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[閉めた扉の前で天を見上げる。
――生まれかわっても、俺の側にいると>>35
転生。
ナギはサージャリムを信仰してはいる。だが転生についてそう信じてはいなかった。
だがローズの予言を信じる事は出来る。…ショウを見ると尚更、信じたいと思った。]
――もし、本当に生まれ変わる事が出来るなら、その時は――
[声にならない思いを押し殺した。]
[部屋に戻ると、シャワーに入る。一人になると、どっと寂しさが増す。枯れたはずの涙がまた流れ出す]
サージャリム様…。
[シャワーで涙を流す。流しても流してもしばらくはとまりそうになかった…]
─医務室・回想─
………。
[泣き疲れて、半ば意識を失うように眠ってしまったローズを腕に抱き、ふと目を上げる。
見つめた視線の先、眠るようなキィ=キョウの姿があった。]
(──たいせつな)
(わたしの、たいせつな──)
……、ああ。大丈夫だ。
[死者へと語りかける。
テレパスの能力はない。
──ましてや、死者との会話などあり得ない。
だから、これはただの一人語りだ。
眠るローズを起こさないように、静かにキィ=キョウへと語りかける。]
俺の命がある限りは──
[或いは、明日発症するのかも知れなくとも]
──…ひとりには、しない。
[キィ=キョウが、恐らくは案じ続けた彼女を。
白い頬に濡れて残る、涙の跡が痛々しい。]
ああ。起きたか、…いや。
[暫くして目覚めた彼女の、謝罪の言葉に首を振る。>>18
キィ=キョウの遺体を清めて、睡眠カプセルに眠らせなくてはならない。>>19
そう告げると、ローズは青い顔でもしっかりと頷いた。
やがて医務室を出て、遺体安置所と化した一室へと向かう。
薄暗い中、ショウが蹲るようにして一つの棺の傍らに添っていた。]
……………。
[言葉はない。>>23
案ずるように向かった視線は2つ、だがショウが気付いた風もない。
沈うつな溜息を押し殺し、部屋を後にした。]
ローズ…、大丈夫か?
[大丈夫、と小さな声が返る。
だが、どう見ても今にも倒れそうな有様だ。
味のしない食事をどうにか済ませる。
やがて2人の足は、自然とKK=102を見ることの出来るコントロール・ルームの大きな窓の傍に向いていた。]
皆……あの星に、いるのか。
あいつらも、───…。
[そして、近い将来自分たちも。
信じるように、自らに言い聞かせるように呟く彼女の言葉を、噛み締める。>>21
ひとり、ひとりと死にゆく自分たちにとって
──それは、悲しくとも、確かにひとつの慰めでもあったのだ。
ローズの髪が、KK=102の光を受けて一層青く輝く。
彼女の両肩を後ろから支えるように、そっと手で抱く。
そうして、暫く黙ってKK=102の青い姿を見つめていた。]
[シャワーのノブをきゅっと締める。疲労感でいっぱいだった]
(疲れた…)
[それでも、なんとか自室に戻りソファにたどり着く]
ふぅ…。
[タオルを頭からかぶった状態で一息つく。疲労感はあったが、眠気はなかった。かえって目がさえていたくらいだ]
……ああ。少し、休むといい。
[そう言って、ローズを送り出したのは先ほどのこと。>>38
けれどその表情を見れば、安らかに眠れなどしないのだろうと容易に知れた。]
─→現在─
─コントロール・ルーム─
[そして。
KK=102を眺めながら、その青い光を見つめながら一人佇む。
ローズのキサナドによって、いくつかシステムに障害が出ている。
致命的なものではなくとも、メンテナンスと除草の必要はあるだろう。
──だが、今となってはそれも空しかった。]
『安らぎを感じた…』
[スイ=レンの言葉が心の中で響いた。
あれは、本当のことだったのか…それとも、あの状況だったから出た言葉だったのか…。
切ない思いが心の中に広がった]
───…クソッ…。
[青い星を見ていると、それと同じ色の面影が脳裏を過ぎる。
一人立っていられないのは──どっちだ。
自らに微かな苛立ちを感じて、ひとつ息をつく。
そうして、乱暴な足取りで踵を返した。]
───…、いるか?
[迷い、辿りついたのはひとつのドアの前。
ローズの部屋だ。
小さなコールを鳴らす。
眠りについていれば、恐らくは気付くまい。
そうして、ドアの外で少しの間待った。]
[部屋のフォーンが鳴る]
(誰かしら)
[部屋に直接やって来るのは、以前もキィ=キョウ以外にはいなかった]
はい。どなたです?
[不用心にそのままハッチを開ける。今更用心する必要もないのだが…。
開くと、スイ=レンの姿が。スイ=レンはどんな顔をするだろうか?
湯上がりの何も身につけていないローズをみて]
な………っ……!
[ドアをあけたローズの姿に、思わず絶句する。
言葉を失い、このような時に耳が赤くなった。]
───、──…。
[口を開き、また閉じる。]
いや…、どうというわけでも、なかったんだが。
[視線を逸らした。]
どうなさいましたの?
[驚く声を発するスイ=レンに問う]
どういうわけでも…?
[目を逸らす動作に、しばらく固まって]
あ…。
ご、ごめんなさい。ちょっとお待ちになってて…。
[そう言って、ハッチを閉め、急いで服を着込んだ。再度入り口に戻り]
お待たせいたしました。
[スイ=レンの表情は、多分、今まで初めて見た表情であっただろうことに、ようやくローズも気がついた]
どうぞ、お入りになって。
[植物に囲まれた自室へと導く]
あ、ああ……。
[閉まったハッチの前で、咳払いをする。
軽く動揺した己に苦笑して、思わず額を押さえたところで再び開いた。]
あ…、すまない。
休むところだったんじゃないのか。
[そう言って、どこか視線を合わせないまま、ローズの部屋へ踏み入る。]
いえ、ごめんなさい、はしたない格好で…。
入浴はしていたのですが、眠れなくって。
今、お茶お入れしますわね…。
[お湯をポットに入れながら]
さっきは、ありがとうございます。お陰で落ち着きました。
キィ=キョウも、思い残すことはなかったと思いますわ。
[自分に言い聞かせるように言う]
どうぞ。
[お茶を二人分置いて]
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