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あ、早朝に起こしちゃった?
ごめんねぇ。
[思いがけず早く扉を開けた碓井に、申し訳なさそうに微笑み]
これ、有難う。
昨日、着用させて貰ったよ。……ほんとは来た姿をまなみんにも見て欲しかったんだけど。
はやく、まなみんがこれを着た、可愛い姿が見たいから返しに来ちゃった♪
[他の同室者を起こさないように(早朝ですからね)、小声でそういうと、きれいに畳んだワンピを碓井に丁寧に渡す。]
これ着て、バッチリ恋する乙女に、なってね。
―207―
[何となくタイツに着替えた。
この方が、(ある意味目立つが)目立たないためには丁度いいだろう。今までも自分を隠してきた優秀な蓑だ。
今回ばかりは、使う理由が違うけれど。]
………。
[中辻は言っていた。
友達と、皆で卒業がしたかったと。
友達が植えてくれた植樹を、自分の手で植えたかったと。
今なら、その気持ちも分かる気がした。]
ああ、もう朝なんだ…。
[時計を見るともう朝の括りの時間。]
着てみたんだ? 見せてくれればよかったのに。
ありがとう。
でももう恋する乙女は無理かなぁ。
[苦笑を一つ零した。]
……このワンピはね、アタシよりまなみんの方がずっと似合うよ。
[元気のない碓井の様子に、困った表情を浮かべる。]
無理なんて言わないの。
ねえ、まなみんには話しておくわ。
アタシ、実は女の子なの。
だから、冗談だったかもしれないけれど、まなみんからの想いを受け止めることが出来なかったのよ。
そんなの関係ないのかもしれないけれど、とにかく自信を持って。
ね?
[ワンピースを受け取ってじっと手元を見る。
顔を上げた。]
ありがとう、山田君。
ん、…なんとなく、そうかなって気はしてたけど、でもまさかって思ってた。
冗談じゃなかったけど、でも、『好き』にまではなれなかったのは本当だから、いいんだ。
……駄目ね。
無理に好きになろうなんて、するものじゃないの。
いいなって思うだけじゃ、恋にはならないし、でも、振られちゃったらショックだし。
自分で追いかけたいくらいの執着だってない。
自信を持つとか、持たないとかじゃないんだ。
私の気持ちの問題かな。
[でも、その気持ちはいつ降って来るか分からないのも知っている。]
――。
がんばるわけじゃないけど、もう無理かなって気もしてるけど。
もう少し、待ってはみるよ。
本当に好きだと思ったら、ちゃんと自分で言えるから。
ありがとうね、山田君。
山田さん、かな。
うん、その気持ちよくわかるよ。
[碓氷の言葉を静かに聴いていた。]
そうだね、頑張ってって言うのはおかしいね。
じゃあ、いつの日か……
恋する乙女になったまなみんに会えるのを、楽しみにしとくね。
[微笑んで、一歩後退し、碓氷が扉を閉めるのを見守った。]
……さて。
[手の中にもうひとつあるのは、葛城がつけてくれた小花柄のシュシュ。]
……。
[葛城が眠っている部屋の前で、少し立ち止まった後。
手の中のシュシュを右手首にはめる。]
みやちゃん、シュシュはまだ借りておくね。
[呟くと、階下へ降りた。]
[何だかたくさん撫でられて、
何だか抱き締められて、
軽く面食らった。
苦笑か一つ]
…泣かんよ、別に。
[泣いたら、まるで自分が鈴の気持ちを全否定しているみたいになるから。
そういうつもりはない。
だから、泣かない]
―早朝―
[岸壁より、力ない足取りで戻り道。]
これで、ひとまずはいいのかな。
[多方面に問題と迷惑を起こした覚えがあるが気を取り直して引き締めて!
結城丈二はログハウスに辿り着いたところで気が抜けたのか、玄関口に突っ伏し、そのまま眠ってしまった。]
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