で、次戦以降は一番最初に狙われることになる。だが運動神経は無い。ひいてはボコボコにやられるのだった。]**
[表彰式でのクラス代表、ブリギッテ辺りが指名されるのだろうと思っていたらラインドールに頼まれて。すごく驚いたりした。そのことを告げられてから何をしゃべればいいのかと頭を回転させていたけれど。]
はいっ
[ついに名前を呼ばれれば>>257、常のよく通る声で返事をするものの。内心どきどきとしながら前へと進んだ。
賞状の受け取りは慣れたものなのできっとそれなりに綺麗に受け取れたとは思うのだけれど。
挨拶を求められればマイクを受け取る前にこっそりと深呼吸して。]
勝利を掴んだ1−Bに。
そして、共に汗を流し、楽しい時間を共有させてくれたみなさんに。
多大なる感謝を。
[軽く胸に手を当て、マイクを下ろすと]
――ありがとうございました。
[深々と一礼して。マイクをラインドールに返した。]
[何をどうやっても、ゼタとユウトばかりを撮ってしまう。
何故だ。これは恋なのか。そんなわけはない。謎過ぎる]
……何かの予兆かな。
[古いポロライドカメラを睨みつけてみた]
──……ありがとうございました。
[深く深く礼をするシルヴィアに目を細めて。
彼女の言葉を刻み込む。このすべて、この一瞬、この時間が、
かけがえのないものだと知っているから]
では続いて男子優勝クラス1−B代表、ゼタさん、お願いします。
[返されたマイクを、もう一度整える]
[元の位置に戻るまでは気丈な振る舞いを維持した(つもりだ)けれど。
1−Bの中に戻れば賞状を汚したりしないように気をつけながら少しへなりとなった。]
[もちろん、普通のスピーチになるわけがない――とは誰もが思っただろうし、事実そうだった]
よぉーし、テメェらゼタお疲れさんだ。
愉しめただろ!
来年もドッジボールやるぞーっ!!
[右腕を突き上げてそれだけ叫ぶと、手招きでユウトを呼び寄せる。
前に出てきたらマイクを渡しながら「代われ、あとはゼタ任せた」と伝えて列に戻っていった]
クラム!
[ゼタ愛しい人であり、ゼタ守りたい人であり、そして今日の目的もまたもちろんクラムだった。
まだ額に汗の珠を浮かべて肩を上下させているクラム。
応援してやれる暇があまり取れなかったが、ゼタ頑張ったのはすぐ分かった。
その頭に手を置いて一言だけ直接尋ねた*]
――ゼタ楽しかっただろ?
[呼ばれれば。にやりとブリギッテに目線を送り。
ゆったりと壇上にあがる。ゼタから渡されたマイクをもって。
とても、神妙に、ゆったりとスピーチをはじめる]
無事なのかどうか、優勝してしまいました。優勝のスピーチにかわり、一言。
……実はこのたび、慣れ親しんだベルギーへの留学を、生徒会からの指示で言い渡されました。
万事整って、このとおり書類も用意されています。
今日の優勝は、とても、いい思い出になりました。
[一息おいて。今朝渡された、神楼学園生徒会の署名入りの留学書類を高く掲げて見せて。
――びりびりに引き裂いた。]
[引き裂いた書類をそのまま花吹雪のように舞散らせ。]
だーれが馬鹿生徒会にそのまんま従ってやるか。
ベルギーは俺の国だ。準備万端整えて、俺のやりたいように変えてやったよ。
お前らの仕切り程度でおとなしくきいてやるほど、俺は暇でも常識人でもない。
常識が通用すると思うな馬鹿。キリエ・ユウトはそんな安くない。
このスピーチを聞いているみんなに告げる。常識は破れ。
この学校は今は監獄だ。教頭の中身も脳みそも髪の毛もない無駄話は長い、生徒会の指先一つで誰かの居場所が消える。
きっと、こんな別れは今回だけじゃない。これから山ほど、無理やり起こされる。
けれど。俺は、その監獄を壊すだろう、素敵な緋色の馬鹿を知っている。
その馬鹿なマジシャンは、きっと、こんなくだらない監獄を壊してオモチャ箱にかえると確信してる。
それに、もし離れても居場所は消えない。
戻ってくれば、依然としてそこにある。ただちょっと旅をするだけだ。
もう一度いう。常識なんか壊せ。自分でできないなら、できるやつに手持ちのチップをベットしろ。
マジシャンはいる、必ず。それを信じろ。
以上!
[皆を見回して、にしゃりと笑い。]
……ああ、それから。
もうひとり。つれてくから。馬鹿生徒会は後悔するがいいよ。
おいで、ルヴィ?
[そういって、手を差し出した。]
え?
[ユウトの言葉を、じっと聞いていたけれど。
突如名前を呼ばれれば思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
でも。]
――はい。
[何時かと同じように差し出された手に、そちらへと駆けて行き。
ぎゅ、とその手を掴んだ]
──取り押さえになんか行かせない!
[運営側の席からユトを取り押さえようとする教員の。
足を引っ掛け。背中を引っ張り。体育館の端で、教員と軽くもみ合う。
騒ぎ出し、どよめくもの、困惑する表情、意気揚々とユトの言葉に応える生徒。
さまざまだけど、親友の晴れ舞台を崩す、無粋な真似だけはさせるか、と]
……まぁ、そんなわけで。
俺たちはこの学校を去るけれど。
皆に、期待してる。頼んだ。
[ひらひらと手を振って。シルヴィアの手を引いて。
壇上をゆったりと、降りた]
『壇上のふたり! 後で職員室に──うわなにをすr』
[マイクを取った教員の衿を後ろからぐいっと引っ張り。
隙を見せた相手から、マイクを奪い返す。
そうして、叫んだ。壇上の、親友に向かって]
──……愛してるよ、いい男!
[彼の行動を、讃えるように。にしゃりと大いに笑いながら。
まあ、選んだ言葉は“ラインドール”という人格に免じて赦して欲しい]
あー、もー、うっさいなあ……っ。
てゆかぼくは進行役なんだから最後まで生徒の自主性に任せてくださいよっ。
[引っ張られる腕を跳ね除けて、マイクを手に握りなおす。
教員からは睨まれたけれど、それに背を向けて。
壇上から降りたユトとシルヴィアが戻るのを見守りながら、式を短縮で進行させる]
──では、これにて球技大会を終了します。
お疲れさまでした。
[ユトが言ってくれた言葉を消したくなくて。みんなに刻み込んでおいて欲しくて。
自分は極力シンプルでこころに残らない言葉で、幕を閉めた。
それでも生徒達からは、わあ、っと歓声があがるのだろう*]
[普通に。
シルヴィアのスピーチと、ゼタの締めに拍手を送って。
終わる筈だった何でもない表彰式に割り込む、突然の情報量が。
あんまりに多くて、手を中途に上げたまま、ぽかんとしていた。
ひらひらと舞い散る紙は、あの日の雨みたいだなんて、思うくらい。
それと、話が長い、だけは反射的に頷いていたと思う。
そうして、シルヴィアの手をとって壇上を下りる姿は、まるで]
……ファンタジー映画の見すぎなのです?
[自分の発想に自分で突っ込みをいれるものの。
一度思ってしまったら、そうとしか見えなくて]
めでたし、めでたし?
[撒かれた紙吹雪を、一掴み拾い上げると。ぱっ、とライスシャワーのように、これからを歩んでいくふたりへ降らせて。
屈んだ時に、マイクのコードを指に引っ掛けて、友人からマイクを奪い返そうとしていた教員の足をとったは、きっと転んだ本人も知らないことだ*]
[衝撃の閉会式の興奮もさめやらぬなか。
目の前に立つゼタの目をぐっと見上げる。]
あの、少し、話があるの……。
[そう言って、少し生徒の輪から離れた所まで導く。]
[物陰に行って、ゼタを真剣な眼差しで見つめる。]
あの、ね……。
その……。
もしかしたら、転校することになるかもしれない、の。
[痛々しそうに顔を伏せ、相手の言葉を待つ。]
―学校最終日放課後・屋上―
[日本を発つ前、学校に登校する最後の日。柵に腕を乗せ、顔を乗せ。
住み慣れた町の風景を焼きつけようとするかの如く、じっと眺めていた。
神楼高校に入学してから――いや、受験してから、様々なことがあった。
いっぱい泣いた。
でも、いっぱい、笑った。いっぱい、騒いだ。
するりと首からチェーンを一つ外して。リングを抜き取り本来の場所、右手薬指に戻す。
そして胸のリボンを外して、代わりに服の下から十字架を引っ張り出した。
髪をほどき、ポニーテールにして。少し変かもしれないけれど、そこになんとかリボンをつけた。発つ前に、もうちょっとつけやすいように改造しようと思いながら。
きっと、先生にこの恰好を見つかったら怒られるんだろうけれど。どうせ最後だし、もう放課後だから。
ポケットから携帯を取り出せば、キーホルダーのように取り付けられたアンクレットがゆらりときらめく。
くすりと笑んでから、送り主がよく撮っていたように、屋上からの風景を、写真に収めた。]
─球技大会翌日─
[テーピンクした足を気にしながら、教室に到着すると、前日の騒動をホリーから聞く。と、同時に、ユウトとシルヴィアの転校についても]
え…?
[続けて、ゼタとクラムの件も聞くかも知れない]
そんなー。
[せっかく友達になったクラスメートを失うのは悲しかった。けれど、決まってしまった運命を変えることはできず、数日後までに挨拶をして友人達の門出を送ったことだろう**]
―夏休み・水族館―
[ホリーに絵の話を聞いてみれば、>>124着流しで絵のモデルをして欲しいようなことを言われる。]
ああ問題ないよ。絵のモデルにしてくれるなんて嬉しいね。
でも何で骨格見るのに着流しなのかな。
[不思議だなと、微妙に呟いた。だがモデルに選んでくれた事は素直に嬉しかったので気にしないことにした。]
―まあ傍から見れば付き合っているようにも見えるんだけど、当人達がいいならいいか。
[と、仲良くやっている事にほっとしたように。]
―学校最終日放課後・屋上―
[きっとそこだろうな、と思って。階段を上がる。
ようやく見慣れてきた景色。いくつも葛藤と、思い出がつまっている場所。
――きっといつでも、笑って出迎えてくれる、居場所。
日本に無理やり帰ってくることになってから、またベルギーに戻ることになるまで、大騒ぎの日々だったけれど。大事な居場所と、大事なひとが、一度に、出来た。]
おまたせ。やっぱりここにいたんだ。
[これからずっと、ずっと、永い時を、一緒に過ごす相手の姿をそこに見つけて、にこりと微笑む。
いつものように、するりとその隣に並んで、優しく肩を抱く。
胸に光る十字架と、右手薬指に光るリング。それをみやって、優しく、やさしく笑って。]
ルヴィ、リングの位置が違うんじゃない?
[くすりと。そのリングを左手に移し変えて。
カメラを出して、その景色を切り取る。大事な場所と、大事なひとを、一度に。]
[>>125館内に入った。予想外にアトラクションの数が多く、いくつもイベントが楽しめそうだ。]
ほほー。おっ、海豹はあそこかー。
あそこは鉄板で後で、えっ、ちょ?
[海豚の居るエリアに向かって、自分の手を引いてホリーが歩き出した。海豚よりホリーの積極性に驚いて。]
そんなに海豚が見たいの?
まあゆっくり行こう。
[エスカレーターに差し掛かる辺りで一旦歩みをゆるくし、ホリーとエスカレーターに乗った。周囲の景色に感嘆の声を漏らし。]
すごいな、何か水の中に居るみたいだ。
うーん、海底神殿ってこういう感じなのかな…。
[剣道場。
最後の大会は個人戦10位、団体戦8位という、中途半端な結果に終わってしまったけれど。
シルヴィアにとって最後の日、サプライズパーティを開いてくれた、とても暖かな部員がいる、大切な、場所。
ル・カフェ。
学校帰り、よく皆で訪れた場所。美味しくて、お得な割引が、しがない高校生には、とても嬉しかった。
神楼神社。
お祭りが開かれ、伝説もあったりして賑わう場所。これからもきっと、いろんな人の願いが叶えばいいと、心から願う。
そして。
クノール家。
生まれてから今までずっと育ってきた場所。大切な家族がいる場所。
けれど、自分はもうすぐそこを離れて――
――ドアを開けて、隣に来た、大切な人と。旅立つ。]
ん、よくここがわかりましたね――なんていう言葉は無粋でしょうか。
[ユウトが隣にくるまで振り返ることはせず。ただ景色を眺めた。
肩を抱かれ、視線はそのままに頭をこてんと、ユウトに預ける。]
自分ではめたく、ないじゃないですか。
[ユウトの言葉にくすりと笑みを返して。ようやく、ユウトの方に視線を向けた。]
[すっと指先で、景色の稜線をなぞる。毎朝走り続けた、練習コースがそこにあって。すすす、と指を下ろせば、毎朝サックスを鳴らしたあの川原があって。目を瞑れば、みんなでいった場所の数々が、色鮮やかにおもいだせて。
そして。指をさらに進めれば。家族の団欒を、自分に思い出させてくれた、あの大事な家族の住む、シルヴィアの家がある。とてもとても大事な、もうひとつの家族が。
けれど。そこにもうしがみつくことはしない。居場所はいつも待っていてくれる。それに――
――一番、大切な居場所は、隣に。傍にいてくれると誓った、その人の傍にあるから。]
[くすりと、むいた視線。正面から向き合って]
それもそうだ。俺がはめてあげるんだから。
……――この指輪は、左手の薬指にはめておいて。
約束したから。誓ったから。
一生、傍にいるって、そういうことだよ?
[にこりと、微笑んで、抱きしめて。二人で、手を取り合って。]
…わかってます、よ。
[照れたように、幸せそうに、笑って。
ユウトの腕の中に収まる。
一番、大好きで、一番、落ち着く場所。]
[照れたように笑う彼女を、ぎゅっと抱きしめる。
なによりも、誰よりも大事な、ぬくもり。]
それならよかった。
一生、一緒にいられる。
[くすぐったそうに、嬉しそうに、幸せそうに。
子供のころのように、微笑む]
>>288
[自分がはしゃぎすぎていることに、やっと気付いて。
ゆっくり行こうという言葉に小さく頷いた。
エスカレーターでは、頭上の水面に輝く陽光に、目を細め]
わぁ、綺麗…。本当に海底神殿みたい…。
[話すのも忘れ、じっと見入ってしまっただろう]
イルカって、海の豚って書くんだよね。
私が小さい頃、少しショックを受けたのを覚えてるの。
え? 豚なの?って。豚に失礼だけど。
[館内のため、小さく囁くように会話する。
そのため顔同士が近付いてしまうのが、恥ずかしく擽ったい]
あ、白イルカだ。優しい目、してる…。
[あまりの可愛らしさに、思わず水槽に手をついて。
同意を求めるように、レーモンの顔を見上げただろう]
―夏休み・水族館・海豚の居る辺り―
[飛び跳ねているホリーを横目にちょっとだけ行きたい場所[[1d10]を考える。考え付けば、密着しているホリーに視線がちょくちょく向いてしまったり。]
へえ、こりゃすごい。
[ただ海豚を見るだけではなく、イベントが幾つもある。
1:ごはんを食べさせる 2:触れる 3:浅いプールでコミュニケーション 4:イルカパフォーマンス]
どれにする?それとも何処から行く?
[とホリーに聞いてみる。自分だったら2(5)(5は全部)と思ってみた。]
美術部 ホリーは、落語研究会 レーモンに、ごはんと触るのだったら、私たちでも出来そうだね!と笑顔で。係りの人に連れられ、向かっただろうか。
[ユウトの温もりに、笑顔に。
不安や、寂しさが消えて行って。]
もうそろそろ、ですね。
[ユウトに身体を預けたまま、視線だけを、街並みへ移す。]
わたし、この町が好きです。大好きな人たちがいて、大好きな人たちが生活していて。
そして何よりも。
大好きなユトに出逢えたこの町が。大好きなんです。
[そう語るシルヴィアの表情は、とても穏やかなものだった。]
>>298豚か…どうして海の豚なんて昔の人は考えたんだろうね。
[水槽に手をついているホリーの見る視線にはシロイルカ。ベルーガとか呼ばれてたっけと、口に出すには自信が無いので頭の中で考えてみたり。]
穏やかな目…してるね、癒されるなあ。
…何か僕らを歓迎してるみたい。だね。
[じっと見つめるホリーに同意。その見上げてくる表情と目にああかわいいなこんちくしょうとか思っているのは億尾にも出さず。]
[おだやかな、笑顔に。
これから先の生活や、苦労や、いろんなものが。
浮かぶけれど、ぜんぶ、きえて。]
そうだね。そして新しい街が待ってる。
俺もこの街は大好きだよ。大好きなものが、大好きなひとたちが、たくさんある。
なによりも、ルヴィに出会えた、大好きな、街。
[ふわりと、初めて出会ったときのように、微笑んで。]
だから、今度はルヴィにもう一つ、大好きな街ができる番。俺が大好きなものが、大好きなひとたちが、住んでいる街に。
君を、つれていくから。
>>300
[あの頃は、この部屋に普通にクラムがいてくれたことがあった……僅かな期間とは言え。
共に学園に通っていればこれからもその風景も思い出も増えて行ったであろうが……]
……ゼタ悪ィ、ちとトイレ。
[そのクラムと一緒にいて、初めて息が詰まった。
残り時間を共に過ごしても、結末が同じと思うと、テンションがまったく上がらない、空気変えるために席を外した。
用を足すだけなら一瞬だが、なんとなく戻りたくなくて、トイレじゃなくてバルコニーに出ていた]
―【妹】同時刻・帰宅 ―
(ガチャ…ガチャ、カシャン)
ミリ「何だよ、カギ開いてンのかよ!
ナノじゃねぇよな……ゴルァこのクソ兄貴! 何でこの時間に家いるんだよ!!
……あ、あれ? クラムさん? え、兄貴どこ?
あー……もしかして、兄貴から聞いたんですか?」
[運良く空きがあったイルカに御飯をプレゼントできるイベントに参加する。]
おおう…いやんこわいこわい。
[イルカの口の中は鋭そうな歯があってびっくりした。ホリーもそう思っただろうか。
ごはんを受け取ったイルカ達はお礼にと、目の前でジャンプしてくれる。その姿に、いいなあと呟いた。]
イルカ達、何だかんだで楽しそうだったな…。
そうそう次だけど、ペンギンを見に行きたいな。行こう?
[先ほどから気になっていたペンギン。彼らのいる場所を地図で指差し、ホリーをやさしく引っ張っていくだろう。]
ユトにとって、この町が優しいもので、素敵なものでよかったです。
ユトにとって、この町がそうであったように、新しい町も、わたしを迎えて、くれますよね。
ユトの、大好きなものが、大好きな人たちが、いっぱいいるところなら。優しい、素敵な、ところですよね。
そんなところへ、連れて行かれるのです。楽しみです。
[遠い遠い場所だけれど。何も知らない場所だけれど。
ユウトの好きな場所だから。きっと怖がることは、何もない。]
>>299>>302
豚っていうのは、丸くてすべすべしてそうだから…?
いや、丸いのは白イルカだけか…。うーん。
[本格的に少し悩んでしまい、うーんと首を傾げたり
イルカの水槽では、いくつかの体験が出来るらしい]
わ、わ、不思議な感じ…。
[触ってみると、少しだけゴムような、柔らかいような。
何とも言葉に表しにくいそれに、首を傾げる。
でもイルカに触れることは初めてで、それだけでも嬉しい]
わわ、結構ちゃんと歯があるんだね…。
[魚を焼く事も多いので、掴むのには抵抗はない。
パクパクと食べてくれる様子が可愛く、
でも案外歯がちゃんとあるんだなぁと驚いたり]
大丈夫、優しく迎え入れてくれるよ。
俺にとってのこの街がそうだったように、あの街も。ひとりぼっちで泣いていた俺を、最後には迎え入れてくれたように。
俺の、大事なものと大事なひとであふれかえった、街だから。きっとルヴィにとっても大事な場所になる。
一人だったら、迎えてくれなかったかもしれないけれど。二人だから。傍にいて、支えるから。
[思い馳せるは、十年前。たった独りで世界と立ち向かったあの頃。
けれどシルヴィアにそんな思いをさせることだけは絶対にない。自分が、傍にいるから]
[ペンギンは陸地の様子と海中の様子両方を見れた。海中で颯爽におよぐペンギンに感嘆の声を上げたり、陸上のペンギン歩きにほほえましさを感じたり。]
やっぱペンギンの歩き型って癒されるよなー。
もうね、本当に見たかったんだー。
[ペンギンをぼけっと見ていると、ホリーの握った手から、ぎこちなさが消えているのに気づいた。なのでなんだかよくわからないけど嬉しくなり、少しだけ体を寄せた。]
ユトの支えがあれば。何も怖いものなんて、ありませんね。
[ひとり立ち向かった小さなユウト。もう、ひとりにすることはないから。ひとりで泣かすなんてことは、ないから。
二人で進み行く道はきっと暖かい光で満ちている。]
支える。必ず。
支えてもらう、いつも。
だから、ついてきて。手をひいて。傍にいて。
[きっと、いろんなことがあるだろう。泣きそうなほどつらいことも、あるだろう。けれど、ふたりだから。支えあえると、知っているから。
暖かい光で満ちている、この先に、一歩を]
―ふーむ、意外かも。
[>>315棒読みなホリーの言葉に、ペンギンは余り好きではない…?と微妙に首を傾げた。手に強張りが少し出たことには気づいていない。]
じゃあ次いこっかー。
[と幾つかの水槽を見た。綺麗な魚に目を躍らせたり、裏でこっそり食べれないかと思ったり。]
[お昼の時間になれば、ホリーから意外な提案。どの店で食べようかと考えていたので。]
…お弁当作ってきてくれたんですか?本当?嬉しいなあ。
ねね、是非、是非食べましょうよ。
[ホリーからお弁当実はさっきのペンギンの時に飼育員が御飯を食べさせているのを見て自分も感化されていた。
ペンギンの時と同様に、彼女の手を引いた。]
支えてもらいます。支えます。
ついていきますよ、どこへでも。ユトが傍にいてくれるのならば。
[ひとりじゃ越えられない壁も、ふたりなら。支え合えば。越えられるから。]
たとえ、何があっても。わたしはユトの傍から離れません。
たとえ、なにがあっても。死が二人を分かつまで。
神父様にお願いすればよかったかな。婚約の聖句なんて覚えてないよ。
どこでも、歩いていける。ルヴィがいてくれれば。
[触れた手が、勇気をくれる。一緒なら、どこまでも]
なにがあっても、離しはしないよ、ルヴィ。
あいしてる。I Love You.
>>317>>318
え、あ、大したものじゃないよ?
[嬉しそうな様子に、少しだけ不安になった。
外の木陰のベンチに座ると、小さな公園の先に海が見える。
この水族館に来て良かったなぁと思いながら、
自分達が付き合うきっかけとなった、海水浴を思い出した]
ええと、これなんだけど…。
あ、飲み物だけは買わないと、無いんだ。
[ランチボックスを開け、レーモンに手渡す。
中にはサンドイッチと、玉子焼きなどの軽いおかず。
そして近くの自動販売機まで走って行く]
1:お茶 2:紅茶 3:コーヒー 4:青汁 1(4)
[買ったばかりの冷たい缶を持ち、数秒考えて。
レーモンの背後からそっと近付くと、首筋に当てようとした]
[あまり社会系は得意じゃないから。あまりよく、わからないけれど。
それらを語るユウトの口調は優しいものだったから。]
全て見る時間は、きっとあるですよ。楽しみにしてますね。
[抱きしめ返して、にこっと笑みをうかべて]
早く見せれるようになった分、見れるものが増えたですよ。
―【妹】部屋―
ミリ
「あはは、あーおかしい…あたい涙出てるしっ。
えーとね、その場所、あたい達の引越し先の 1:県内 2:市内 3:町内 2(3) なんですよ。
兄貴も聞いてみりゃいいのに……ぷくくっ」
[クラムの手を取って握り込み]
ミリ「そんなわけで、ねーさんと兄貴ってこれからも会えますって。
んで、この話どうします? 兄貴に教えて今日甘えちゃうのもいいし、もうそれこそ隠しまくって引越し当日に駅とか空港で驚かすとかさ!
どうですどうです? 面白そうでしょ??
いえ。死でさえも、きっと分かつことはできません。心できっと、繋がってるから。
神父様にお願いするのは、きっとお父さんを泣かせる時だけで十分ですよ。
[くすりと、冗談交じりにそう言って。]
離れてあげませんから。覚悟してくださいね、ユト。
愛してます。I love you too.
>>323いやいや僕が買って…もう行っちゃった。
[お茶なら僕がと言う前にホリーは買いに行ってしまった。むむ…と一人反省。]
ん?ひゃあ!
なんぞ?
[お弁当には手をつけず、ホリーを待っていた。ふと人の気配がして振り向いたら、頬にかなり冷たいものが当たる感触が合った。ひゃあなんて言葉を言ってしまったことに少しだけ恥ずかしくなり。]
あはは、失礼…
こころも、からだも。なにもかも。つながってるから。だから、きっと永遠に一緒。
お父さんは、もう一回、泣いてもらわないとね。ルヴィが、こんなに素敵に笑ってくれてるって、見せなきゃいけないから。
[あは、とあでやかに、微笑みを返して。]
覚悟してるよ。最初から。出会ったあの日から。
そろそろ、いこうか。新しい街に。
ふたりで一緒にいられる、場所に。
[手を引いて、歩き出す。新しい暮らしに。新しい街に。
あたらしい、せかいに。*]
[>>330促されれば、早速お弁当に手をつける。実のところ腹が減りすぎだった。一口食べれば、辛さは余り無くそこそこの辛党である自分なら余裕だった。]
おおおいしいー!
[少しばかり声が大きくなり周りの人たちの足を止めただろう。]
さすがホリーだよ。
はい。行きましょう。新しいわたしたちの場所に。
[ユウトの手に引かれて、新たな道へと一歩を踏み出す。
階段を降りながら、この場で出会えた人々に多大なる感謝を。
ありがとう。ありがとう。
みんながいたから、とても楽しい生活ができました。
そして校門をくぐる時。
夕日に照らされた校舎を振り返って、聞こえてきたのは。
1−Bの歌。
わたしたちの、想いを乗せた、大切な歌――*]
[>>332続き一品一品にホリーの愛情を感じ、おいしい、うまい、ありがとうと言葉が出る。その後は食休みで暫くベンチで話をしつつ、次の目的へと。]
そうだ、今日は海豹見に来たんだった!ね、海豹見に行こう!
[子供のようにはしゃぎ、海豹のほうに向かった。]
……。
…………。
………………。
[結局、外で頭を冷やしているうちにクラムは気まずくなって帰ってしまった(ミリ談)
2人の転校話は数日後にはクラスに知れ渡ることになった。
お別れパーティを言い出すブリギッテの提案も断った……見送りだけはそうもいかなかったが。
この間、クラムも引越しで忙しいということであまり遊べなかった、遊べても気持ちよく遊べやしなかったが。
そうしているうちに当日を迎えた――]
―【妹】その頃―
宛先:ラインドール王子様ミ☆
題名:ミリで〜す
ちはでーす!
兄貴とクラムねーさんの転校の話聞きましたですよねー?
あれ実は引越し先でご近所さんになるんですよー、んで、兄貴に黙ってよって話になってます!
見送りのときにクラムねーさんと会わせて笑っちゃおーって話になってますのでヨロシクっ!
[とだけ伝えれば見送りは盛り上げてくれるに違いない]
[件の目的、ゴマフアザラシの水槽に来ていた。
愛くるしい動きが目に留まり、ほわわ〜んとする。だが、生態について書き物があれば、それを見てびっくり仰天。]
こ、こんなんが街中をうろついていたというのか―!
[ホリーに勢い良く振り向いて聞いた。ホリーが答えられるなら、いやいくらなんでもありえねーと叫んだだろう。]
― 当日@駅 ―
ミリ「……というわけで、もし戻って来れたら、あたい神楼を受験します!
皆さんはそのときもう卒業してますけど、皆さんが残していく神楼をあたいが守っていきますので、OB&OGとして応援よろしくお願いしまーす!」
[ミリのお別れの挨拶に、クラスのみんなから拍手。
一方で自分の挨拶はいたって淡白だった]
じゃ……行くか。
何でオレ様だけ列違うんだよ……ったく、1人にしやがって。
ミリ「何ミリミリ言ってんだ兄貴ぃ、だいたい兄貴と並んで座ったら席狭いんだから仕方ねぇだろ!」
[そんな会話をしながら、乗車しようとした時だった――]
[それから暫くは海豹の話になりながらも他のスペースも見ていった。何か面白い魚かつ自分の知らないが居ればとりあえず色々聞いてみただろう。途中、ホリーが緊張と緊張じゃない状況がふらふらしていたようだが、やれる限りのフォローはしただろう。]
――早いな。もうこんな時間になっちゃったのか。むむむ…
[気づけば夕方となっていた。余りに早くて、無駄に天にばかやろーと叫びたくなった。]
名残惜しいけど、帰ろう。
>>341
あぅ……こんな時に寝坊なんて……!
[駅の改札を抜け、目当てのホームへと走る。
すでにクラスのみんなは集まっていて、別れの挨拶は済んでいたようだ。
ホームに立っている人たちの間を縫うように走って。
今まさに乗り込もうとしているゼタの元へとたどり着く。
ゼタが振り返る気配を感じながら息を整える。
やがて、ゼタの目をまっすぐに見上げて、]
ずっと……ずっと傍にいろって、言ってくれたよね……?
[そう告げた時のゼタの顔を、きっとこの先忘れないだろう。
何か言おうとしているゼタを車内に押し込み、くるりと振り返ると、ホームにいるみんなに向かって、ぺこりとお辞儀をした。]
みんな、ありがと。
またね、なのっ。
[顔を上げて、そう言うと、車内へと消えていった――**]
[帰り際、ふとお土産屋の店先にあるものを見つけ]
ね、ちょっとだけ、待ってて貰ってもいい?
[そして数分後に戻ってくると、ひとつの袋を差し出した]
これ、可愛いから買っちゃった。
…………お揃いにしたんだけど、流石に恥ずかしいかな。
[自分の袋から出したのは、
小さなアザラシのチャームのついた、携帯ストラップ。
自分のものは紐が赤で、レーモンのものは青を選んだ]
あ、もう暗くなってきたね。時間が過ぎるの、早いなぁ。
[帰り際、無意識に指で唇に触れて、ひとり頬を赤らめて。
込み上げてくる温かな感情に、思わず笑みが零れた。
今度こそ、今度こそはちゃんと、自分から気持ちを伝えよう。
そうして夏休みの大切な1日は、終わったのだった**]
>>345
クラ、ム――?
[無気力に投げて相手に渡ってしまったボールが、手放してしまったボールが、巡り巡って手元に戻ってきた。
二度とキャッチ出来ないはずのボールが、いなくなるはずのひとが、そこに居て、こちらを見上げてくる。
それだけのことなのに。
このとき、クラムを見てゼタ喜んだのかゼタ泣いたのか――]
クラム……っ!
[――反射的に抱いたクラムの温もりだけで全て満たされて。
クラスのみんなに頭を下げるクラムが車内に戻って来たのをもう1度抱いてからようやく我に帰った。
ドッジボーラーとしての人生の結論。
クラムを見つけたのも、選んだのも、そして守ろうとした気持ちも全て同じ、終着は同じだ。
発車時刻を迎えた自動扉が閉まるまでに、外に向かってゼタ慌てて叫べたのは一言だけ」
『――ドッジボールは、人をゼタ幸せにするんだ』**
― 二学期 ―
[残った夏休みの宿題に追われていたのも束の間。
ナギサのいなくなった保健室を見ては]
……この景色にも、慣れていかなくちゃ……か。
[放課後、部活の時間。
吹奏楽部の練習に力を入れるレリアと別れ]
レリア、部活頑張ってるね。
僕も頑張らないと。
[新学期の最初は筋力トレーニング期間。メニューは軽め]
― 球技大会練習 ―
[球技大会に向けて、ドッジボールの練習を楽しむ。
パスを回して、相手を沈める。コート内外の連携、互いの信頼感]
集団競技ってあんまり好きじゃなかったんだけど。
たまにはいいね。こういうのも。
[練習でかいた汗を拭って言う。
番長がいたせいか、スタンドプレーに徹することはなかった]
― 球技大会 当日 ―
[ゼタの選手宣誓を、静かな面持ちで聞いた。
ドッジボール道への熱き思い]
……ゼタ先輩らしいや。
[口元に笑みを浮かべ、大きな拍手をした]
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