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そうだなー、マジなサバイバルはちょっと勘弁だ。
食える草とかまったくわかんねーぞ俺。
[サバイバルという単語で思い浮かぶのは、サバイバルゲームと漫画のサバイバルの2つだったりする。]
あ、そういや俺のケータイ充電切れてたんだ。
充電器もってきてたよな……。
[どうすっかなーと呟きながら、更科の後についていった**]
[風峯の声を聞きながら、そして現在自分たちが置かれている状況に軽くヒキながら、必死に頭を巡らす]
サバイバルか……この砂だらけの場所でサバイバルをするのは至難の業だな。水くらいはあるのだろうな?
ここはいったいどういう場所なんだ。島なんだよな? 自然にあり得る形状じゃないぞ。
もしかして、日恋は島ごとこの企画のために開発したとでもいうのか?
[馬鹿げた思いつきだった。だが、あのトーマスならやってもおかしくない気がした]
あ、そっか。まだ寝ちゃってる人、いるもんね…。
恵子ちゃん一人で大…丈夫?
[知っている人が全員離れてしまっては。でも一人は…とまで考えて
鶯谷もいるんだ、と隅っこの段ボールを見て思い当たった。
だったら大丈夫…かなぁ…。若干不安だがこの際致し方ない。
お願いして、いい?と首を傾げながら聞いて、廊下にでた杏と城の後を追いかける。]
何日分あるとか、…無人島らしいから飲み水とか確認しないと。
テレビは点いたから電気は通ってるみたいだけど…。
[ガスと水道は通っているんだろうかと考えながら、貯水庫だった場合はお風呂とかそこらも含めて若干先を考えないといけない。何日耐えなきゃいけないのか、判らないし。]
・・・状況を整理しよう。
声が聞き取れるくらいにははっきりモニターは映ってたよね。
つまり戸田さんは電波の届く範囲にいるということかな?
[ダンボールの合間から、すんとも言わないモニターを一瞥する。]
ここがどこかにもよるけど、物理的に閉じ込めているだけではないはず。さっき西野くんや矢口さんが質問した時、きちんと名前を読んで答えていた。
ということは、あの人からもこっちの様子が見えてるんだ。
[日恋とはなんといういやらしい組織なのだろう。
つまりそれはあの戸田という人もいやらしいということだ。
少年少女の恋愛を監視する…きっとロリコンの気もあるだろう。]
衛星で監視とかだったら、そこまで細かには見えないよね。
動いているかいないか、そのデータ管理は行き届くだろうけど。
質問したのが西野くんと矢口さん、ということまでは分からないはず。
だからきっとあの人は近くに隠れているんだ。
見つけ出して脅せば、皆で脱出することは出来ないかな。
[幸い、ノリ気なクラスメートはいないように思えた。
しかし、自分が言って協力してくれる人はいるだろうかと考える。]
それに恋愛する気がない奴は・・・って言ってた。
それっぽい素振りを見せてもダメなんだ・・・。
[阿太郎インテリフォルムはぶつぶつ独り言を言い続ける。]
−キッチン−
…ふーん、結構。
[業務厨房設備。
これだけのものがあるなら、恐らくガスや水も大丈夫だろう。
ためしに捻ってみる。水も澄んでいるので、概ね平気なようには見えた。
あとはガスだ]
…城、済まんけどそこの扉から裏行って、
ガスボンベがあるかどうか見て来てくれん?
多分プロパンかなんかきとると思うんやけど。
[蛇口を捻って水を止めると冷蔵庫を開けた。
食料と在庫のチェック。16人分。なんだかんだいって結構あるので、
うっかり一ヶ月とかにならなければ大丈夫そうに見えた]
……はあ。
[やってしまった。としか、いいようがない。
拗ねていたって、しようがない。それは、そのとおりだ。
八つ当たりしてしまった城には、あとで、謝っておこう。
……と、なにか、ぶつぶつという声が聞こえた]
……鶯谷くん、どしたの?
………おーい、そこなダンボールマン?
…………スネーク、返事をしろスネーク。
えっ。
あ、や、矢口さんか。
てっきり・・・、
[てっきりCQCの基本を教えてくれるお姉さんかと思ったよ。
とは口に出掛かって引っ込んだ。
ゲーオタということがバレてはいけない。]
い、いや、なんでもないんだ。
たださっきの戸田っていう人のことを考えてたんだ。
あ、あの人もしかして、ロリコンなんじゃないかな。
[慌てていたので理由を飛ばして結論を言ってしまった。]
―キッチン―
杏ちゃん、そっちは大丈夫そう?
[流し台の下の扉から順番に開けていくと、調理器具とか…普通の調味料から見た事無い香辛料まで結構入ってたりとか、何だか良く判らないものも出てきた。ラベルを読もうとしてみたけれど、…ばる…?までしか読めなかったので戻しておく。
立ちあがって別の棚を開けたら食器類が収められていた。結構種類とか数もあるから、多分…割ってもまだまだ大丈夫。…あ、あのお皿100均で見た事ある。]
水周りがここにあるって事は、お風呂とかお手洗いもこの付近…かな。
[キッチンの出入り口から顔だけで廊下を覗きこんで見回すと、それらしい扉が幾つかすぐ近くに見えた。とことこと近寄って、遠慮勝ちに一番近い扉を少しだけ開ける。]
ー島から離れた海上・船ー
[既に向こうを見るモニターやマイクの電源はオフにしている。
といっても、見られる範囲は先程のロビー程度なのだが。]
「どうしました?戸田さん。」
いや、なんか猛烈に最悪な誤解をされた気がした………。
……え? ロリコン?
意味が判らない上に、意味がない……。
どうせ考えるなら、もっとこう……、
あれの鼻を明かしてやるようなこと、考えなよ。
[そうして、一言、付け加える]
……ま、独身だとか、言ってたけど。
案外、本当にロリコンだから、結婚出来ないのかもね。
[携帯電話を取り出す。圏外。予想はしていたが口の端を歪める。時間を確認し、太陽を見上げた]
こちらは西か。砂丘には行かない方がいいな。最悪死ぬ。
[風峯と更科にそう言って扉を閉め、部屋を突っ切って反対側へ。
ドアノブを握り、回す前に祈った]
……よかった。
[ドアの向こうには、細い木々が林を作っていた]
何や、変なモンばっかようさん出てくる。
[バルサミコらしき瓶を持っていた鈴のほうを振り返って、
手にしたのはアボカドカッター。
そうだと知らなければ、くまでどころか玩具にもなしもしないものだ]
…んー…さっき各室にお風呂はついたるゆーとったけど。
それ以外にもあんねやったっけ、大きいのが。
[戻ってきた城から大きなガスボンベがあったとバルブを開けておいた旨を
伝え聞けばおーきに、と礼の言葉を幾らか適当に投げる。
取り敢えずこうなったら食事を作り始めるしかない気がする。
どうせだれも用意しには来ないのだろうから。
冷蔵庫やら冷凍庫やらを覗きこんでがさがさ食料を漁り始める]
そうだね。
自分が手を出してしまったら解雇されてしまうから、僕達を身代わりにしているのかもしれない。
なんて極悪でいやらしい人なんだろう。
[本当にいやらしい。追撃のように一言呟いてから、そういえばと思い立った。
肝心なロリコン疑惑の前提を言っていなかったのだ。]
そうだ。・・・さっきさ、気づいたことがあるんだけど・・・。
[推測を打ち明けようとして、止まる。
今も見られているならば、口に出すことは危険だ。
最悪、矢口を危険なプログラムに巻き込んでしまうだろう。]
・・・そうだ。
[ダンボールの端を引きちぎり、そこに筆談することにした。]
幼女に相手にされるロリコン・・・?
[ダンボールに文字を書きながら、宇留間の突っ込みに手が止まった。つまりあの戸田という人は日夜幼女を口説き、そして囲っているということだろうか。]
独身、ということは法律的に婚姻が認められていないような年齢の相手なのかもしれない・・・。
[ますます戸田のいやらしさは増してゆくばかりだ。]
―キッチン―
お易い御用だよ。
居住地域としては、まあまあの設備が整っていると考えていいかな。
[双海の言葉に軽く応える。
その後、不安そうに覗き込んだ]
アン、料理できるの……?
[どうやら、ここはちょうど砂丘と林の間にある平地に建てられているらしい。馬鹿げた地形だと思ったが口に出さなかった。
外へ出る。自然な土の感触。林へと向かってみる。途中、コンクリートの橋を渡った。下には川が流れている。島だというから、これを下っていけば海に出るのだろう。
そこまで考えて、立ち止まった]
何の準備もなしに入っていくべきじゃないな。
それに腹が減った。
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