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[深く、深く息をつく。
思い返すのは、困惑を含んだ美しい青。>>242
けれども表情は浮かず、再び長い息が零れた。]
……やっぱり、KK=102の物は違いますね。
[サフラーの研究では、この紅花がどこからの起源の物であるかはわかってはいないが、KK=102の物の方が色が綺麗である事はわかっていた。
それをショウに見せられなかったのが、心残りの一つにあった。だからこそ、出来上がるまでに時間がかかったのだ。]
中々この色、出なかったんですよ。
……だって、人にプレゼントする物ですから、いい加減な気持ちでは作りたくなかったんです。
それに、ショウさんに渡す物ですし。
―――どこかの研究所。
おい、なんだよ。ずいぶん可愛い嫁さんもらいやがって。
クマとリスの夫婦、って奴かあ?
目の前の友人がからかってくる。
一言で言って、奇人だ。
外出するとき、帽子を被るようにピエロの面をつけて出歩くような、別格の大ばか者。
……だが、本当に肝心な時には、頼れる。
ギリギリの決断を一緒に渡ることが出来る。そういう男だ。
サ=フラ=ワー、さん、ね。へえ。初めまして!
俺はですねえ…。
(…オマエハ、ヨケイナコトヲイウンジャナイヨ)
何をおっしゃる。いいじゃないですか。
ちょっと挨拶するだけですよ、旦那。
─学校・朝─
[登校すると、クラスの前に珍しい姿があった。
その姿にふと目を細め、声をかける。]
───柳?お前、どうした。
[知らぬ仲ではない。
友を──かつてのランを挟んで、軽い雑談くらいは今までにも交わす仲だ。]
ん?あいつか…。
……寝坊でもしたんじゃないか?
[その彼を探しに来たらしい。
はは、と笑う姿は──夢で見た、あの肖像と同じ姿。
短く沈黙した冬城に、柳は不思議そうに首を傾げた。]
あ、いや。すまない。
…あのさ、柳。突然で悪いんだけど…さ。
柳って、夢はみるか?
[夢?と首を傾げる。
おかしなことを聞いてしまったか、と口を開く前に、
柳は思慮深げに、静かな口を開いた。]
―桐嶋テツヤの自宅―
[テツヤは、自宅で目を覚ました]
…ふう。
何だ、あのピエロの大バカは…。あれがダチ??
……とは言え、あいつ、助けられたな。
ようやくクエストに特上のヒントがきやがった。
…へえ、お前美大を受けるの?
いや、おかしくなんかねぇよ。
お前の絵、いいと思うぜ。俺は好きだな。
素直で、明るくて…なんか、お前っぽいし。
[夢、をストレートに解釈したらしい。
素直に将来の夢を口にした彼に、目を細める。
───彼は、未来を見つめている。]
ふうん、そうか。
……あ?ああ、俺は宇宙工学志望のままだけどさ。
ああ、あいつは月に行きたいって言ってんだろ?
ったく、少しは悩めっての。
[あはは、と明るい笑い声が弾ける。
それじゃあまた、と挨拶をする。
隣の教室へと戻る柳の姿に、前世の話など無用のもの思えた。]
『一人きりにしないでね…。』
[楽園では、友がいなかったのだと言っていた。
キイ=キョウ一人が、友人だったと言っていた。
一人になりたくないと、泣いていた。
寂しさに怯えてすらいるようだった。
───最後に願ったのは、]
(──…彼女が独りで泣かないように。)
───…今は、違うな?
[友人と笑い合う、今の彼女の姿が浮かぶ。
楽しげに笑い合う今の姿に、悲しみの影はない。
本当は同い年なのだと言っていた。
──ならば、願いは既に叶ったのだろう。]
(───… ロ ー ズ ……)
(───…阿部、真梨亜……)
[過去と現在、交じり合う魂がひとつの名を呼ぶ。
ふと、自嘲めいた笑みが口の端に上った。]
──碌に知りもせずに、か?
[かわいい娘だと思う。
綺麗な声だったと思う。
けれども、今。
阿部 真梨亜の、一体何を知っているというのだろう?]
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