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[夢の中でのショウの姿を思い浮かべる。優しくてかつ強かった前世でのショウ。
カホもまた夢の中でのショウに惹かれていた。それは自分がサフラーであったからだけとは言えない所はある。
秋葉カホとしてもショウに惹かれていた。]
私も、ショウさんに会いたいです。
サフラーさん、言っていましたよね。生まれ変わっても一緒にいたいって。約束したんですから、最低限の物は守らないといけませんよね。
−そうですか。
−あなたが生まれ変わったショウさんにお会い出来る事を願っています……。
[そうして、サフラーは姿を消す。]
[生まれ変わったショウを何も無い中で探すのは困難である。
しかし、カホにはある確信があった。]
もしかして、あのテツヤさんでは無いでしょうか……?
いきなりあんな事を言われて面食らいましたけど、あの人がショウさんならば説明は付きます。
だけど……テツヤさんにもテツヤさんの人生があります。
無理矢理覚醒を促すですとか、嫌がってるのにああだこうだは言いたくないです。
[それはサフラーの意思にも、カホの意思にも反する事であった
極端な話ただ見守っているだけでも満足であった]
―――自分の、太い左腕に、女が頭を乗せている。
(……、クルシイノカ?)
自分の問いに、女は答えない。
美しい女性だ。そして…、とても大事な女性だ。でも彼女はもう答えない。自分もそれを知っている。
彼女は、苦しんでいた。幸せそうに微笑みながら、それでも熱病に苦しめられていた。…だが、もう彼女は苦しんでいない。苦痛から永遠に解放された。
彼女を、ベッドに寝かした自分は、どこかへ電話をかけた。そして、機械のような声で告げる。
(……イッタヨ)
……それから、机の上にあった、鮮やかな紅い布を取り上げ、左腕に巻く。彼女が最期に頭を預けていた場所。彼女が幸せそうに微笑みながら息をひきとった場所。
そして、布の両端を強く*縛り上げる*。
次の瞬間、頭の中で激情がスパークする。
(……!)
手の届くところにある、ありとあらゆる物を破壊したい衝動が全身を駆け巡り―――
―桐嶋テツヤの自宅、深夜―
うわああぁぁぁっ―――!
[テツヤは飛び起きた。
呼吸は乱れ、全身に汗をびっしょりかいている]
……なんだよ、今の…。あれも夢なのか?
[あのリアルな夢を見て以来、テツヤは似たようなおかしな夢を見ていた。…どれも、他愛のない夢だ。見知らぬ青年と酒を飲みながら(テツヤ自身は飲んだことなどない)訳の分からない話をしていたり、宇宙基地のような場所ででかいリモコンの飛行機みたいなものを手入れしていたり…]
[しかし、今回のは違う。格段のリアルさ。そして、最後に自分を襲った激情と衝動は…、到底夢の中のものとは思えなかった]
……あの、女。何だよ。
確か、他の夢にもちらちら出てきてたような気がするけど…。
[…ふと、左腕を見る。ランニングシャツから出たむき出しの腕には…、赤い布がない。テツヤは、それがひどく不自然に思えた。まるで、皮膚を一枚剥がれているかのような、そんな感じを受けた。
それは、あのリアルな夢を見るたびに強くなっていた]
[思わず、頭を抱え込む]
俺、どうかしちまったんじゃないだろうな…。
あの子…、カホさん。あの赤い色のスカーフ、いつ出来るんだろう。あれがないと…、あれじゃないと、俺、多分、ダメなんだ。
[しかし、それだけ焦れているにも関わらず…、カホから電話がかかってきても、テツヤは無茶な催促はしなかった。出来ているか尋ね、まだと聞いて落胆する。
なぜ、そこで彼女に強く言ったりしないのか…、テツヤ自身、その事に気づいていなかった]
……くそっ!
[汗でぬれたシャツが気持ち悪い。テツヤは手近なTシャツをつかむと、シャワーを浴びに風呂場へ向かった**]
ショウ……さん?
[胸が苦しい。強く悲しみを感じる
それは何なのだろうか。ただわかるのはこれがショウの物であるという事だけ]
もしかして……苦しんでいらっしゃるのですか?
[ショウの苦しみが手に取るように伝わってくる。いても立ってもいられなくなり、テツヤに電話をかけた]
あ……、カホさん。
スカーフは……、そう。いや、いいんだ。できれば早く欲しいなって。
[*悪夢*の事を思えば、それでいい筈はないのだが……、テツヤは強い返答はしなかった。
自分では気がついていなかったが、カホの声を聞いている時には、あの不気味な焦燥感がしなくなるのだ。無意識のうちで、カホが電話をかけてくれなくなる事を恐れていた]
いえいえ。
ところでテツヤさん。
今何か不安な事とかってありますか?私でよろしければ何かお力になれないかと……。
その、何だか疲れているというか大変そうというかそんな感じがしたんです。
知ってる人が辛そうにしてたら、どうしても放っておけなくて……。
[それはカホとサフラー、どちらも今のショウの姿を見て思った事。]
え……、うん、いや、いいんだ。最近、何か夢見が悪いけど。いや、大した事じゃないよ。
なんかさ、俺、君の赤にとりつかれちゃったみたいだ。あれを見てないと、すっごく不安になってさ。いや、もの作るのってすげえ大変だって思うから、せかしたりしたくないけど。スカーフ、早く出来たら嬉しいな。頼むよ。
-授業初日-
[先生からクラスメートに紹介され、一通り自己紹介。名字は母方のを名乗る]
阿部真梨亜です。よろしくお願いします。
[母方の名字を名乗ると、あまりにもベタなので、本当は言いたくはなかったのだが、本名を名乗るのも何か都合が悪いらしく、学校からも、母方姓を薦められた。
それでも、青い瞳はクラスメートの注目を集めた]
(I don't understand at all!!)
[授業開始5分で真梨亜はギブアップした。
日本語がさっぱり分からない。授業をいくら一生懸命に聞いても何を言っているのか分からない。
途中で諦め、外を眺める。初夏の風が吹いていた]
[休み時間になると、案の定クラスメートが寄ってくる。まずは女の子から。積極的な子が一人、質問係に]
『ねー、NYって、どんなとこ?』
『ハーフなの?』
『生まれはどこ?』
『いま、どこに住んでんの?』
会話程度であれば、聞き取りは大丈夫なので、意味は分かるが、返答が若干たどたどしい。
NYは、東京と変わらない。あんまり。もっと…きたないけど。
ダディが、ユークレイニアン…ウクライナ系の…アメリカン。マミーは日本人よ。
日本生まれで、5歳にNYに。
[質問の応酬にも気にはしない]
住んでるのは、そこのマンション。
[そう言って指をさす。学校からは目と鼻の先]
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