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[それから5(6)秒後、用件を切り出す]
あの、あの……。
連絡先を教えていただきましたよね?もし完成した時になかなか会えないと困りますから連絡先を教えようと思いまして……。
えーと、この番号にかければ大丈夫です。あとメールアドレスですが……。
[完全にこちらから連絡を取る気でいるように見えるかも知れないが、カホはそれに気付かない]
[電話から暫くしての事。]
ショウさん。
[カホの夢の中に出てきた人物が話をしている]
……ショウさん、その……無理にとはいいませんが、出来れば右側に来てくださった方がありがたいです。
私、事故で左の耳が聞こえなくて、左に立たれると話が聞こえなくてわざわざ首を傾けなきゃいけなくて……。
[カホも同様に生まれつき左の聴力がない。それ故の苦労はよくわかる。]
ううん、そうじゃないです……。
[数多くの夢を見てきた中で、何故サフラーの夢をノートに書き記したのか。そして何故それが強く印象に残っているのか。]
サフラーさんの気持ちはすごくよくわかります……何でかって、サフラーさんは……。
[不意にショウとサフラーの会話がまた聞こえてくる]
え、左側に立ってくれれば、ずっと俺の顔を……見ててくれるからって……。
そうですよね。左側にショウさんが立っていれば話は聞きにくいですが、その分ショウさんの顔が見られますから悪くはないですね……。
……そうです。
私は……サフラーさんなんでした。
ショウさんが大好きで大好きでたまらなかった、サフラーさん。
だからだったんですね……夢の中のショウさんに惹かれていたのは。
[カホはこの瞬間、サフラーとして覚醒した]
だけど私には私の人生があります。
ショウさんがいるならば見つけたい気持ちはありますが……今の私はサフラーでは無く秋葉カホです。
[カホが恐れていたのは自分がサフラーになってしまい秋葉カホでは無くなる事だった]
−良かったです。そう言ってくれて。
[目の前にいるのは自分よりも綺麗でかわいい感じのする女性。自分の夢で見たサフラーそのものの。]
サフラーさん、ですか?
−はい、ディ=オシュ=サ=フラ=ワー。そっちの言葉では紅花の意味があって、紅花油は別名サフラー油ともいいますし、地域限定のハンバーガーのお店としてサフラーバーガーなんてのも……。
[このどうでもいい雑学をよく話すのもサフラーであり、そして紛れもなく自分自身だ]
−えーと、何の話でしたっけ……そうそう、初めましてです。カホさん。名前はサーじゃリズムのうんたらで予めこっちは知ってるんですよ。
それはともかくとして。私もカホさんと同じで、カホさんの生きたい道を優先するのを考えてて、私の気持ちを押しきるつもりはありませんでした。
私は生まれ変わってもショウさんと一緒にいたいですよ。だけど、生まれ変わったショウさんが望まなかったり貴方が望まなければそうしろというつもりはありません。
私はあくまでも前世の立場でありますから今の人生にあれこれ口を出したりするのは間違っていまそから。
Mammy?...え?日本に移住?
[父がなくなってから2年、いずれは来ると思っていたが、母から聞いたのは、突然の話だった]
わたしは、ここ(NY)にいたいのにー。
[母は頑として聞かなかった。確かに、最近の母はおかしかった。若干ノイローゼ気味と言えば言えなくもない]
そう…。わかった。
[しばらくの口論の後、真梨亜の方から引いた。このまま放っておくと母にとって、あまりよくないと思い至ったからだった]
[引っ越しの準備は大変だった。女二人の準備はおぼつかない。特に学校を転校する手続きたるや、複雑怪奇。真梨亜にはさっぱりだった。
不幸中の幸いは、カソリック学校である母校に老年の日本人シスターがいて、いろいろと世話を焼いてくれた。
しかし、学期の開始が日本とずれていたり、単位が異なっていたり、申し出が遅かったため、1年遅れての転入の扱いになってしまった。
本来であれば、高校3年を迎える年なのに、また再度高校2年からやり直し。合計で高校生活を4年送ることになるのだが、日本語に慣れるための助走期間と考えれば、無駄でもないかもしれない、そう思った]
[その老年の日本人シスターは、ショーコ・ハマザキと言った。戦後アメリカに移住してきた人である。敬虔な信者であった、父のことも多少知っていた]
『マリア、気をつけてね』
ありがとうございます、シスター。色々とお世話になりました。
[深々とお辞儀をする]
『いえ、向こうに行っても、達者でね』
[老年の女性は、深く刻まれた皺をさらに深くしながらほほえんだ]
では、行ってまいります。
[軽くシスターに手を振って、その場を去った]
『サージャリム様のご加護を…』
[その呟きは真梨亜の耳には届かなかった]
[日本に着いて、しばらく母とホテル住まいを経験し、住まいを探す。母の実家である東京都内に住むことに。
実家には母の両親と母の妹の家族、つまり真梨亜の叔母家族が住んでいるので、一緒には住めない。
市中の不動産屋で実家の近所を探すことに。不動産屋に紹介されたマンションは、いかにも日本的な建物であったが、母が気に入ったので、そこに決めた]
[初夏の風が街を彩る頃、
休学届を学校に出した後、女は一人街を彷徨っていた。
夢の中で出会った少女の名前を唇の動きで紡ぐ。]
……はやく、はやく。
あなたに逢いたい――。
『日本ではね、向かい三件両隣と言って、ご近所さんにはごきちんとご挨拶するものなのよ』
[という母に付き添われ、お隣さんにご挨拶に行く。
向かって右隣が、西村さん。日本語のおぼつかない真梨亜にはちょっと言い辛い名字。仲の良さそうな老夫婦だった。
左隣が斎藤さん。気の良さそうな母親が出た]
『あらま、にゅーよーくから?あらまー遠いところを…。
引っ越しそばですが、あら、懐かしいわね。今時。おほほ。いただきますわー。
うちにもね、お宅の娘さんと同じくらいの子がいるんだけどね、ついこないだ、旅に出る、って、急に学校も休んで出て行っちゃったの。もう、急な話で、わたしも参っちゃったんだけどねー。
もし戻ったら、仲良くしてあげてねー』
[初めての「おばちゃん」に真梨亜も衝撃を受けた]
(こ、これが、噂のオバタリアン…?)
[暫くそうして彷徨った後、尽きかけたお金を取りに家へと戻る]
……今日も、見つけられなかった。
[ぽつり呟いて。
ふと前を見れば、空き家だった隣家に誰か引っ越してきたのか、人影が見えて]
ずっと空き家だったのに……。
この時期に引っ越し…?
[引っ越し後、最初の夜、夢を見た]
『綺麗ね』
[瞳…と言われて、少し赤らんだ]
『…わたしたち、あそこに還るのよ。
今、そう思ったわ。皆、あそこに還るの』
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What?
[起きると、見たことのない部屋]
あ、そっか、引っ越したんだっけ…。
日本かぁ…。
[頭をポリポリと掻いた]
[隣家の話をする母親に適度に相槌を打ちながら、
考えるのは、夢の中の少女の事。]
明日はもう少し遠くまで足を伸ばしてみよかな。
この辺りにはいないみたいだし……。
[ぼそりと呟く。]
……え、なにお母さん。
ごめん、考え事してて話聞いてなかった。
[自分の話を聞いてもらえずに拗ねる母親に、
しれっとそう返して。
明日の予定を簡潔にまとめると、自室へと*戻った*]
−カホさんの生きたいように生きるといいです。
−遠慮しないでくださいね。……カホさんはショウさんにお会いしたいですか?
[サフラーに問われてカホは考える。]
私は……。
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