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[また笑われたようで、少し恥ずかしい]
スイ=レンにも、そんな頃があったのね…。
[少し反撃してみた。意味はなさそうだが]
そう、そういう人がいたんだ…?
[楽園にいた年配のリアンにあまりいい印象はなかった。
皆、平等を装って、優秀なキチェスにばかり向き、ローズのようなキチェスには、あまり見向きをしない]
お前。
俺が最初からでかかったとでも思っているのか?
────むくれるな。
[ニヤと笑って、ローズの頬をつつく。
だが、彼女の顔が翳るのに気がついて、空色の瞳を覗き込んだ。]
……?どうした。
嫌なことでも、思い出させたか…?
[表情を隠して笑うローズの姿に、目を細める。
そうして甘やかすように、ぽん。と、彼女の額をつついた。
そうして、ベッドの上へと視線を向ける。]
──ナギ。大丈夫か……?
[声をかけ、容態を確認する。
安定している様子を見ればひとつ頷き、そうして端末へと向かった。]
───接続。
メイン・コンピュータ。
認証── KX-T-073 キア=ラキ=スイ=レン。
データ、KK=102禁止事項ファイルレベル…、…。
──キィ・ワード。”コバ=ノ=ラン=タナ”
[ナギのキィ・ワードを認証する。]
[続けて、キィ=キョウのキィ・ワードを入力する]
Jesu, meiner Seelen Wonne(主よ、人の望みの喜びよ)
[キィ=キョウのキ・ワードを認証する]
……、認証。”ツキノムコウヘカエリタイ”
[──かつて、幼い日々。ショウと眺めた月。
あの頃から、ずっと心の片隅にあったのだ。
月の彼方へ、向こうへと行けたなら良いことがある気が、
───誰かが、待っているような、そんな気がして。]
[ ──空色の幻影── ]
[最後のキィ・ワードを認証する。
程なくして、画面上に"TOP SECRET"と題されたファイルが展開した。]
『──KK=102に関する資料。KK-102は核に母星系では極めて稀なDyを豊富に有し──但し、これにより重力磁場が──大気の状態は──宇宙線の量に注意が必要であり──生命に対する影響が──非常に有望な資源は、エネルギーとしても実に──KK-102の原住民が気付いた場合、KK=102の発展が──その前に───原住民の健康に影響はない。但し現在、母星系人体への安全性は確立されていないために、KK-102への降下は絶対禁止事項と定め──…エネルギー資源管理、及び独占の観点からこのファイルをTOP SECRETと規定──』
[スイ=レンのキィ・ワードをみつめた。月の向こう…。まさに自分たちがこれから向かう…いや、向かわざるを得ない、そこではないか…]
な……。
なんだ、これは。
[その内容に、一瞬呆気にとられる。
あまりに自分勝手で、都合の良い内容に──]
──は。はは、は……ははっ。
[笑い声が零れた。]
Dyって…?なに?
[説明の半分くらいしか理解してない。つまりは、ある資源の独占を防ぐためと…?
たしかに、スイ=レンが呆れるのも分かる。
しかも、人体になんらかの影響があることを予測していたとは…つまり自分達は実験体だったということなのか?]
馬鹿な──ばかな、やつらだ。
こんなことのために、俺たちを送り…監視させ…
挙句に争って、滅んだだと?
[先遣隊は、無事に帰還した。
彼らの発病は、謂わばイレギュラーであろう。
とはいえ、現状では──あまりに、過酷な現実である。
KK=102の生命体にとって害がないことなど、今は慰めにもならなかった。]
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