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…。
[やがて思うようになった。
ああ、「特別」は、甘えなんだな、と。]
…。
[「同じ」だから、特別を求めるんだ。]
…。
[特別が気持ちいいのは。
根底で「同じ」だからなんだ。]
ん?いや、別に僕一人でもいいけど。
そういえば、ミヤコしばらく体調が悪かったみたいだし、無理しない方がいいかもね。
それじゃあ、行ってくるよ。
[お茶をぐいっと飲み干して、娯楽室に向かった]
−エントランス前−
えっ、ヨッシーとリンちゃんが?
へぇー、全然気付かなかったけど、あの二人はそうだったんだ。
[張り紙を見て驚いた]
アタロは体調不良か……。
タイツ脱いだからかな。
[勧められたホットケーキに、メイプルシロップをたっぷりかけて頬張る。
至福。
なんだろう。ホットケーキって素朴なあったかさがなんとも言えんよね。]
ごちそうさまでした。
[拝むように手を合わせると、矢口に礼を言って、食器を洗う。]
……馬鹿に静かだな。
[食堂を後にして、ふと思う。
そう言えば、あの騒がしい山田の姿を見ていない。
結局西野の姿もだ。二越の事も。]
…部屋、戻ってみるか。
[また、西野には何か気を使わせてしまったのかもしれない。
一度205号室を覗いてみよう。]
…碓氷。
ああ、貸しとったんやっけ。
[帰ってきた洋書。なんか表紙に傷っぽいあとがあるがまあいいだろう。
自分で買った本でもないし、そんなもの]
…素直?
[素直って何なのか。解らない。
それすらも解らない。
見つからない。解らないことだらけだ。
本を適当なところによけておいて、またピンポン球を探し始める。
オレンジだから、きっとすぐに見つかると思ったのに。
まだみつからない]
[碓氷がいなくなって、また探していて、暫くしたら城が来た。
笑う声に、思わず向けた視線は、きっとむっとしていた]
…うっさいな。
ピンポン玉、見つからんの。
[ぷい、と背を向けてまた探し始める。
やっぱり、見つからない]
…。
[あれからの日々は、「特別」でなくなって、「同じになる」ための日々だった。]
…。
[もちろん、変えられないこともある。
変えたくないことも。]
…。
[「河村」と呼ばれるのは、今も違和感がある。]
…。
[それが「日本人」にとってなじみやすい呼び方なんだと分かっていても、違和感が拭えない。]
…。
[まだ、出来ていないことだらけだ。]
―1F廊下―
あれ・・・。都ちゃん?
[大浴場から出たところで、ちょうど階段をのぼっていこうとする葛城の姿をみつけた。小走りに階段まで向かうが、すでに葛城は階段をのぼりきった後。]
、、、、、、むぅ。
[様子を伺えたのは、ちらりと見えた横顔のみ。だけど――]
…。
[けど、あの頃の自分には、胸を張りたいと思う。]
…。
[明らかに「日本人」じゃない見た目でも、まだ日本語を話すのが少し怖くても、たまに「帰りたく」なることがあっても、…深いところで分かりあえなくて、悲しい思いをすることがあっても。]
…。
[それでもみんなの仲間でいたいとか、みんなを仲間だと思いたいとか。]
…。
[そういう風に感じられるようになるくらいには、自分を特別じゃないと、信じられるようにはなった。]
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