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…。
[とぼとぼとキッチンへ。]
…。
[とりあえず、冷蔵庫を開ける。]
…。
[…。]
刺身が。
[刺身がある。何故だ。なぜ今さら。]
…………。
[ふと、思い出した。
羽ばたきそこねて、地に堕ちた男のことを。
その男、城 譲は、206号室にいる。向かいの部屋。
かれはかつて、その部屋から天を目指して。食堂近くの、地へ堕ちた。
なら。202号室から跳べば、似たような結果になるのではないか――?]
…………てい。
[杏をおいて島を出る、罪悪感。杏の助けになれない、無力感。
それらが、混淆して、化学反応を起こして。気付いたら、宙を舞っていた]
ああ――……、
[空を、見上げる。身体を包むのは、一瞬の浮遊感]
こんやは、こんなにも――……。
[その先は、世界の修正とかなんとかで、口には出来なかった。
――ばきばき、ばさり。衝撃と、痛み。植え込みに、堕ちたらしい。
城は砂地だったっけ。まあ、いいや。その辺はアバウトだ]
…。
[ごくり。]
…。
[基本的に、食べられるものであれば、腐っていなければ、大抵の場合は、食べられる。]
…。
[必要なのは、覚悟だ。]
…。
[例えば、今自分が、何かを食べなくては空腹で死んでしまうような状況にあるとしよう。]
…。
[そうした時、目の前の食べ物を、痛んでいる可能性があるからと、逃すことがあろうか。]
いや、ない。
[きっぱり。]
…。
[でもそこまでの空腹で刺身とか食べたら体に悪いのは明らかだろうなあ。]
…。
[男は度胸だ。]
…。
[と、匂いを嗅いでから、口へ運ぼうとしたその時である。何やら不思議な感覚が自分を襲ったのは。それは、倒れている人をさらに蹴るという得難い経験をした記憶。遠い昔のようだ。あの時と、ひどく似た、感覚――]
[ガルシアの声が、聴こえた]
……んー。綺麗だね。
[なんとか、そう答える。
なんでこんな無茶したんだ、わたし。
火事のとき、茨の茂みに2階から飛び降りて。
その時はいい考えだと思ったんだ、と、答えたのは誰だったかしら]
…。
[なんだか元気がなさそうなのと、若干後悔しているような雰囲気があるので、蹴るのはやめておいた。]
…。
[ちなみに、2階から飛び降りると、痛い。]
…立てるか。
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