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双海 杏 に 1人が投票した。
矢口 恵子 に 4人が投票した。
矢口 恵子 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、ガルシア河村 カルロス が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、城 譲、双海 杏、結城 丈二 の 3 名。
―エントランス・深早朝―
[寝むそげな顔で張り紙をしている。
ログハウスにはもう、自分を除いて二人しか残っていない。連日、聞き耳を立てて様子をみているが・・・はてさてどうなることだろうか。]
大丈夫だよね、、、きっと。
[ひとつ、小さく呟く。
張り出した紙には。
『ガルシア河村 カルロス:プログラム完了』
『矢口 恵子:かもされてプログラム続行不能』
なんて書かれてあったとか。]
、、、、、、む。
[張り紙を見直し、ふと考える。
左腕に装備していたアームターミナルでCOMPを起動させると、キーボードを叩き一文をプリントアウトした。]
よし。
[追加された張り紙には。
『結城 丈二:プログラム終了』
と書かれていた。]
−206・昨日−
[小さなノック音に気付いて振り返る]
おかえり。
[うまく笑えた自信がなくて、すぐに窓の外に視線を戻した。
しばし沈黙]
……ん。
[双海の言葉に短く頷いて、ベッドに寝そべる。
空腹と考え事で、なかなか寝付けなかった]
[視線が合わなかった事を責める声はない。
でも、謝りの言葉を告げるだけの勇気は、まだない。
過ぎていく時間と思考の夜明けは]
…城、起きとる?
[そんな問いかけから始まった]
[じっと返事を待つ。
あってもなくても、続けるつもりだったけど。
ゆっくりと夜は明けていく。
緩やかな夜明けの光が部屋の中に滲んでいく頃
押し黙っていた唇は続けるように開かれた]
…うち、な。怖い。
[小さく、そう切り出した]
ここから、出るんが怖い。
出て、どうなんのか解らんのも怖い。
[声はぽつぽつと、続けてゆく間合いは
子供がひとつふたつと水溜まりを覗き込んでは踏んでいく
そんな間合いに似てもいた]
…一番、怖いのは。
[間合い。
淵から、底を覗き込むように恐る恐る]
…一度貰た「好き」が、なくなってしまうかも知れん
そういうときが来るかもって思うんが……一番、怖い。
[丸まった背中は、小さく膝を抱え直す。
俯いたまま口にした言葉は、やっぱり震えていた]
先の人の気持ちがどうなるかなんて今のうちにはわからん。
でも、怖い。見えへんから、やから……怖い。
[そこまでどうにか、自分で辿り着いた答え。
高校生が考えているくせに、半端なく重い。
でも、それほど思い詰めて考えてしまうくらい
自分にとっては難しい問題だった。
編入試験だってこんなに激しく頭を悩ませた問題は
無かったとそんな下らないことを思うくらいの思考の余地はあるみたいだけど]
…子供みたいやなくて、子供やねん。
あないに駄々こねて、振り回して、
そのくせして、今更怖いなんて言うとか。
ほんま…一緒に出る気ィ、も、失せるやろ。
[苦笑がひとつ。
そこまで言って、後悔と自己嫌悪で口を閉ざした]
……ん、起きてる。
[最初の問いにだけ短く応えて、続く言葉をじっと聞く]
……。
[双海の言葉から少し間をあけて]
僕もね、先の事はわからないよ。
わからないって、怖いよね。
ひょっとしたら、ひどく傷付くかもしれない。
……でも、母さんが言ってた。
人は傷付かないと成長しない、って。
だからどんどん傷付きなさい、って。
僕が傷付いて泣いてると、優しく抱きしめてくれた。
よく頑張ったね、って褒めてくれた。
とても大好きで、とても大切な人だった。
最初はね、アンに母さんの姿を重ねてたんだと思う。
いつも強くて、いつも優しくて、いつも面倒見の良いアン。
でもそれは、本当のアンじゃなくて、僕が勝手に作り上げた架空の人。
[ベッドに横になったまま、少しだけ双海の方を向いた]
……僕の方こそ、子供だったんだ。
僕は母さんに甘えるのと同じように、アンに甘えていた。
ごめんね。
[再び天井を見つめる]
でも今は、ちょっと違う。
僕も、母さんのように、大切な人が頑張って傷付いた時に、優しく手を差し伸べられる人になりたい。
甘えるだけじゃなくて、甘えてもらえる人に、なりたい。
そう思えるようになったのは、アンのおかげだよ。
ありがとう、アン。
[ひとしきり喋って、もう一度、双海の方を向いた]
…。
[背中越しに聞こえる、謝罪と感謝。
口を挟まず、ただ聞いていた。
手を、握って、開く。また握る]
…なあ
[また、言葉が止まる。
それから、考えるような間が空いた。
漸く作り出せた声は、まだ少し震えていた]
……あん、な。
…うち、は…まだ、甘えても、ええのかな。
[問いかけだった。
散々振り回して、我儘を言って、
失望されていても当然だという覚悟は、ある]
[顔を上げて、漸く城のほうを見る。
背中を壁にピタリとつけたのは、これ以上逃げないために]
…うち、な。
[また少し間が開いて]
…うち、城が、まだ甘えさしてくれるんやったら
……何か、違うな。ええと。…えーと……。
[しっくりくる言葉を探すように、
幾らか首が左右に揺れた]
…。
[手を握る。開く。考えて、また握った]
うちと一緒に…島、出てほしい。
…その、勿論、城がまだうちと出たいって、
思っててくれるんのやったら、やけど。
[漸く見つかった言葉を口にした]
[途切れ途切れ聞こえてくる声。
双海がこちらを向いたのに合わせて身体を起こして、向かい合う。
そのまま双海の目を見つめながら最後まで聞いて]
もちろん。
大好きだよ、アン。
[にっこりと笑った]
…うん。
[口にしたあと、何だか居たたまれなくなった。
また城が笑ったのでついこちらも苦笑がひとつ。
だけど、何かが前進したような気は
ちょっとだけど、する]
…ほな、少し寝る。
起きたら、荷物纏めるわ。
[緊張の糸が切れたせいか、抜けた力に逆らわず
ベッドの上に小さく丸くなった**]
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