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[そこで、母星系の今の様子を見る。
母星系があった所には何も無く、ただの宇宙空間が広がるだけだった]
……お母様……?!
[いつも優しくしてくれたショウの母に弟、星に残してきた彼らも母星と運命を共にしたのだろう。]
そんな……どうして……?
[確か何かを母星にいた時に聞いた。どうしても譲らない場合には最終兵器を用意している、と。母星系は星間戦争の間でそれに手を出してしまったのだろう。
その結果、大切なお母様やショウの家族はもう二度と戻ってこなくなってしまった]
[それよりももっと大きな問題があった。]
……私たち、帰る場所が……無いんですよ?
[母星系が消滅したという事は即ち、派遣隊が戻ってくる先を失ったという事と同意だ。調査の結果を伝える場所が無い、というのは小さな事に過ぎない。
帰る場所が無いのは精神的な意味でも苦しい事が想像される。また、この広い宇宙に誰の後ろ盾も無く、仮にこの中で重大な事故が起こったとしても誰にもなんともしてもらえない可能性が高い、というのが一番大きい。]
……私の調査では、この広い宇宙に私たちのような生命がいる可能性については……全くの0という話ではなく、10から15程はあるそうです。その中には、別の派遣隊が行っているKK=101も含まれています。
しかし、この広い宇宙の中で10から15というのは、たとえて言うならばこの基地の中のどこかに落としたイヤリングを探すような物です。
恐らくここで何かがあったら……誰も助けてはくれないでしょうね……。
[言われるままに指示を出しつつ、スイ=レンの作業を横目にチラチラ見ていたナギだったが、彼の指が止まり数秒後に覗いたモニターに息を飲んだ。>>43
瞬間、脳裏に家族の顔が浮かび上がる。ほんの数日前に言葉を交わした父と母。そしてあの陽気で迷惑な兄のおせっかいな笑顔が。]
―――兄さん!
[ナギは呆然とその場に立ち尽くすだけだった。]
[沈痛な面持ちで喋る。母星系の消滅もショックな出来事ではあったが、それ以上に帰る場所も無い、助けも呼べないという事に悲しくなった
そこにヤ=ナギから声をかけられる。>>53]
わかりました。ここにある植物で何かの薬草が作れないか、こちらでも調べてみます。
[指示を聞きながら、ヤ=ナギの様子が目に入る。
サフラーからしてみたら、リーダーであるはずなのに今の状況を全く把握していないでどこか受け身にも見えたヤ=ナギに話をする。]
ヤ=ナギさん。
あなたはここのリーダーなんですよね?
恐らくここには誰かが助けに来るようなことは無いでしょう。だからこそ、ヤ=ナギさんの存在が大きくなってきます。
[それは、サフラーとしてはいつものように思ったことを口にしただけの言葉。それをヤ=ナギがどう受け取ったとしても、サフラーには大して何の関わりも無い事だ。]
もしここで何かがあったら、ヤ=ナギさんの責任は大きいですし、こういう時だからこそリーダーとして皆をまとめていってくださいね。
私も出来る範囲で協力したいと思います。
とりあえず、私は部屋に戻って調べ物をしてきたいと思います。皆様、どうかご無理はされないようにお願いしますね。
[ぺこり、とお辞儀をして自分の部屋へと帰っていく。
歩きながら時折どこかを見ている風なのは、これからの自分達やあるいは母星での幸せだった生活に思いを馳せているからだろう]
[>>59 に再び「よろしくお願いします」と言った後、>>60が重くのしかかる。]
は、はい…。
[と言ったものの次のアクションが思いつかない。そうしているうちにサフラーも自室へ戻ってしまった。>>61
まだ通信室に残っている者は居るのだろうか。居るなら少し言葉を交わすかもしれないし、居ないのならモニターの画像を見つめたまま、黙っているのだろう。 ]
シ=オンは重く回転の鈍くなった頭で考える。
事実だけを積み重ねろ。
事実だけを見るんだ。
その事実だけから推測を導き出せ。
推測の推測は徒に頭脳を混乱に導く。
シ=オンの額から粘度の高い汗が糸を引いた。
─喫茶室─
──………。
[人気のない喫茶室の照明は暗く落としてある。
それをつけようともせず、薄暗い中でぼんやりと窓の外を眺める。
先ほどの映像。
『……お母様……?!』
『―――兄さん!』
故郷に家族を持つ同僚達の悲鳴が、脳裏に残る。]
────…馬鹿らしい。
[ぐしゃりと指で髪を押さえ、僅かに俯く。
幼い頃から戦乱に溢れた故郷。
両親は戦いの中で死に、厄介者扱いされた幼い子どもは施設で育つ。
他者への垣根は、いわばその中で身につけた守りであった。]
…は。
戦って戦って、結局星は綺麗さっぱり消えました、か。
いい迷惑だ──…
[そうして、KK=102を見るともなしに見遣る。
生命に溢れた、まだ若い星の姿を。]
──────…!
[がたん。と、椅子を蹴って立ち上がる。
食い入るように、じっと星を見つめる。
やがて、足早に再び通信室へと歩を進めた。]
─→通信室─
─通信室─
[ハッチが開くのももどかしく、室内へと滑り込む。]
ビョウ=ヤ=ナギ!
リーダー、いるか?!!
[声が響くのは、姿が見えるよりも前か同時か。
足早に通信室へ入り、辺りの人影を見渡した。]
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