情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ひとり、には──…
……先に。
待っている、かな、らず──…
………ッ!!
[弱く咳き込む。
もう一度、血を吐く力は残されていない。]
─────…愛している。
俺の、──……。
[言葉はなく、見交わした視線が最後。
そうして、その瞳は永遠に光を*失った*]
睡蓮!睡蓮!睡蓮!…
[何度も、何度も、その名前を叫んだ。転生後も、その言葉を忘れないようにと、祈るかのように]
[30時間後、ゆっくりと動きだし、スイ=レンの身体を引きづりながら、睡眠ルームへ運ぶ。
運びながらも、その瞳からは涙が止まらなかった]
(ついに独りになった…)
[それでも、孤独感はなかった。もうすぐ皆に会えるという期待だけを胸に…]
───
……………
[スイ=レンとキィ=キョウの亡骸の収まるカプセルの間にもたれながら、ローズは何かと口づさみ始めた]
───
……………
[キサナドを口づさみむ]
[それは、長い、長い、キサナドのメドレー。
順不同ではあったが、前編を網羅する長編であった。しかも、それは、何度も何度も繰り返し、繰り返し…。
永遠に終わることのないとさえ思われる叙情詩であった。
やがて、基地内には、植物たちがはびこり、基地内を埋めていく。
それでも、ローズはやめることがない]
[キサナドを歌い続けて3日目、基地内は植物園そのものだった。それでも、ローズは歌い続けていた。
その想いは……
皆が、無事に転生できること。
そして、再会できること]
う…。
[キサナドが途切れた]
ごほっ、ご……
[吐血]
(ようやく、迎えが来てくれた…?)
[思い残すことはなかった]
[不思議な夢を見た]
[夢の中に現れるのは、空の色をした青い髪の少女]
[そして、その少女に寄り添うように。
傍に侍る、私――]
[頬を伝う涙に構う余裕もないほどに。
”私”は彼女を求めていた。
今まで感じていた違和感は、きっとそう。
彼女が、
ここに、
”いない”から――]
─KK=102─
[キア=ラキ=スイ=レンという名の男が、息を引取って何年か後のこと。
──秋葉カホという学生が街を歩く、その時代と時を同じくして>>4:+1、無愛想な青年が一人歩いていた。]
『冬城ーーーーッ!』
[冬城 忍(フユキ シノブ)。
愛想のなさと、どことなく人と距離を置く様子から、友人の数はあまり多くはない。
理系に優秀な成績を誇り、将来は天文工学を目指す学生だ。
…その自室に、青い星のポスターが貼られているなど、ロマンチストとも言える一面を持っているのは、ごく一部の友人にしか知られてはいないことである。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新