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[医務室のインターフォンを鳴らし、入室する]
キィ=キョウ、シュミレーションの結果が出たわ。
あなたの予想通りよ…。
[大量の資料を見せる]
…………。
[女は集中しすぎて、来客に気づかない。
目の前に、資料を置かれ。
ようやく、顔を上げて――]
…………ローズ。
[資料が示すものは、自分の解析結果とほぼ同じで。
さほど驚きもせずに、それらに目を通して行く]
こちらでも、先程同じ結論に至ったわ。
[キーボードをカタカタと叩いて]
これを、見て。
[PCに映る、拡大されたウィルス群。
それらが突然変異を起こす様を見せて]
この。ウィルスが……ス=ティンたちを……。
[振り返ったキィ=キョウを見て、思わず涙がこぼれた]
こんな時に、誰の役にも立たないなんて…。
どうして、キチェスなんかに生まれてきたんだろう…。
[やがて大量の涙になり、キィ=キョウの膝元に崩れる
この基地に来て初めて流した涙かも知れない。
ずっと我慢してきたのが、最後に行き止まりに到達した感覚だった]
なんのために此処に来たのか、もうわかんなくなっちゃった。
何故、わたしは、キチェスなの?
何もできないのに…。
キチェスでも、
キチェスじゃなくても。
私は、貴女と云う存在がいるから、
未だ、自分を保っていられるの……。
[大粒の涙をこぼす目元に唇を寄せて、拭い]
貴女が好き――
ずっとずっと、すき、よ。
キィ=キョウ…。
[キィ=キョウをしっかと抱きしめた]
キィ=キョウは、逝っちゃいや、絶対、逝っちゃいやー。
[駄々っ子がするように、いやいやをしながら]
キチェスだからって、何かをしなくちゃいけないの……?
[ゆっくり髪を撫でながら]
私は……なにもしてくれなくてもいい。
悪戯好きで、奔放で。
でも本当は傷つきやすい繊細な、
――…人間のあなたが、すき。
[夢…。夢なの…?
夢というより、何かに導かれたかのような感覚…]
『ここは?』
[成層圏を突き抜け、やがて雲の中に突入し、大気を感じる…]
『KK-102?』
[苦労しながらベッドへと彼女を運んで、シーツを掛ける。
ローズの寝言が聞えれば]
ここに、いるわ――
[そっと手を取って。その手を頬に充てる]
「ローズ、あなたたちは、ここの大気になるのよ…」
[誰かの声が響いた]
『だ、誰?』
[大気に広がる声の主…それは…]
『サージャリム様?』
[落ちていく。
…というより、降下していく。自らに]
『ここは…?』
[ある街のビジョン。リアルな。ローズ達の世界よりずっとずっと遅れた文明の街]
[駆けていく視角。流れていく風。
やがて二人の男女が囁きあっているのが見える。
サ=フラ=ワー…ショウ…。
全然違う顔つきなのだが、この二人だと分かる。
やはりここでも睦まじい時間を過ごしている]
[「階段からころんで、失神しちゃってたのよ。大丈夫?」
と、声をかけてくる]
『そっか…』
[てへっと、頭をかいた]
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