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[それらしい事を言ってはみたが、詰まる所突然の事態に判断が出来ないとか、KK=102に降りるのが怖いとか、ナギの反論はそこに根付いていた。]
はっ。
何も、すぐに降りようというわけじゃない。
調査の機材も技術もここには揃っている。
そのための基地なんだからな。
──けどな。
このまま、ここで暮らせるか?
母星に帰還も出来ずに、この狭い基地で?
[そうして、にやりと笑みを浮かべた。]
…生き抜けるさ。
それだけの技術力が、ここにはある。違うか?
[――生き抜ける?>>74 確かにこの人ならそうかもしれない。だけど…]
…確かにここに居ても数年程度の物資しかないですね。
調査して、安全なのが分かればそれでもいいのかもしれない…ですが…。
母星が…消滅したのが事実だったとして、誰か逃れていないとも限らない。
何らかの手段がないとも限りません…。
…事は重大です。ここにいる全員の意見を聞かないといけないです…ね…。
[こんな時兄ならどうしたろう。逆境に強い兄の事、きっと堂々と構えているに違いない。]
…どうしてここにいるのが兄さんじゃなくて俺なんだろ…
[スイ=レンから目を逸らして小声で呟いた。]
キア、待て。
お前とは付き合い長いからお前ならそう言うだろことも想定の範囲内だ。
気持ちはわかる。
だがな。
技術力は技術を如何なく発揮できるフィールドがあってのことだ。
皆に呼ばれて走り回ってたお前に聞くよ。
お前の今のその意見で、皆を納得させることができると思うか?
まだ俺達には判断材料が少なすぎる。
ッチ、ああ…。分かった、分かった。
急ぎすぎたことは認める。
[ナギの言葉に、ひらと両手を上げる。
だが、瞳の光は消えることなく]
頼むぜ、リーダー。
どうにかしなけりゃ、俺たちは辺境の地で干からびて死ぬだけだ。
…母星の馬鹿どものツケを、俺たちが払うこともないだろう?
[視線を合わせるように、エメラルドグリーンの瞳を見つめる。
だが、ナギの漏らした最後の言葉に一度瞬き、>>76]
兄さん…さっきも、そう言っていたな。
──あんた。
コ=バノ=ラン=タナの弟か。
…ふん。
[そうして、傍らからかけられる言葉。>>77
冷静な言葉を、鼻で笑ってみせる。]
当然、調査は行うさ。
けどな。
俺たちの技術力をもってすれば、KK=102に移住することも、原住民を制することも可能だ。
───それだけの設備が、ここにはある。
ならばシ=オン。協力しろよ。
さっさと降下前の調査を済ませちまおうぜ。
[シ=オンの加勢もあってか>>77スイ=レンが一旦引き>>78]
そうですよね…すこし…話し合わないと。
[ほっとした所に>>79]
え、…兄をご存知なのですか?
話し合い…と、調査か。
降下するにしても、ポイントの設定も必要だしな。
任せるよ、リーダー。
[降下を思い止まる気は、まるでない風で返し>>81 ]
……ふうん、ビンゴか。
元々、あいつがリーダーだって話だったからな。
……。
[無言のまま、のそりと通信室に姿を表し…、壁によりかかったまま床に座り込んで、議論するナギやスイ=レンたちを睨みつけている]
大学の同級だ。
ご存知というかな……。
[明るく社交的な性格のランは、スイ=レンに怯むことなく絡んでくる、数少ない人間の一人だった。
明るく軽妙な彼は、スイ=レンのぶっきら棒な物言いもものともせず、結局のところは随分と友人付きあいをしたものである。]
───腐れ縁だな。
[その割には、酷い言い草ではあった]
[もしも。もしもいい結果が出たら。
その時は全員で、KK=102に降りてみるのも悪くないのかもしれない。
…もしも最良の結果が出たのなら。
スイ=レンの気力>>82にその言葉を胸の内にそっとしまい]
そうです。前責任者コ=バノ=ラン=タナ…ランは僕の兄です。事情があって…交代しました…。
───…。
[何か思い巡らせる様子のナギを黙って見遣り、ちらと壁際のショウへと視線を走らせる。>>83]
…どうせ、いつもの気紛れじゃないのか?
あいつはいつも……。
[と言いかけ、脳裏に浮かんだ黒い宇宙の映像に口を閉ざす。
短く溜息をついた。]
───で。
鉱物学者の見解は?
お前、探査機も飛ばしていただろう。
[鋭い視線で此方を見ているショウへと、首を巡らせる。]
…あああああ キア=ラキ=スイ=レンさん…レンさん!
知ってます。時々兄から名前を聞かされ…そうなんですか…そうなんですか…!
[社交的な兄は常に陽の当たる場所にいたが、特定の友人はあまり作らなかった。浅く広く、の典型的なタイプだった。
その中で兄の口から繰り返し聞いた名前『レン』]
こんな所で兄の友人に会えるなんて…
あ、兄がお世話になってます…
[と、自然に進行形の口調になる。]
[レンの>>87でようやく壁際にいるショウに気がつき]
ああ、ショウさん、今KK=102に降りるという提案が出ていて、ショウさんはどう思われ…
…
[その中で兄の口から繰り返し聞いた名前の一つが『レン』もう一つが『ショウ』。]
…ショウ…ひょっとして…ショウ…さん…?
─…は?
あ、ああ…。
世話になって──…?
[唐突に繰り広げられる日常。
喪われたはずの日常が、唐突に顔を覗かせる。
少しの間、意表を突かれたようにナギを見返し──>>88
やがて、小さく笑った。
小刻みに肩が揺れる。]
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